日本史語呂合わせ一覧|大学受験で覚えるべき50選と効率的な暗記法

日本史語呂合わせ一覧|大学受験で覚えるべき50選と効率的な暗記法

※この記事には一部PRが含まれます。

大学受験の日本史で年号を覚えるとき、最初から何百個もの数字を暗記する必要はありません。

まずは、政権の成立や大きな戦争、制度の変更など、歴史の流れを区切る「基準年号」から押さえましょう。

その後で、基準年号の間に起こった出来事を加えていくと、年代の順番を整理しやすくなります。

本記事では、学習塾で日本史を指導してきた桐生智花の経験をもとに、大学受験で先に確認したい年号50選と、語呂合わせを入試で使える知識に変える方法を紹介します。

語呂合わせは暗記のゴールではありません。出来事・人物・背景・前後関係を思い出すための入口として活用してください。

※掲載している語呂には、広く知られている定番の表現と、数字を思い出しやすくするために編集部で作成・調整した覚え方例が含まれます。

記事のポイント

  • 大学受験で覚えたい年号50選
  • 最重要年号から覚える順番がわかる
  • 語呂を入試で使える知識に変える
  • 試験方式に合う年号対策がわかる

【大学受験】日本史で覚えるべき重要年号50選と語呂合わせ一覧

大学受験で優先して覚えたい日本史の重要年号を時代別に整理した図解

50件すべてを、最初から同じ重さで覚える必要はありません。

一覧では、歴史の流れをつかむために先に覚えたい年号を「最重要」、その間に加える年号を「追加」としています。

文部科学省の学習指導要領解説でも、日本史探究では資料を活用し、出来事の意味やつながりを考察する学習が重視されています。

数字だけを切り離して覚えるのではなく、前後関係まで確認することが大切です。

古代(飛鳥・奈良・平安)の重要年号

古代は、ヤマト政権から律令国家へ移り、都や政治の担い手が変わっていく流れを押さえます。

先に確認したい基準年号は、645年・710年・794年・894年です。

年号出来事語呂合わせ・覚え方例優先度
593年聖徳太子が摂政になる国民(593)慕う聖徳太子
604年十七条の憲法制定群れよ(604)、十七条の憲法
607年遣隋使派遣群れな(607)して隋へ行く
645年乙巳の変を契機に大化の改新が始まる蒸し米(645)炊いて大化の改新★★★
663年白村江の戦いむむ、惨(663)敗、白村江
672年壬申の乱むなしい(67)争い、二人(2)の皇子
701年大宝律令制定なお良い(701)国へ大宝律令
710年平城京遷都なんと(710)立派な平城京★★★
752年東大寺大仏開眼供養なごやかに(752)大仏開眼
784年長岡京遷都悩むよ(784)、長岡京
794年平安京遷都鳴くよ(794)ウグイス平安京★★★
894年遣唐使の派遣停止白紙(894)に戻そう遣唐使★★★
935年平将門の乱が始まる苦しみ(935)広がる将門の乱

古代は、次の順番を軸にすると整理しやすくなります。

大化の改新 → 律令国家の整備 → 平城京 → 平安京 → 遣唐使の停止

894年は一般に「遣唐使廃止」と覚えられていますが、正確には菅原道真の建議を受けて遣唐使の派遣が停止された年です。

794年を言えても問題が解けない理由

指導現場では、「鳴くよウグイス平安京」は言えるのに、桓武天皇の名前や遷都の背景を答えられない生徒が少なくありませんでした。

794年を覚えたら、次の3点まで確認してください。

  1. 人物:桓武天皇
  2. 出来事:平安京への遷都
  3. 背景:奈良の寺院勢力から距離を置き、政治を立て直す狙いがあった

語呂を言えた段階では、まだ暗記の途中です。

人物や背景まで思い出せて、初めて入試問題で使いやすい知識になります。

中世(鎌倉・室町)の重要年号

中世は、武家政権の成立から鎌倉幕府の滅亡、室町幕府の成立、戦国時代への移行までを追います。

年号出来事語呂合わせ・覚え方例優先度
1185年守護・地頭の設置が認められるいい箱(1185)つくろう鎌倉幕府★★★
1192年源頼朝が征夷大将軍になるいい国(1192)つくろう鎌倉幕府★★★
1221年承久の乱人に不意(1221)打ち、承久の乱★★★
1232年御成敗式目制定いつ身に(1232)つく御成敗式目
1274年文永の役人に何(1274)する文永の役
1281年弘安の役人には一(1281)大事、弘安の役
1297年永仁の徳政令皮肉な(1297)結果の徳政令
1333年鎌倉幕府滅亡いざ散々(1333)、鎌倉幕府★★★
1334年建武の新政いざ見よ(1334)、建武の新政
1338年足利尊氏が征夷大将軍になるいざ都(1338)へ室町幕府★★★
1392年南北朝統一いざ国(1392)一つに南北朝★★★
1467年応仁の乱が始まる人の世むなしい(1467)応仁の乱★★★

1185年と1192年は両方覚える

鎌倉幕府の成立は、一つの出来事だけで完成したのではなく、源頼朝が段階的に権力を広げていった過程として理解します。

なお、現在の歴史教育や教科書においては、1185年に守護・地頭の設置が認められた(文治の勅許)時点をもって実質的な「幕府の成立」とみなす記述が主流となっています。

  • 1185年:守護・地頭の設置が認められる
  • 1192年:源頼朝が征夷大将軍に任命される

「鎌倉幕府は何年に成立したか」だけを考えるのではなく、それぞれの年に何が起こったかを区別しておくことが重要です。

1185年、1192年、1221年を順番に並べ、次のように説明できるか確認してみてください。

「頼朝が全国に支配を広げる仕組みを整え、征夷大将軍になり、その後の承久の乱を経て幕府の支配がさらに強まった」

この説明ができれば、年号が単なる数字ではなく、歴史の流れとして整理されています。

近世(安土桃山・江戸)の重要年号

近世は、室町幕府の滅亡から天下統一、江戸幕府の成立、対外統制、開国、幕府の終わりまでをつなげます。

年号出来事語呂合わせ・覚え方例優先度
1573年室町幕府滅亡以後涙(1573)の室町幕府
1582年本能寺の変イチゴパンツ(1582)で本能寺★★★
1590年豊臣秀吉が全国統一以後くれ(1590)るな、天下統一
1600年関ヶ原の戦いヒーロー(1600)決まる関ヶ原★★★
1603年徳川家康が征夷大将軍になる人群れ見(1603)る江戸幕府★★★
1615年武家諸法度制定異論以後(1615)なし武家諸法度
1635年参勤交代を制度化人群れ参向(1635)、参勤交代
1637年島原・天草一揆人群れ皆(1637)で島原の乱
1639年ポルトガル船の来航禁止広く鎖(1639)す対外統制★★★
1716年享保の改革開始非難いろいろ(1716)享保の改革
1853年ペリー来航いやでござんす(1853)、ペリー来航
1867年大政奉還人はむな(1867)しく大政奉還★★★

1639年は「鎖国の完成」と説明されることもありますが、日本が海外との交流を完全に断ったわけではありません。

江戸時代には、長崎・対馬・薩摩・松前の4つの窓口を通じて対外関係が続いていました。

これらは「四つの口」と呼ばれます。

そのため、鎖国は「外国との交流をすべて断った状態」ではなく、幕府が対外関係を管理・制限していた体制として理解しておくことが大切です。

1639年についても、単に「鎖国の完成」と覚えるのではなく、「ポルトガル船の来航禁止」と、その後も四つの口を通じた対外関係が続いたことをセットで押さえておきましょう。

1582年・1600年・1603年は一組で確認する

この3年は近く、順番を混同しやすい年号です。

  • 1582年:本能寺の変
  • 1600年:関ヶ原の戦い
  • 1603年:徳川家康が征夷大将軍になる

年号を順番に言うだけでなく、「織田信長の死後、豊臣政権を経て、関ヶ原の戦いに勝った徳川家康が幕府を開いた」と説明できるか確認しましょう。

近現代(明治・大正・昭和・戦後)の重要年号

近現代は、出来事の間隔が短くなります。

戦争、条約、政治制度を別々に覚えると混乱しやすいため、国内政治と外交を並行して整理してください。

年号出来事語呂合わせ・覚え方例優先度
1868年五箇条の御誓文人はむや(1868)みにせず御誓文
1871年廃藩置県藩はない(1871)、廃藩置県
1877年西南戦争人はなな(1877)転び、西南戦争
1885年内閣制度発足人は箱(1885)入り、内閣制度
1889年大日本帝国憲法発布いち早く(1889)発布、帝国憲法★★★
1890年第1回帝国議会人はくれ(1890)るか、帝国議会
1894年日清戦争開戦一発急所(1894)、日清戦争★★★
1895年下関条約一発合格(1895)、下関条約
1904年日露戦争開戦行くわよ(1904)、日露戦争★★★
1910年韓国併合行く人(1910)増える韓国併合
1931年満州事変いくさ始まる(1931)、満州事変
1945年ポツダム宣言受諾・終戦ひどく汚れた(1945)戦争終わる★★★
1946年日本国憲法公布ひどく喜ぶ(1946)、新憲法

近現代では、年号を次のまとまりで確認すると整理しやすくなります。

  • 憲法と議会

1889年の大日本帝国憲法発布から、1890年の第1回帝国議会へ進みます。

  • 日清・日露戦争

1894年の日清戦争、1895年の下関条約、1904年の日露戦争を一つの流れとして押さえます。

  • 戦争と戦後改革

1931年の満州事変から戦争が拡大し、1945年の終戦、1946年の日本国憲法公布へつながります。

【現場事例】語呂合わせを覚えても問題が解けない3つの原因

日本史の語呂合わせを暗記したものの入試問題で活用できず悩む高校生

語呂合わせは、年号を思い出すきっかけとして役立ちます。

一方、語呂だけを覚えて満足すると、整序問題や正誤問題では知識を使えません。

指導現場で多かった3つのつまずきを確認します。

語呂だけ覚えて人物や背景を説明できない

「794年=鳴くよウグイス平安京」は言えても、次の質問に答えられない生徒がいました。

  • 誰が都を移したのか
  • どこから移したのか
  • なぜ都を移したのか
  • 遷都後にどのような政治を進めたのか

語呂だけを覚えていると、年号が正しいかどうかは判断できても、人物や背景を入れ替えた選択肢に気づけません。

年号を覚えたら、最低でも「出来事・人物・背景」の3点を一組で確認してください。

年号は思い出せても関連する人物や歴史的背景を説明できず悩む高校生

歴史の流れを理解しながら記憶を脳に定着させる全体の手順については、「日本史の覚え方と何度書いても覚えられない原因を解説した記事」で詳しくまとめています。

一覧を眺めるだけで覚えたつもりになる

年号一覧を何度も見ていると、覚えたように感じることがあります。

ところが、「794年を見て平安京と答える」ことはできても、「平安京に遷都した年は」と逆方向から聞かれると答えられないケースがあります。

見るだけの学習では、答えが目の前にあるため、自力で思い出せるかを確認できません。

一覧を使うときは、次の2方向で確認してください。

  • 年号を見て、出来事を答える
  • 出来事を見て、年号と語呂を答える

両方で答えられることを、一つの定着確認の基準にしましょう。

日本史の年号一覧を見るだけで暗記を終えてしまっている高校生の学習風景

年号を前後の出来事と分けて覚えている

年号を一つずつ独立して覚えると、出来事を古い順に並べる整序問題で迷いやすくなります。

指導するときは、次のように声をかけていました。

「その出来事の一つ前と、一つ後に何が起きましたか」

例えば1192年を覚えたら、1185年と1221年も一緒に確認します。

  • 1185年:守護・地頭の設置
  • 1192年:源頼朝が征夷大将軍になる
  • 1221年:承久の乱

前後の出来事を一つずつ言えなければ、年号がまだ「点」の状態です。複数の出来事を並べ、歴史の「線」に変えていきましょう。

教科書を活用して頭に残る通史学習を行う方法は、「日本史教科書の勉強法と読んでも頭に入らない原因を解説した記事」を参考にしてください。

重要年号から始める2段階の暗記ステップ

重要な基準年号を先に覚え、その間の出来事を追加していく2段階の暗記手順

年号が多すぎて手が止まる場合は、最初に15〜20個程度の基準年号を固め、その間に追加年号を入れていきます。

最初に時代の軸となる年号を15〜20個固める

桐生智花が指導で使っていた方法では、次のような出来事を基準年号として優先していました。

  • 政権の成立や滅亡
  • 大規模な戦争や乱
  • 政治や社会を変えた制度
  • 外交関係を大きく変えた出来事
  • 憲法や重要な条約

この記事の「最重要」は、この基準をもとに選んだものです。

すべての大学入試で、この15〜20個だけ覚えれば十分という意味ではありません。

まず歴史の軸をつくり、その後で志望校に必要な年号を増やすための出発点として使ってください。

日本史の年号から時代の転換点となる15から20個を優先して覚える図解

基準年号の間に起こった出来事を追加する

基準年号が固まったら、その間に起きた出来事を加えます。

例えば、710年と794年を覚えた後に、次の年号を入れます。

  • 710年:平城京遷都
  • 752年:東大寺大仏開眼供養
  • 784年:長岡京遷都
  • 794年:平安京遷都

新しい年号を覚えるたびに、「どの基準年号とどの基準年号の間に入るか」を確認しましょう。

この手順なら、50件をばらばらに暗記するのではなく、時代の流れの中に配置できます。

語呂合わせを入試で使える知識に変える3つの確認法

日本史の語呂合わせを入試で使える知識へ変える確認方法をまとめた図解

語呂を覚えた後は、次の3つの方法で確認します。

年号と出来事を双方向で答える

年号を見て出来事を答えるだけでなく、出来事から年号も答えます。

例として794年を確認してみましょう。

  • 794年は何が起きた年か
  • 平安京に遷都したのは何年か
  • 遷都した天皇は誰か
  • 直前の都はどこか

一方向だけでなく、複数の聞かれ方に答えられるかを確認してください。

年号から出来事、出来事から年号の両方向で答えて定着を確認する図解

3枚のカードを正しい年代順に並べる

暗記カードや紙を3枚用意し、出来事を一つずつ書きます。

確認手順は次のとおりです。

  1. カードをランダムに3枚選ぶ
  2. 古い出来事から順番に並べる
  3. 答えを確認する
  4. 間違えたカードを基準年号の前後に戻す

例えば、次の3枚を並べます。

  • 関ヶ原の戦い
  • 本能寺の変
  • 江戸幕府の成立

正しい順番は、1582年、1600年、1603年です。

日本史の出来事を書いた3枚のカードを年代の古い順に並べる学習方法

並べた順番の理由を口頭で説明する

順番が合っていても、数字だけを比べて並べた可能性があります。

そこで、「なぜこの順番になるのか」を声に出して説明します。

「本能寺の変で織田信長が倒れ、その後に豊臣秀吉が全国統一を進めた。

秀吉の死後に関ヶ原の戦いが起こり、勝利した徳川家康が征夷大将軍になった」

ここまで説明できれば、年代だけでなく因果関係も理解できています。

年号の定着確認チェックリスト

次の5項目のうち、答えられないものを復習してください。

  • 年号から出来事を答えられる
  • 出来事から年号を答えられる
  • 関係する人物を一人言える
  • 前後の出来事を一つずつ言える
  • 出来事の順番を理由とともに説明できる

試験方式で異なる日本史年号の使い方

共通テストと私立大学、国公立二次で異なる日本史年号の使い方を比較した図解

大学入試センターが公開している「歴史総合,日本史探究」の問題でも、史料や出来事を読み取り、時期や前後関係を判断する力が求められています。

年度によって問題形式は変わるため、過去問を確認しながら必要な精度を調整してください。

試験方式年号の主な使い方優先する知識確認方法
共通テスト資料や出来事の時期を判断する基準年号と前後関係3枚並べ替えと理由説明
私立大学選択肢の正誤を判断する制度・条約・事件の細かな年代双方向チェックと過去問
国公立二次指定年代の背景を説明する世紀・時代の区切り原因・結果を含めた説明

【文部科学省】高等学校学習指導要領解説

共通テストは前後関係を判断する基準にする

共通テストでは、細かな西暦の数字だけを答えさせる問題への対策に偏る必要はありません。

ただし、年号を知らなくてもよいという意味ではありません。

史料の年代や出来事の順番を判断するため、次のような基準年号が役立ちます。

  • 時代の始まりや終わり
  • 政権の成立や滅亡
  • 大きな戦争
  • 外交関係が変わった年
  • 重要な制度が始まった年

基準年号を中心に、出来事の前後関係を説明できる状態を目指しましょう。

共通テストで資料や出来事の前後関係を基準年号から判断する方法の図解

【大学入試センター】令和8年度共通テスト本試験の問題

私立大学は選択肢を絞る年号も確認する

私立大学では、制度、条約、文化史などの細かな年代が、選択肢を判断する材料になることがあります。

ただし、大学や学部によって出題範囲は異なります。

基準年号を覚えた後は、志望校の過去問を確認し、繰り返し出ている時代や分野の年号を追加してください。

この記事の50選だけで対策を完了させず、過去問を使って必要な範囲を調整することが大切です。

私立大学の日本史で年号知識を使い選択肢の正誤を判断する受験生

弱点や学習段階に合わせて選べるおすすめの演習教材については、「大学受験日本史のおすすめ問題集と現在地・弱点で選ぶ演習ルート」で整理しています。

国公立二次は世紀と時代背景を結びつける

国公立大学の論述問題では、「17世紀後半」「19世紀末」のように年代を指定されることがあります。

この場合は、正確な西暦を一つ答えるだけでなく、その時期の政治、外交、社会の特徴を説明する必要があります。

年号を覚えたら、次のように世紀へ置き換えて確認してください。

  • 1600年・1603年:17世紀初め
  • 1889年・1890年:19世紀末
  • 1945年・1946年:20世紀半ば

【東京大学】第2次学力試験の過去問題

日本史語呂合わせ一覧を効率よく使う方法

日本史の年号一覧や暗記カードを使い隠して答えながら復習する高校生

一覧やPDFは、見るためではなく、答えを隠して確認するために使います。

最初は最重要年号だけを隠して確認する

最初から50件をテストすると、覚えられていない年号が多すぎて進みにくくなります。

先に「最重要」だけを確認してください。

1日で全部覚えようとせず、時代ごとに3〜5件ずつ進めても構いません。

最重要に分類した日本史年号を隠し、出来事を答えて定着を確認する学習方法

覚えた後は人物と背景まで答える

語呂と出来事を答えられたら、情報を一つずつ追加します。

  • 794年
  • 平安京遷都
  • 桓武天皇
  • 奈良の寺院勢力から距離を置く
  • 784年の長岡京遷都より後

一度にすべてを覚える必要はありません。答えられる項目を少しずつ増やしてください。

年号を起点に出来事と人物、歴史的背景まで関連づけて覚える方法の図解

志望校のレベルに合わせて暗記範囲を効率よく絞り込む手順は、「山川の日本史一問一答の具体的な使い方や星の目安を解説した記事」で詳しく紹介しています。

夜に確認した年号を翌朝もう一度答える

桐生智花の指導では、夜に確認した年号を翌朝もう一度答える方法も取り入れていました。

特定の時間帯に学習すれば、必ず定着するというものではありません。

夜と朝の2回を一組にすることで、覚えた直後だけでなく、時間が空いても思い出せるかを確認できます。

就寝前に確認した日本史年号を翌朝もう一度思い出して復習する学習方法

PDFや暗記カードは隠して答えるために使う

PDFやカードを使うときは、次の順番で確認します。

見る → 隠す → 答える → 並べる → 説明する

保存や印刷だけで終わらせず、自分で答えを思い出す時間をつくってください。

PDFを作成する場合は、次の項目を入れると確認しやすくなります。

  • 年号
  • 出来事
  • 語呂合わせ
  • 最重要・追加の区分
  • 覚えた日
  • 再確認した日
  • 前後関係を説明できたか

【Q&A】日本史の語呂合わせに関するよくある質問

日本史の年号や語呂合わせの覚え方について疑問を持つ高校生

1185年と1192年の違いや共通テストでの必要性など、日本史の年号語呂合わせに関するよくある疑問に回答します。

Q.1185年と1192年はどちらを覚えるべきですか

両方を覚えてください。

大切なのは、どちらが唯一の「鎌倉幕府成立年」かを選ぶことではなく、二つの年に起きた出来事を区別することです。

  • 1185年:守護・地頭の設置が認められる
  • 1192年:源頼朝が征夷大将軍に任命される

鎌倉幕府は、頼朝が段階的に支配を広げて成立したと理解しておきましょう。

守護地頭の設置と征夷大将軍任官から1185年と1192年の違いを比較した図解

Q.共通テスト日本史探究では年号暗記は不要ですか

細かな年号をすべて丸暗記する必要はありません。

出来事の前後関係や史料の時期を判断するためには、基準となる年号が役立ちます。

「年号は不要」と決めつけず、歴史の大きな区切りとなる年号から確認してください。

大学入試センターは本試験問題と正答を公開しているため、実際の問題で年号がどのように使われるか確認できます。

共通テスト日本史探究に向けて基準年号と出来事の前後関係を確認する受験生

Q.年号以外にも語呂合わせを使ってよいですか

語呂合わせは、年号以外にも利用できます。

例えば、次のような項目です。

  • 土地制度の順番
  • 文化史の作品名と作者
  • 条約の順番
  • 歴代の将軍や内閣
  • 改革を行った人物

ただし、内容を理解せず、語呂だけで答えようとする使い方は避けてください。

年号だけでなく土地制度や文化史、外交などを語呂合わせで整理する図解

Q.参考書とネットの語呂合わせ一覧はどう使い分けますか

Webの一覧は、必要な年号をすぐに検索したり、通学中に短時間で確認したりする用途に向いています。

市販の参考書は、年号を時代順に学び、背景や関連事項までまとめて復習したい場合に向いています。

旺文社の『元祖 日本史の年代暗記法 四訂版』は、大学入試問題の年代関連データを分析して重要度を分け、前後の流れや解説も収録しています。

まとめ:日本史語呂合わせ一覧|大学受験で覚えるべき50選と効率的な暗記法

まとめ:日本史語呂合わせ一覧|大学受験で覚えるべき50選と効率的な暗記法

記事の重要ポイント

大学受験の年号対策は、50件を同じ重さで覚えることから始める必要はありません。

先に15〜20件程度の基準年号を固め、その間に追加年号を入れていきましょう。

語呂合わせは、数字を思い出すための入口です。

次の5つを一組にすることで、入試問題で使いやすい知識になります。

  • 年号
  • 出来事
  • 人物
  • 背景
  • 前後関係

迷ったときの判断基準と次の行動

今日から取り組む場合は、次の順番で進めてください。

  1. 一覧の「最重要」を3〜5件選ぶ
  2. 年号から出来事を答える
  3. 出来事から年号を答える
  4. 前後の出来事を一つずつ確認する
  5. 3枚のカードを年代順に並べる
  6. 並び順の理由を口頭で説明する

共通テストでは前後関係、私立大学では選択肢を判断するための細かな年代、国公立二次では時代背景の説明が重視されます。

基準年号を土台にしながら、志望校の過去問に合わせて必要な年号を追加していきましょう。

執筆者プロフィール

文系科目担当の編集員 桐生智花

※この記事は、社会(日本史・世界史)を中心とした文系科目の指導経験が豊富な桐生智花が執筆しています。学習塾で高校生の定期テスト対策や大学受験指導に携わった経験をもとに、教育現場で培った知見を記事に反映しています。

桐生智花は、学習塾で高校生を対象に、社会(日本史・世界史)を中心とした文系科目を指導してきました。一人ひとりの理解度に合わせた指導を得意としており、「理解して伸ばす」学習法や受験対策をわかりやすく解説しています。

予備校オンラインドットコム:公式サイト公式Instagram

姉妹サイトのご案内

中学受験や高校受験に向けた塾選びや学習方法については、姉妹サイト「塾オンラインドットコム」でも情報を発信しています。

小学生・中学生・高校生まで、それぞれの学年や学習段階に合わせた勉強法や進路情報を継続的に発信しています。

 小・中学生の塾選び・勉強法なら!塾オンラインドットコム