高校生の英語構文の覚え方|読んだ回数より「何も見ずに答える」暗記手順

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英語構文を何度も読んだり音読したりしているのに、数日後には忘れ、テストや長文で使えないと感じていませんか。
覚えられない原因は、暗記力そのものよりも、「読んで終わる」「覚えたか確認しない」といった手順にあるケースが多くあります。
大切なのは、読んだ回数ではなく、構文を隠し、何も見ずに意味や形を答えられるか確かめることです。
この記事では、構文を定着させる5段階の暗記手順、確認テストの方法、次へ進んでよい判断基準、英文法と並行して学ぶ考え方を解説します。
なぜ「見ればわかる」だけでは覚えたことにならないのかを確認していきましょう。
記事のポイント
- 何度も読むより隠して答える暗記法
- 英文の形と意味をセットで覚えるコツ
- 定着度がわかる4つのセルフチェック
- 英文法と構文をバランスよく進める方法
英語構文が覚えられない高校生と読んだ回数の落とし穴

構文集を眺めるだけの勉強が、なぜ点数につながらないのか。
まずはその原因から確認します。
- 読んだ回数と定着率は比例しない
- 回数主義の音読は空回りしやすい
- 原因は暗記力ではなく手順の欠如
「見ればわかる」と「何も見ずに答えられる」は違う
例文を読んで「なるほど、わかった」と感じる瞬間があります。
ただ、この理解した感覚と、実際に自分の力で構文を再現できる状態は、まったく別のものです。
指導現場では、この違いに気づかないまま学習を終える生徒が多く見られます。
見ればわかる状態と、何も見ずに答えられる状態を比較すると、次のような違いがあります。
| 比較軸 | 繰り返し読む学習 | 隠して思い出す学習 |
|---|---|---|
| 行うこと | テキストを何度も眺める、回数重視の音読 | 日本語を隠し、自力で構文と英文を思い出す |
| 学習中の感覚 | 負荷が低く「わかった気」になりやすい | 負荷は高いが記憶に残りやすい |
| 弱点の見つけやすさ | どこが曖昧かに気づきにくい | 答えられない箇所がその場でわかる |
| 実験における1週間後の文章再生率(※散文実験データ) | 約40% | 約61% |
この数値は、Roediger & Karpicke(2006年)の実験で、大学生が約250語の散文を学習したときの結果であり、英語構文の暗記効果を直接測定したものではありません。
単に繰り返し読むだけでなく「思い出す練習」を挟むほうが、時間を置いた記憶保持に有利であるという知見は、構文学習の進め方としても十分参考になります。
何回音読しても残らない原因は確認不足にある
「毎日30回音読する」というように、回数を目標にしてしまう生徒がいます。
音読自体は悪い学習法ではありません。
回数だけを追いかけると、和訳や構造を頭の中で確認する作業が抜け落ちてしまいます。
口が英文に慣れるだけで終わり、構文の意味や形を自分で説明できないまま次の例文に進んでしまうのです。
指導現場でよく見られる失敗は、次の3つです。
- 眺めるだけ、色分けノート作り:きれいに整理して満足するが、実力には反映されない
- 音読回数至上主義:回数を目標にして、意味を思い出す作業を省略してしまう
- 一発合格による早期切り上げ:1度正解しただけで、その例文の復習をやめてしまう
いずれも「勉強した実感」は得られますが、テストや長文で構文を見抜く力にはつながりにくい進め方です。

覚えられないのは暗記力より手順の問題が多い
学習塾で長年、中学生・高校生の英語指導を担当してきた中で感じているのは、英語構文を覚えられない生徒の多くについて、暗記力そのものに問題があるわけではないということです。
隠して答える、確認する。
こうした具体的な手順を知らないまま、読む・音読するという勉強だけを続けているケースが目立つとのことです。
「自分には暗記の才能がない」と感じている高校生もいますが、原因が手順にあるなら、変えるべきは覚え方そのものです。
長年の指導経験からたどり着いた「隠して答える」「確認する」という勉強法をもとに、ご家庭でもそのまま実践できる5段階の暗記手順にまとめました。
英語構文とは何をどこまで覚えるものか

暗記手順に入る前に、構文として覚えるべき対象をはっきりさせておきます。
- 意味と英文の形をセットで覚える
- 日本語訳の丸暗記だけでは不十分
- 初見の長文で気づけて実用段階
構文は意味と英文の形をセットで覚える
英語構文は、単語の意味を覚えるのとは性質が異なります。
日本語訳だけでなく、主語・述語を中心とした英文の型そのものを覚える必要があります。
例えば「It is 〜 that …」の強調構文であれば、「〜を強調する」という意味と、その並び方をセットで覚えて初めて、実際の英文の中で使える知識になります。
意味だけを覚えて満足してしまうと、テストで似た構文が出たときに区別できなくなります。

例文の日本語訳だけを覚えても不十分
構文集の例文を、日本語訳とセットで丸ごと覚える生徒がいます。
この方法にも一定の効果はありますが、日本語訳を覚えているだけでは、初めて見る英文の中で同じ構文を見抜く力にはつながりにくいというのが指導現場の実感です。
必要なのは、日本語訳から英文の骨組みを再現できるかどうかです。
日本語を見て構文の形が思い浮かばない場合は、意味は理解していても、まだ使える状態までは覚えていないと捉えたほうが安全です。

長文の中で同じ構文に気づければ実用段階
構文学習のゴールは、構文集の中だけで正解することではありません。
構文集を読んでも忘れてしまう、という悩みの奥には、勉強しても長文で使える気がしないという不安が隠れています。
例文とは違う語順や単語で登場した構文に気づけて初めて、実用段階に入ったといえます。
そのためには、暗記した例文の骨組みを抽象化し、別の英文にも当てはめられる状態まで仕上げる必要があります。
これは次章の手順4・5と深く関わってきます。
高校生の英語構文を定着させる5段階の暗記手順

ここからは、藤堂氏の現場知見をもとに本記事が家庭学習用に体系化した暗記手順を、5つの段階に分けて説明します。
学習の途中で迷ったときは、次の5ステップの順番へ戻って実践してください。
【家庭でできる英語構文の5段階暗記手順】
- 意味と形を確認する(文構造の把握)
- 意味のまとまりで声に出して読む(構造の意識化)
- 日本語や構文部分を隠して答える(弱点の可視化)
- 何も見ずに意味と形を再現する(定着の確認)
- 間違えた構文だけを覚え直す(復習の効率化)
手順1は構文の意味と英文の形を確認する
最初の段階では、まだ暗記に入りません。
- 最初の段階では暗記しない
- まずは暗記に入らず、準備段階として進めます。
- 日本語訳と文の役割を確認する
- 例文の日本語訳を読み、各言葉がどのような役割を持っているか把握します。
- 文構造は大まかにつかめばOK
- SVOCなどの細かい文法用語にこだわりすぎず、主語や動詞がどこにあるかを大まかにつかみます。
- わからない箇所は最初に解消する
- 意味や構造が曖昧なまま進むと後の手順に響くため、この段階で疑問点をなくしておきます。

手順2は例文を区切って声に出して読む
意味を確認したら、例文を意味のまとまりごとに区切って音読します。
- 意味のまとまりで区切って音読する
- 「主語のかたまり」「動詞のかたまり」など、区切りを意識して声に出します。
- 音読は「つながり」の確認として使う
- この段階の音読は暗記目的ではなく、意味と英文の結びつきを確かめる作業です。
- 回数よりも「意味の確認」を重視する
- 「〇回読む」と機械的にこなすのではなく、区切った意味を理解しながら読めているかを基準にします。

手順3は日本語や構文部分を隠して答える
ここで、見る学習から思い出す学習へと切り替わります。
- 「見る学習」から「思い出す学習」へ切り替える
- テキストを眺めるのをやめ、自力で記憶から引き出す作業へ移行します。
- 手やノートで隠してテストする
- 日本語訳や構文部分を隠し、意味や英文の形を自力で再現できるか試します。
- 答えられなくてもOK(弱点の可視化が目的)
- この段階は「どこを覚えていないか」を洗い出すための確認作業です。
- 隠すことで「覚えたつもり」を防ぐ
- 隠さずにただ読み続けるだけでは、自分の曖昧な部分に気づけないまま進んでしまいます。

手順4は何も見ずに意味と形を再現する
手順3で感覚をつかんだら、日本語訳も英文も見ない状態で、白紙に書く、あるいは口頭で言えるか試してみましょう。
この手順が、構文が定着したかどうかを判断する核心部分です。
「なんとなく言えそう」という感覚ではなく、実際に声に出す、書き出すところまで行って初めて、定着したかどうかを確認できます。
答えられなかった場合は、手順1に戻って確認し直し、再度この手順を試してください。

手順5は間違えた構文だけ覚え直す
手順4で答えられなかった構文だけに印をつけ、その構文だけを繰り返し復習します。
- 答えられなかった構文にだけ印をつける
- テストで間違えた箇所を可視化し、復習対象を明確にします。
- 一度できた構文は毎回反復しない
- 正解した問題まで全て繰り返すと、時間がかかり効率が落ちてしまいます。
- 時間を空けて「間違えた問題だけ」解き直す
- 全範囲をやり直すのではなく、印がついた弱点だけに絞って再テストを行います。
- 復習対象を絞り込むのが最後の仕上げ
- 効率よく弱点だけを狙い撃ちして覚え直すことが、定着率を高めるカギです。
英語構文の覚え方を基本例文で実演する

手順だけではイメージしにくい部分もあるため、一つの基本構文を使って実際の進め方を再現します。
- 一つの例文で手順を最後まで再現
- 見る場所と隠す場所を事前に決定
- 別の英文でも同じ形を探して応用
一つの基本構文で意味と形を確認する
例えば「so 〜 that …」(とても〜なので…だ)という基本構文を例に考えます。
例文:
He was so tired that he could not walk any further.
日本語訳:彼はとても疲れていたので、それ以上歩けなかった。
まず、この英文のどこが「so 〜 that」にあたる部分かを確認します。
一覧で多数の構文を並べるのではなく、一つの例文で最後まで手順を再現することが、実際の勉強のイメージにつながります。

見る場所・隠す場所・答える内容を決める
家庭学習では、どこを見て、どこを隠し、何を答えるかを事前に決めておくと迷いません。
| 項目 | 内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 見る場所 | 日本語訳「彼はとても疲れていたので、それ以上歩けなかった」 | 意味を正しく理解できているか |
| 隠す場所 | 英文全体「He was so tired that he could not walk any further.」 | 見ずに答える対象にする |
| 答える内容 | 「so tired that」の並びと、前後の文構造 | 形を正確に再現できているか |
この3項目を決めてから取り組むと、なんとなく眺める勉強にならず、確認テストとして機能します。
答えられない箇所だけ印をつける
日本語訳を見て、英文を思い出せなかった場合は、その構文に印をつけます。
「so」と「that」の位置は言えたが、間の形容詞を間違えた、というように、どこでつまずいたかまで具体的に把握しておくと、次の覚え直しがスムーズになります。
漏れなく印をつけることが、手順5で復習対象を絞り込むための土台になります。

別の英文でも同じ構文を見つける
「so 〜 that」を覚えたら、別の例文や過去の長文の中から、同じ構文を探してみます。
例えば「The problem was so difficult that no one could solve it.」のように、単語が変わっても構文の骨組みは同じだと気づけるかどうかを確認します。
一つの例文だけで満足せず、別の英文でも見抜けるかを試すことで、構文集の中だけで完結する暗記から、長文で使える知識へとつながっていきます。
構文集では答えられるのに長文になると見つけられない場合は、覚えた構文を長文の中で見抜く読み方もあわせて確認すると、暗記した知識を読解で使う練習へ進めます。
確認テストで覚えたつもりを防ぐ方法

覚えたつもりのまま学習を終えないために、確認テストという工程を挟みます。
- 手持ちの教材でセルフテストを実施
- 不正解時はもう一度隠して答える
- 曖昧な箇所をその日のうちに特定
指導現場では確認テストで定着を判断していた
私が指導する現場では、構文集を読んだ回数や音読した回数ではなく、「確認テストを行い、何も見ずに答えられるかどうか」を定着の基準にしています。
読んで理解できることと、テストで答えられることは別だという前提に立ち、学習の最後に必ず自分自身を試す機会を設けていたとのことです。
この考え方は、手順4・5で紹介したセルフテストと同じ性質のものです。

確認テストは見る・隠す・答えるを決める
確認テストといっても、特別な教材は必要ありません。
- 特別な教材は不要
- 手持ちの構文集や、学校で使っている教材の例文をそのまま活用できます。
- 基本の3ステップで実践する
- 見る: 日本語訳を確認する
- 隠す: 英文を隠す
- 答える: 口頭または筆記で自力で再生する
- その日の学習範囲に絞って行う
- 一度に詰め込まず範囲を絞ることで、答えられなかった弱点を正確に把握できます。

正解を読んだだけで終わらせない
確認テストで答えられなかったとき、正解の英文を読んで「あ、これか」と納得するだけで終わらせてしまう生徒がいます。
このまま次の例文に進むと、同じ構文で再び答えられない状態が続きます。
正解を確認したら、もう一度日本語訳だけを見て、隠した状態で再度答えてみる。
この一往復を挟むかどうかで、定着の度合いが変わります。

その日の学習を曖昧なまま終わらせない
私の指導現場では、学習内容を確認しないまま終わらせず、その日に扱った構文について「自分の力で答えられる状態になっているか」を必ず確認してから学習を締めくくっています。
これは「覚えるまで長時間拘束する」という指導ではありません。
その日どこまで答えられて、どこが答えられなかったかを、本人が把握してから終える、という考え方として参考にしてください。
本記事からの提案として、その日にやった構文を1つ選び、隠して答えられるかだけを確認してから学習を終える習慣をつけると、翌日以降の復習対象がはっきりします。
次の構文へ進んでよい状態を判断する

一つの構文にどこまで時間をかけ、いつ次に進んでよいかを判断する基準を整理します。
- 日本語から英文の形を再現できる
- 間違えた構文を自分で特定できる
- セルフチェックで定着度を確認
例文を見ずに構文の意味を説明できる
まず、英文部分をすべて隠した状態で、日本語訳だけを見て、その構文が持つ意味や役割を自分の言葉で説明できるかを確認します。
「なんとなくこういう意味」ではなく、誰かに説明できるレベルで言葉にできるかどうかが基準です。

日本語から構文の形を再現できる
次に、日本語訳をきっかけに、主語や述語を意識した英文の形を、白紙に書く、あるいは口頭で発話できるかを確認します。
意味は言えても、形が再現できない場合は、まだ次の構文へ進む段階ではありません。

別の英文でも覚えた構文に気づける
学んだ構文が、例文とは違う単語や場面で使われていても気づけるかを確認します。
構文集の中でしか正解できない状態は、長文で使える知識にはまだ届きにくいでしょう。

答えられない構文だけを選び直せる
最後に、確認テストで間違えた構文を、自分で漏れなく選び出せているかを確認します。
手元の構文集で次のページに進む前に、以下の項目を目安として確認してみましょう。
【次の構文へ進む前の定着度チェックリスト】
- □ 意味の再生:日本語訳を見て、構文のニュアンスや役割を自分の言葉で説明できるか
- □ 構造の再現:日本語訳から、英文の形を何も見ずに正確に書ける(または発話できる)か
- □ エラーの特定:セルフテストで答えられなかった構文に「印」をつけられているか
- □(発展)文法との紐付け:学習済みの文法が例文の中でどう機能しているか説明できるか
まずセルフチェックしたいのは「意味を説明できるか」「形を再現できるか」「間違えた構文を特定できるか」の3点です。
例文に学習済みの文法事項が含まれている場合は、その働きまで説明できるとさらに理解が深まります。
どの英語構文から覚えるか決める基準

覚える構文の優先順位に迷う場合の考え方を整理します。
- 学校の授業やテスト範囲を優先
- 手元の教科書や副教材を活用する
- 弱点となる構文を優先して復習
学校の授業と定期テスト範囲を優先する
新しい構文集を用意する前に、まずは学校の授業や定期テストで扱われている構文を優先してください。
目の前の授業やテストで問われる範囲を後回しにしたまま、別の教材に手を広げても、評価にはつながりにくくなります。

使用中の教材にある基本構文から始める
すでに配布されている教科書や副教材に載っている基本構文があれば、そこから着手するのが効率的です。
新しい参考書を購入することを前提にせず、手元の教材を隠して答える練習に使うだけでも、5段階の手順は実践できます。

間違えた構文と気づけなかった構文を残す
確認テストで答えられなかった構文、長文の中で気づけなかった構文は、優先して復習リストに残します。
すでに何も見ずに答えられる構文まで毎回さらう必要はありません。
弱点を基準に優先順位を決めることで、限られた学習時間を効率的に使えます。

重要構文一覧やPDFは確認用として使う
「英語 構文 一覧 PDF」のような重要構文一覧を探している高校生も多くいます。
一覧は、抜け漏れがないかを確認する用途としては役立ちますが、一覧を眺めるだけでは、手順4で求められる「何も見ずに答える」段階には届きにくいでしょう。
一覧はチェックリストとして使い、実際の暗記作業は本記事の5段階の手順で行うという役割分担で活用してください。
英文法と英語構文はどちらから始めるべきか

「英文法を終えてから構文に進むべきか」という迷いに対する考え方を整理します。▶文部科学省「学習指導要領」
- 文法と構文は基本的に並行学習
- 例文の中で学んだ文法を確認する
- 基礎用語が曖昧な場合は文法へ戻る
単語・英文法・英文解釈・長文まで含めた大学受験英語全体における構文学習の順番を知りたい場合は、全体の勉強法を確認してから本記事の暗記手順へ戻ると、現在の学習位置を判断しやすくなります。
英文法と構文は基本的に並行して進める
藤堂直樹氏の指導では、英文法をすべて終えてから構文学習に進むのではなく、基本的には英文法と構文を並行して学習させていたといいます。
「文法が完璧になるまで構文集を開かない」という一律の順番にこだわる必要はありません。
学んだ文法事項を、構文や例文の中で確認しながら進めるという考え方です。

学んだ英文法を構文の例文で確認する
関係代名詞や仮定法といった文法事項を学んだら、その文法が使われている構文の例文で、実際にどう機能しているかを確認します。
知識として覚えた文法用語と、実際の英文に触れる経験を結びつけることで、長文の中でも文法事項に気づきやすくなります。
これは、前章の判断基準にある「文法との紐付け」にも直結する視点です。
構文と並行して、英文法の理解・音読・復習を進める具体的な手順も確認しておくと、例文の中で文法がどう働いているかを捉えやすくなります。

文法用語がわからない場合は基礎へ戻る
SVOCなど基本的な文法用語の意味そのものが理解できていない場合は、構文の丸暗記を急ぐ前に、英文法の基礎に戻ることをおすすめします。
文の構造を説明した日本語を読んでも言葉の意味自体がわからない状態では、本記事の手順を進めても定着しにくいためです。
SVOCや文法用語の説明を読んでも理解できない場合は、構文暗記を続ける前に、英文法が頭に入らない原因と立て直し方を確認して基礎を整理してください。
【Q&A】英語構文に関するよくある質問

英語構文の勉強を進める中で、多くの高校生が抱きやすい悩みや周辺の疑問にお答えします。
暗記の考え方や参考書の活用法など、疑問をすっきり解消して今日からの学習に活かしましょう。
Q.英語構文はすべて丸暗記する必要がありますか
すべてを均等に暗記する必要はありません。
学校の授業やテスト範囲にある基本構文と、確認テストで間違えた自分の弱点構文を優先し、意味と形を思い出す練習に絞って取り組んでください。

Q.構文一覧やPDFだけで長文は読めるようになりますか
一覧やPDFを眺めるだけでは、長文で構文を見抜く力にはつながりにくいというのが実感です。
一覧は最終確認用として使い、本記事の5段階の手順で「隠して答える」練習を積むことで、長文の中でも構文に気づきやすくなります。

Q.英語構文150などの参考書は必要ですか
学校指定の教材で暗記手順を実践できるのであれば、新しく参考書を購入する必要は必ずしもありません。
自学自習用に一冊選びたい場合は、美誠社の新・英語の構文150(澤井康佑著)が改訂されており、解答書の解説や音声アプリへの対応が充実していると案内されています。
価格や仕様は変更される可能性があるため、購入前に出版社の公式情報をご確認ください。

Q.20-8-2勉強法は構文暗記にも使えますか
20-8-2は、コーネル大学のアラン・ヘッジ教授が提唱したとされる、20分座る・8分立つ・2分動くという姿勢サイクルの目安です。
暗記効果そのものを高める方法ではなく、長時間座りっぱなしを防ぎ、集中力を保つための時間管理の工夫として紹介されています。
例えば「座る20分に本記事の隠して答える練習を、立つ8分に音読や暗唱を割り当てる」というように、時間の使い方にメリハリをつける形で組み合わせると活用しやすくなります。

Q.ノートに何度も書き写す方法は効果的ですか
例文を見ながら書き写すだけでは、書いたという達成感は得られても、記憶の定着にはつながりにくい方法です。
書き写す場合も、一度手本を見た後は隠して、白紙に何も見ずに書き出す練習に切り替えることで、思い出す練習として機能します。
まとめ:高校生の英語構文の覚え方|読んだ回数より「何も見ずに答える」暗記手順

英語構文の覚え方で重要なポイント
構文が覚えられない原因は、暗記力そのものよりも、隠して答える、確認する、間違えた部分だけ覚え直すという手順を知らないことにあるケースが多く見られます。
読んだ回数や音読回数を基準にするのではなく、意味と形を何も見ずに再現できるかどうかで定着を判断してください。
確認テストで答えられなかった構文だけに絞って復習すること、そして英文法と構文を切り離さず並行して学ぶことが、長文で使える力につながります。
迷ったときの判断基準と今日の行動
どこから手をつければよいか迷ったら、今使っている教材から構文を一つだけ選んでください。
日本語訳を見て、英文を隠し、何も見ずに答えられるか、今日のうちに一度試してみましょう。
答えられなかった場合は、その構文だけをもう一度確認し、翌日改めて同じ形で答えられるか試す。
この一往復を積み重ねることが、構文集を眺めるだけの学習から抜け出す最初の一歩になります。
高校生の英語構文の覚え方を解説した執筆者のプロフィール

※この記事は、学習塾で長年にわたり高校生への英語指導を担当してきた藤堂直樹が執筆しています。英単語・英文法・長文読解・英作文など、英語が苦手な生徒にもわかりやすい学習法を発信しています。
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中学受験や高校受験に向けた塾選び、日々の家庭学習でお悩みの方に向けて、姉妹サイトの「塾オンラインドットコム」でも情報を発信しています。
小・中学生向けの効率的な勉強法や、後悔しない塾の選び方など、日々の学習管理に役立つ情報を分かりやすくまとめています。あわせて参考にしてください。
