【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

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本記事の監修者
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MARCHを目指して英語を勉強しているものの、「何から手をつければいいのかわからない」「参考書は増えているのに成績が伸びない」と悩んでいませんか。

実際、英語の偏差値が45〜55前後の受験生からは、「単語帳はやっているのに長文が読めない」「周りは難しい参考書に進んでいるのに自分は大丈夫だろうか」といった相談をよく受けます。

このような場合、勉強量が足りないのではなく、単語・文法・英文解釈・長文・過去問を進める順番が少しズレていることがあります。単語の意味はわかっていても、英文の骨組みを正しく読めずに失点しているケースも少なくありません。

この記事では、MARCH英語に必要な参考書ルートを「どの参考書を買うか」ではなく、「どの順番で得点につなげるか」という視点で解説します。

読めなくなっている原因の見つけ方や、基礎に戻るべきタイミング、過去問へ進む判断基準までわかりやすく紹介します。

焦って参考書を増やす必要はありません。

まずは今のつまずきを確認し、自分に必要な場所から立て直していきましょう。

記事の後半に「偏差値45からのMARCH英語参考書ルート(年間スケジュール表)」を掲載していますので、参考にしてください。

記事のポイント

  • おすすめ本を揃える前にまず君の現在地を確かめよう
  • 単語不足ではなく主語と動詞を見抜く構造の穴を疑う
  • 文法問題が少ない大学でも長文の読み違いを防ぐ武器になる
  • 周りの進捗に焦って新しい教材を増やすより戻る勇気を持つ

Contents

MARCHの英語対策は「参考書の名前」で選ぶと失敗ルート

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

MARCHに向けた参考書ルートを調べると、同じ本の名前が何度も出てきます。

でも「その参考書を使える状態かどうか」という視点が抜けていると、どんな参考書を買っても得点には結びつきません。まずここを確かめましょう。

  • 合格者の真似をする前に英語の現在地を測る
  • 単語不足ではなく主語と動詞の関係を疑う
  • 偏差値45前後はまず戻る場所の判断から始める

合格者の本を真似る前に現在地を測る

「MARCHに合格した人が使っていた参考書を真似れば合格に近づく」と考えるのは自然なことです。

でも、合格者ルートの裏には、その人が元々持っていた基礎力という見えない前提があります。

現在地を測るとは、模試の偏差値だけを見ることではありません。

「中学・高校の基本レベルの単語が1秒以内に出てくるか」「品詞の役割と5文型を自分の言葉で説明できるか」という、英語の土台が動いているかどうかを確かめることです。

ターゲット1900やポラリス英文法の名前を知っていることと、その参考書の解説を理解できる状態にあることは、まったく別の話です。

参考書を選ぶ前に、今の自分がその参考書を消化できる段階かを見極めることが先決です。

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

単語不足ではなく構造の穴を疑う

「先生、ターゲット1900とポラリス英文法をやればMARCHいけますか?」

この相談は現場で毎年受けます。すぐに参考書名を答えるより前に、短いMARCHレベルの英文を1文だけ読んでもらいます。すると、次のような状態の生徒が多くいます。

  • 単語の意味は言える
  • でも主語と動詞が取れない
  • 修飾語が長いと文全体の意味がずれる
  • 内容一致問題で2択まで絞って間違える

本人は「単語が足りないから読めない」と思っています。

でも実際には、英文の骨組み——主語(S)と動詞(V)の関係——が見えていないことが原因です。

この状態のまま単語帳を増やしても、長文の得点力は上がりません。

読めない原因が単語不足なのか、構造の穴なのかを一つに絞ることが先です。

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偏差値45は戻る場所の判断が先

偏差値45前後でMARCH英語に取り組む場合、最初に決めるべきことは「どこまで戻るか」です。

英文法の参考書として名前が出やすいのが、『大岩のいちばんはじめの英文法』と『肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』の2冊です。どちらも入門書ですが、使うべき場面に違いがあります。

比較項目肘井学のゼロから英文法大岩のいちばんはじめの英文法
向いている人英語を完全にゼロから始める人一度学んだが基礎を再整理したい人
解説の特徴品詞・SVを丁寧に説明、挫折しにくい講義形式で整理されているが初学者には難しい場合がある
独学での進めやすさ1周目で止まらずに終えられる完全な初学者には少しきつく感じることがある
どちらを選ぶか英文法に強い苦手意識がある場合はこちらから一度習ったが整理したい場合はこちらから

英文法の基礎に不安がある場合は、大岩の英文法に入る前に肘井のゼロから英文法を選ぶほうが、つまずかずに進められます。

どちらかを終えた後、基礎英文解釈の技術100へつなぐ順序を見えるようにしておくと、ルート全体が迷わずに動きます。

偏差値別の英語学習ロードマップ

単語帳から過去問まで迷わない接続順

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単語帳・英文法・英文解釈・長文・過去問という流れ自体は正しい方向です。

それぞれをただ「終わらせる」だけでは、次のステップに接続できません。

各教材が長文や得点にどうつながるのかを意識して使いましょう。

まず、ルート全体の流れを確認しておきましょう。

順番教材目的
1ターゲット1900長文で使える語彙を作る
2速読英熟語熟語と音読で読む速度を上げる
3基礎英文解釈100一文を正確に読む
4長文問題集根拠を取る練習
5過去問時間配分と得点戦略

ターゲット1900は長文接続で使う

ターゲット1900を使う目的は、「英単語を暗記すること」ではなく、「長文の中で単語がすぐに引き出せる状態を作ること」です。

単語帳の字面を眺めて意味を1つ覚えるだけでは、長文の中でその単語が出てきたとき、文脈に合った訳がすぐに出てこないことがあります。

長文で狙われやすい多義語や、後ろに来る前置詞(語法)まで一緒に確認することで、長文読解への接続が変わります。

例えば、「この動詞はターゲット1900の第2セクションにあった、後ろにtoをとる動詞だ」と脳内で紐づけられるレベルに達していれば、長文の中でもその情報がすぐに使えます。

ターゲット1900は、単語を知っている状態ではなく、長文の中で瞬時に使える状態まで仕上げることを目標にしましょう。

ターゲット1900の正しい使い方

速読英熟語は熟語と音読で使う

速読英熟語の強みは、見開きで配置された短い英文の中で熟語を覚えられる構成にあります。

熟語を丸暗記するだけでなく、この教材には「音読素材」としての役割もあります。

英文解釈で一文の構造(S・V・O・C)を把握したうえで、付属音声を使いながら音読やシャドーイングを繰り返すことで、返り読みをやめて左から右へ英語の語順のまま読む感覚が身についていきます。

MARCH英語の長文は文章量があるため、この「返り読みをしない読み方」が実際の試験でどれだけ使えるかが、得点に大きく関わります。

速読英熟語を熟語暗記だけに使うのはもったいない教材です。

基礎英文解釈100で長文前を固める

結論:単語と文法のあと、長文に入る前に英文解釈を1冊挟みましょう。

単語帳と英文法を一通り終えたタイミングで、いきなりMARCHの長文問題集や過去問に進もうとする気持ちはわかります。

ただ、単語から長文へ急がないほうがよい理由があります。

一文を正確に読む力——英文解釈——を挟まないまま長文を多読しても、感覚頼みの読み方からは抜け出せません。どれだけ長文を解いても、構文が複雑な文で止まり続けます。

基礎英文解釈の技術100は、MARCHや関関同立レベルの英文構造を5文型と図解で整理する参考書です。

この教材を使う際は、次の順番で進めると効果が出やすくなります。

  1. 下線部だけでなく全文でS・Vを自力で振り、和訳を作る
  2. わからない場合は解説の図解と照らし合わせて、どこを読み間違えたかを確認する
  3. 同じ方法で演習問題を解いてみる
  4. 構造を意識しながら、意味のカタマリ単位で左から右へ読み下す音読を繰り返す

なお、基礎英文解釈の技術100より入門に近い選択肢として、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本(必修編)』があります。

比較項目肘井学のゼロから英文法大岩のいちばんはじめの英文法
向いている人英語を完全にゼロから始める人一度学んだが基礎を再整理したい人
解説の特徴品詞・SVを丁寧に説明、挫折しにくい講義形式で整理されているが初学者には難しい場合がある
独学での進めやすさ1周目で止まらずに終えられる完全な初学者には少しきつく感じることがある
どちらを選ぶか英文法に強い苦手意識がある場合はこちら一度習ったが基礎を再整理したい場合はこちら

英文法の基礎がまだ不安定な場合は、肘井の必修編から入るほうが挫折しにくくなります。

MARCH長文で崩れない英文法の戻し方

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MARCHの入試では、大学や学部によって独立した文法問題の出題が少ない場合があります。

それを見て「英文法は軽くていい」と判断するのは危険です。

英文法が必要な理由と、どう使うかを整理しましょう。

  • 文法問題が少なくても長文の読み違い防止に必要
  • ポラリス英文法を始める前に品詞と文型を点検
  • 文法書は長文で失点した単元だけ戻る辞書にする

文法問題が少なくても文法は必要

「MARCHって文法問題ないんですよね?じゃあ長文だけやればいいですか?」

この質問は現場でもよく受けます。

たしかに、大学や学部によっては独立した文法問題が目立たない場合があります。しかし、それは英文法が不要という意味ではありません。

長文の中で英文法の知識が必要になる場面は、具体的にこれだけあります。

  • 関係詞の先行詞を見抜く
  • 分詞構文の意味を取る
  • 比較構文の対象を読む
  • 倒置文の主語と動詞を戻す
  • thatの役割を判別する

英文法は、文法問題で得点するためではなく、長文の読み違いを減らすための道具として使います。

この視点に切り替えるだけで、参考書ルートの使い方が大きく変わります。

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ポラリス前に品詞と文型を点検する

ポラリス英文法1に取り組む前に、品詞と文型の理解度を確かめておきましょう。

名詞・形容詞・副詞の役割、動詞が自動詞か他動詞か、5文型の区別——これらが曖昧なままポラリス英文法を読んでも、なぜその選択肢が正解なのかという筋道を本質的につかむことができません。

「関係副詞の後は完全な文が続く」というルールを、品詞や文型の観点から論理的に説明できるかどうかが一つの目安です。

説明できない場合は、ポラリス英文法を急がずに、大岩のいちばんはじめの英文法や肘井学のゼロから英文法に戻って品詞と文型を確認する判断が必要です。

Vintageは長文ミスから逆算する

VintageやNext Stageを1ページ目から全部周回しようとするのは、偏差値45からのMARCH英語対策としては時間がかかりすぎます。

これらの厚手の文法問題集は、「すべてを解く参考書」ではなく、「長文で失点した単元だけ戻る辞書」として位置づけるのが正しい使い方です。

例えば、長文問題で関係詞の識別を誤った日は、Vintageの関係詞のページだけを開いて解説を読み、周辺の類題を解く。比較の構文で意味を取り違えた日は比較のページだけ。準動詞で主語がずれた日は不定詞・動名詞・分詞だけ。

長文読解での弱点を起点にして文法書に戻るアプローチをとることで、丸暗記の周回に時間を使わずに済みます。

Vintageの効果的な勉強法

長文問題集から過去問へ進む判断基準

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長文問題集をある程度こなしたとき、「もう過去問に進んでいいか」という判断は難しいものです。

正答率だけを基準にすると、感覚で合っていた問題が積み重なって、本当の力が見えなくなることがあります。

  • 正答率の高さより設問の正解根拠を説明できるか
  • 読めたつもりを防ぐためbutとthatの役割を潰す
  • 過去問演習に進む前に複雑な一文の骨組みを解説する

正答率より根拠に線を引けるか

「長文問題集で8割取れたから過去問に進む」という基準は注意が必要です。

記号選択問題は、消去法や感覚で正解してしまうことが少なくありません。

過去問へ進む本当の目安は、「設問の正解根拠となる英文を本文中から特定して、そこに線を引き、なぜその選択肢が正解で他の3つが違うのかを説明できること」です。

言い換えのズレ、本文に書かれていない内容、文脈とのズレ——こうした不正解の理由を構文と文脈から説明できる状態になって初めて、その長文問題集を終えたと言えます。

正答率ではなく、根拠を説明できるかどうかが、過去問へ進む合図です。

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butとthatの読み違いを潰す

長文を「読めたつもり」で失点する受験生に共通しているのが、butとthatの役割の読み違いです。

この2語は基本的な単語でありながら、複数の役割を持つため、識別が曖昧なままだとMARCHの長文で文意を見失います。

butの識別の例:

  • “There is no one but knows his name.”(関係代名詞のbut=「彼の名前を知らない人はいない」)
  • “He is nothing but a student.”(副詞のbut=only「単なる学生にすぎない」)
  • “We have no choice but to accept it.”(前置詞のbut=except「受け入れるよりほかに選択肢はない」)

thatの識別の例:

  • “The news that he died shocked us.”(同格の接続詞のthat)
  • “It was on the street that I met him.”(強調構文のthat)

これらの識別が瞬時にできるかどうかを確認することが、「読めたつもり」を防ぐうえでの具体的なチェックポイントになります。

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過去問前に英文の骨組みを説明する

長文問題集から過去問演習へ進む具体的な合図は、「長文の中の複雑な一文を抜き出して、主節・従属節・修飾関係を自分の言葉で説明できること」です。

過去問演習は、時間配分や設問形式に慣れる実戦トレーニングの場です。

一文を正確に読む英文解釈の段階でまだ止まっている状態で過去問に入っても、制限時間内に解き終えることはできません。

英文の骨組みを自力で口頭で説明できるかどうかを、過去問に進む前に一度確かめてみましょう。

秋以降に参考書ルートを崩さない戦略

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

10月・11月になると、周りの受験生が難しい参考書に進んでいくのが見え始めます。

そのときに自分のルートを崩すかどうかが、合否に大きく影響します。

  • 焦って速単上級を買う前に基本単語の多義語を確認
  • 共通テスト対策を私大長文の速読練習と並走させる
  • 直前期は新しい問題集を増やさず過去問分析に絞る

速単上級へ焦る前に基礎語を見直す

秋になって「友達が速単上級をやっています、自分もそろそろ進んだほうがいいですか」と相談してくる生徒が毎年います。

確認してみると、ターゲット1900の前半(基本的な多義語や熟語)がまだ不安定なまま、難しい単語帳を買ってきているケースが少なくありません。

ある生徒は、長文で止まっている原因を「難単語が読めないから」と思い込んでいました。

でも実際に確認すると、基本単語の多義語と重要熟語の抜けが原因でした。

速読英単語 上級編はMARCH合格には必ずしも必要ではありません。

そのときに変えたのは参考書ではなく、使い方でした。

  • ターゲット1900は、意味を1つだけ覚えるのではなく、長文で出やすい訳まで確認する
  • 速読英熟語は、熟語だけでなく短い英文を音読する
  • 長文問題集は、正答率よりも「根拠に線を引けたか」を毎回チェックする

教材を増やすより、今ある教材の使い方を得点につながる形に変えることが、まず取りたい動きです。

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共テ対策と私大長文の境界を決める

共通テスト対策とMARCHの個別試験対策を、完全に別々のものとして分断しようとすると、時間が足りなくなります。

共通テストでの英語の速読トレーニングを、私大長文を速く読む基礎練習として一緒に進める意識を持つことで、両方を吸収できます。

平日はMARCHの過去問を用いた精読と深掘りを中心に置き、週末の模試対策を通じて共通テストに必要な情報処理のスピードを英語全体の力として取り込んでいく形が進めやすくなります。

どちらかを捨てるのではなく、役割を整理して並走させましょう。

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▶【大学入試センター】令和8年度共通テスト 出題教科・科目の出題方法等

直前期は新しい本より過去問分析へ

12月以降に新しい参考書や問題集を追加しても、消化しきれないまま本番を迎えるリスクが上がります。

直前期に必要なのはインプットの追加ではなく、ターゲット1900・速読英熟語・基礎英文解釈の技術100の完成度を保ちながら、志望校の過去問での時間配分と得点戦略を固めることです。

過去問を分析するときは、次のポイントを確認しましょう。

  • 大問ごとの時間配分
  • 毎年出やすい設問形式
  • 失点しやすい文法・語法
  • 長文の語数と読む速度
  • 根拠を取れなかった問題

例えば、「大問3の空所補充問題で毎年20点分出る、ここの時間配分を15分に固定する」「大問1の長文は構文が複雑なので、5文型の意識を特に強く持って読む」といった実戦的な判断を積み重ねることが、合格に近づく道です。

MARCH大学別にルートを微調整する視点

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

MARCH5大学は、英語の出題傾向や入試方式に違いがあります。

参考書ルートの大きな流れは共通ですが、志望校に合わせて微調整しておきましょう。

なお、各大学の詳細な入試情報は年度や学部によって変わるため、必ず志望学部の最新入試要項で確認してください。

まず、大学別の対策の方向性を確認しましょう。

大学英語の特徴ルートの調整ポイント
明治文章量が多く読解スピードが必要音読トレーニングで速読力を強化
青学学部差が大きい早期に学部の過去問を確認して調整
立教独自試験が基本的には実施されていません(2026年度も継続)英検・共通テスト対策に特化
中央標準的な語彙・文法・長文基礎教材の完成度を高めミスをなくす
法政素直な問題が多い速度と正確さを両立させる練習

※入試方式・配点は年度・学部によって異なります。必ず各大学の最新入試要項をご確認ください。

明治は語彙と長文の接続を重視する

明治大学の英語は、学部によって形式は異なりますが、総じて文章量が多く、読解スピードと一定の語彙力が求められます。

論説文の内容一致や空所補充がオーソドックスながら高密度で並んでいます。

明治大学を志望する場合の調整ポイントは、英文解釈の精度を維持しながら、速読英熟語を使った音読トレーニングで読解スピードを上げることです。

ターゲット1900から長文へ、速読英熟語から長文へ素早くつなげられる状態を、10月までに作っておくことを目標にしましょう。

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青学は学部差を見て過去問へ進む

青山学院大学の英語は、MARCHの中でも学部ごとの出題形式の差が大きい大学です。

文学部では難解な長文や英文記述が課される一方、共通テストを併用する入試方式をとる学部も多くあります。

青学を志望する場合、遅くとも夏休み中には受験予定の学部の過去問を確認しておきましょう。

共通テスト併用学部で独自試験の英語が基礎的な論理読解中心であれば、難しい英文解釈の参考書を追加するより、標準的な長文演習と過去問演習へ早めに移行するルート調整が進めやすくなります。

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

立教中央法政は標準問題を固める

立教大学は、2021年度以降、大学独自の英語試験が基本的には実施されていません。

ただし、文学部の一部日程は例外です。2025年度・2026年度も英語資格・検定試験(英検等)や共通テストのスコアを利用する方針が継続されています。

例えば、立教大学・経営学部で勝負するなら、英検スコア2450(準1級合格ライン2304を上回る高スコア)が実質的なスタートラインになるため、高3の第1回・第2回検定から逆算した学習プランが必要不可欠です。

なお、英検の目標スコアや利用条件は学部・入試方式によって異なるため、必ず志望学部の最新入試要項を確認してください。

中央大学は標準的で論理的な長文が中心で、文法・語法問題も標準的な範囲で出題されます。ポラリス英文法1と基礎英文解釈の技術100の完成度を高め、標準的な設問でのミスをなくすことが合格への道です。

法政大学は学部によりますが、内容一致や語句整序など素直な問題が多い傾向があります。

教材の追加は避けて、ターゲット1900と長文問題集を往復しながら、時間内に解き終えるスピードを上げましょう。

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偏差値45からのMARCH英語参考書ルート(年間スケジュール表)

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで
時期区分・ステップ使用する教材プラン指導現場からの実戦チェックポイント
4月〜5月語彙・文法の徹底基礎固め・『英単語ターゲット1900』
・『英熟語Always 1001』
・『大岩のいちばんはじめの英文法』または『肘井学のゼロから英文法』
「本の名前」だけで選んで上滑りしないこと。 まずは中学・高校の基本レベルの単語が1秒以内に反射できるか、品詞の役割を説明できるかの「現在地」を測ります。
6月〜7月英文法の応用と英文解釈の導入・『英単語ターゲット1900』
・『英熟語Always 1001』
・『英文法・語法SWing』(またはポラリス1)
•『動画でわかる英文法[読解入門編]』
独立した文法問題が少ない大学を志望する場合でも、長文の読み違いを減らすために英文法は必須です。ポラリス等に進む前に品詞と文型を点検します。
8月〜9月英文解釈の完成と長文読解の開始・『入門英文問題精講』
・『基礎英文解釈の技術100』
・『関正生のThe Rules 英語長文問題集1〜2』
単語から長文へ急がず、英文解釈を挟んで感覚頼みの読み方から脱却します。全文で主語(S)と動詞(V)を自力で振れるかどうかが長文へ進む合図です。
10月実戦長文演習と外部試験・共テ対策・『関正生のThe Rules 英語長文問題集3』
・『共通テストリーディング対策』
・『英検準1級・2級対策教材』
秋に周りが難しい本に進んでも焦ってルートを崩さないこと。共通テストの速読練習を私大長文の基礎練習として捉え、役割を整理して並走させます。
11月大学別対策の開始と英作文・『大学入試英作文ハイパートレーニング』など
・受験する学部に応じた個別独自対策本
第一志望(青山学院大など)の学部ごとの出題形式の差を早めに確認し、ルートを微調整します。長文問題集は正答率より根拠に線を引けたかを重視します。
12月〜1月過去問演習と得点戦略の最適化・『志望校・併願校の過去問(赤本)』
・これまでに仕上げた単語帳・文法書(辞書代わり)
直前期に新しい問題集を増やすのは厳禁です。手元の教材の完成度を保ちながら、過去問分析(大問ごとの時間配分や失点しやすい語法)に全集中します。

【Q&A】MARCH対策英語の参考書ルートに関する質問

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

MARCH英語の参考書ルートを考えていると、いろいろな疑問が出てきます。

よくある質問に一つずつ答えます。

Q.MARCHの英語長文がどうしても読めない時は?

長文が読めない原因は、単語不足と英文構造の把握不足(英文解釈力の欠如)の2つに分かれます。

単語帳の訳は一つずつ言えるのに長文になると意味がつながらない場合、それは複数の単語がつながって一文になったときの「修飾関係」や「意味のカタマリ」が、文法的に見えていないことが原因です。

この構造把握の問題を放置したまま、さらに難しい単語帳や長文問題集を追加しても、読めない理由は変わりません。まず読めない原因が構造にあるのか語彙にあるのかを見極めることが先です。

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

英語長文の読み方と対策法

Q.志望校の入試で文法問題が出ない時の対策法は?

文法問題が出ない学部でも、英文法の学習を止める必要はありません。

「解いて覚える」のではなく、「長文の中で正しく識別するために使う」という目的に変えましょう。

長文の中で関係詞のthat・同格のthat・強調構文のthat、あるいは分詞構文が挿入された文が出てきたとき、瞬時に構造を見極めて和訳を組み立てられるレベルの文法知識が読解には必要です。

ポラリス英文法や大岩の英文法を通じて、特に動詞の語法・関係詞・接続詞・準動詞を押さえておくことが、最大の長文対策になります。

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

Q.知恵袋でおすすめされる単語帳ルートは正しい?

知恵袋やSNSで流れている「合格者の英語ルート」は、慎重に受け止める必要があります。

合格者がどの本を使ったかという情報には、その人が元々持っていた基礎学力という見えない前提が抜け落ちています。

偏差値45の状態でそのまま真似をすると、基礎の欠落で学力が崩れる原因になります。

合格者がどの本を使ったかではなく、今の自分がその本の解説を理解できる状態かどうかを基準にして教材を選びましょう。

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

大学受験向け英単語帳の選び方

Q.日本史や数学など他教科との時間配分のバランスは?

英語の偏差値がMARCH合格ライン(偏差値60前後)に安定するまでは、英語の学習比率を全体の6〜7割程度に固定することをすすめます。

英語は配点が高く、力が定着するまでに時間がかかります。

地歴公民は秋以降の集中で追い上げやすい科目ですが、英語の長文読解力は短期間では積み上がりません。

英語の基礎が固まるまでは、他教科より英語に時間を多く配分することが合格への近道になります。

他教科との具体的なバランスについては、志望学部の配点や個人の状況によって変わるため、あくまで目安として考えてください。

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート|単語帳から過去問まで

Q.MARCHルートに英検利用や共テ対策は入れるべき?

立教大学をはじめ、MARCHの一部では英語資格・検定試験(英検等)のスコアを利用できる入試方式があります。

特に立教大学は2025年度・2026年度も英語外部試験等のスコアが合否に大きく関わるため、英検対策(ライティング・リーディングのスピード向上)を学習ルートの中に組み込んでおく必要があります。

また、12月中旬以降は共通テストのマーク形式に慣れる練習を英語学習の中に取り入れることも進めやすくなります。

ただし、英検利用・共通テスト利用の条件や換算の有無は年度・学部によって異なるため、必ず志望学部の最新入試要項を確認してください。

文部科学省|大学入学者選抜実施要項

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まとめ:【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート

【MARCH英語対策】偏差値45からの参考書ルート

MARCH英語の参考書ルートを考えるとき、「もっと難しい本に進まなければ」という焦りを感じやすい場面があります。

でも、入試本番で得点につながるのは、難しい本を持っている人ではありません。

難しい本より根拠を取れる状態へ

偏差値45からMARCH英語を立て直すための最大の武器は、「基本の1冊に戻る勇気」です。

周りがどれだけ高度な参考書に進んでいても、自分の答案でターゲット1900の基本単語の多義語が出てこない、英文法の基礎が曖昧だと感じるなら、大岩のいちばんはじめの英文法やターゲット1900の前半に戻ることが最善の判断です。

一度基礎に戻ることは、遅れることではありません。

土台が崩れたまま進んで直前期に総崩れになるリスクを避ける、最も堅実な戦略です。

「今の1冊を得点につながる使い方に変え、確実に根拠を取れる状態に仕上げた人」が合格を取ります。

今のつまずきに合わせた場所から戻ることで、MARCH英語はまだ十分に立て直せます。

保護者は冊数より説明力を見る

参考書が増えているのに成績が伸びない。

そんなときは、教材の量より使い方を見直してください。

お子さまが長文でつまずいているときは、単語不足だけでなく、英文の構造が見えているかどうかも確認してみましょう。

本棚に何冊あるかではなく、「1冊の中で、間違えた問題の理由を文法的な根拠をもとに説明できるか」を確かめることが、家庭でできる最も本質的なサポートになります。

MARCH対策英語の参考書ルートを解説した執筆者のプロフィール

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※この記事は、学習塾で長年にわたり高校生への英語指導を担当してきた藤堂直樹が執筆しています。英単語・英文法・長文読解・英作文など、英語が苦手な生徒にもわかりやすい学習法を発信しています。

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