読書感想文のまとめ方例文【高校生】終わり方・締め方“そのまま使える型”

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「本文はなんとか書けたけれど、最後の一行がどうしても埋まらない」と悩んでいませんか?
読書感想文の締めくくりは、あなたの成長や考えを伝える最も重要なパートです。
この記事では、27年以上教育現場に携わってきた専門家の視点から、高校生らしい評価されるまとめ方を具体的な例文付きで解説します。
この記事を最後まで読めば、原稿用紙の最後の行を迷わず埋め、そのまま提出できる状態になります。※このページは「本文は書けたが、最後だけ書けない高校生」専用です。
新しい話やあらすじは追加しない
本を読んだ後の「自分の変化」を言葉にする
自分の体験や日常生活に引き寄せて締める
「面白かったです」を具体的な理由に書き換える
Contents
最後で止まるのは普通|高校生がまとめで迷う理由

読書感想文の「終わり方」で手が止まってしまうのは、あなたが真剣に本と向き合った証拠です。
まとめは文章全体の印象を左右するため、「立派なことを書かなければならない」というプレッシャーを感じやすい場所でもあります。
ここでは、多くの高校生が最後の一歩で迷ってしまう主な原因を整理し、気持ちを楽にするヒントをお伝えします。
▶まとめを書く前に、高校生の読書感想文全体の構成や評価ポイント を一度確認しておくと、締め方の方向性がはっきりします。
30秒でわかる結論|読書感想文のまとめは新しい話を書かなくていい

まとめの役割は、これまでに書いた内容を整理し、読後感を伝えることです。
無理に新しいエピソードやあらすじを追加する必要はありません。
まとめでおさえるべき大切なポイントは、次の3点だけです。
・新しい話やあらすじは書かなくていい
・本文で書いた感想を一度整理する
・読んだあとに自分がどう変わったかを一言添える
高校生の読書感想文|まとめで先生が見ているポイント

まとめは、書き手が本の内容をどれだけ自分のものにしたかを確認する重要なセクションです。
先生は単なる感想の羅列ではなく、「思考の深まり」や「自己との関連付け」を評価の基準にしています。
ここでは、評価が分かれるポイントや高校生として意識すべき基準について詳しく解説します。
評価されやすいまとめに共通する特徴
中学生っぽいまとめにならないための基準
なぜ「まとめ・終わり方」で評価が分かれるのか
終わり方は、読み手に与える余韻を決定づけます。
中身が良くても、最後が「面白かったです」といった一言で終わってしまうと、「結局何を学び取ったのか」が伝わらず評価を下げてしまう原因になります。
逆に、最後の一段落で「今後の自分の行動」を明確に示せると、論理的思考力が高いと判断されやすくなります。

評価されやすいまとめに共通する特徴
評価の高い作品は、本の世界を自分の現実世界に引き寄せています。
例えば、物語のテーマを自分の部活動や将来の夢に重ね合わせ、「自分ならこうする」という主観的な意見が明確であることが特徴です。
客観的な解説に終始せず、あなただけの「体験」に基づいた言葉が綴られていると、説得力が劇的に向上します。

中学生っぽいまとめにならないための基準
高校生には、単純な「喜怒哀楽」を超えた多角的な視点が求められます。
例えば、物語の中の差別や不公平を、自分の学校生活やニュースで見た出来事と重ねて考える、という書き方です。
「なぜそう感じたのか」という理由を、自分の身近な出来事や考え方と結びつけて述べることが、大人びた文章に見せる基準となります。
迷ったらこれ|まとめ・終わり方の基本パターン5つ

▶本文からまとめまでを流れどおりに書き直したい人 は、実践用の記事を使うと迷わず整えられます。
まとめ方に正解はありませんが、書きやすい「型」を知っておくとスムーズに筆が進みます。
ここでは、高校生が使いやすく、かつ知的な印象を与えられる5つの基本パターンを紹介します。
自分の感想がどのタイプに当てはまるか考えながら、使いやすいものを選んでみてください。
自分の体験や日常と結びつけるまとめ方
将来や社会について考えたことを書くまとめ方
本のメッセージを自分の言葉で言い換えるまとめ方
印象に残った場面にもう一度触れて締めるまとめ方
本を読んで考えが変わったことを書くまとめ方
読む前と後での「心の変化」を対比させる方法です。
例えば、「以前は失敗を恐れていたが、この本を読んで、失敗は挑戦した証だと捉えられるようになった」といった構成です。
自分自身の成長を物語る形になるため、最も標準的で書きやすいパターンと言えます。

自分の体験や日常と結びつけるまとめ方
本の内容を、学校生活や人間関係に当てはめる方法です。
具体的には、「主人公の孤独な決断を見て、私も部活動での苦い経験を思い出した。これからは、周囲の目を気にするのではなく、自分の信念を大切にしたい」のように書きます。
あなただけの情報が含まれるため、独自性が高く評価されます。

将来や社会について考えたことを書くまとめ方
本の内容から一歩進んで、これからの社会について意見を述べる型です。
例えば、環境問題の本を読み、「便利な暮らしの裏にある犠牲を知った。数年後、私が社会に出たときには、効率だけでなく持続可能性を優先する選択をしたい」のように、未来への責任感を示すと非常に知的な印象になります。

本のメッセージを自分の言葉で言い換えるまとめ方
著者が伝えたかったであろうテーマを、自分の解釈でまとめる方法です。
「この本が教えてくれたのは、本当の優しさとは相手を甘やかすことではなく、信じて待つことだ。私はこの気づきを胸に、友人との関係を築き直したい」といった書き方です。
「自分なりの定義」を持つことで、文章の深みが増します。

印象に残った場面にもう一度触れて締めるまとめ方
心に深く刺さった特定のシーンを再度引用し、余韻を作る型です。
「ラストシーンで主人公が流した涙は、後悔ではなく決意の証だったのだと思う。あの静かな情景を思い出すたび、私も困難に立ち向かう勇気が湧いてくる」のように綴ります。
物語との深い共鳴をアピールするのに有効です。
文字数別|読書感想文のまとめ例文

原稿用紙の枚数によって、まとめに割くべき分量は異なります。
ここでは、「あと数行埋めたい」時から「しっかり一段落書きたい」時まで活用できる例文を文字数別に紹介します。
| 指定文字数 | まとめ部分の目安 | 意識すべきこと |
| 800字 | 約80〜100文字 | 結論をズバッと一行で書く |
| 1200字 | 約200〜300文字 | 本の内容と自分の体験を繋ぐ |
| 2000字 | 約400〜500文字 | 社会への視点や決意を深める |
1200〜1600字の読書感想文で使えるまとめ例
2000字・原稿用紙5枚の読書感想文で使えるまとめ例
800字の読書感想文で使えるまとめ例
「当たり前だと思っていた日常が、実は多くの支えで成り立っている。本書はその事実に気づかせてくれた。今後は身近な人々への感謝を言葉で伝えていける自分でありたい。」
このように、結論と一歩踏み出した決意を簡潔にまとめると、短い文字数でも内容が濃くなります。

1200〜1600字の読書感想文で使えるまとめ例
「著者は『孤独は悪ではない』と説く。これまで私は一人でいることを恐れていたが、自分と向き合う時間こそが成長の土壌になると学んだ。他人の視線に怯えるのではなく、内なる声に耳を傾ける時間を大切にしていこうと思う。この一冊との出会いが、私の『自分らしさ』の定義を大きく変えてくれた。」
具体的な学びと意識の変化を丁寧に記述します。

2000字・原稿用紙5枚の読書感想文で使えるまとめ例
「物語のラスト、雨上がりの空を見上げる主人公の姿に、私は安易な答えに逃げない強さを見た。現代社会では効率や正解ばかりが求められるが、悩み続けること自体に価値があるのだと確信した。今後、困難に直面したとき、私は何度でもこの物語を思い出し、自分なりの光を探し続けたいと強く願っている。」
作品のテーマを深く掘り下げ、未来への展望を力強く綴ります。
これは避けたい|評価が下がるまとめ・終わり方のNG例

せっかく本文が良くても、終わりの数行で手を抜いてしまうと、「思考が浅い」と判断されるリスクがあります。
ここでは、高校生がやりがちな代表的なNG例と、それをどう改善すべきかを詳しく解説します。
減点を防ぎ、最後まで質の高い文章を維持するための参考にしてください。
新しいあらすじを入れてしまうまとめ
きれいごとだけで締めるまとめ
「面白かったです」で終わるまとめ
「面白かったです」や「勉強になりました」という言葉は、具体性に欠けるため避けるべきです。
例えば、「主人公の◯◯という行動が、私の常識を覆してくれた」のように、何がどう面白かったのかを具体化することが重要です。
感情を単語で終わらせず、その背後にある理由を言葉にしましょう。

新しいあらすじを入れてしまうまとめ
まとめの部分で「その後、主人公は〜」と新しいあらすじを書き始めるのは禁物です。
まとめはあくまで「あなたの意見」を書く場所です。
あらすじは全体の2割以下に抑え、最後は「物語の出来事から、私はこう考えた」という自分軸の文章にシフトすることを意識してください。

きれいごとだけで締めるまとめ
「世界が平和になるといいです」といった、自分の生活から乖離した大きな話は、かえって薄っぺらい印象を与えます。
例えば、「まずはクラスの友人に優しく接したい」など、自分の手が届く範囲の等身大の言葉で締めくくる方が、誠実さが伝わり、読み手の心に響きます。
知恵袋で多い失敗例|高校生が不安になりやすい終わり方

※ここで紹介する内容は、掲示板の意見をうのみにせず、教育現場の視点で整理したものです。
Yahoo!知恵袋などの掲示板では、「コピペだとバレないか」「最後の一行がどうしても足りない」という切実な悩みが散見されます。
よくある失敗は、焦りのあまりネットの例文をそのまま繋ぎ合わせてしまい、文章のリズムが支離滅裂になることです。
27年の指導経験から言えるのは、一文字足りないことを恐れて無意味な言葉を増やすより、「自分の言葉で、今の素直な気持ち」を短く置く方が、ずっと優秀な作品になるということです。
ChatGPTで作ったまとめ文を直す方法

AIを活用することは効率的ですが、そのまま提出すると「人間味の欠如」によって簡単に見破られてしまいます。
AIが生成した文章は、あくまで「素材」として扱い、あなたの体温を吹き込む修正が必要です。
ここでは、AI感を消して自分の文章にするための具体的なステップをお伝えします。
自分の言葉に直すためのチェックポイント
AIっぽいまとめ文に共通する特徴
・解説者や評論家のような客観的な口調になる
・「以上のことから〜」「〜を検討することが重要」といった定型句が多い
・誰にでも当てはまる一般論が中心で、書いた本人の「顔」が見えない
AIが作る文章は、「以上のことから、〜と言えるでしょう」や「〜を検討することが重要です」といった、解説者や評論家のような客観的な口調になりがちです。
誰にでも当てはまる一般論が多く、書いている本人の「顔」が見えません。こうした無機質な構造が、不自然さを生む原因となります。

自分の言葉に直すためのチェックポイント
・主語を「私」に置き換える
・堅苦しい言葉を自分が普段話すときの語彙に変換する
・本文に関連した具体的な自分のエピソードを一行付け加える
まずは、AI特有の一般論を「私」を主語にした個人的な意見へと書き直しましょう。
例えば「非常に有益であった」という表現を「心から救われた気がした」と変えるだけで、文章全体の感情の温度がぐっと上がります。
最後にあなた自身の体験を添えることが、AI感を消して説得力を高める最も効果的な方法です。
よくある質問|読書感想文のまとめ・終わり方Q&A

ここからは、提出直前に多い細かな不安をまとめました。小さな不安を解消することで、自信を持って原稿を仕上げられるようになります。
Q.まとめの書き出しは「この本を読んで」でいいですか?
Q.優秀作品のまとめは何が違うのですか?
Q.本文と同じことを書いても大丈夫ですか?
Q.読書感想文の終わり方に正解はありますか?
厳密な正解はありませんが、「本を読む前と後で、あなた自身にどんな変化があったか」が書かれていれば、形式としては満点です。
評価されやすい感想文ほど、完璧な結論を出すことよりも、本を通じて生まれた新たな問いや、心に残った葛藤を正直に綴っています。

Q.まとめの書き出しは「この本を読んで」でいいですか?
間違いではありませんが、少し工夫すると洗練されます。
例えば、「ページを閉じた今、私の心には◯◯という言葉が残っている」や「これまで当たり前だと思っていた景色が、少し違って見えるようになった」など、状況描写から入る形にすると、読み手を自然にあなたの内面へと引き込めます。

Q.優秀作品のまとめは何が違うのですか?
優秀作品(※ここでいう優秀作品とは、先生から評価されやすい感想文のことです)は、本の内容を「自分の人生の一部」として捉えています。
例えば、歴史小説を読んで単に「昔の人は大変だ」と感想を抱くのではなく、「現代の私たちの暮らしにも、同じ課題が潜んでいるのではないか」と、時代や国境を越えて普遍的な問いを立てています。

Q.本文と同じことを書いても大丈夫ですか?
全く同じ文章を繰り返すのは避けるべきですが、「最も伝えたかった主張」を言い方を変えて再提示することは、文章の構成上、非常に有効です。
まとめは、これまでの感想をぎゅっと凝縮し、一番言いたいことを最後にもう一度強く打ち出す「ダメ押し」の場所だと考えましょう。
▶提出前に、原稿用紙の枚数・文字数・書き方ルール を最終チェックしておくと安心です。
まとめ:読書感想文のまとめ方例文【高校生】終わり方・締め方“そのまま使える型”

ここまで、読書感想文の締め方について詳しく解説してきました。最後の一行を書き終えるのは大変な作業ですが、あなたが選んだその言葉は、あなた自身の成長の記録です。
高校生としての読書感想文は「ここまで書ければ十分」
無理に哲学的なことを書こうとしなくても大丈夫です。
本を読んで「少しだけ勇気が出た」「明日からこれを頑張りたい」という等身大の決意が書けていれば、それは立派な高校生の感想文です。
自分を大きく見せようとせず、素直な言葉で締めくくりましょう。
提出前に確認したい最終チェックリスト
・「だ・である」と「です・ます」の混用はないか?
・指定の文字数の8割以上を埋められているか?
・段落の最初の一文字は下げているか?
・句読点は1マスに収まっているか?
・原稿用紙の題名・名前の位置は合っているか?
・最後に自分の行動や考えの変化を書けているか?
執筆者のプロフィール
【執筆者プロフィール】
予備校オンラインドットコム編集部

予備校オンラインドットコム編集部は、教育業界や学習塾の専門家集団です。27年以上学習塾に携わった経験者、800以上の教室を調査したアナリスト、オンライン学習塾の運営経験者、ファイナンシャルプランナー、受験メンタルトレーナー、進路アドバイザーなど、多彩な専門家で構成されています。高校生・受験生・保護者の方々が抱える塾選びや勉強の悩みを解決するため、専門的な視点から役立つ情報を発信しています。
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