総合型選抜エントリーシートの書き方|項目別の例文と作成手順

※この記事には一部PRが含まれます。
総合型選抜のエントリーシートを前に、志望理由や自己PRの欄で手が止まっていませんか。
「その強みを活かして……」の先が続かない。
志望理由と自己PRの違いが分からない。ネットの例文を見ても自分の場合に置き換えられない。
そんな状態から、設問ごとに何を書くかを自分で判断できる状態まで進めるための手順と例文をまとめました。
大切なのは、最初からきれいな文章を書こうとしないことです。
志望大学の募集要項と指定様式を確認し、「この設問では何を答える必要があるのか」を整理するところから始めましょう。
記事のポイント
- 設問ごとに何を書くか分かる
- 6つの手順で下書きが進む
- 項目別の例文を参考にできる
- 強みを大学の学びにつなげられる
総合型選抜のエントリーシートは設問を確認してから書く

文章を書く前に、エントリーシートがどんな書類で、大学によって何が違うのかを押さえておきます。
ここを飛ばして文章から書き始めると、設問と内容がずれて後から書き直すことになりかねません。
エントリーシートとは大学指定の設問に答える書類
総合型選抜では、大学によって活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書など、志願者本人が記載する資料が利用されます。
文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項でも、総合型選抜では志願者本人が記載する資料を評価に活用することが示されています。
実際に提出する書類の名称や内容は大学・学部・選抜方式によって異なります。
「エントリーシート」という名称で志望理由や自己PRなどをまとめて記入する大学もあれば、志望理由書、活動報告書、自己活動報告書などを別々に提出する大学もあります。
そのため、一般的なテンプレートへ自分を当てはめるのではなく、まず志望大学の指定様式を確認して「何を聞かれているのか」を把握することが最初の作業です。
大学によって設問・様式はどう違う?
総合型選抜では、大学・学部によって提出書類や記入方法が異なります。
例えば、大学公式情報を確認すると次のような違いがあります。
| 大学・選抜方式 | 主な提出内容・特徴 |
|---|---|
| 慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部 AO入試 | 志望理由・入学後の学習計画・自己アピールについて、日本語の場合2,000字以内の文章と、A4・2枚以内の自由記述を提出 |
| 早稲田大学 創造理工学部 建築AO入試(創成入試) | 志願者自己活動報告書などの指定書類を提出。第二次選考では自己PR資料に基づくプレゼンテーション・面接を実施 |
| 早稲田大学 社会科学部 全国自己推薦入学試験 | 志望理由書のほか、活動記録報告書など複数の指定書類を提出 |
このように、同じ総合型選抜でも、文章だけでなく自由記述資料を組み合わせる大学もあれば、志望理由書と活動記録を分けて提出する大学もあります。
つまり、「総合型選抜のエントリーシートはこの形で書けばよい」という大学共通の形式はありません。
必ず受験する年度の大学公式募集要項を確認し、
- 何の書類を提出するのか
- どのような設問があるのか
- 文字数や記入欄はどの程度か
- Web入力か指定用紙か
- どのような提出方法なのか
を確認してから書き始めましょう。
募集要項・AP・指定様式・文字数を確認する
私が教室長として総合型選抜の書類添削を担当していたときは、生徒が書いてきた本文をいきなり読むのではなく、次の順番で確認していました。
①募集要項とアドミッション・ポリシー
②指定様式全体
③各設問の文字数や記入枠
④実際に書いた本文
これは大学共通のルールではなく、設問の取り違えを防ぐために私が続けてきた確認方法です。
指定様式全体を先に見ることで、「この欄では志望理由、この欄では活動経験」といった役割を整理できます。
同じ部活動の経験を自己PR・活動経験・志望理由のすべてで繰り返す、といったミスも防ぎやすくなります。
志望理由・自己PRなど設問の役割を見分ける
次に確認したいのが、「この設問では何を答える必要があるのか」です。
例えば、
- 志望理由 → なぜその大学・学部で学びたいのか
- 自己PR → 自分にはどのような強みがあり、何を根拠にそう言えるのか
- 活動経験 → どのような経験をし、何を考え、どう行動したのか
- 大学で学びたいこと → 入学後に何をどのように学びたいのか
というように整理します。
私が添削してきた中でも多かったのが、設問の役割を取り違えているケースです。
志望理由なのに高校時代の実績紹介が大半を占めていたり、自己PRなのに大会成績や資格を並べただけになっていたりします。
文章を書く前に、
「この設問は、結局何を聞いているのか?」
を一文で言える状態にしておくと、内容を整理しやすくなります。
総合型選抜エントリーシートの書き方【6つの作成手順】

ここから紹介する6つの手順は、大学共通の決まりではありません。
私が添削するときに、設問から話がそれないよう生徒と一緒に整理していた順序です。
設問を読む
→使う材料を決める
→答えを一文で決める
→経験を具体化する
→大学での学びにつなぐ
→指定条件を再確認する
下書きの途中で止まったときも、この6つのどこでつまずいているのかを確認すると、次にやることが見つけやすくなります。
手順1|設問が何を聞いているか確認する
設問文には、
「高等学校での活動に触れながら」
「入学後に学びたい内容を含めて」
など、答えるための条件が含まれていることがあります。
この条件を見落とすと、文章としてはまとまっていても、設問に答えていない文章になってしまいます。
私が添削するときに最初に確認していたのも、設問への答えが本文の中に直接示されているかという点です。
理由を聞かれているのに具体例だけで終わる。
学修計画を聞かれているのに志望理由だけで終わる。
こうしたずれを最初に防ぎます。
手順2|設問ごとに経験・強みを振り分ける
部活動、探究学習、ボランティア、生徒会など、これまでの経験を一度書き出します。
そのうえで、指定様式全体を見ながら、どの経験をどの設問に使うかを決めます。
例えば、
- 自己PR → 部活動で課題を解決した経験
- 活動経験 → 探究学習で取り組んだ内容
- 志望理由 → 学部に興味を持つきっかけになった経験
というように振り分けます。
私が見てきた添削でも、同じ経験を複数の欄で繰り返してしまう生徒は少なくありませんでした。
一つずつ欄を埋めるのではなく、指定様式全体を見てから材料を配置するのがポイントです。
手順3|設問への答えを一文で決める
いきなり長い文章を書き始めると、途中で話がそれることがあります。
そこで、最初に設問への答えを一文にします。
志望理由なら、
「貴学の〇〇分野の学びと△△の環境を活用し、□□について学びたいから」
といった形です。
これは完成した文章ではありません。
これから書く文章の軸を決めるための一文です。
私が添削するときも、最初に確認していたのは、この一文が設問への直接的な答えになっているかどうかでした。
手順4|経験・行動・変化を具体化する
「部長を務めた」
「大会で入賞した」
「英検を取得した」
といった実績だけでは、そのとき本人が何を考え、どう行動したのかまでは伝わりません。
私が添削するときは、
何に困ったのか
→何を考えたのか
→何をしたのか
→その結果、自分にどんな変化があったのか
まで掘り下げていました。
華々しい実績がないことを不安に感じる生徒もいました。
実績の大小だけで文章の内容が決まるわけではありません。
自分がどのような状況で考え、行動したのかを具体化することが大切です。
手順5|経験を大学固有の学びへつなげる
次に、自分の経験や関心を志望大学での学びにつなげます。
大学公式サイトやシラバス、履修要覧などを確認し、
- 学びたい分野
- 授業や演習
- 研究テーマ
- フィールドワーク
- 大学独自の教育環境
などを調べます。
ここで私が確認していたのが、
「大学名を別の大学に替えても成立する文章になっていないか」
という点です。
「充実した環境で専門知識を学びたい」だけでは、多くの大学に当てはまります。
自分の問題意識と、その大学だからこそ利用できる学びが具体的につながっていれば、「なぜこの大学なのか」が伝わりやすくなります。
科目名・教員名・ゼミ・プログラムなどを書く場合は、必ず最新年度の大学公式情報を確認してください。
手順6|設問と文字数に合っているか見直す
文字数や記入量に大学共通の基準はありません。
「〇字以内」「〇字程度」などの指定があれば、その指示に従います。
文字数指定がない場合も、無理に枠を埋めることを優先するのではなく、
設問への答えと、それを支える経験や理由が過不足なく入っているか
を確認してください。
Web入力では入力方法によって文字数の扱いが異なる場合もあるため、実際の出願システムに表示される文字数や注意事項も確認します。
最後にもう一度設問文へ戻り、
「聞かれたことに答えているか」
を点検しましょう。
エントリーシートの項目別の書き方と短い例文

ここからは、エントリーシートでよく問われる項目について、短い例文とともに考え方を紹介します。
例文をそのまま使うのではなく、
「この設問なら、どの材料を使って、どう答えているのか」
に注目してください。
志望理由|なぜこの大学・学部なのかを書く
志望理由では、
自分の問題意識・経験
→大学で学びたいこと
→その大学を選ぶ理由
をつなげます。
例えば、
「高校の探究活動で地域の人口減少問題に関心を持ち、大学ではフィールドワークとデータ分析の両面から地域課題を研究したいと考えています。貴学の〇〇演習では実際の地域を対象に調査できるため、高校で抱いた問題意識をさらに深めたいです。」
という流れです。
重要なのは「地域問題に興味があります」で終わらず、その関心を志望大学でどのように深めるのかまで書くことです。
独立した志望理由書が800字指定の場合は、志望理由書800字の例文|構成・書き方・1000字との違いで、構成から文章にまとめる手順まで確認できます。
自己PR|強みを経験と行動から伝える
自己PRでは、
強み
→その強みが表れた経験
→実際に取った行動
を具体化します。
例えば、
「私の強みは、異なる意見を整理して合意点を見つける力です。文化祭の企画で意見が対立した際には、それぞれが重視している条件を書き出し、双方が納得できる案を提案しました。」
という形です。
「コミュニケーション能力があります」と宣言するだけではなく、なぜそう言えるのかを経験で示すのがポイントです。
自己PR欄が600字前後の指定なら、高校生の自己PR600字の書き方|部活・日常などテーマ別例文8選で、強みを具体的な文章にする方法を確認できます。
高校生活・活動経験|経験から得た変化を書く
活動経験では、結果だけでなく、その過程を具体化します。
例えば、
「部活動で後輩の指導を任された当初は、説明しても内容がうまく伝わりませんでした。そこで相手の理解度を確認しながら説明の順番を変えたところ、練習中の質問が増え、チーム内の連携も改善しました。」
という形です。
課題→行動→変化
まで書くことで、「部活動を頑張った」という活動紹介だけでは分からない本人の考え方や行動が伝わります。
独立した活動報告書を提出する場合は、総合型選抜の活動報告書の書き方|構成・例文・活動の選び方で、活動の選び方から文章へのまとめ方まで確認できます。
大学で学びたいこと|授業・研究と結びつける
「専門知識を身につけたい」だけでは、具体性がありません。
自分の関心と大学での学びをつなげます。
例えば、
「高校の探究活動で扱った人口減少問題について、大学では地域調査や統計分析の方法を学び、感覚ではなくデータに基づいて地域課題を分析できるようになりたいです。」
志望大学の実際の授業・演習などと結びつけると、大学固有性を高められます。
授業名・教員名・研究内容などは年度によって変わる可能性があります。記載する場合は、必ず最新の大学公式サイトやシラバスで確認してください。
将来の目標|大学での学びから未来へつなげる
「公務員になりたい」「研究者になりたい」など、職業名だけで終わらせないことがポイントです。
例えば、
「大学で地域調査とデータ分析の方法を学び、将来は自治体の政策立案に携わり、人口減少地域が抱える課題の解決に取り組みたいです。」
というように、
大学で何を学ぶか
→それを何に使うか
→将来何を実現したいか
までつなげます。
「その強みを活かして」の続きが書けないときの考え方

「自分の強みや経験は分かっている。でも、その先が書けない」
これは、私が総合型選抜の添削をしていたときにも多かった相談です。
強みから大学へ直接つなげると文章が飛びやすい
例えば、
「私の強みは粘り強さです。その強みを活かして貴学で学びたいです」
と書いたとします。
これだけでは、
「粘り強さを使って、大学で何に取り組むのか」
が抜けています。
「強み」と「大学」を直接つなぐのではなく、その間に大学で取り組みたいことを入れると整理しやすくなります。
強み×大学独自の環境=目指す成果で整理する
私が指導で使っていたのが、
「強み(過去に得た道具)×大学独自の環境(学びの場)=目指す成果(未来)」
という整理方法です。
例えば、
①強みが表れた経験
②その強みを使って大学で取り組みたいこと
③そのために利用したい大学独自の環境
④その先に実現したいこと
の順番で材料を並べます。
これは大学共通の文章構成ではありません。
私が指導現場で、強みと大学志望の間で文章が止まってしまった生徒に使っていた整理方法です。
吹奏楽の粘り強さを大学の学びへつなげる例
例えば、吹奏楽を長く続け、
「できないことがあっても練習を続けられる粘り強さ」
を身につけたとします。
そこで、
「私には粘り強さがあります。だから貴学を志望します」
とするのではなく、
「吹奏楽で身につけた粘り強さを、地域でのフィールドワークで住民への聞き取りやデータ収集を継続する場面に活かし、地域課題を多面的に分析したい」
というように考えます。
強み→大学で取る行動→学びたいこと
まで具体化すると、「その強みを活かして……」の続きが書きやすくなります。
総合型選抜エントリーシートのNG例と改善方法

ここでは、私が実際の添削でよく見てきた失敗パターンを、個人が特定されない形にして紹介します。
志望理由欄が自己PRだけになっている
志望理由を聞かれているのに、
「部長としてチームをまとめました」
「大会で〇位になりました」
といった高校時代の経験が文章の大部分を占めているケースです。
経験を書くこと自体が問題なのではありません。
その経験が、
なぜその大学・学部で学びたいのか
につながっているかを確認します。
大学名を替えても成立する志望理由になっている
例えば、
「充実したカリキュラムと恵まれた環境に魅力を感じました」
という文章です。
大学名を別の大学へ替えても、そのまま成立してしまいます。
改善するときは、
「その大学だから利用できる学びは何か」
を大学公式サイトやシラバスから探します。
固有名詞を入れること自体が目的ではありません。
自分が学びたいことと、その大学の教育環境が本当に結びついていることが重要です。
部活動の役職や大会成績だけを並べている
「生徒会副会長を務めました。文化祭を成功させました。英検準1級を取得しました。」
これだけでは事実の一覧です。
そこで、
何が課題だったのか
→なぜその行動を選んだのか
→何をしたのか
→何が変わったのか
まで掘り下げます。
実績を増やすのではなく、経験の中身を深くするという考え方です。
同じ経験を複数の設問で繰り返している
自己PRでも部活動。
活動経験でも同じ部活動。
志望理由でも同じ部活動。
私が添削してきた中でも、このようなケースは少なくありませんでした。
同じ経験を使うことが必ずしも禁止されているわけではありませんが、限られた記入欄を使って同じ内容を繰り返すより、それぞれの設問の役割を確認して材料を振り分けたほうが、自分について多面的に伝えやすくなります。
例文や専門用語を使い自分で説明できない
ネットや参考書で見つけた表現を使った結果、本人の言葉から離れてしまうケースもあります。
私が模擬面接を担当したときにも、書類では難しい専門用語を使っているのに、
「具体的にはどういう意味ですか?」
「なぜそう考えたのですか?」
と聞くと説明できなくなる生徒がいました。
総合型選抜では、文部科学省の実施要項上、詳細な書類審査と面接等を組み合わせて評価することが求められています。
文章を必要以上に難しくするのではなく、「なぜ?」と聞かれても自分の経験や考えから説明できる言葉で書くことが重要です。
自分のエントリーシートに不安がある場合は、総合型選抜の書類・面接対策まで相談できるホワイトアカデミー高等部も選択肢の一つです。
エントリーシート例文を自分の文章へ置き換える方法

例文を見る目的は、その文章をコピーすることではありません。
「この設問にどう答えているのか」
を理解するために使います。
例文は文章ではなく「答え方」を参考にする
例文を読むときは、表現そのものではなく、
- 最初に何を答えているか
- どの経験を根拠にしているか
- その経験を大学での学びへどうつなげているか
を確認します。
これなら、例文と自分の経験が違っていても応用できます。
結論・経験・大学との接続に分けて読む
例えば志望理由の例文なら、
①結論
②その考えに至った経験
③大学での学びとの接続
に分けて読んでみます。
文章全体を真似るのではなく、それぞれの文章が何の役割を果たしているのかを見るのがポイントです。
自分の経験と志望大学の情報へ置き換える
最後に、例文の構造だけを残して、
- 自分自身の経験
- 自分が感じた問題意識
- 自分が大学で学びたいこと
- 志望大学の最新情報
へ置き換えます。
これなら、借り物の文章ではなく、自分自身の下書きを作ることができます。
提出前に確認するエントリーシートのチェックリスト

書き終わったら、次の項目をYES・NOで確認してみてください。
| チェック項目 | YES | NO |
|---|---|---|
| 設問に直接答えている | □ | □ |
| 各欄の役割を混同していない | □ | □ |
| 同じ内容を必要以上に繰り返していない | □ | □ |
| 経験と大学での学びがつながっている | □ | □ |
| 大学名を替えると成立しない内容になっている | □ | □ |
| 最新の募集要項・指定様式を確認している | □ | □ |
| 指定された文字数・記入方法・提出方法を守っている | □ | □ |
| 「なぜ?」と聞かれても自分の言葉で説明できる | □ | □ |
設問に直接答え、各欄の役割を守っているか
各設問について、
「結局、自分は何と答えているのか」
を一文で言ってみてください。
答えられない場合は、文章の軸がまだ定まっていない可能性があります。
志望理由が自己PRになっていないか、自己PRが実績一覧になっていないかも確認します。
経験と大学固有の学びがつながっているか
文章中の大学名を、同じ分野を学べる他大学へ置き換えてみます。
そのまま成立してしまう場合は、
「なぜこの大学なのか」
をもう一度調べます。
ただし、大学固有性を出すためだけに科目名や教員名を並べる必要はありません。
自分が学びたいことと大学の教育環境との接点が説明できているかを確認してください。
文字数・記入方法など指定条件を守っているか
募集要項と指定様式へ戻り、
- 文字数
- 記入方法
- 指定用紙
- Web入力
- ファイル形式
- 提出方法
などを確認します。
前年の募集要項やネット上の記事ではなく、自分が受験する年度・選抜方式の大学公式情報で確認することが重要です。
「なぜ?」と聞かれても自分の言葉で説明できるか
文章中の主張について、
「なぜそう考えたのか」
「具体的にはどういうことか」
「なぜ他大学ではなくこの大学なのか」
と自分に問いかけてみてください。
私が模擬面接で見てきた失敗の一つが、文章を整えることを優先しすぎて、自分では説明できない表現が残っているケースでした。
自分で説明できない一文があれば、提出前に見直す。
これを最後のチェックにしてください。
書類を提出した後の面接で、どのような質問や深掘りに備えるか確認したい場合は、大学面接でよく聞かれる質問ランキングTOP20|回答例と深掘り対策で準備方法を整理できます。
【Q&A】総合型選抜エントリーシートのよくある質問

総合型選抜のエントリーシート作成で、受験生がつまずきやすい実務的な疑問をまとめました。
Q. 大学のエントリーシートはどこでもらえますか?
A. 大学によって異なります。大学公式サイトから指定様式をダウンロードする場合もあれば、Web出願システムへ直接入力する場合もあります。
例えば早稲田大学の2027年度入試でも、学部・選抜方式によって大学指定の出願書類をダウンロードして使用する方式などがあります。
必ず受験年度・学部・選抜方式まで一致している募集要項から確認してください。
Q. 文字数の指定がない場合はどのくらい書きますか?
A. 大学共通の文字数や「記入枠の何割以上」といった基準はありません。
文字数指定がなければ、設問への答えと、それを説明するために必要な経験・理由が過不足なく入っているかを基準にします。
指定用紙の場合は、記入欄の大きさも踏まえて内容を調整してください。
Q. AO入試と総合型選抜で書き方は違いますか?
A. 「AO入試」は現在の「総合型選抜」の旧名称として使われることがありますが、過去の記事にあるAO入試の書き方をそのまま現在の入試へ当てはめるのは避けましょう。
現在の総合型選抜では、志願者本人が記載する資料を評価に活用し、面接等を組み合わせて能力・適性や学習意欲、目的意識などを総合的に評価することが文部科学省の実施要項で示されています。
実際の提出書類や設問は大学ごとに異なるため、最終的には受験する年度の大学公式募集要項と指定様式に従って書くことが基本です。
Q. エントリーシートは誰に添削してもらえばよいですか?
また、添削後の文章が自分の言葉から離れていないかも確認してください。
A. 添削を依頼する場合は、文章をきれいに直してくれるかだけではなく、
「この設問にきちんと答えているか」
を一緒に確認してくれる人を選ぶことをおすすめします。
学校の先生などに依頼するときも、エントリーシートだけを渡すのではなく、募集要項・アドミッション・ポリシー・指定様式も一緒に見てもらうと、設問とのずれを確認しやすくなります。
まとめ:総合型選抜エントリーシートの書き方

エントリーシート作成で重要なポイント
総合型選抜のエントリーシートで大切なのは、最初からきれいな文章を書くことではありません。
募集要項・指定様式を確認する
→設問の意図を読み取る
→使う経験を振り分ける
→設問への答えを決める
→経験を具体化する
→大学での学びにつなげる
という順番で整理することです。
例文を見るときも、文章そのものではなく、「この設問に対して、どの経験を使って、どう答えているのか」を参考にしてください。
迷ったら志望大学の指定様式に戻って確認する
書いている途中で迷ったら、一般的な例文を探し続けるのではなく、もう一度、志望大学の実際の指定様式へ戻ってみてください。
「この設問では何を聞かれているのか」
「自分はどの経験を使って答えるのか」
「その経験を大学での学びへどうつなげるのか」
この3点を整理できれば、次に書く内容が見えやすくなります。
最後に、「なぜ?」と聞かれても自分の言葉で説明できるかを確認して、自分自身のエントリーシートに仕上げていきましょう。
一人で書き進めるのが難しい場合は、志望校に合わせた総合型選抜対策を相談してみる方法もあります。
【オンライン総合型選抜専門塾】
合格保証・返金制度あり!

総合型選抜と公募推薦対策ガイド
無料でプレゼント
↓↓↓
執筆者プロフィール

※この記事は、総合型選抜・学校推薦型選抜に精通した神崎悠真が執筆しています。志望理由書や自己PR、活動報告書、面接、小論文など、出願から選考までに必要な対策について調査・分析した知見を記事に反映しています。
神崎悠真は、総合型選抜・学校推薦型選抜を中心に、大学ごとの入試制度や選考方法、出願書類、面接・小論文対策などの情報を整理・分析しています。受験生が「何を、いつまでに準備すればよいのか」を具体的に判断できる、わかりやすく実践的な情報提供を心がけています。
予備校オンラインドットコム:公式サイト、公式Instagram
姉妹サイトのご案内
中学受験や高校受験に向けた塾選びや学習方法については、姉妹サイト「塾オンラインドットコム」でも情報を発信しています。
小学生・中学生まで、それぞれの学年や学習段階に合わせた勉強法や進路情報を継続的に発信しています。