高校1年生が文理選択をする決め方7つのルール
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今回の記事の担当は、進路アドバイザー資格を持ったスタッフです。
高校1年生の文理選択って気になりますよね?
今回紹介する「高校1年生が文理選択をする決め方7つのルール」を読めば、文理選択の決め方がわかる内容となっています。
なぜなら、進路アドバイザーの資格を持ったスタッフが生徒にアドバイスしている内容だからです。
この記事では、文理選択の具体的な方法を紹介しています。
記事を読み終わると、高校1年生で文理選択の決め方がわかる内容となっています。
以下の悩みを解決します。
選択基準は?
先輩受験生はどのようにやったの?
文理選択とは
文理選択の決め方
自分の適性を考える
東京大学と早稲田大学の講師に聞いてみた
高校1年生で文理選択を決める
高校1年生の文理選択についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
文理選択とは
文系・理系の違い
文理選択のスケジュール
高校1年生の文理選択とは
文理選択って知ってますよね?
文理選択とは、簡単に言うと文系か?理系か?を決めることです。
普通高校では、高校1年生の秋までに文理選択を行い、高校2年生からは文系コース・理系コースに分かれ、学ぶ科目や授業内容が変わってきます。
文系?理系か?二択ですが人生を左右するための大きな決断をしなくてはなりません。
将来就きたい職業や、学びたい学問にも大きくかかわる文理選択。
今後の進路を決める上でも、大学進学だけではなく将来の仕事にも関わってくるので、後悔しないように決める必要があります。
どちらを選べばいいのか悩んでいる高校1年、決めたけど本当にこれでよかったのか?と自分の決定に揺れている高校1年は多いと思います。
大学入試の仕組みや学部・学科を理解しながら、将来の仕事も考えながら情報収集をして決定することが大切です。
高校1年生の文理選択は後悔のないように決めましょう!
文系・理系の違い
文系と理系の違いをわかりやすく説明すると、
文系 |
英語・国語・社会を勉強 数学・理科は基礎的な学習のみ |
英語・国語・社会で受験 | 法学部・経済学部・経営学部・人文学部・教育学部・教養学部など |
理系 |
数学・理科を中心に勉強 英語・国語も学習する |
英語・数学・理科で受験 | 工学部・理学部・理工学部・医学部・薬学部・看護学部・農学部など |
文系メリット・デメリット
大学に進学を考えた場合の文系のメリット・デメリットについて説明をいたします。
一般論として参考にしてください。
まず、文系のメリットは私立の文系は私立の理系よりも学費が安い点があげられます。
文系は理系と違って実験・実習・研究活動がほとんどないため、その分だけ学費が安くなるのです。
文系の学部・研究科では数学や理科が苦手でもあまり問題はありません。
文系の学部は時間的な余裕が多くあります。
なぜなら、理系学部が行っている研究活動などが無いため比較的時間の自由があります。
そのため、アルバイトやサークル活動を充実させやすかったり、自分の時間を持ちやすかったり、人付き合いをしやすかったりします。
学業以外の活動も充実させやすいのです。
文系のデメリットは、理系の就職先を選びづらいことがあるなどがあげられます。
文系の学部を卒業する場合、理系で研究職を目指すような就職先は難しくなり、選択肢からは外れてしまいます。
求人で理系を求めている場合は、何らかの専門知識や研究に関する技能を要求していることも多いため、文系の人は選考で不利になってしまう場合があるためです。
もちろん、理系の就職先に興味がない場合は、関係ないデメリットになります。
特に文系の場合は理系よりも専門性のアピールが難しい場合があります。
そのため、景気に左右されることが多く、景気が悪い場合には就職活動でのアピールに苦労する場合があります。
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理系のメリット・デメリット
大学に進学を考えた場合の理系のメリット・デメリットについて説明をいたします。
一般論として参考にしてください。
理系のメリットは、得意分野・専門分野での就職がしやすい、研究のスキルが身につくことができます。
理系の場合、身に付けた専門性を生かして就職がしやすいと言われています。
専門分野の基礎的な知識が身についているので、研究に関するスキルが身についていると判断され、採用されやすいのです。
理系は研究室に所属して研究を行う時間が多く、研究のスキルが身につくからです。
理系の学生は、理系の就職先も文系の就職先も選ぶことができるため、就職の選択肢が多くあると言えます。
理系のデメリットは、数学が基本的には必須とされていて、授業での拘束時間が長くなり、私立理系の学費が高いなどがあげられます。
理系の学部や研究科に進む場合、ほとんどで数学や理科の知識が必要となります。
特に工学部などは数学や物理の高度な知識が必ず求められます。
生物学関係であれば数学の知識はそれほど求められない場合もあります。
理系の場合、基本的に学生の後半は研究室に所属して研究を行うため、専門分野の勉強や研究のため拘束時間が長くなります。
そのため、サークルやアルバイトをしづらい、自分の時間が持てない、就職活動の時間が取れない場合があります。
理系では実験・実習・研究活動が多くなりますが、設備や器具などが必要となるため、学費もその分だけ高くなる傾向があるのです。
文理選択の決め方
文理選択を決め方についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
将来の仕事で考える
行きたい大学で考える
好きか?嫌いかで考える
将来の仕事で考える
大学時代に文系を専門的に学んでいたか理系の学問を専門的に学んでいたかで、就職できる仕事の選択肢が大きく変わってきます。
文理選択をする際には「自分が将来どんな仕事をしたいのか」を考えることは大切です。
看護師を志すなら理系コースを選択し看護学部に進学する必要がありますし、弁護士を志望するなら法学部に進学するために文系コースで学ぶのが一般的です。
明確に希望している職業がない場合でも、ざっくりと、どういった分野で働きたいかという希望があれば、文理選択の判断材料になります。
将来の仕事について考えて文理選択を決めることはポイントです。
行きたい大学で考える
行きたい大学でどういったことを学びたいのか考えてみるのも大切です。
なぜなら、行きたい大学や学びたいことがあれば、志望する学部を絞り込むことができるので文理選択も可能となります。
さらには、学部や学科が決まれば入試に必要な受験科目から文理選択をすることができるからです。
もし、行きたい大学などがない場合には、自分が好きなものや興味のあるものを何か考えてみてください。
例えばゲームが好きなら、プログラミングなどを学ぶ理系、英語が好きなら、語学が学べる文系など、好きなものや興味のあるものから自分が何に関心を抱いているのかで、文理選択が可能となります。
学びたいことや興味のあることを考えて文理選択をすることもポイントです。
高校1年生は好きか?嫌いかで考える
文理選択を決める時にもしかしたら一番多いのが、好きか?嫌いか?で決める方法です。
数学が嫌いだから、文系に決める。
数学が好きだから、理系に決める。
好きか?嫌いか?で決めることは、根本的なことになるのでこの決め方でも間違ってはいません。
文系科目or理系科目が得意で好きというのが一致していれば、素直にそちらを選んでも問題ないと思います。
高校生の適性で判断する
自分の適性を判断して、文理選択の決め方についてまとめてみました。
以下のポイントについて説明しています。
理系向きな人
文系・理系を途中で変える
文系向きな人
物事を直感的に考える |
直感的思考とは、なんとなく決めることを言います。論理的思考の対極になります。前置きや推論することなく、無意識に結論を出す思考方法ができる人です。 |
記憶力がいい | 文系の人は「記憶力が良い方」とよく言われます。 |
感受性が豊かである | 「感受性が豊か」と聞くと「人の気持ちをくみ取る能力が高い」「想像力が豊か」などポジティブな人です。 |
喜怒哀楽を表現できる | 「自分の感情を出すような機会が多い」、「感情表現が上手い」と人と接するのが上手いからです。 |
コミュニケーション能力が高い | 人と会話をするのが好きな人は「コミュニケーション能力」も高くなります。交友関係が広いとも言われています。 |
理系向きな人
理論的思考ができる | 問題を細分化したうえで整理することで、適切な判断を下すことで結論を出すという思考方法ができる人です。 |
物事を要領よく考えることができる | 思考回路が「理論的」であると、物ごとを深く理解することで、「物事の捉え方がきちんと交通整理できる」からです。 |
こだわりが強い | 典型的な理系の人 |
ひとつのことに集中することが得意 | 理系の脳は「探究心」が人一倍強いと言われています。 |
文系・理系を途中で変える
一度、文系に決めて、その後、理系に変更する場合を、理転。
その逆の言葉として、理系から文系に変更することを文転といいます。
高校生の中には、途中で理転・文転をする生徒がたまにいます。
勉強を頑張りながらも、将来について真剣に考えた結果の進路変更なので、とても良い判断だと思います。
進路を選択する時に学問として興味のあるところを選択するのは良いことです。
しかし、文転・理転をする場合には大変な面も多くあることを理解する必要があります。
大学の選択はその後の人生を大きく左右します。
それを踏まえた上で、よく検討してください。
東京大学と早稲田大学の講師に聞いてみた
実際のところ文理選択はどうやって決めたのでしょうか?
予備校オンラインドットコムの講師に聞いてみました。
東京大学の講師の文理選択方法
早稲田大学の講師の文理選択方法
二人の文理選択の話を聞いてい
東京大学の講師の文理選択方法
理系の東京大学に通う講師に文理選択について聞いてみました。
文理選択を決めたのは、高校1年生の夏には決めていました。
理由は、数学が得意だから、理系に決めました。
文理選択で、悩んだ記憶はなく、学校の先生や両親などにもまったく相談せずに理系に行くと決めました。
文理選択を決める時は、将来の仕事のことや行きたい大学のことは一切考慮せずに決めていました。
小学生の頃から、算数・数学が得意だったので、なんとなく、「理系に行くんだろうな!」と思っていました。
早稲田大学の講師の文理選択方法
文系の早稲田の講師にも同じ質問をしてみました。
文理選択を決めたのは、高校1年生の秋頃?11月くらいだったと思います。
文系に決めた理由を聞いたところ、「数学が大嫌いだったので、文系一択です。」と答えが帰ってきました。
早稲田の講師も文理選択を決めた時は、東京大学の講師と同様に誰にも相談せずに決めたそうです。
また、将来のことについてもまったく考えることなく、一切の迷いなしに文系に決めたそうです。
数学が嫌いという理由で文系を選択しましたが、むしろ数学から逃れることができてよかったとも言っていました。
二人の文理選択の話を聞いて
東京大学と早稲田大学の講師に話を聞いて、結局、好きか嫌いかで判断するのが最も多いと感じました。
高校生活が始まったとは言え、文系・理系を決めるのは正直言ってとても大変な選択です。
ましてや、高校1年生から将来の仕事のことや行きたい大学などについては、ほとんどの高校生は考えたことがないのが現状です。
そうしたことを踏まえて、好きか嫌いかで判断する生徒が最も多い理由と言えます。
文理選択に迷った時には、専門家のアドバイスを受けることもとても参考になります。
予備校オンラインドットコムでは、進路アドバイザー資格を持ったスタッフがいつでも、進路の相談に対応することができます。
いつでも気軽にご相談ください。
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まとめ:高校1年生が文理選択をする決め方7つのルール
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今回の記事、高校1年生が文理選択をする決め方7つのルールは参考になりましたでしょうか?
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