英語の偏差値40から50へ上げる勉強法と最初にやることを完全解説

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英語の偏差値40という結果を見ると、「今から本当に間に合うのか」「まず何をすればいいのか」と不安になりますよね。
特に高2・高3で模試の点数が伸びないと、参考書を増やすべきか、単語から戻るべきか迷いやすいものです。
この記事では、学習塾の現場で英語が苦手な生徒のつまずきを見てきた編集員が、英語偏差値40の現在地、偏差値50へ上げるための最初の行動、避けたい勉強法、参考書の選び方まで順番に整理します。
読み終えるころには、今日から何を始めればよいかがはっきりします。
記事のポイント
偏差値40は地頭ではなく勉強の順番が原因
丸暗記の定期テストと実力模試の違いを解説
最初の1週間でやるべき3つの弱点仕分け法
挫折しない参考書の選び方と2ヶ月の学習プラン
Contents
英語の偏差値40の現在地をまず正しく知る

偏差値40という数字を見て、「もう終わりだ」と感じた人も多いはずです。
でも、その数字が何を意味するのかを正確に理解すると、「ここから伸びる」という見方に変わります。
- 受験生全体の下位約16%にあたる水準
- 成績停滞はIQではなく学習順序が原因
- 定期テストの丸暗記は初見の模試で通用しない
偏差値40はどれくらいのレベルか
偏差値40は受験生全体の下位約16%に位置する水準です。
40人クラスに例えると、下から6〜7番目ほどにあたります。
模試の得点に置き換えると、高2の2月ごろに受ける進研模試で偏差値40台前半の場合、実際の得点は100点満点中30点台前後にとどまるケースが多く報告されています(模試の回や年度によって異なります)。
2024年度の共通テスト英語リーディングの平均点は約51点であり、得点率50〜60%前後が偏差値50の目安の一つとなっています。
偏差値40台はそこからまだ大きな差がある状態です。
河合塾の全統模試では、中堅〜難関大を志望した場合にE判定となることが多い水準でもあります(判定は志望校のボーダー偏差値との比較で決まるため、模試の偏差値の数値そのものにA〜Eが対応しているわけではありません)。
| 偏差値 | 統計的な位置 | 共通テスト得点率の目安 | 上位・難関大志望時の判定目安 |
|---|---|---|---|
| 60 | 上位約16% | 約80%以上 | A〜B判定圏内のケースが多い |
| 50 | 上位50%(平均) | 約50〜60%程度 | C判定前後のケースが多い |
| 40 | 下位約16% | 約40%未満 | E判定のケースが多い |
| 30 | 下位約2% | 白紙に近い状態 | 判定外のケースが多い |
▶大学入試センター「共通テスト 受験者数・平均点の推移」
IQや地頭ではなく順番の問題
「自分は頭が悪いから英語ができないんだ」と言う生徒に、塾でよく出会います。
でも、偏差値とIQに直接の因果関係があるわけではありません。
この記事では、学習手順の改善に焦点を当てて話を進めます。
偏差値40台に停滞する原因のほとんどは、学習の「順番」が崩れていることにあります。
具体的には、次のような状態が重なっています。
- 基礎単語が抜けている
- 中学文法があいまいなまま
- 先に長文や網羅系問題集へ進んでいる
この手順の崩れが、脳への負担を一気に大きくして、知識が定着しなくなる本質的な原因です。
正しい順番で基礎を積み上げれば、偏差値は確実に上がります。

▶大学入試センター「令和7年度大学入学共通テスト 実施結果の概要」
定期テストと模試で差が出る理由
「学校の定期テストは80点取れるのに、模試になると偏差値40台に落ちる」という生徒は珍しくありません。
これは能力の問題ではなく、テストの種類によって求められる力が大きく違うからです。
| 比較項目 | 定期テスト | 模試 |
|---|---|---|
| 出題範囲 | 教科書中心・範囲限定 | 初見問題中心・範囲なし |
| 必要な力 | 暗記・提出範囲の理解 | 単語・文法・読解の総合力 |
| 偏差値40で崩れやすい点 | 応用・初見読解 | 長文の構造把握 |
定期テストは出題範囲が限られているので、そこだけ覚えれば高得点が取れます。
模試では、自力でSVOCを見抜き、正確に読み解く力が必要になります。
範囲のある試験で点を取れることと、初見の文章を読める力は別のものです。
英語の偏差値40で多い3つのつまずき

現場で生徒を見ていると、偏差値40台に共通するつまずきのパターンがあります。
まず下の表で自分がどれに当てはまるか確認してみてください。
| つまずき | よくある状態 | 最初に直すこと |
|---|---|---|
| 単語 | 見たことはあるが出てこない | 2秒以内の即答練習 |
| 文法 | 問題は解けても読解で使えない | 文構造の確認 |
| 長文 | 推測読み・返り読みになる | 短い英文の精読 |
単語を見ても意味が出てこない
「覚えたはずなのに思い出せない」という状態が典型的です。
単語帳を見て10秒かければ思い出せる、なんとなく見たことがある、という認識レベルは、時間制限のある模試では実質的に「知らない」と変わりません。
単語は2秒以内に意味が出る状態を目標にする必要があります。
意味だけでなく、動詞としてどう使うかまで把握していないと、文の構造を見失う原因になります。
例えば「increase」を「増える」とだけ覚えていて、自動詞・他動詞の両方の用法があることを知らないと、文の組み立てを読み誤ります。
品詞や使い方まで含めて覚えることが大切です。

文法を長文で使えない
学校で配られることの多い網羅系の文法問題集は、文法の全体像がすでに頭に入っている人が演習するための教材です。
悪い教材ではありませんが、基礎がない段階で使い始めると難しく感じやすいです。
基礎が固まっていない段階でこれらを使うと、選択肢の番号を機械的に覚えるだけの学習になります。
結果として文法知識が長文で使える形になっていないまま模試に臨むことになります。
文法問題の点数が上がっても、長文の中で関係代名詞や分詞構文が出てきた瞬間に対応できなくなるのは、このためです。

長文になると内容が追えない
単語と文法の連携が取れていないと、知っている単語だけを拾い読みして、頭の中でストーリーを作る「推測読み」が習慣になります。
この状態の人は、英語を後ろから前に戻って読む「返り読み」も繰り返しています。
返り読みは読解スピードを落とすだけでなく、文の意味のつながりを断ち切ります。
1文が長くなった瞬間に、意味が崩れてしまいます。
主語・動詞・修飾語の位置を確認する練習を積まない限り、初見の長文を時間内に正確に読むことはできません。
英語の偏差値40の人が最初にやること

参考書を増やしたり、新しい教材を買ったりする前に、まずやるべきことがあります。
自分の弱点を正確に把握することが、最初のステップです。
- 模試の失点を単語・文法・読解の3つに仕分ける
- 高校英語に進む前に中学レベルの抜けを確認する
- 1文を読めない段階での難しい長文演習は後回し
模試の失点を3つに分ける
過去に受けた模試の答案を用意して、失点の理由を以下の3つに分類します。
この仕分けをするだけで、次に何をすべきかが見えてきます。
| 失点の種類 | 具体的な状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 単語・語彙不足 | 設問や本文のキーワードが読めない | 基礎単語を毎日反復する |
| 構文・文法の解釈不足 | SとVの対応を誤ったり、修飾関係を逆に読んだりする | 英文解釈の練習へ戻る |
| 時間切れ・速度不足 | 最後の長文を塗りつぶした | 短い長文で速度練習を始める |
3色のペンやマーカーで色分けすると、どのタイプの失点が多いかが一目でわかります。
中学英語の抜けを確認する
高校英語に進む前に、中学レベルの英語力に穴がないかを確認します。
高校英語の「関係代名詞」や「仮定法」でつまずく生徒の多くは、中学レベルの代名詞の格変化や不規則動詞、基本5文型の理解が曖昧なまま来ています。
中学レベルの基礎テストで9割以上取れない場合は、中学英語の復習が近道です。
遠回りに見えても、土台に穴があれば高校の参考書をどれだけ進めても積み上がりません。

▶文部科学省「中学校学習指導要領解説 外国語編」
難しい長文問題集は後回しにする
「早く長文を読めるようにならなきゃ」という焦りから、1文を正確に読む力がないまま長文問題集に手を出すのは逆効果です。
市販の長文問題集は「レベル1」と書かれていても、実際の入試から抜粋された初見英文が並んでいます。
1文を一発で正確に読めない段階でこれらを解いても、当てずっぽうを繰り返しているだけで学力は上がりません。
まずは単語・文法・英文解釈の基礎に集中することが、遠回りに見えて最も早い道です。
英語の偏差値40から50へ上げる勉強法

偏差値40から50に上げるための勉強は、難しいことをする必要はありません。
基礎を正しい順番で積み上げることに尽きます。
まず全体の流れを確認してください。
| ステップ | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 基礎単語 | 読めない単語を減らす |
| 2 | 英文法 | 文のルールを理解する |
| 3 | 英文解釈 | 1文を正確に読む |
| 4 | 短い長文 | 読解に慣れる |
基礎英単語を毎日繰り返す
単語の暗記は、1回あたりの時間を長くするよりも、触れる頻度を極限まで高めることが重要です。
毎日の取り組みは、次の3点を意識してください。
- 1日100語を目安に見る
- 1語2秒以内で意味を答える
- 音声を使って発音も一緒に確認する
例えば「important(大切な)」「increase(増える・増やす)」のように声に出しながら次々とめくっていく高速の繰り返しが基本です。
目で見るスペルと耳で聞く発音と日本語の意味を同時に結びつけることが定着のカギになります。

英文法を読解で使える形にする
文法の学習は、問題を解く前に「正確に理解して説明できること」を優先します。
講義型の参考書を使い、例文を主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)・修飾語(M)に分けてノートに書き込む作業をします。
まずは「例文を見て、文の形を説明できる」状態を目指すことが最初の目標です。
それができるようになったら、日本語訳だけを見て元の英語に戻せるかテストする練習に進みます。
ページ数を無理に進めるより、例文を自分の言葉で説明できるかを重視しながら進めることが大切です。

▶文部科学省「高等学校学習指導要領解説 外国語編・英語編」
英文解釈で1文を正確に読む
単語と文法の学習と並行して、「英文解釈」の訓練を取り入れます。
目標は、どんな文でも主語・動詞・修飾語の位置を確認しながら、前から順番に意味を取れるようにすることです。
講義型の参考書を使い、英文に実際にSVOCMを書き込む作業をルーティンにします。
名詞を説明する形容詞の塊と、動詞や文全体を説明する副詞の塊を矢印で区別したり、文と文をつなぐ接続詞や関係詞の働きを確認したりしながら、1文の構造を丁寧に描き出す練習を重ねます。
まず100文を目標にすることで、複雑に見えた文が基本文型の組み合わせにすぎないと気づけるようになります。

短い長文から読解を始める
1文を正確に読む力がついてきたら、150〜200語前後の短い長文に進みます。
いきなり共通テストレベルの長文ではなく、初見で4割以上の設問に正解できるレベルから始めることが基準です。
構造分析が終わった英文を音声に合わせて音読し、意味のかたまりごとに前から理解できる状態まで仕上げます。
単語という「点」が文法・解釈・熟語によって「線」へとつながり、読解のスピードと正答率が上がっていきます。
英語の偏差値40から50に必要な時間

「何時間勉強すれば上がるのか」という疑問は、誰もが持ちます。
目安の数字をお伝えしつつ、学年や状況によって変わる部分も正直に説明します。
- 10ポイント上げるための自己学習は約300時間
- 1ヶ月で50に届く人は中学基礎が完璧な一部のみ
- 1ヶ月目は基礎に絞り2ヶ月目で長文へ進むペース
1日何時間勉強すればよいか
指導の経験則として、偏差値を1上げるには学校の授業以外に約30時間の自己学習が目安とされています。
偏差値40から50への10ポイント上昇には、合計約300時間が一つの参考値になります。
ただし、この数字は基礎の穴の深さや学年、残り期間によって変わります。
1日最低3時間の英語学習を確保することが出発点です。
スマホを使う時間を30分ずつ減らすなど、小さな積み重ねから始めると習慣が続きやすくなります。

1ヶ月で50に届く人の条件
1ヶ月という短期間で偏差値40から50に届く人は、以下の3条件をすべて満たしています。
- 中学レベルの基礎テストで9割以上取れている
- 1ヶ月間、単語と文法だけに絞って取り組んでいる
- 高速暗記で基礎単語1600語程度を「2秒以内に即答できる状態」に近づけている
この3つが揃っていない場合は、2〜3ヶ月のスパンで取り組む方が安全です。
焦って詰め込むより、確実に積み上げる方が結果につながります。

2ヶ月で立て直す学習ペース
再現性が高く、着実に学力が上がる標準的なプランは2ヶ月の二段階立て直しです。
| 時期 | 学習内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 単語・英文法 | 基礎の穴を埋める |
| 2ヶ月目前半 | 英熟語・英文解釈 | 1文を正確に読めるようにする |
| 2ヶ月目後半 | 短い長文 | 読解演習へ入る |
1ヶ月目は単語を1日90分・文法を1日90分に絞ってインプットに集中します。
2ヶ月目の最終2週間で200語前後の易しい長文問題集を導入します。
この順番を守ることで、一時的な詰め込みではない、本物の英語力の土台が完成します。
英語偏差値40向け参考書の選び方

偏差値40の段階で参考書を選ぶときに大切なのは、ランキングではなく「自分の今の状態に合っているか」です。
参考書の詳しい比較は別記事を参考にしていただき、ここでは選ぶときの基準を整理します。
- 単語帳は基礎語が多く続けやすいシンプルなもの
- 文法書は中学との橋渡しとなるやさしい講義型
- 長文問題集は解説が丁寧で初見で4割読める難度
単語帳は続けやすさで選ぶ
難関大向けの分厚い単語帳は避け、毎日続けやすいものを選ぶことが最優先です。
選ぶ際は以下の基準で判断してください。
| 選ぶ基準 | 理由 |
|---|---|
| レイアウトがシンプル | 毎日続けやすい |
| 音声が使える | 発音と意味を結びつけやすい |
| 基礎語が多い | 偏差値40の穴を埋めやすい |
文法書はやさしさを重視する
文法学習の最大のミスは、網羅系の問題集から始めることです。
文法知識がない状態で問題集を解くと、解説の意味すら理解できず、英語への苦手意識が強まります。
まずは授業のような口調で丁寧に解説してくれる講義型の参考書を最優先に選びます。
中学英語と高校英語の橋渡しをしてくれる基礎的な講義本が候補になります。
この手の本を1〜2周して全体像をつかんでから、基礎レベルの問題集に移るステップが安全です。

長文問題集は4割取れるものから
初見で4割以上の設問に正解できるレベルのものを選ぶことが基準です。
読めなさすぎる問題集は、解説を読んでも理解できず、復習が機能しません。
選ぶときのポイントは「解説を見て自分で復習できるか」です。
すべての英文に文構造の説明が載っていて、なぜその訳になるのかが丁寧に書かれているものが、偏差値40の段階には向いています。
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英語の偏差値40で避けたい勉強法

頑張っているのに成績が上がらない人には、共通した「やってしまいがちな勉強法」があります。
まず自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
- 単語帳を1周して終わる
- 網羅系文法書から始める
- 志望校レベルの長文に急ぐ
- 模試の復習をしない
単語帳を1周して満足する
偏差値40から抜け出せない人に最も多いのが、「1周終わらせた=覚えた」と思い込んで放置することです。
人間の脳は、1回触れただけの情報を数日以内にほぼ忘れます。
1周しただけの単語は、模試の本番で「見たことあるけど出てこない」というフリーズを生むだけです。
単語帳は最低3周、「どのページを開いても2秒以内に即答できる」状態になって初めて仕上がったと言えます。

網羅系文法書から始めて挫折する
学校指定だからという理由で、基礎がないまま網羅系の英文法書から始めるのはつまずきやすい流れです。
これらは「文法の全体像がすでに頭に入っている人が仕上げるための教材」です。
基礎がない状態でこれらを開くと、なぜその選択肢になるのかがわからず、答えの記号を丸暗記するだけになります。
現場でも、解説の「副詞節」「補語」という言葉の意味がわからずそこで止まってしまう生徒が少なくありません。
定期テスト前に記号を覚えて乗り切り、終わればすべて忘れて模試で大失点する、という流れはここから生まれます。

志望校レベルの長文に急ぐ
「早慶に受かりたい」「共通テストで8割取りたい」という目標から焦って、1文を正確に読む力がないまま難しい長文問題集に手を出すことは避けてください。
わからない単語と、構造の読めない英文の山に埋もれることは、学習の効率を大きく下げます。
「自分には英語の才能がない」という気持ちを植えつけて、受験そのものをあきらめる原因になることもあります。
難しい長文への挑戦は、基礎が整ってからで十分です。
英語偏差値40の高2高3別の立て直し方

学年によって、取れる戦略と現実的な目標が変わります。
自分の状況に合ったルートを選んでください。
- 高2冬からなら中学英語からの完全立て直しが可能
- 高3なら現実的に50から55を目標に優先順位を絞る
- 40から60への逆転は基礎固めを終えてから始まる
高2なら基礎から戻せば間に合う
高2の冬の時点で偏差値40台であれば、本番まで1年以上あります。
焦る必要はまったくありません。
1日1〜2時間からスタートして、中学英語からの完全立て直しに専念します。
高2のうちに強固な土台を作っておくことで、高3の春以降に長文対策へスムーズに移行できます。
基礎が固まってからの伸びは速くなります。

高3ならまず50から55を狙う
高3の春以降で偏差値40台の場合は、時間が限られているため「選択と集中」が必要です。
単語・解釈を固めながら長文へ移るという段階を大切にしつつ、志望校の配点を確認したうえで学習の配分を決めます。
目標も「いきなり60や70」ではなく、「偏差値50から55(共通テスト得点率6〜7割)」を最初の実績として積み上げることに集中します。
この現実的なステップが秋以降のモチベーションを保つ土台になります。

偏差値40から60の現実ライン
条件が揃えば、偏差値40から最終的に60まで到達することは現実的な目標です。
ただし、到達できる水準は開始時期や学習時間、基礎の穴の深さによって変わります。
| 開始時期 | 現実的な目標 | 優先すべき学習 |
|---|---|---|
| 高2冬 | 50〜60以上も視野 | 基礎から長文まで段階的に |
| 高3春 | 50〜55をまず目標 | 単語・文法・短い長文 |
| 高3秋 | 得点源の絞り込み | 志望校に必要な分野 |
40→50の土台固めを丁寧に終わらせることが、60への近道です。
焦って難しい参考書に手を出すのではなく、一段ずつ確実に進めることが大切です。
英語の偏差値40から始める7日間プラン

「何から始めればいいかわからない」という人のために、最初の1週間の行動を具体的に示します。
| 日程 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1日目 | 模試の失点分類 | 弱点を見える化する |
| 2日目 | 基礎単語確認 | 語彙の穴を確認する |
| 3日目 | 文法の穴探し | 苦手単元を把握する |
| 4〜7日目 | 短い英文を読む | 1文を正確に読む練習をする |
1日目は模試の失点を分ける
1日目はいきなり暗記を始めません。
直近の模試の答案を用意して、すべての失点を「語彙不足・解釈不足・速度不足」の3つに色分けします。
この作業だけで、自分が何を優先して直すべきかが見えてきます。
点数で落ち込む必要はありません。原因を分類することが、ここからのスタートです。

2日目は基礎単語を確認する
基礎単語帳の最初の500語を赤シートで隠し、1語1秒のスピードで声に出して意味を答えていきます。
2秒以上フリーズした単語はすべて余白に×を書き込みます。
500語のうち70%(350語)未満しか即答できなかった場合(あくまで目安です)、まだ優先して覚える単語が多い状態です。
明日からの高速繰り返し暗記のペースを意識して決めてください。

3日目は文法の穴を探す
文法参考書の目次を見ながら、各テーマを何も見ずに説明できるかテストします。
例えば「分詞って何?」と聞かれて、「名詞を後ろから説明する」「形容詞のかたまりを作る」といった働きを言葉にできるかどうかが確認のポイントです。
「文と文をつなぐ関係代名詞の使い方がよくわからない」「時制の使い分けを説明できない」という場合、そこが長文で誤読を生む「文法の穴」です。
説明できなかったテーマをすべてリストアップして、翌日からの優先課題にします。

4日目以降は短い英文を読む
4〜7日目は、中学〜高校初級レベルの短い英文を1日10〜15文、精読します。
「分析→直訳→再現」の3ステップを毎日繰り返します。
ノートに書き写した英文にSVOCMを書き込み、左から右へ順番に日本語に直訳します。
その後、自分の書いた日本語だけを見て元の英語を口頭で再現できるかテストします。
正しい構造と和訳を確認した後、最低5回以上声に出して音読して定着させます。
この3ステップを4日間で計40〜60文こなすことで、英語の一文の見え方が変わり始めます。
【Q&A】英語の偏差値40から50へのよくある質問

英語の偏差値40から50を目指す受験生や保護者の方から、現場に多く寄せられる疑問に回答します。
統計的な事実から地頭との関係性まで、不安を解消して前を向くための正しい知識をコンパクトにまとめました。
Q.偏差値40はどれくらいですか
統計的には受験生全体の下位約16%、平均より下の位置にあたります。
英語の学力状態としては、中学レベルの基礎単語や基本文法に穴がある状態を示すことが多いです。
ただし、これは「頭が悪い」のではなく、正しい手順で十分な時間をかけていなかっただけです。
基礎を順番通りに埋め直せば、短期間で成績が上がりやすい層でもあります。

Q.英語で95点なら偏差値はいくつか
95点の偏差値は、試験の平均点と得点の散らばり具合(標準偏差)によって大きく変わります。
一概に一つの数値では決まりません。
簡単に言うと、平均点との差が大きいほど偏差値は上がります。
平均点が50点の標準的な模試であれば偏差値70前後になるケースが多く、平均点が高い易しい試験であれば偏差値は下がります。
素点だけでなく、「どの試験で95点を取ったか」を確認することが必要です。

Q.偏差値40とIQは関係ありますか
直接の関係はありません。
大学受験英語は、正しい学習手順を十分な時間かけて実践することで改善できる可能性が高い分野です。
「自分は頭が悪いから偏差値40なんだ」と思う必要はありません。
勉強の手順と量が不足していることを認識して、そこを修正することがまず大切です。

Q.偏差値40から70は可能ですか
条件が揃えば可能ですが、まず50を目指すのが現実的です。
偏差値40→50(基礎固め)→50→60(解釈の完成)→60→70(速度と応用)という3段階の階段を、順番通りに一段ずつ上ることが唯一の現実的なルートです。
40からいきなり70向けの難しい問題集に取り組んでも、土台がないため定着しません。
本記事ではまず偏差値50を最初の目標として、そこに向けた具体的な手順を解説しています。
まとめ:英語の偏差値40から50へ上げる勉強法と最初にやることを完全解説

英語の偏差値40は、能力の限界ではありません。
多くの場合、単語・文法・英文解釈・長文読解のどこかに穴があり、勉強の順番がずれている状態です。
まずは模試の失点を「単語不足」「文法・構文の理解不足」「時間切れ」に分け、自分がどこでつまずいているのかを確認しましょう。
そのうえで、基礎英単語を毎日繰り返し、英文法を読解で使える形にし、短い英文を正確に読む練習へ進むことが大切です。
偏差値40から50を目指すなら、いきなり難しい長文問題集や網羅系の文法問題集に手を出す必要はありません。
今のレベルに合った教材を使い、まずは「わかる」「読める」「続けられる」状態を作ることが近道です。
高2なら基礎から戻せば十分に立て直せます。
高3でも、残り時間に合わせて優先順位を絞れば、偏差値50〜55を現実的な目標として狙えます。
英語が苦手な人ほど、最初にやるべきことを間違えないことが大切です。
今日からできる一歩として、まずは直近の模試を見直し、自分の失点原因を3つに分けるところから始めてみてください。

※この記事は、学習塾で長年にわたり高校生への英語指導を担当してきた藤堂直樹が執筆しています。英単語・英文法・長文読解・英作文など、英語が苦手な生徒にもわかりやすい学習法を発信しています。
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中学受験や高校受験に向けた塾選び、日々の家庭学習でお悩みの方に向けて、姉妹サイトの「塾オンラインドットコム」でも情報を発信しています。
小・中学生向けの効率的な勉強法や、後悔しない塾の選び方など、日々の学習管理に役立つ情報を分かりやすくまとめています。あわせて参考にしてください。

