総合型選抜の安い塾を料金比較|総額・入会金・追加費用がわかる

※この記事には一部PRが含まれます。
総合型選抜の塾は、月謝だけで比べると実際の支払額を見誤ることがあります。
入会金やシステム利用料、志望理由書・小論文・面接の追加費用まで含めて、最終的な総額を確認することが大切です。
私は25年以上、競合塾の料金を調査する中で、表示月謝ではなく入会から終了までの総支払額に直して比較してきました。
この記事では、2026年10月1日時点で確認できた10塾の料金と、料金に含まれる対策を比較します。
料金非公開の塾は推測せず「要問い合わせ」とし、予算内で候補を絞る方法も解説します。
記事のポイント
- 月謝ではなく最終総額で比較できる
- 書類・小論文・面接の料金内を確認
- 料金非公開の塾も比べ方がわかる
- 必要な対策だけ選び費用を抑えられる
総合型選抜の安い塾を料金比較|総額と料金内の対策

10塾の料金と、志望理由書・小論文・面接が料金内かどうかを、同じ表に並べました。
先に全体を見て、そのあとで比較の前提と読み方を説明します。
料金比較の条件と「安い」の判断基準
次の表は、高校3年生が出願前に6か月利用する場合を想定した料金比較です。
掲載順は順位ではありません。
料金は2026年10月1日時点で公式サイトから確認できた税込表示で、Studyコーデのみ税別も併記しています。
| 塾名 | 料金体系 | 入会金・登録費 | 高3料金・想定総額 | 志望理由書 | 小論文 | 面接 | 追加費用・要確認 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 逆転コーチング総合型選抜 | 月謝制 | 35,200円 | スタンダード 6か月 310,900円 | 料金内 (面談枠の範囲) | 料金内 (面談枠の範囲) | 料金内 (面談枠の範囲) | システム利用料2,970円/月が必須。面談枠の追加は別料金。志望校特化の映像講義、自習室は有料オプション。 |
| 総合型選抜専門塾AOI | 個別見積もり | 要問い合わせ | 高3 220,000円〜 最終総額は個別見積もり | 対応あり 料金に含まれる範囲は要確認 | 対応あり 料金に含まれる範囲は要確認 | 対応あり 料金に含まれる範囲は要確認 | 志望校・併願数・現在の状況・授業コマ数などに応じて料金プランを作成。 |
| アガルートアドミッション | 一括パッケージ | 0円 | 基礎 550,000円 フル 660,000円 期間限定:基礎495,000円/フル594,000円 | 料金内 | 料金内 | 料金内 | 2027年4月6日まで10%OFF。分割払いの表示あり。月々の支払額ではなく総額で比較。 |
| ホワイトアカデミー高等部 | コース別・個別見積もり | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 料金内 (コースによる) | 料金内 (コースによる) | 料金内 (コースによる) | 公式サイトでは具体的な料金を非公開。主要コースでは書類添削・小論文・面接などを含み、原則追加料金なし。返金制度は適用条件あり。 |
| 総合型選抜専門塾ニッコマ | 個別確認 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 対応あり 料金に含まれる範囲は要確認 | 対応あり 料金に含まれる範囲は要確認 | 対応あり 料金に含まれる範囲は要確認 | 公式サイトでは現在の受講料金を公開していないため、入会金・受講料・追加料金を無料体験時に確認。 |
| 早稲田塾 | コース制 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 選択コース・講座による | 選択コース・講座による | 選択コース・講座による | コースごとに受講可能な講座・単位数が異なる。追加単位と季節授業は別料金。コースにより学費ローン利用可。 |
| Studyコーデ | 一括コース | 0円 (専門コース) | 396,000円 (税別360,000円) | 料金内 (4校まで) | 料金内 (4校まで) | 料金内 (4校まで) | 入塾金・講習料金不要。5校目以降は1校につき40,000円(税別)を追加。 |
| 大学受験ディアロ | 月謝制+専科ゼミ | 3,300円 (初回登録費) | 総合型選抜対策ゼミは 要問い合わせ | 専科ゼミで対応 | 本科で対応可 | 専科ゼミで対応 | システム費1,100円/月+教材費。本科「合格指導」は1科目11,000円〜/月だが、総合型選抜専科ゼミの料金は要問い合わせ。 |
| 東大毎日塾 | 月謝定額制 | 40,000円 条件付き全額キャッシュバックあり | スタンダード 6か月 434,680円 | 料金内 | 料金内 | 料金内 | スタンダードは65,780円/月。夏期・冬期講習費、教材費、システム維持費などの追加料金なし。入会金キャッシュバックには条件あり。 |
| 現論会 | 月謝定額制 | 55,000円 | 高3難関私大 6か月 441,100円 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 高3難関私大は64,350円/月(システム維持費3,850円込み)。季節講習の追加料金は0円。総合型選抜対策の範囲は要確認。 |
※料金・キャンペーン・サポート内容は2026年10月時点で確認した情報です。料金改定やキャンペーン変更の可能性があるため、申し込み前に各塾の公式サイト・無料相談で最新情報をご確認ください。
※「6か月総額」は、確認できた入会金・月額料金・必須の月額費用をもとに当サイトで試算しています。個別見積もりや追加オプションは含まれない場合があります。
※逆転コーチングの入塾金は、総合型選抜専用料金ページに掲載されている35,200円を採用しています。
総額は、原則として次の式で確認します。
入会金+(基本月額+必須諸費用)×利用月数+講習費+必要な追加対策費
「6か月」と書いた総額は、月謝制で同じ条件に置き換えられた塾だけです。
一括・パック制は6か月へ機械的に換算せず、コース料金をそのまま掲載しています。
また、面談枠や志望校の追加、季節講習など、金額を確認できない追加費用は総額に含めていません。
公式サイトで確認できない項目は、推定値を入れず「要問い合わせ」としています。
月謝制で6か月の試算ができたのは、
- 逆転コーチング:約31万円
- 東大毎日塾:約43万円
- 現論会:約44万円
でした。
数字だけで安い塾を決めることはできません。
私なら、総額の低さと「必要な対策が料金内か」を並べ、両方を満たす塾を候補に残します。
同一条件で比較できない塾は順位付けしない
料金体系が違う塾を、表示価格のまま安い順に並べることはしません。
私が競合塾を調べていたときは、
「高3の6か月間で、志望校1校の書類・小論文・面接を完成させる」
といった受講モデルを決め、想定されるコマ数や受講月数から総額を計算し直していました。
今回の表で同じ式に当てはめられたのは、月謝制の3塾です。
AOIは高3料金が220,000円〜と掲載されていますが、志望校や併願数、必要な対策などによって最終総額が変わります。
ホワイトアカデミー高等部は具体的な料金を公開していないため、無料相談で確認が必要です。
早稲田塾は受講する単位数で総額が変わります。
ニッコマは定額料金が非公開で、ディアロは総合型選抜向け推薦専科ゼミの料金確認が必要です。
このような塾は、
- 要問い合わせ
- 総額算出不可
- 選択講座による
と事実ベースで示します。
総合型選抜塾の費用相場と3つの料金体系

総合型選抜塾の料金体系は、月謝制・コマ制・一括(パック)制の3つに大別できます。
同じ金額に見えても、総額の増え方や料金に含まれる対策が違います。
月謝制は利用月数と必須費用まで確認する
月謝制では、表示月額に毎月の必須費用と入会金を加えて総額を見ます。
逆転コーチングのスタンダードは月42,980円ですが、システム利用料が月2,970円かかります。
実際の月負担は45,950円です。
6か月なら、表示月額の合計257,880円に対し、入会金とシステム利用料を含めた総額は310,900円です。
表示月額だけで計算した場合と比べると、53,020円の差があります。
現論会も、月額60,500円にシステム維持費3,850円と入会金55,000円を加えると、6か月で441,100円です。
表示月額6か月分363,000円との差は78,100円になります。
月謝制は利用期間が短ければ、費用面で使いやすい場合があります。
高1・高2から長期間利用すると月謝が積み上がるため、一括制より必ず安くなるわけではありません。
コマ制は必要コマ数で総額が変わる
コマ制は、1コマあたりの料金だけでは総額を判断できません。
例えば1コマ1.5万円なら10コマで15万円、3.3万円なら33万円です。
いずれも計算例で、実際の単価は塾ごとに異なります。
総合型選抜では、
- 志望理由書
- 小論文
- 面接
- 口頭試問
- プレゼン
など、複数の対策が必要になる場合があります。
見積もり時には「1コマいくらか」だけではなく、
「何コマで何が完成するのか」
まで確認してください。
一括・パック制は含まれる対策まで確認する
一括・パック制は、最初の金額が大きく見えます。
志望理由書・小論文・面接まで料金内なら、追加料金が少なく、総額を把握しやすい場合があります。
アガルートアドミッションの通常価格は、
- 基礎プラン:550,000円
- フルパッケージ:660,000円
です。
2026年10月1日時点では期間限定10%OFFが実施され、
- 基礎プラン:495,000円
- フルパッケージ:594,000円
と表示されています。
販売期間は2027年4月6日までです。
Studyコーデの文系学部総合型選抜「専門」コースは、税別360,000円、税込396,000円で、4校までが料金内です。
一括制では、
- 何校まで対応するか
- 添削回数に上限があるか
- 面接練習が含まれるか
- 追加費用は何に発生するか
- 中途解約時の扱い
まで確認します。
月謝制か一括制かではなく、必要な対策を受け切った場合の総額で比べることが大切です。
総合型選抜塾の料金・総額・支援範囲を比較

ここからは10塾を一つずつ、入会金・基本料金・必須費用・料金内の対策に絞って整理します。
塾の良し悪しを評価する章ではなく、いくら払い、何が含まれるかを見る章です。
逆転コーチング総合型選抜

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | 月謝制 |
| 入会金 | 35,200円 |
| 月額 | 高3スタンダード42,980円 |
| 必須費用 | システム利用料2,970円/月 |
| 6か月総額 | 310,900円 |
| 対策範囲 | 志望理由書・小論文・面接は面談枠内 |
高3スタンダードを6か月利用した場合、入会金とシステム利用料を含めた総額は310,900円です。
月4回の面談内で、志望理由書・小論文の添削や面接対策を受けられます。
面談枠を追加する場合は別料金です。
一般選抜や英語外部検定も並行する場合は料金が変わるため、必要な対策を伝えて総額を確認しておくと比較しやすくなります。
総合型選抜専門塾AOI

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | 個別見積もり |
| 入会金 | 要問い合わせ |
| 基本料金 | 高3 220,000円〜 |
| 6か月総額 | 個別見積もり |
| 対策範囲 | 志望理由書・小論文・面接・プレゼン・英語資格など |
AOIの高3料金は220,000円〜です。
志望校や併願数、現在の状況などをヒアリングしたうえで、一人ひとりに料金プランを作成するため、最終的な総額は個別相談で確認します。
志望理由書・小論文・英語資格・自己分析・面接・プレゼン・グループディスカッションなど、総合型選抜に必要な対策へ対応しています。
比較する際は、220,000円〜という最低料金だけでなく、自分の志望校数と必要な対策を含めた総額を確認してください。
アガルートアドミッション

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 項目 | 内容 |
| 料金体系 | 一括パッケージ |
| 入会金 | 0円 |
| 基本料金 | 基礎550,000円/フル660,000円 |
| 期間限定価格 | 基礎495,000円/フル594,000円 |
| 支払い方法 | 一括前払い・分割払いあり |
| 対策範囲 | 志望理由書・小論文・面接など料金内 |
アガルートアドミッションは一括パッケージ制で、通常価格は基礎プラン550,000円、フルパッケージ660,000円です。
2026年10月1日時点では10%OFFが実施され、基礎495,000円、フル594,000円となっています。
志望理由書・小論文・面接などが料金に含まれるため、追加対策費を把握しやすい料金体系です。
分割払いは月謝制ではないため、1回あたりの支払額ではなく総額で比較してください。
ホワイトアカデミー高等部

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | コース別・個別見積もり |
| 入会金 | 要問い合わせ |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
| 6か月総額 | 算出不可 |
| 対策範囲 | 書類・小論文・面接など |
ホワイトアカデミー高等部はコースによって料金体系が異なり、具体的な授業料は無料相談会で案内しています。
そのため、6か月総額は公式情報だけでは算出できません。
スタンダードコースでは面接練習・小論文添削を回数無制限で受けられ、上位コースでは書類添削や志望校別対策にも対応しています。
料金を比較する際は、希望するコースと志望校を伝え、必要な対策を含めた総額を確認してください。
※所定の条件を満たした場合、授業料全額返金保証あり
総合型選抜専門塾ニッコマ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | 個別確認 |
| 入会金 | 要問い合わせ |
| 基本料金 | 要問い合わせ |
| 6か月総額 | 算出不可 |
| 対策範囲 | 志望理由書・面接・小論文など |
ニッコマは、公式サイトで現在の定額料金を公開していないため、入会金や月額、6か月総額は問い合わせが必要です。
過去のキャンペーンページには具体的な料金例がありますが、現在の通常料金としては扱わない方が安全です。
対策内容は、志望理由書・面接・小論文に加え、自己理解や大学・学部研究まで含むカリキュラムです。
料金を比較する際は、希望する対策が見積もりにどこまで含まれるか、追加料金の有無まで確認してください。
早稲田塾|総合型選抜対策

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | コース制・講座選択 |
| 入会金 | 要問い合わせ |
| 基本料金 | 選択するコース・講座による |
| 6か月総額 | 算出不可 |
| 対策範囲 | 志望理由書・小論文・面接など講座により対応 |
早稲田塾は、受講するコースや講座の組み合わせによって料金が変わるため、6か月総額を一律には算出できません。
2026年度はコース制を採用しており、一括払いのほか、コースによって学費ローンによる分割払いも利用できます。
総合型・学校推薦型選抜特別指導や論文系講座などがあり、志望理由書・小論文を含む総合型選抜対策に対応しています。
必要な講座を伝え、入会金や追加費用を含めた最終総額を確認してから他塾と比較するとよいでしょう。
Studyコーデ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 項目 | 内容 |
| 料金体系 | 一括払い |
| 入会金 | 0円(専門コース) |
| 基本料金 | 360,000円(税別) |
| 税込料金 | 396,000円 |
| 対策範囲 | 志望理由書・小論文・面接など4校まで |
総合型選抜入試対策の「専門コース」は360,000円(税別)で、通常コース未受講でも申し込めます。
入塾金や講習料金は不要で、料金内で4校分まで指導を受けられます。
小論文添削や面接練習は回数を定めず対応しており、5校目以降は1校につき40,000円(税別)が追加されます。
受験校数が多い場合は、追加分まで含めた総額で比較してください。
ディアロ|総合型選抜対策

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | 月謝制+専科ゼミ |
| 初回登録費 | 3,300円 |
| 本科料金 | 1科目11,000円〜/月 |
| 必須費用 | システム費1,100円/月+教材費 |
| 総合型選抜対策 | 料金は要問い合わせ |
| 対策範囲 | 自己分析・志望理由書・面接 |
大学受験Dialo onlineの本科「合格指導」は1科目月11,000円からですが、総合型選抜対策は別の「学校推薦型選抜・総合型選抜対策ゼミ」で行います。
専科ゼミの料金は公式サイトに掲載されていないため、6か月総額は算出できません。
総合型選抜対策ゼミでは、自己分析・志望理由書・面接対策に対応します。
本科受講者が追加受講できる講座のため、比較する際は本科料金と専科ゼミ料金を合わせた総額を確認してください。
東大毎日塾

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | 月謝定額制 |
| 入会金 | 40,000円 |
| 基本料金 | スタンダード65,780円/月 |
| 6か月総額 | 434,680円 |
| 対策範囲 | 志望理由書・小論文・面接など |
東大毎日塾のスタンダードプランを6か月利用した場合、入会金を含めた総額は434,680円です。
入会金が実質無料になるキャンペーンが適用される場合は394,680円になります。
全科目指導の中で、志望理由書・小論文・面接対策にも追加料金なしで対応し、講習費もかかりません。
総合型選抜専用コースではないため、総合型対策だけを希望する場合は、必要なサポート内容と料金が合うか確認しておくとよいでしょう。
現論会

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金体系 | 月謝定額制 |
| 入会金 | 55,000円 |
| 基本料金 | 高3難関私大64,350円/月 |
| 6か月総額 | 441,100円 |
| 対策範囲 | 全科目の学習計画・進捗管理が中心 |
現論会の高3難関私大コースは、授業料60,500円とシステム維持費3,850円を含めて月64,350円です。
入会金55,000円を加えると、6か月総額は441,100円になります。季節講習の追加費用はありません。
現論会は一般選抜の全科目コーチングや学習計画管理を中心とした塾です。
総合型選抜で必要な志望理由書・小論文・面接まで料金内で対応できるかは、入会前に確認してください。
総合型選抜塾で追加費用になりやすい項目

基本料金以外の費用も、最終総額へ影響します。
特に確認しておきたいのは、毎月の固定費、添削・面接の追加料金、季節講習、併願校対策です。
入会金・システム料・教材費などの必須費用
入会金や登録費は、月謝とは別に最初だけ支払う費用です。
また、毎月発生するシステム費や維持費も見落としやすい項目です。
今回確認した例では、
| 塾名 | 費用項目 | 金額(月額) |
|---|---|---|
| 逆転コーチング | システム利用料 | 2,970円 |
| 現論会 | システム維持費 | 3,850円 |
| ディアロ | システム費 | 1,100円 |
です。
6か月なら、
| 塾名 | 金額(6か月合計) |
|---|---|
| 逆転コーチング | 17,820円 |
| 現論会 | 23,100円 |
| ディアロ | 6,600円 |
になります。
一つひとつは小さく見えても、毎月加算されれば総額の差になります。
私が競合調査をしていたときも、入会金、施設管理費、システム利用料、教材費などは、表示月謝とは別に数えていました。
志望理由書・小論文・面接の追加料金
総合型選抜対策では、「対応しているか」だけではなく、その料金に含まれているかまで確認します。
次の4区分にすると比較しやすくなります。
| 区分 | 意味 | 今回の例 |
|---|---|---|
| 料金内 | 規定範囲で追加料金なし | 東大毎日塾、アガルート、Studyコーデ、ホワイトアカデミー(コースによる) |
| 回数制限あり | 一定回数までは料金内 | 逆転コーチング |
| 別料金 | 別講座等の契約が必要 | 早稲田塾などは選択講座による |
| 要問い合わせ | 公開情報だけでは判断できない | AOI、ニッコマ、現論会、ディアロなど |
特に回数制限がある場合は、
「何回まで料金内か」
「上限を超えると1回いくらか」
まで確認します。
出願直前は添削や面接練習を増やしたくなることもあるため、上限と追加料金を把握しておくと予算を組みやすくなります。
季節講習・併願校対策・追加コマの費用
夏期講習や直前特訓、併願校の追加でも費用は変わります。
今回の10塾でも、
| 塾名 | 費用・追加料金の条件 |
|---|---|
| 現論会 | 季節講習費0円 |
| 東大毎日塾 | 講習費の追加なし |
| Studyコーデ | 専門コースは講習費不要。5校目以降は追加料金 |
| 逆転コーチング | 面談枠の追加は別料金 |
など違いがあります。
季節講習がすべての塾で必須とは限りません。
契約前に、
- 季節講習は必修か
- 直前講習は別料金か
- 併願校を増やしたらいくらか
- 面談や添削の追加はいくらか
を確認します。
総合型選抜の塾代を抑えるなら必要な対策から決める

塾代を抑えたい場合、最初に一番安い塾を探すより、自分に必要な対策を整理した方が候補を絞りやすくなります。
考える順番は、
志望校の選考内容→学校で受けられる支援→塾で補う部分
です。
志望校で必要な書類・小論文・面接を整理する
総合型選抜の選考方法は、大学・学部によって違います。
書類審査に加えて、
- 小論文
- 面接
- 口頭試問
- プレゼン
- 共通テスト
などを組み合わせる場合があります。
例えば小論文が課されない学部なら、小論文講座まで含むコースが必要か検討できます。
反対に、面接やプレゼンまで必要なら、それらが料金内の塾の方が追加費用を読みやすくなります。
私なら、志望校ごとに「書類」「小論文」「面接」「その他」の欄を作り、塾へ頼みたい項目を整理してから面談に行きます。
入試制度全体の最新情報は、文部科学省の大学入試情報提供サイトでも確認できます。
学校で受けられる添削・面接対策を確認する
次に、高校で受けられる支援を確認します。
担任や進路指導部へ、
- 志望理由書を何回添削してもらえるか
- 面接練習は何回できるか
- 小論文を見てもらえるか
- 出願直前まで対応できるか
を聞いておきます。
学校で十分に対応できる部分まで、塾で重複して契約する必要はありません。
学校では対応しにくい専門的な対策がある場合は、その部分を塾で補う方法があります。
学校で受けられる範囲を確認してから、不足する対策だけ塾で補うと、重複した契約を避けやすくなります。
不足する対策だけ短期・単科で補えるか確認する
不足分だけ短期間で受講できれば、総額を抑えられる場合があります。
短期・単科なら必ず安いとは限りません。
入会金や単科料金を積み上げると、一括パックを上回る場合もあるからです。
3か月で必要な書類・小論文・面接を完成できるかは、現在の準備状況や志望校によって変わります。
「3か月なら安い」ではなく、
「3か月で必要な対策を終えられるか」
まで確認してください。
オンライン塾も費用を抑える選択肢の一つですが、必ず対面より安いわけではありません。
25年の塾調査経験から見る料金比較の確認ポイント

ここからは、私が25年以上の競合調査で実際に使ってきた料金の見方を、総合型選抜の塾選びに当てはめます。
大切なのは、「安い・高い」を先に決めるのではなく、同じ条件で総支払額とサービス範囲を確認することです。
月謝ではなく入会から終了までの総支払額を見る
私は競合塾を調べるとき、Webやチラシに掲載された月謝だけでは判断していませんでした。
確認していたのは、
- 入会金
- 教室維持費・施設管理費
- システム利用料
- 教材費
- 講習費
- 必要な追加指導
です。
これらを含めて、年間または退会までの総支払額へ換算していました。
逆転コーチングを例にすると、表示月額42,980円だけなら6か月257,880円です。
入会金35,200円とシステム利用料まで含めると310,900円となり、53,020円の差があります。
月謝だけで予算を組むと、この差を見落とします。
「その料金で何を受けられるか」を確認する
競合調査では、金額だけではなく主に次の6項目を分けて見ていました。
- 初期費用・固定諸費
- 基本指導単価
- 指導形態と指導密度
- 添削・面接・小論文などの支援範囲
- 進捗管理・自習支援
- 追加講習・季節費用
なかでも重視していたのが、「月謝にどこまでのサービスが含まれているか」という境界線です。
総合型選抜なら、
- 志望理由書・活動報告書の添削回数
- 小論文指導
- 面接・プレゼン練習
- 進捗面談
- 質問対応
- 追加講習
を確認します。
同じ50万円でも、必要な対策が料金内で完結する塾と、追加契約が必要な塾では意味が違います。
「いくらか」と「何が含まれるか」は、セットで比較してください。
Webで分からない料金は契約前に確認する
公式サイトだけで条件が分からない場合、私は資料請求や問い合わせで確認していました。
総合型選抜塾なら、次の項目を聞いておくと比較しやすくなります。
- 表示料金の対象学年と受講回数
- 毎月の管理費・システム費・維持費
- 志望理由書の添削回数と超過料金
- 模擬面接・口頭試問の回数と追加料金
- 小論文が料金内か
- 季節講習が必修か任意か
- 併願校を追加した場合の料金
- 中途解約時の返金条件
- 未受講分の扱い
Webで確認できない金額を推測して比較表へ入れるより、同じ条件で見積もりを取る方が確実です。
可能であれば、回答はメールや見積書など、後から確認できる形で残しておくと比較しやすくなります。
【Q&A】総合型選抜塾の料金でよくある疑問

料金表を確認したあとに残りやすい疑問をまとめます。
Q. 料金非公開の塾はどう比較すればよいですか?
A. 同じ利用条件を指定して見積もりを取り、総額で比較します。
例えば、
「高3の8月から10月までの3か月間、私立大学1校の志望理由書作成と模擬面接2回」
のように、
- 利用期間
- 志望校数
- 必要な対策
を固定して伝えます。
見積もりでは、
- 入会金
- 基本料金
- 毎月の必須費用
- 添削・面接の回数
- 追加料金
を分けてもらうと比較しやすくなります。
条件をそろえられない塾は、無理に安い順へ入れず「総額算出不可」として扱います。
Q. 無料相談では料金の何を確認すればよいですか?
A. 入会から利用終了までに支払う総額と、追加料金が発生する条件を確認してください。
特に聞きたいのは、
- 入会金
- 毎月の必須費用
- 添削・面接の回数上限
- 上限を超えた場合の料金
- 併願校の追加費用
- 季節講習の料金
です。
「月額はいくらですか」だけでは、実際の負担額は分かりません。
利用予定期間も伝え、
「この条件で出願まで利用すると、総額はいくらですか」
と聞くと比較しやすくなります。
Q. 途中解約や返金条件も確認した方がよいですか?
A. はい。特に一括契約や長期契約では、申し込み前に確認しておきたい項目です。
特定商取引法上の「学習塾」に該当し、契約期間が2か月を超え、契約総額が5万円を超える場合は、特定継続的役務提供の規制対象になります。
対象となる契約では、中途解約時に事業者が請求できる額にも上限があります。
上限は、
- サービス提供開始前:11,000円
- サービス提供開始後:提供済みサービスの対価+「20,000円または1か月分の授業料相当額のいずれか低い額」
です。
個々の契約が対象になるかは契約内容によって異なります。
塾の公式サイトや利用規約に返金条件が書かれている場合も、
- 解約期限
- 未受講分の扱い
- 法律上の中途解約ルール
をあわせて確認してください。
判断に迷う場合は、消費生活センターへの相談も選択肢です。
Q. オンライン塾なら費用を安くできますか?
A. 一律に安くなるとは言えません。
オンラインは校舎維持費がかからないため、費用を抑えやすい面があります。
個別指導の頻度や添削・面接などを追加すれば、総額は上がります。
対面かオンラインかではなく、
「必要な対策をすべて受けた場合の総額」
で比べることが大切です。
まとめ:総合型選抜の安い塾を料金比較

ここまでの内容を、比べ方と次の行動に絞って整理します。
月額の数字に左右されず、自分の場合の候補を残すための最終的な判断軸と、動き出す手順をまとめます。
総合型選抜塾は月謝ではなく総額で比較する
総額は、
入会金+基本料金+毎月の必須費用+必要な追加対策
で確認します。
今回、月謝制で6か月の試算ができた3塾は約31万〜44万円でした。
一括・パック制で総額を確認できた塾は、Studyコーデが396,000円、アガルートが通常550,000〜660,000円です。
アガルートは期間限定価格では495,000〜594,000円です。
含まれる対策や志望校数の条件が違うため、金額だけを使って順位付けはしません。
同じ料金でも、
- 志望理由書
- 小論文
- 面接
- 添削回数
- 併願校対策
が料金内かどうかで、最終的な負担は変わります。
条件をそろえられない塾や、公式に金額が出ていない塾は「要問い合わせ」のまま扱うのが基本です。
必要な対策と予算を整理して候補を絞る
予算内で候補を絞るなら、次の順番で進めます。
- 志望校の募集要項から、書類・小論文・面接など必要な対策を書き出す
- 学校で受けられる添削や面接練習の範囲を確認する
- 学校で不足する部分を、塾で必要な対策として整理する
- 同じ利用期間・志望校数・対策内容で2〜3塾から見積もりを取る
- 月謝ではなく、利用終了までの総支払額で比較する
私なら、総額の横に「その料金で受けられる対策」を並べます。
予算内でも、小論文や面接が別料金なら再計算が必要です。
反対に、最初の表示料金が高く見えても、必要な対策が料金内で完結するなら、追加費用まで含めた総額では候補に残る場合があります。
月謝が最も安い塾ではなく、自分に必要な総合型選抜対策を受けた場合に、最終的にいくら支払うのか。
この基準で比較すると、予算と必要な対策の両方から候補を絞りやすくなります。
執筆者プロフィール

※この記事は、大手個別指導塾の出店開発チームで25年以上、全国800教室以上の競合調査・市場分析に携わってきた芹沢隆臣が執筆しています。FP2級・宅地建物取引士の資格を活かし、塾の料金やサービス内容を客観的に比較・検証した知見を記事に反映しています。
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