「歴史総合」と「日本史探究」の違いとは?科目選択で後悔しない完全ガイド
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歴史総合と日本史探求の受験科目の選択について知りたい
学習指導要領の改訂で、高校の歴史科目が大きく変わりました。
「歴史総合」が新たな必修科目となり、「日本史探究」は選択科目として位置づけられています。
「歴史総合」「日本史探求」の科目の違いや特徴を知ることは、科目選択や大学受験の準備において非常に重要です。
この記事では、両科目の違いや学習内容、受験への影響などを詳しく解説します。
一目でわかる!歴史総合と日本史探究の主な違い【比較表】
「歴史総合」を徹底解説!どんなことを学ぶ科目?
「日本史探究」を徹底解説!どんなことを学ぶ科目?
どっちを選ぶべき?科目選択で迷う高校生・保護者の方へ
大学入試での扱いは?共通テスト・二次試験への影響
Contents
高校の歴史科目が変わった!「歴史総合」と「日本史探究」って何?
新学習指導要領の導入により、高校の歴史教育が大きく変わりました。
従来の「日本史A/B」「世界史A/B」という区分がなくなり、「歴史総合」が全ての高校生の必修科目になりました。
それに加えて、より深く学びたい生徒向けに「日本史探究」「世界史探究」という選択科目が設けられています。
簡単に言うと、
・歴史総合:すべての高校生が必ず履修する科目で、近現代の日本史と世界史を合わせて学びます。現代社会の課題を歴史的な視点から考える力を養うことが目的です。
・日本史探究:日本史に興味のある生徒が選択する科目で、日本史Bの内容をさらに深く掘り下げて学びます。生徒自身が課題を設定して探究的に学習することが重視されます。
・世界史探究:世界史に興味のある生徒が選択する科目で、これまでの世界史Bの内容をさらに深く掘り下げて学びます。こちらも、生徒自身が課題を設定して探究的に学習することが重視されます。
歴史という大きな流れを幅広く捉えるのが「歴史総合」で、特定の時代やテーマをじっくり深く掘り下げるのが「日本史探究」「世界史探究」というイメージです。
一目でわかる!歴史総合と日本史探究の主な違い【比較表】
歴史総合と日本史探究には、いくつかの重要な違いがあります。ここでは、両科目の主な違いを比較表で見ていきましょう。
科目区分(必修か選択か)
学習目標と育成する力
学習する時代と範囲
学習内容とアプローチ(日本史と世界史の扱い)
学習方法(講義と探究活動)
[単位数(目安)歴史総合と日本史探求の違い一覧
科目区分(必修か選択か)
歴史総合と日本史探究は、カリキュラム上の位置づけが大きく異なります。
・歴史総合:すべての高校生が学ぶ必修科目です。高校生活の早い段階で履修します。
・日本史探究:歴史をさらに深く学びたい生徒のための選択科目です。歴史総合を学んだ後に履修します。
学習目標と育成する力
両科目では、目指す学習成果が異なります。
・歴史総合:近現代の歴史の大きな流れを理解し、現代社会を歴史的に考察する力を養います。グローバルな視点から歴史を捉える力を重視します。
・日本史探究:日本の歴史を深く探究し、多角的に分析する力を育みます。歴史的思考力や資料活用能力を高度に発展させることを目指します。
学習する時代と範囲
両科目では扱う時代範囲が大きく異なります。
・歴史総合:主に近現代史(18世紀後半~現代)を中心に学びます。現代につながる重要テーマを軸に学習します。
・日本史探究:原始・古代から現代までの日本の歴史全体を学習します。時代を通した変化や連続性を重視します。
学習内容とアプローチ(日本史と世界史の扱い)
内容の構成も大きく異なります。
・歴史総合:日本史と世界史を統合的に学びます。日本:世界の比率は約1:2で、世界の中の日本という視点を重視します。
・日本史探究:日本の歴史に焦点を当て、世界との関わりも踏まえながら深く学びます。日本社会の特質や変遷を重点的に探究します。
学習方法(講義と探究活動)
授業の進め方も異なるアプローチをとります。
・歴史総合:歴史総合大きな流れを理解することを重視し、教師の説明を中心とした講義型が多いです。テーマ別の学習が中心です。
・日本史探求:日本史探究資料の活用や問いの設定など、探究的な学習を多く取り入れます。生徒自身が歴史を掘り下げる活動が重視されます。
単位数(目安)
授業時間数にも違いがあります。
・歴史総合標準2単位(週2時間程度)で履修します。
・日本史探究:標準3単位(週3時間程度)で履修します。より深い学習のため、時間数が多くなっています。
歴史総合と日本史探求の違い一覧
項目 | 歴史総合 | 日本史探究 |
---|---|---|
科目区分 | 必修科目(すべての高校生が履修) | 選択科目(希望者が履修) |
履修時期 | 高校生活の早い段階 | 歴史総合の後に履修 |
学習目標と育成する力 | 近現代史を通じて、現代社会を歴史的に考察する力、グローバルな視点を養う | 日本史を深く分析し、資料活用・歴史的思考力を高める |
学習する時代と範囲 | 18世紀後半~現代(近現代が中心) | 原始~現代(全時代を網羅) |
学習内容とアプローチ | 日本史+世界史の統合(日本:世界=1:2) | 日本史に特化し、世界との関わりも踏まえて深掘り |
学習方法 | 講義中心、大きな流れを理解するテーマ別学習 | 探究活動中心、生徒自身が問いを立て資料を分析 |
単位数(目安) | 標準2単位(週2時間) | 標準3単位(週3時間) |
「歴史総合」を徹底解説!どんなことを学ぶ科目?
歴史総合は新しい科目のため、その内容についてしっかり理解しておきましょう。
歴史総合は、近現代史を中心に日本と世界の歴史を関連付けながら学ぶ内容で、現代社会の諸課題の歴史的背景を理解するための科目です。
歴史総合は必修科目!学ぶ目的とは?
学習範囲:近現代史を中心に日本史と世界史を統合的に学ぶ
歴史総合で身につく力:グローバルな視点と現代的課題への理解
歴史総合は必修科目!学ぶ目的とは?
歴史総合は全ての高校生が学ぶ必修科目です。
歴史総合の学習目的は、歴史の大きな流れを理解し、現代社会の諸課題を歴史的に考察する力を養うことにあります。
具体的には、以下のような力を育むことを目指しています。
・近現代の歴史の大きな変化を理解する力
・現代社会の課題の歴史的背景を理解する力
・グローバルな視点から歴史事象を考察する力
これらの力は、高校生活だけでなく、大学での学びや社会人になってからも役立つものです。
参考記事:【歴史総合の勉強法】これで完璧!定期テストも大学受験も怖くない!
学習範囲:近現代史を中心に日本史と世界史を統合的に学ぶ
歴史総合で学ぶ時代範囲は、主に18世紀後半から現代までの近現代史です。
近現代史は、産業革命や市民革命、帝国主義、二つの世界大戦、冷戦など、現代社会の成り立ちに大きく関わる出来事が多く起こった時期です。
歴史総合では、以下の4つのテーマに沿って学習を進めます。
・「近代化」:産業革命や明治維新など近代国家の形成
・「国際秩序の変化」:帝国主義と二つの世界大戦
・「大衆化」:大衆社会の到来と大正デモクラシー
・「グローバル化」:冷戦後の世界と日本
これらのテーマを通じて、日本と世界の歴史を関連付けながら学びます。
歴史総合で身につく力:グローバルな視点と現代的課題への理解
歴史総合では、単なる知識の習得にとどまらず、様々な力を身につけることができます。
特に重視されるのは以下の能力です。
・グローバルな視点:日本と世界の歴史を関連付けて考える力
・現代的課題への理解:今日の問題の歴史的背景を理解する力
・資料活用能力:様々な資料から情報を読み取り解釈する力
たとえば、現代の国際紛争の背景には植民地支配の歴史があったり、環境問題には産業革命以降の開発の歴史があったりします。
こうした現代の課題を歴史的視点から考察できるようになることが目指されています。
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「日本史探究」を徹底解説!どんなことを学ぶ科目?
日本史探究は、歴史総合を土台として、日本の歴史をより深く学ぶための選択科目です。
単なる知識習得を超え、歴史を「探究」するための思考力や資料活用能力を高めることを目指しています。
興味のある生徒や大学受験で必要な生徒が選択することが多い科目です。
日本史探究は選択科目!歴史総合との関係性は?
学習範囲:特定のテーマや時代を深く掘り下げる
「探究」って何をするの?具体的な学習プロセス
日本史探究で身につく力:主体的な問いと深い思考力
日本史探究は選択科目!歴史総合との関係性は?
日本史探究は選択科目であり、歴史総合を学んだ後に履修することが想定されています。
歴史総合で学んだ基礎的な知識や歴史の見方・考え方を前提として、より深く日本史を探究していきます。
歴史総合と日本史探究の関係性は次のようになっています。
・歴史総合で近現代史の大きな流れをつかむ
・日本史探究では原始・古代から現代までを深く学ぶ
・両科目で重なる近現代部分は、日本史探究でより詳しく扱う
歴史総合で身につけた歴史的思考力を、日本史探究でさらに発展させていく構造になっています。
学習範囲:特定のテーマや時代を深く掘り下げる
日本史探究では、原始・古代から現代までの日本の歴史全体を学習します。
歴史総合と異なり、古代・中世・近世も含めた日本の通史を学ぶことになります。
具体的には以下のような内容を学びます。
・原始・古代:旧石器時代から平安時代までの国家形成と発展
・中世:鎌倉・室町時代の武家社会の成立と展開
・近世:安土桃山・江戸時代の幕藩体制と社会・文化
・近現代:明治維新から現代までの近代国家形成と発展
日本史探究では、各時代の政治・経済・社会・文化などを多角的に学び、日本社会の特質や歴史的変遷について理解を深めていきます。
「探究」って何をするの?具体的な学習プロセス
「探究」という名前の通り、日本史探求では生徒が主体的に歴史を探る学習が重視されます。
具体的な学習プロセスは以下のようになります。
・問いの設定:自分で歴史的な問いを立てる
・資料の収集:様々な史料や資料を集める
・分析と考察:資料を分析し、多角的に考察する
・まとめと表現:自分の考えをまとめ、表現する
たとえば、「なぜ江戸時代は260年以上も平和が続いたのか」という問いを立て、様々な史料から幕府の政策や社会の仕組みを分析し、自分なりの答えを見つけていくような学習活動が行われます。
日本史探究で身につく力:主体的な問いと深い思考力
日本史探究を通じて身につく力は、歴史総合よりもさらに高度なものになります。
特に以下のような能力の育成が目指されます。
・主体的に問いを立てる力:歴史に対して自ら疑問を持ち、探究する姿勢
・深い思考力:複数の視点から歴史事象を分析・考察する力
・資料活用・読解力:様々な史料や資料を批判的に読み解く力
・表現力:自分の考えを論理的に表現する力
これらの力は、大学での学びや社会に出てからも役立つ汎用的な能力です。
たとえば、情報が溢れる現代社会において、様々な情報を批判的に読み解き、自分の考えを持つことは非常に重要です。
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どっちを選ぶべき?科目選択で迷う高校生・保護者の方へ
科目選択は将来の進路にも関わる重要な決断です。
歴史総合は必修ですが、日本史探究を選ぶかどうかは、興味関心や進路によって考える必要があります。
以下、選択のポイントをご紹介します。
あなたの興味関心に合うのはどっち?選び方のヒント
大学受験を見据えた選び方:志望校の入試科目をチェック
学ぶ順番は?基本は「歴史総合」から「日本史探究」へ
新課程では、歴史科目を学ぶ順番に一定の流れがあります。
基本的には、
・まず「歴史総合」を学ぶ(1~2年次)
・その後、興味や進路に応じて「日本史探究」を選択(2~3年次)
この順序は新学習指導要領の考え方に基づいています。
歴史総合で近現代史の大きな流れをつかみ、その上で日本史探究でより詳しく探究的に学ぶという流れです。
学校によってはカリキュラムの都合で並行して学ぶ場合もあります。
その場合も、歴史総合の内容を前提とした授業展開になることが多いでしょう。
あなたの興味関心に合うのはどっち?選び方のヒント
歴史科目の選択には、自分の興味関心が重要な判断材料になります。
【日本史探究が向いている人】
・日本の伝統や文化に興味がある
・古代から近現代までの通史を学びたい
・歴史的思考力を深め、資料を読み解く力を身につけたい
・大学で文系学部を志望している
【歴史総合だけを選択する人】
・グローバルな視点から近現代史を学びたい
・理系進学を考えており、歴史は基礎的な内容で十分
・他の選択科目(地理総合や公共など)に興味がある
自分の関心や将来の目標に合わせて選択するのがベストです。
大学受験を見据えた選び方:志望校の入試科目をチェック
大学受験を考えている場合は、志望校の入試科目を確認することが重要です。
【特に注意すべきポイント】
・国公立大学の文系学部では「歴史総合、日本史探究」が必要になることが多い
・私立大学の文学部・史学科などでは日本史が必須の場合がある
・理系学部では「歴史総合」のみで対応できることが多い
たとえば、、歴史学や考古学を学びたい場合は日本史探究を選択するのが望ましいですが、理系の学部を目指す場合は必ずしも必要ではないかもしれません。
志望校の入試要項や過去問を確認し、どの科目が必要かをしっかり調べておきましょう。
不安な場合は、学校の進路指導の先生に相談するのも良いでしょう。
大学入試での扱いは?共通テスト・二次試験への影響
新課程の導入により、大学入試での歴史科目の扱いも変わります。
インターネット等で検索して、大学入学共通テストや個別試験での出題形式や範囲について理解しておきましょう。
共通テストの配点と注意点:歴史総合の内容は必須?
国公立二次・私大個別試験での扱われ方:大学ごとに確認が必要
大学入学共通テストでの出題科目名と範囲:「歴史総合、日本史探究」など
大学入学共通テストにおける歴史の出題科目は以下の通りです。
・歴史総合、日本史探究
・歴史総合、世界史探究
・地理総合、地理探究
・公共、倫理
・公共、政治・経済
・地理総合/歴史総合/公共(この科目群から2科目を選択)
受験する際は、「歴史総合」を必ず含み、それに加えて「日本史探究」または「世界史探究」のいずれかを選択する、あるいは「地理総合/歴史総合/公共」の中から2科目を選択する場合、必ずしも「歴史総合」を選択する必要はありません。
高校での履修状況や、志望大学の指定などを考慮して選択しましょう。
共通テストの配点と注意点:歴史総合の内容は必須?
共通テストでの配点と出題の構成についても理解しておく必要があります。
【「歴史総合、日本史探究」または「歴史総合、世界史探究」を選択した場合】
・全体で100点満点
・歴史総合がおおよそ30点程度の出題見込み
・日本史探究または世界史探究がおおよそ70点程度の出題見込み
「歴史総合、日本史探究」を選んだ場合、日本史だけでなく、近現代の日本と世界の関わりについての理解が求められます。
歴史総合は日本史と世界史を一体的に学ぶ科目であり、それぞれの知識を関連付けて理解することが重要です。
「地理総合/歴史総合/公共」で「歴史総合」を選択した場合は、歴史総合のみで100点満点の評価となります。
国公立二次・私大個別試験での扱われ方:大学ごとに確認が必要
国公立大学の二次試験や私立大学の個別試験では、大学ごとに出題科目や範囲が異なります。
多くの大学では、
・「日本史」として出題され、実質的に日本史探究の内容がベース
・一部の大学では「歴史総合」の内容も問われる可能性がある
・志望校によっては日本史・世界史どちらでも選択可能な場合もある
志望校が決まったら、必ず入試要項や過去問を確認し、どのような内容が出題されるかを把握しておきましょう。
大学によっては旧課程履修者に対する配慮措置を設けている場合もあるので、該当する場合は確認が必要です
大学入学共通テストの情報については、大学入試センターの公式サイトをご確認願います。
効果的な学習法と参考書の選び方
新課程の歴史科目を効果的に学ぶには、それぞれの科目の特性に合った学習法が重要です。
ここでは、歴史総合と日本史探究の勉強法や参考書選びのポイントを紹介します。
日本史探究のおすすめ勉強法:問いを立て、資料を活用する
参考書選びで失敗しないコツ:目的に合ったものを選ぶ
歴史総合のおすすめ勉強法:流れと繋がりを意識する
歴史総合は、近現代史を中心に日本と世界の歴史の大きな流れをつかむ科目です。
効果的な学習法は以下の通りです。
・時代の流れを意識する:年表を使って大きな流れをつかむ
・テーマ別の関連性を理解する:「近代化」「国際秩序の変化」などのテーマごとに日本と世界の関連を考える
・現代とのつながりを意識する:現代の課題と歴史的背景の関連を考える
具体的には、まず年表を使って近現代史の大きな流れをつかみ、次に各テーマについて日本と世界の歴史的事象を関連付けて理解するとよいでしょう。
新聞やニュースで取り上げられる現代の課題と歴史的背景とのつながりを考えることも効果的です。
参考記事:MARCHも夢じゃない!私立文系におすすめ予備校・塾ベスト24!確実にレベルアップできる塾
日本史探究のおすすめ勉強法:問いを立て、資料を活用する
日本史探究は、日本の通史を深く掘り下げて探究する科目です。
効果的な学習法は以下の通りです。
・まずは通史的理解:原始・古代から現代までの流れを押さえる
・問いを立てて考える:「なぜそうなったのか」という問いを自分で立てる
・資料を活用する:教科書や参考書の史料や図版も積極的に読み解く
・テーマ別に整理する:政治・経済・文化などの分野別に整理する
日本史探究では、単に事実を暗記するだけでなく、歴史的事象の意味や背景を考えることが重要です。
たとえば、「なぜ鎌倉幕府は成立したのか」「江戸時代の経済発展の背景は何か」といった問いを自分で立て、考えることで理解が深まります。
参考記事:MARCH日本史おすすめ参考書23冊!基礎問題から応用まで、トータルカバー!
参考書選びで失敗しないコツ:目的に合ったものを選ぶ
歴史科目の参考書は非常に多く、選ぶのに迷うことも多いでしょう。
以下のポイントを押さえて選びましょう。
【学習段階に合わせる】
・入門・基礎固め → 図表や写真が多く、わかりやすい解説のもの
・応用・発展 → より詳しい解説や史料を含むもの
【自分の学習スタイルに合わせる】
・視覚的に覚えたい → 図解や年表が充実したもの
・流れで理解したい → ストーリー調の解説が多いもの
新課程対応の参考書を選ぶことも重要です。
特に歴史総合は新しい科目なので、しっかりと「歴史総合」と明記された参考書を選びましょう。
書店で実際に中身を確認したり、先生や先輩のアドバイスを参考にしたりするのもおすすめです。
自分に合った参考書を見つけることが、効果的な学習の第一歩です。
参考記事:【大学受験】スタディサプリはやめた方がいい?口コミ・評判を調査!
「歴史総合」「日本史探求」に関するよくある質問(Q&A)
歴史総合と日本史探究について、よく寄せられる質問にお答えします。
特に新しい制度に戸惑っている方や、科目選択に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
日本史と世界史どっちが難しいですか?
世界史の共通テストで8割取るには何ヶ月必要?
歴史総合はいつから始めればよいですか?
旧課程の「日本史A」「日本史B」とはどう違うの?
「日本史探求」「世界史探究」との違いは?どっちを選ぶべき?
歴史総合だけで大学受験は可能?
歴史の勉強は何から始めればいいですか?
1.興味を持つことからスタート!
・好きな時代や人物について調べてみる。
・歴史漫画やドラマ、映画などを楽しむ。
2.全体像を把握する
・教科書をざっと読み通す。
・年表で大きな流れを掴む。
3.視覚的な学習を活用
・地図で場所を確認する。
・教科書や資料集の図版・写真を見る。
・NHK高校講座やYouTubeの解説動画を見る。
4.用語と背景知識の確認
・用語集や参考書を活用する。
・気になった言葉はすぐに調べる。
焦らず、自分のペースで少しずつ歴史の世界に足を踏み入れてみてください。
日本史と世界史どっちが難しいですか?
答え:どちらが難しいかは人それぞれ!
・日本史
【メリット】文化や地理など、馴染みやすい部分がある。
【注意点】社会制度、政治の流れ、人物関係が複雑。
・世界史
【メリット】世界各地の繋がりや現代への影響が理解できると面白い。
【注意点】地域や文化が多岐にわたり、最初はとっつきにくいかも。
【選び方のポイント】
・まずは両方の導入部分を少し学んでみる。
・より興味を持てる方を選ぶのが一番!
・共通テストでの有利不利はない。
参考記事:社会の選択は日本史で決まり!大学受験│日本史の勉強はいつから始めるべき?
世界史の共通テストで8割取るには何ヶ月必要?
世界史で共通テスト8割を目指すのに必要な期間は、現在のあなたの知識レベルや学習時間に大きく左右されます。
全くの初学者であれば、最低でも半年から1年程度は計画的に学習に取り組む必要があるでしょう。
教科書を丁寧に読み込み、基本的な用語や流れを理解することが不可欠です。
その上で、資料集や図説を活用し、理解を深めます。一問一答形式の問題集で知識の定着を確認し、過去問や予想問題を解いて実践力を養いましょう。
重要なのは、毎日コツコツと継続することです。
週末にまとめて勉強するよりも、毎日少しずつでも良いので、必ず世界史に触れる時間を作りましょう。
苦手な分野は早めに克服し、得意な分野で確実に得点できるように対策を立てることが重要です。
歴史総合はいつから始めればよいですか?
「歴史総合」は、高校の必履修科目であり、高校2年生で学習することが一般的です。
そのため、学校の授業が始まったら、しっかりと取り組むことが基本となります。
大学受験を意識しているのであれば、早めに歴史に触れておくことは決して無駄にはなりません。
たとえば、中学校の歴史の復習をしたり、興味のある時代の歴史書を読んだりするのも良いでしょう。
「歴史総合」は、近現代の日本史と世界史を融合的に学ぶ科目であり、現代社会の課題を歴史的な視点から考察する力が求められます。
授業が始まったら、積極的に質問するなど、主体的な学習を心がけましょう。
旧課程の「日本史A」「日本史B」とはどう違うの?
新課程の「歴史総合」と旧課程の「日本史A」「日本史B」は、学習内容や目的に大きな違いがあります。
「日本史A」は、古代から現代までの日本の歴史を概観的に学ぶ科目で、地理や現代社会との関連も重視されていました。
「日本史B」は、より深く、詳細に日本の歴史を学ぶ科目で、文化史や政治史などが重点的に扱われていました。
「歴史総合」は、近現代の日本史と世界史を融合的に学び、現代社会の課題を歴史的な視点から考察することを目的としています。
特定の時代を深く掘り下げるというよりは、現代に繋がる歴史の流れを幅広く理解することに重点が置かれています。
選択科目である「日本史探究」は、旧課程の「日本史B」の内容をベースに、生徒が自ら課題を設定し、探究的な学習を行うことに重点が置かれています。
より深く、多角的に日本の歴史を考察する科目と言えるでしょう。
「日本史探求」「世界史探究」との違いは?どっちを選ぶべき?
「日本史探求」と「世界史探求」は、どちらも高校の選択科目であり、歴史への興味を深め、より専門的な知識や考察力を養うことを目的としています。
「日本史探求」と「世界史探求」の学習対象と焦点は大きく異なります。
【日本史探究と世界史探究の違い】
・日本史探究:日本の歴史に焦点を当てる
・世界史探究:世界の諸地域の歴史に焦点を当てる
どちらを選ぶべきかは、あなたの興味関心の方向性と将来の進路希望によって大きく左右されます。
日本の歴史を深く学びたいなら「日本史探求」を、世界全体の歴史を幅広く学びたいなら「世界史探求」を選ぶと良いでしょう。
大学受験を考慮することも重要です。
志望大学の入試科目として、日本史または世界史のどちらが必要か、あるいは両方とも選択可能かを確認しましょう。
特に文系の学部では、どちらかの履修が必須、または有利になる場合があります。
もし迷う場合は、志望大学の入試要項を確認したり、、先生に相談したりするのも良いでしょう。
歴史総合だけで大学受験は可能?
大学受験において、歴史総合だけで十分かどうかは志望校によって異なります。
【歴史総合だけでも可能なケース】
・理系学部を志望している場合
・共通テストで「歴史総合」を選択可能な大学の場合
・私立大学の一部の学部など、歴史科目が必須でない場合
【日本史探究も必要なケース】
・文系学部、特に文学部や法学部などを志望する場合
・共通テストで「歴史総合、日本史探究」を課している大学の場合
・二次試験で日本史を課している国公立大学を志望する場合
歴史総合は必修科目のため全員が学びますが、それだけで大学受験に十分かどうかは進路によります。
志望校が決まったら、必ず入試科目を確認しましょう。
特に文系志望者は、「歴史総合、日本史探究」または「歴史総合、世界史探究」が必要になることが多いです。
まとめ:「歴史総合」と「日本史探究」の違いとは?科目選択で後悔しない完全ガイド
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回の記事、「「歴史総合」と「日本史探究」の違いとは?科目選択で後悔しない完全ガイド」は参考になりましたか?
まとめ:「歴史総合」と「日本史探究」の違いとは?科目選択で後悔しない完全ガイド
新課程における「歴史総合」と「日本史探究」の違いについて解説してきました。
両科目はそれぞれ異なる特徴と目的を持っていますが、どちらも現代社会を生きる上で重要な歴史的思考力を養う科目です。
まとめると、
・歴史総合は全員が学ぶ必修科目で、近現代の日本と世界を統合的に学びます
・日本史探究は選択科目で、日本の通史をより深く探究的に学びます
・科目選択は自分の興味関心や進路に合わせて行いましょう
・大学受験を考える場合は、志望校の入試科目を必ず確認してください
歴史を学ぶことの本当の意義は、単に過去の出来事を知ることではなく、そこから現代社会や自分自身の生き方について考えるヒントを得ることにあります。
新しい歴史科目の枠組みを理解し、自分に合った学び方で歴史の面白さを発見してください。
高校での歴史学習は、単なる受験勉強ではなく、これからのグローバル社会を生きる上での重要な基盤となります。
ぜひ主体的に取り組み、歴史から多くのことを学んでいただければ幸いです。
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