大学受験の英語は何から始める?最初の1か月勉強順ガイド高校生向け

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大学受験の英語を始めたいのに、「単語だけでいいのか」「文法と長文はどちらが先か」と迷っていませんか。
やる気はあるのに順番が分からないと、不安だけが大きくなってしまいます。
この記事では、学習塾で英語指導に携わってきた藤堂直樹が、英単語・英文法・英文解釈・長文読解をどの順番で進めればよいかを整理し、最初の1か月で毎日やることまでわかりやすく紹介します。
記事のポイント
- 単語と文法から始める正しい勉強の順番がわかる
- 最初の1か月間に毎日やることが迷わず実践できる
- 失敗しやすい間違った始め方と教材選びを防げる
- 英作文やリスニングを後回しにしてよい理由が納得できる
大学受験の英語は何から始めるべきか

英語の勉強を始めようとしたとき、多くの人がまず「単語帳を買おう」と動き出します。
それ自体は間違いではありません。
ただ、単語だけをひたすら覚え続けても、長文が読めるようにはならないのが現実です。
大学受験の英語は、次の順番で進めることが大切です。
- 単語
- 文法
- 英文解釈
- 長文読解
- 過去問
この順番を守ることで、勉強した時間が確実に成績に変わっていきます。
単語だけでは長文が読めない理由
単語の意味が分かるのに、文章になった途端に何を言っているか分からなくなる。
これは、英語が苦手な生徒に非常によく見られる状態です。
こういった生徒には、共通するパターンがあります。
- 単語は知っている
- 1語ずつ日本語に変換しようとしている
- 主語と動詞を見失う
- 文全体の意味がつながらない
模試の長文を見せると「この単語も、この単語も知ってる」と言うのに、「じゃあこの文はどういう意味?」と聞くと黙ってしまう生徒がいます。
単語を1つずつ日本語に置き換えようとするのですが、文全体として何を言っているかがつかめないのです。
この原因は、文の形(構造)を読み取る力が育っていないことにあります。
英文を読むとき、脳は「前の文脈を覚えながら、次の語句の役割を同時に判断する」という作業を高速でこなす必要があります。
単語は”素材”であり、文法と英文解釈が”組み立てる技術”です。
素材がいくら揃っていても、組み立てる技術がなければ文章は読めません。

▶文部科学省「高等学校学習指導要領解説 外国語編・英語編」
最初は単語と文法に絞ればいい
最初の1か月は”単語と文法だけ”で十分です。
「長文も、熟語も、英作文もやらなきゃ」と全方向に手を出したくなる気持ちはよく分かります。
でも、最初からそれをやると消耗して止まります。
言語は「基礎知識を入れる→読む・聞くで使う→書く・話すで出す」という順番で身につきます。
最初は英単語と英文法の2つに絞ることが、もっとも合理的な入り口です。
2022年度から実施されている文部科学省の新学習指導要領では、小学校・中学校で学ぶ語彙を含め、高校卒業までに4,000〜5,000語の語彙を身につけることが求められています。
この土台を作るには、脳のエネルギーを単語の暗記と文法ルールの理解に集中させることが大切です。
長文・熟語・英作文は、この土台が固まってから順番に積み上げれば十分です。

▶文部科学省「中学校学習指導要領解説 外国語編」
英語は順番を間違えると伸びにくい
成績が伸びない生徒の多くは、才能がないのではなく、順番を間違えているだけです。
以前、高2の春から長文を毎日解き続けた生徒が夏の模試でも偏差値40台のままで、「こんなにやっているのに、なぜ伸びないんですか」と涙目で相談に来たことがありました。
原因は明確でした。文の主語と動詞が正確に取れておらず、フィーリングで読んでいたのです。
日本語と英語は語順が根本的に違います。
日本語は助詞で意味関係が決まりますが、英語は語順そのものが意味を決める言語です。
この違いを文法で理解せずに長文を読み続けると、日本語の感覚を英語に無意識に当てはめる“誤読の癖”がつくと、後から修正が大変になります。
単語→文法→英文解釈→長文→過去問という順番を守ることで、はじめて勉強した時間が成績に変わっていきます。
大学受験英語で最初にやる勉強順

「何から始めるか」が決まったら、次は各ステップで何をどうやるかを確認しましょう。
4つのステップを順番に押さえておけば、迷わず進められます。
| ステップ | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 英単語 | 語彙の土台作り |
| 2 | 英文法 | 文構造を理解する |
| 3 | 英文解釈 | SVOCを瞬時に見抜く |
| 4 | 長文読解 | 実戦で読む力を作る |
英単語は一瞬で意味が出るまで覚える
単語の暗記で多いのが「なんとなく見覚えがある」状態のまま先に進むケースです。
でも受験の現場では、それでは全く足りません。
共通テストのリーディングは80分で約6,000語近くを処理する試験です。
単語の意味を思い出すのに1〜2秒かかっているようでは、最後まで読み終わる前に時間切れになります。目指すのは、見た瞬間に0.1秒以内で意味が出る状態です。
志望校別に必要な語彙数の目安を下表にまとめます。
| 志望校レベル | 必要語彙数の目安 |
|---|---|
| 共通テスト・日東駒専 | 3,000〜4,000語 |
| MARCH・地方国公立 | 4,000〜5,500語 |
| 早慶・難関私大 | 5,500〜7,000語 |
| 東大・京大など最難関 | 7,000語以上 |
中学英語の基礎語彙(約2,200〜2,500語)を持っていれば、高校で新たに覚える語彙は実質1,500〜2,000語程度です。
『英単語ターゲット1900』などの標準的な単語帳を1冊、完璧に仕上げることでMARCHレベルの語彙水準に届きます。1冊を変えずに反復して極めることが大切です。
文法は薄い参考書で基礎を固める
“分厚い問題集=最初の1冊ではない”ということを、まず押さえてください。
「NextStage」や「Vintage」は、すでに文法の概念を「知っている人」が知識の抜けを確認・練習するための本です。
初心者向けの参考書を選ぶときの条件は次の4つです。
- 図解が多い
- 解説が口語調
- 薄い
- 中学英語から説明してくれる
例えば『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』(東進ブックス)は約230〜240ページで、中学英語から高校基礎レベルをカバーしています。
こうした薄い1冊を5〜6周繰り返すことで、文法の全体像が脳内に素早く定着します。

英文解釈で文の骨組みをつかむ
単語と文法の次にやるべきなのが「英文解釈」です。
簡単に言うと、「誰が・どうした」を英文の形から正確に見抜く読み方のトレーニングです。
指導をしていると「単語は分かるし、文法も勉強した。でも長文になると読めない」という生徒が一定数います。
その多くは、英文解釈を飛ばして長文に進んでいます。
英文解釈とは、1つの文を見たときに主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)を瞬時に見分け、修飾のかたまりを正しく把握するトレーニングです。
例えば “a broken window”(壊れた窓)という表現では、”broken”が窓を説明する形容詞として働いています。
こういった「文の形から意味を決める」パターンを身につけることで、フィーリングに頼らずどんな英文でも論理的に読み解けるようになります。

長文は短い英文から始める
英文解釈がある程度できるようになったら、いよいよ長文読解の練習に入ります。
このとき、最初から共通テストや難関大レベルの長文に手を出すのは禁物です。
「全体の8割以上がすでに理解できる文章」を読むとき、もっとも言語力が伸びることが知られています。
“8割理解できる英文”から始めることが、長文読解の正しい入り口です。
共通テストの本番では5,000〜6,000語規模の英文を処理しますが、最初は150〜300語程度の短い英文で十分です。
読み終えた英文は、構造を意識しながら声に出して読む練習も合わせて行うと、読むスピードと正確さが同時に伸びていきます。
大学受験英語をゼロから始める1か月計画

「順番は分かった。でも毎日何をどれだけやればいいか分からない」という声はとても多いです。
1か月を4つの週に分けた流れを、まず全体で確認してみましょう。
| 週 | やること | ゴール |
|---|---|---|
| 1週目 | 単語+文法 | 基礎インプット |
| 2週目 | 音読 | 英語に慣れる |
| 3週目 | 短文長文 | 構造把握を実戦化 |
| 4週目 | 毎日固定化 | 習慣化 |
最初の1週間は単語と基礎文法に集中
1週目は長文問題を一切封印し、単語と文法のインプットだけに集中します。
単語の暗記は「眺めるだけ」では定着しません。
次の手順で取り組みましょう。
- 今日の範囲(100語)を訳を隠してテストし、瞬時に意味が出なかった単語にスラッシュを入れる
- 間違えた単語だけをルーズリーフに書き出し、10個ずつのブロックで暗記→即テストを繰り返す
- 50個進んだら総復習。150個まで進んだら全体をもう一度確認する
文法は1日4〜5講のペースで講義本を読み進め、1週間で1周目を終えることを目標にしましょう。

2週目は短文音読で英語に慣れる
2週目は、1週目で覚えた単語・文法の知識を「実際に使える形」に変えていくフェーズです。
1週目に学んだ文法の例文や、易しい英文解釈書の短文を使って、声に出しながら頭からSVOCを意識して読む練習を繰り返しましょう。
ただ声に出すだけの音読ではなく、「今読んでいるこの部分が主語で、ここが動詞」と頭の中で確認しながら読むことが大切です。
音読のスピードは、返り読みをせずに意味が取れるギリギリの速さに設定しましょう。

3週目から短めの長文に触れる
3週目から、150〜300語程度の短い長文問題集にアプローチします。
『英語長文ハイパートレーニング レベル1』などの初歩的な部分が目安です。
1日1〜2本のペースで、時間を計りながら読む練習をしましょう。
「読めない部分があって当然」という気持ちで進めてください。
この段階では調べながら読むことは問題ありません。大切なのは読み終わったあとの復習です。
間違えた箇所は必ずSVOCを振り直し、どこで読み間違えたかを確認する習慣をつけましょう。

毎日やることを固定して迷いを減らす
机に向かってから「今日は何をやろう」と考えること自体が、エネルギーの無駄遣いです。
毎日のタスクを固定することで、迷いをなくし学習の質が安定します。
| 時間帯 | やること | 目安時間 |
|---|---|---|
| 朝(登校前・通学中) | 単語の仕分けテスト・ルーズリーフの再暗記 | 30〜60分 |
| 夕方(放課後・自習室) | 文法・英文解釈の講義本を読み、SVOCをノートに書く | 60〜90分 |
| 夜(就寝前) | 解釈書の短文や長文の構造を意識した音読 | 60分 |
どうしても机に向かえない日は、単語の仕分けテストだけを最低ラインとして続けましょう。
“ゼロの日を作らない”ことが、1か月後の差につながります。
大学受験英語で多い間違った始め方

ここからは、相談でよく出てくる”失敗パターン”を紹介します。
自分が同じパターンに入っていないか、確認してみてください。
- 単語帳の往復だけに何ヶ月も時間をかけない
- 基礎が固まる前の長文多読は逆効果になる
- 有名な分厚い問題集から始めると3日で挫折する
単語帳だけを何か月も続けてしまう
「完璧に覚えるまで次に進めない」という感覚は、英語が苦手な高校生にとても多い思い込みです。
単語帳を何か月も往復し続けた結果、模試でも全然読めないという生徒を何人も見てきました。
単語を個別に覚えても、それが文の中でどんな役割を果たすかを認識する力は、単語暗記だけでは育ちません。
実際の文章の「文脈の中での意味」に触れていないため、覚えた単語が実戦で使えない状態になりがちです。
単語暗記は受験当日まで毎日続けるものですが、1週間で基礎が定着したら、文法と並行してすぐに進めましょう。

長文をやりまくって自滅してしまう
「長文の配点が高いから、とにかく量をこなす」という考え方は、基礎ができていない段階では逆効果です。
文法や構造把握の技術がない状態で長文を読んでも、単語の断片的な意味からなんとなくストーリーを想像しているだけです。
話題に馴染みがある問題は偶然当たることもありますが、抽象度が少し上がるとたちまち大失点します。
「読んでも分からない」という経験が積み重なるため、やる気と自信が削られていきます。
基礎が固まる前の長文多読は、努力量を成績に変えられない最も残念な勉強パターンです。

分厚い問題集で3日で止まる
「NextStage」や「Vintage」を英語学習のスタートラインで開くのは、明らかなミスマッチです。
こういった問題集は、すでに文法の概念を「知っている人」が網羅的に確認・練習するための本です。
1ページにぎっしり問題が並び、解説は短い。文法の概念がまだ入っていない状態で使うと、「①が正解、②が間違い」という記号の丸暗記作業になってしまいます。
何がどう間違いなのかが分からないまま進むため、数ページで止まるのは当然の結果です。
まずは薄い講義本で理解を作ってから、これらに移行しましょう。

参考書を増やしすぎて復習不足になる
不安から複数の単語帳や文法書をまとめ買いしてしまうケースも非常に多いです。
以前、机の上に単語帳が3冊、文法書が2冊並んでいる生徒がいました。
「どれも気になって、全部少しずつやってます」という生徒は本当に多いのですが、これでは知識が定着しません。
“1冊を5〜6周した人”と”5冊を1周した人”では、実際の試験で差が出ます。
各分野の参考書は1冊に絞る。
これが最短で結果を出す基本方針です。
大学受験英語の参考書はどう選ぶか

参考書選びは「最初の1か月で何を使うか」だけに絞って考えれば十分です。
ランキングよりも、選び方の基準を知ることが大切です。
- 最初から何冊も揃えずに単語と文法の2冊に絞る
- 解説が丁寧でレベルが飛びすぎていない本を選ぶ
- 中央大学レベルでもまずは徹底的な基礎固めが必要
最初から何冊もそろえなくていい
まず買うのは「英単語帳1冊」と「基礎文法講義本1冊」の2冊だけで十分です。
この2冊が完全に身についてから、「英文解釈書1冊」へと進むステップアップ方式にしましょう。
最初から机の上に6冊並べることは、不安を増やすだけで学習効率には一切貢献しません。
今やるべきことに全エネルギーを絞ることで、短い期間に確実な土台ができます。

基礎固め向き参考書の共通点
英語偏差値が40台の高校生が選ぶべき参考書には、明確な3つの共通点があります。
1つ目は解説が短くコンパクトで、1つの説明が3〜5行以内に収まっていること。
2つ目は図やイラストで概念を視覚的に説明していること。
3つ目は例文に使われている単語が中学〜高校初級レベルであることです。
| 参考書名(出版社) | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| 大岩のいちばんはじめの英文法(東進ブックス) | 英語が苦手な人向け | 口語調で中学〜高校基礎を網羅。図解が豊富 |
| 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本(KADOKAWA) | 図解重視派向け | 全フルカラー。音声対応。体系的な見取り図つき |
| 肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本(KADOKAWA) | 英文解釈初心者向け | 識別パターンを図解で丁寧に説明。短文構造把握に特化 |
| 入門英文解釈の技術70(桐原書店) | 英文解釈初心者向け | 入試問題素材で直訳力を養う。音声オンライン対応 |
※紹介している参考書は、版や購入時期により異なる場合があります。最新の情報は各出版社の公式サイト等でご確認ください。
MARCHレベルなら何が必要か
MARCHを目指す場合、長文だけ読めても合格はできません。
中央大学(法学部)の英語などは、年度によって配点の約3分の1が英文和訳・和文英訳の記述問題となる傾向があります。
| 分野 | 配点イメージ |
|---|---|
| 英文和訳・和文英訳 | 約3分の1 |
| 文法・語彙 | 多い |
| 長文読解 | 約4分の1 |
残りも文法・語彙問題が多く出題される年では、純粋な長文読解の配点が全体の約4分の1程度にとどまることもあります。
つまり、文法の精度と英文解釈の正確さが合否を直接左右します。
単語はターゲット1900レベルを0.1秒で答えられるまで極め、文法は基礎講義本の後にMARCHレベルの問題集を1冊仕上げ、英文解釈で正確な和訳を作る力まで養う必要があります。
大学受験英語で後回しにしてよい勉強

最初の1か月でやらなくていいことを知っておくと、迷いが大きく減ります。
| 今やらなくていいこと | 理由 |
|---|---|
| 英作文 | インプット不足の状態でのアウトプットは効果が薄い |
| 英会話 | 受験で使う学術英語と回路が異なる |
| リスニング | 文構造の理解が先に必要 |
英作文は最初から全員がやらなくていい
英作文は、語彙・文法・英文解釈の基礎が固まった後に始める勉強です。
英語の表現パターンを知らない状態で英作文を書こうとすると、日本語を無理やり英語にした不自然な文を量産することになります。
その修正に膨大な時間がかかるうえ、正しい英語の形が身につかないまま終わります。
英作文対策は、模試の偏差値が安定して55〜60を超えた段階(一般的には夏以降)から始めるのが適切です。
英作文が必要かどうかは志望校の入試科目によります。
まず自分の志望校の傾向を確認しましょう。

英会話より受験英語を優先する
「英語に慣れるために英会話から始めよう」という考えは、受験英語の攻略においては遠回りです。
大学受験で測られるのは、論説文や学術的な英文を正確に読み解く能力です。
英会話で使うのは、文法が崩れていても通じる日常的な話し言葉。
この2つは、脳内で処理される言語の種類が根本的に異なります。
指導現場でも、英語は流暢に話せるのに文法問題や英文和訳で点が取れない生徒は珍しくありません。
受験で必要なのは流暢さではなく、1文を論理的に分析する力です。今は単語・文法・解釈に集中しましょう。

リスニングは基礎後に始めればよい
共通テストでリスニングの配点が上がったことで、最初からリスニング対策に入る受験生が増えています。
リスニングも初期段階では後回しで構いません。
リスニングは「音を聞き取る」と「意味を理解する」の2段階の処理が必要です。
目でゆっくり読んでも文構造が分からない英文は、耳で聞き取れても意味が取れません。
まずリーディングで「文構造を瞬時に把握できる」状態を作ることが、リスニング力を伸ばすための前提条件です。
語彙・文法・英文解釈の土台ができた段階で、本格的なリスニング練習に移行するのが最も効率的な順番です。
▶大学入試センター「令和7年度大学入学共通テスト 実施結果の概要」
「大学受験の英語は何から始める」疑問Q&A

よくある疑問に、シンプルに答えます。
Q.英語の勉強はまず何から始める?
まず中学英語レベルの単語・文法の総点検を行い、その上で大学受験用の単語帳(1日100語ペース)と基礎文法講義本を並行して進めましょう。
品詞の区別や基本時制に少しでも不安があれば、2〜3日かけて中学・高校基礎文法を講義本で確認してから入るのが再現性の高い順番です。
その後、単語→文法→英文解釈→長文という流れで進めていきます。

Q.英語が全くできなくても間に合う?
「正しい順番」を守り、学習を習慣化できれば、現状の偏差値がいくら低くても十分に間に合います。
英語が伸びない受験生の多くは、才能がないのではなく、丸暗記や感覚読みという非効率な方法を続けてきただけです。
高校段階で覚えるべき実質的な新規単語は1,500〜2,000語程度。
1冊の単語帳を0.1秒で答えられるまで極め、薄い文法書でルールを理解し、英文解釈でSVOCの識別パターンを身につければ、偏差値40台からMARCH合格も現実的な目標になります。

Q.英語がペラペラになる必要はある?
受験英語において、口頭でペラペラ話せる必要はありません。
大学受験で評価されるのは、学術的な英文をどれだけ正確に読み解けるかという力です。
帰国子女でも、感覚で解いているために文法問題や英文和訳で点が取れない生徒は指導現場でも見てきました。
今必要なのは会話の流暢さではなく、1文を冷静に分析する力です。

Q.英文法が苦手でも伸ばせますか?
文法を「暗記すべき用語の羅列」として教えられてきたから苦手になっている、というケースがほとんどです。
品詞や文型でつまずいて止まってしまう生徒も、概念を図で示してくれる講義型の参考書に切り替えることで、短期間で大きく改善できます。
例えば「thatの識別」も、「前に名詞があるか」「後ろが完全文か不完全文か」という判断の流れとして理解すれば、暗記に頼らず見分けられるようになります。
薄い参考書を繰り返すことで、文法の苦手は必ず立て直せます。
まとめ:大学受験の英語は何から始める?

英語の大学受験対策は、才能よりも正しい順番と毎日の習慣化で結果が決まります。
単語→文法→英文解釈→長文というロードマップを守り、最初の1か月は単語と文法の2点に集中する。
迷いが出たら「今は基礎の時期」と思い出して、目の前のタスクに戻れば十分です。
今日やることは「単語100語」だけでも大丈夫です。
1か月後には英語の読み方が確実に変わります。
執筆者プロフィール

※この記事は、学習塾で長年にわたり高校生への英語指導を担当してきた藤堂直樹が執筆しています。英単語・英文法・長文読解・英作文など、英語が苦手な生徒にもわかりやすい学習法を発信しています。
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