大学受験に失敗しないために!親ができるサポートをアドバイス
こんにちは、受験生を応援する教育メディア、予備校オンラインドットコムです。
受験生の悩みを解決して、勉強に役立つ情報を発信しています。
今回のお悩みはこちら。
受験勉強ってどのくらい必要?
親ができる具体的なことは?
今回の記事の担当は、受験メンタルトレーナーです。
大学受験に失敗しないために、親ができるサポートって知りたいですよね?
この記事で紹介する「大学受験に失敗しないために!親ができるサポートをアドバイス」を読めば、サポートの具体策が分かります。
なぜなら、受験のサポートに詳しい、受験メンタルトレーナーが書いた記事だからです。
この記事では、親ができる具体的なサポートを紹介しています。
記事を読み終えると、親としての受験勉強のサポートがわかる内容となっています。
大学受験で親ができること
親として、受験勉強について知っておく
大学受験を失敗しないための親のサポート
参考記事:【受験直前のメンタル】受験生のメンタルサポート!これで本番も安心!
参考記事:受験1ヶ月前の勉強法を東大・早大の講師に聞いてみた!
参考記事:【大学受験】親の心得!知っておくべきこと5つ!親がこれをすると成績アップ!
Contents
大学受験に失敗しないために!親ができるサポートをアドバイス
親が最低限知っておきたい大学受験の基礎知識についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
親子で志望校選び
親も大学の入試制度を知る
受験までのスケジュール
親子で大学受験の志望校選び
受験勉強をはじめるにあたり、大学の志望校を決めることは最優先事項となります。
なぜなら、明確なゴールを設定することで、目標を達成するための必要な学習や勉強時間がわかるからです。
志望校の決め方は、「将来の夢の実現・やりたい仕事、興味のあること」を参考に決めるのが一般的ですが、それがまだ決まっていない場合は、名前を知っている大学や家の近くの大学などで決める生徒もいます。
いずれにしても、大学の志望校を決める場合は、子どもと将来について何度も話し合いを重ねることが必要。
親としては、子どもの興味や関心事について、日々注意を払って観察することで志望校選びのアドバイスができるはずです。
志望校を決める時期は、高校2年生の冬休みまでに決めておくのが理想的といえます。
志望校を決めると入試制度や受験科目など具体的に決まってきますので、受験勉強をはじめるにあたり、まずは、志望校を決めましょう。
親も大学受験の入試制度を知る
大学の入試制度について、必要な知識を説明します。
親として概要を理解しておくことも必要ですので、表にまとめてみました。
一般選抜(国公立大学) | 「大学入学共通テスト」+「大学独自の試験」で選抜される方式。 |
一般選抜(私大) | 一般入試における文系の学部は、国語、選択科目「地理歴史・公民・数学から1科目」、英語の3教科の選抜。 理系の学部は数学、理科、英語の3教科選抜が最もポピュラーとなります。 また、受験機会を増やすために、選抜を多様化させる大学も多く、従来の3教科選抜をA方式、B方式を特定科目重視型の選抜、C方式として大学入学共通テストの利用、D方式として小論文重視型の選抜など、多様な選抜を実施し、複数の出願を可能とした選抜方式もある。 |
学校推薦型選抜 | 国公立大学・私立大学とともに、原則として学校長等の推薦に基づき、書類審査、面接、小論文などを実施して合否判定を行うのが学校推薦型選抜です。 学校推薦型選抜では、基礎学力が重視される傾向が強く、「指定校推薦」と「公募制推薦」に分けられるが、最近では、「自己推薦」などの多様な学校推薦型選抜が各大学で実施されるようになっている。 |
総合型選抜 | 『総合型選抜』とは、かつてはAO入試(アドミッション・オフィス入試)と呼ばれていましたが、2021年度の選抜からAO入試の名称を総合型選抜と名称が変わりました。 総合型選抜は、出願書類の志望理由書や、実技試験の面接などを実施して、受験生を総合的に評価することで、受験生の人物像と大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)がマッチングしているかどうかで合否が判定されるのが特徴です。 |
大学入学共通テスト | 大学入学共通テストは、独立行政法人「大学入試センター」とこの試験を利用する各大学が協力し、同一日程、同一問題で実施・運営を行う「大学入試センター試験」の後継となる試験です。 |
一般入試(国公立)について、国公立大学の入試の仕組みと入試日程をわかりやすく解説
一般選抜(私立大)について、【私立大学】一般選抜の仕組みについてわかりやすく表にまとめて解説!
学校推薦型選抜について、【大学受験】学校推薦型選抜を狙っている受験生は必見!これで推薦突破!
総合型選抜について、【必見】大学受験:総合型選抜とは?総合型選抜に向いている人!向いてない人
大学入学共通テストについて、【大学入学共通テストとは?】大学入学共通テストの概要から出願までを解説
大学受験のスケジュールを知って親がサポート
大学受験のスケジュールを簡単にまとめてみました。
4月〜5月 | 志望大学のホームページなどをチェック パンフレットの入手 |
6月〜7月 | オープンキャンパスに参加 |
7月〜8月 | 夏期講習などに参加 |
9月 | 学校推薦型選抜・総合型選抜出願および試験開始 |
10月 | 大学入学共通テスト出願 一般選抜入試の出願準備 |
1月 | 大学入学共通テスト入試 |
2月 | 一般選抜入試 |
親が知っておきたい受験勉強について
受験までの勉強についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
学校の勉強と受験勉強の違い
大学合格までの勉強時間の目安
塾選びも重要
親が知っておきたい学校の勉強と受験勉強の違い
学校の勉強と受験勉強の大きな違いは、学校の勉強は定期テスト対策がメインとなり、受験勉強は大学に合格するための勉強。
したがって、受験勉強は大学に合格するために、必要な勉強をすることになります。
具体的には、志望大学の入試傾向を分析して勉強をしたり、過去問などを繰り返し行うことなどがあげられます。
しかし、受験勉強をはじめるにあたり、「何から勉強をしたらいいのか?」「どんな参考書を使えばいいのか?」の質問に関しては、学校の先生では答えられなことがあるかもしれません。
そのような場合には、インターネットで検索したり、予備校や学習塾などを活用することで効率よく受験勉強できるでしょう。
親として大学合格までの勉強時間の目安を知る
志望校合格までにどのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
今の学力や志望大学のレベルによって受験勉強の勉強時間は異なりますが、1年前から受験勉強を開始したと仮定して一般的な目安としてご説明いたします。
難関大学 | 4,000時間 | 10時間/1日 |
MARCH | 2,000時間 | 5.5時間/1日 |
日東駒専 | 1,800時間 | 5時間/1日 |
自分の子どもの勉強時間と比べてみていかがですか?
受験勉強を高校3年生の4月から開始した場合は、1日の勉強時間がさらに増えることになりますので、高校2年生の1年前から受験勉強をはじめると、無理なく勉強ができるでしょう。
受験勉強は、限られた時間の中で勉強時間を確保して効率的に行うことが大切です。
親ができるサポート:塾に通わせて効率的に勉強
志望校に合格するためには塾の利用を検討してみてください。
理由は、大学受験の専門家に任せることで効率的に勉強ができ、志望校選びなど合格までのサポートがしっかりしているからです。
しかし、塾に通って成績を上げるためには、塾に通う目的をしっかりと持つ必要があります。
例えば、「英語の偏差値を上げる」「次の模試でA判定を取る」など、明確にしておくことで授業に対する意識などが変わるでしょう。
また、自分にあった学習塾を選ぶことも塾選びの大切な要素。
塾選びのポイントとしては、指導形態や指導方針で選んだり、近くに塾がない場合などはオンラインの指導形態を選ぶのも効率的に学習ができるのでおすすめします。
塾によっては、無料体験授業などを実施している場合もあるので積極的に体験授業に申し込んで自分にあった塾選びをしてください。
受験に失敗しない!親ができる勉強のサポート
親ができる受験勉強のサポートについてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。親の役割についてい知りたい方、【大学受験生を持つ親必見!】親の役割をアドバイス!親ができる役割を紹介!
失敗しない親のサポート:勉強の環境を整える
失敗しない親のサポート:受験にかかる費用について
失敗しない親のサポート:子どものコミュニケーション
受験期を家族で乗り越えるには、受験生とその家族が互いに、適切な関わりあいを持つように意識することが大切。
「どう関わったらいいかわからない」「うまく距離感がつかめない」「ついつい言い争いになってしまう」と悩むことも多いのではないでしょうか。
特に高校生くらいになると、親と会話をしたがらない子どもも多くいますが、見守るのも親の役目。
一番やってはいけないのが、子どもにプレッシャーをかけることです。
特に「できれば現役で合格して欲しい・・・」という気持ちはわかりますが、プレッシャーを与えては逆効果になります。
子どもは、自分自身でも現役で合格したいと心の底から思っていますので、子どもを信頼して見守りましょう。
ポジティブな声がけが効果的なので、ネガティブな発言は避けて、言葉を選んでコミュニケーションを取るのがポイントです。
失敗しない親のサポート:勉強の環境をサポート
受験勉強は毎日の習慣で行うことで効果を発揮します。
具体的には、「毎日同じ時間に勉強を開始して、同じ時間に勉強を終了して、同じ時間に就寝する。」毎日、同じリズムで一日の生活を過ごすということです。
親としては、毎日同じ時間に食事の用意やお風呂の準備して協力することで受験勉強をサポートすることになります。
勉強の習慣化が身につけられると、勉強時間がドンドン増えて、受験勉強も効率的にできるようになりますので、勉強ができる環境を整えることでサポートしてあげてください。
受験にかかる費用:失敗しない親のサポート
受験費用としては、「受験料(入学検定料)」「送料・手数料」などがありますが、国立大学、公立大学、私立大学のいずれも大学のWebサイトに掲載しているところが多いので前もって確認しておくのが良いでしょう。
受験料(入学検定料)は、大学入学共通テストが18,000円(3教科以上受験の場合)、国公立大学の2次試験が17,000円、私立大学受験料(医歯学部等除く)は30,000~35,000円が多く、私立大学の受験料は3万~3万5千円が相場となります。
一般的な受験生は、6校から8校くらいの試験を受けますので、実際に受ける大学などを事前に相談しておくことをおすすめします。
まとめ:大学受験に失敗しないために!親ができるサポートをアドバイス
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今回の記事、大学受験に失敗しないために!親ができるサポートをアドバイスは参考になりましたでしょうか?
大学受験で親ができること・・・受験の知識を増やす
受験勉強について・・・勉強時間の確保が大事
大学受験のサポートで親ができること・・・影からサポート
英語の偏差値を上げるために塾に通う
大学受験に英語は大切です。
もし、現在の偏差値が志望している大学の偏差値に届いていない場合、もしくは、英語が偏差値の足を引っ張っている場合は、塾に通うことを検討すると良いでしょう。
理由は、塾が持っている指導ノウハウを活用することで、効率的に英語の偏差値を上げるためです。
具体的には、英語の苦手な部分を重点的に指導してもらえる個別指導塾、オンライン塾、オンライン家庭教師に通うことで、より効率的な受験対策ができるはず。
塾に通うメリットは、なんといっても、英語を勉強する習慣。
英語の勉強の基本は、継続的に勉強しなければ、学力は定着しません。
勉強時間を確保できる塾、家庭での自学自習を指導してくれる学習管理型塾は、英語学習のサポートに効果を発揮するでしょう。
自学自習の学習内容を管理してもらえると、英語の学習が習慣になり、英語の苦手が解消できるはず。
大学を目指す受験生が塾を検討する場合、塾に通う目的とそれに合ったレベルの塾を選ぶことがとても大切。
いずれにしても、塾を利用することは、効率よく英語の偏差値を上げられるでしょう。
学習管理型の塾に通って勉強のやる気アップ
学習塾の指導形式で大きく分けると、「集団指導」、「個別指導」、「家庭教師」、「オンライン指導」そして、「学習管理型の塾」に分けられます。
最近注目されている学習管理型の塾とは、一般的に科目の指導はしていません。
具体的には、生徒の志望大学に合格するための学習計画を作成して、学習の進捗管理がメインとなります。
学習計画には、年間、月間、週間、毎日のやるべきことが細かく指示され、計画通りに学習を進めていくと志望大学に合格できる仕組み。
毎日の学習は、指示された市販の参考書を使い、自学自習というスタイルで受験勉強に取り組みます。
受験勉強では、自分の志望校に合わせた対策が必要であり、そのためには自らが率先して学ぶ、自学自習のスタイルがとても大切。
実は、受験生の勉強時間を見てみると、自分で理解したり、自分で問題を解いたりする自学自習の時間が最も長いのです。
学習管理型の塾では、自学自習の仕方、勉強時間の効率的な使い方、取り組むべき参考書を決めてくれるため、学習計画に沿って勉強が進められるようになるでしょう。
学習管理型の塾 | 通常の塾 | |
勉強計画策 | ○ | △ |
学習の進捗管理 | ○ | △ |
質問対応 | ○ | △ |
実力測定テスト | ○ | ○ |
科目ごとの授業 | △ | ○ |
以上、大学合格を目指して、学習管理型の塾を検討してみるのも、おすすめです。