山川の日本史!超鉄板おすすめの参考書6冊と勉強ルート!探究・歴史総合対応
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本記事の監修者:東大毎日塾
本記事の内容は、難関大学合格を目指す受験生を応援する「東大毎日塾」が監修しています。東大毎日塾は、個別指導と学習管理を通じて多くの生徒の学力向上をサポートしており、最適な学習法についての知見を基に記事を作成しました。
参考書の詳しい使い方や自分にあった参考書をお探しの方は、志望校への合格率が高い!東大毎日塾にお問い合わせください。
難関大学合格を目指す受験生のみなさん、こんにちは。「東大毎日塾」監修の記事へようこそ。
新課程の日本史、何から手をつけていいか迷っていませんか?
「歴史総合」や「日本史探究」という言葉に戸惑い、自分に合った参考書がわからないという人も多いでしょう。
この記事では、受験日本史の定番である山川シリーズの魅力を徹底解説。
新課程対応のおすすめ参考書6冊と、志望校合格に向けた最適な勉強ルートをご紹介します。
東大毎日塾がこれまでの指導経験から得た知見を基に、合格から逆算した最適な学習法をまとめました。
山川シリーズを使いこなして、日本史を得意科目に変えましょう。
新課程の全体像と旧課程からの変更点を理解する
目的別に山川シリーズの参考書を使い分ける
成績アップにつながる効果的な勉強法を実践する
志望校に合わせた学習計画とモチベーション維持のコツを知る
Contents
山川の日本史の参考書・問題集って何がある?どれを選ぶ?
山川出版は、日本史の受験勉強で最も定番とされる教材を数多く出しています。
新課程に対応した新しい教材も登場し、「一体どれを選べばいいの?」と迷う人もいるのではないでしょうか。
ここでは、受験生がまず押さえておくべき山川シリーズの基本と、新課程での変更点について解説します。
歴史総合と日本史探究って何が違うの?
共通テストと二次試験、日本史はどこが出るの?
「詳説日本史B」は今も使える?探究版との違いに注意
まずは教科書を理解しよう!「詳説日本史探究」とは
山川の「詳説日本史探究」は、受験日本史の土台となる教科書です。
「詳説日本史探究」の特徴は、単なる年号や人名の羅列ではなく、歴史の大きな「流れ」と背景にある因果関係を丁寧に解説している点にあります。
「詳説日本史探究」を徹底的に理解することが、その後のすべての学習の基礎になります。
例えば、幕府の政策ひとつとっても、「なぜその政策がとられたのか」「その結果どうなったのか」を読み解くことで、ただの暗記ではない本当の理解が深まります。
※「詳説日本史探究」は全国的に非常に多くの高校で採用されている定番教科書です。
参考書の選び方について知りたい方、大学受験のための参考書を買いすぎないためのポイントをアドバイス
歴史総合と日本史探究って何が違うの?
新課程の高校日本史は、必修科目の「歴史総合」と選択科目の「日本史探究」に分かれています。
「歴史総合」では、日本史と世界史を関連付けて近現代史を学ぶため、国際的な視点や資料読解力を養うことが目標です。
「日本史探究」は、旧課程の日本史Bにあたる内容で、原始・古代から近世までの日本史を、より深く掘り下げて学習します。
受験で出題されるのは基本的に「日本史探究」ですが、「歴史総合」で培った多角的な視点や思考力も、大学入試では問われるため両方が大切です。
【歴史総合と日本史探究の違いを比較!】
項目 | 歴史総合 | 日本史探究 |
---|---|---|
教科の位置づけ | 必修科目(高1) | 選択科目(高2〜3) |
内容の特徴 | 日本史+世界史をつなげて学ぶ近現代史中心 | 原始〜近代までの日本史を深く掘り下げる |
学びの目的 | 国際的な視点・資料読解力・思考力の育成 | 知識の定着・因果関係の理解・受験対策 |
具体的な例 | 明治維新と同時期の世界の動きなどを比較 | 江戸幕府の政策や社会構造を深く分析 |
出題される入試 | 主に共通テスト(基礎問題中心) | 共通テスト・国公立二次・私大入試など本格的な出題 |
関連する教材 | 山川「歴史総合資料」など | 山川「詳説日本史探究」「ノート」「用語集」など |
参考記事:社会の選択は日本史で決まり!大学受験│日本史の勉強はいつから始めるべき?
共通テストと二次試験、日本史はどこが出るの?
共通テストと二次試験では、日本史の出題傾向が異なります。
【共通テストと二次試験、日本史はどう違う?】
項目 | 共通テスト | 二次試験(個別試験) |
---|---|---|
試験形式 | マーク式 | 論述・記述式、マーク式、選択式など大学により異なる |
主な特徴 | ・史料を読んで答える問題が多い・図やグラフ、写真などの資料を使った出題がある・時代を横断して関連づける思考が求められる | ・知識の深さが求められる・因果関係を説明する論理力が重要・記述力や表現力も問われる |
対策のポイント | 流れの理解と資料の読み取り練習がカギ | 教科書の深い理解+論述練習が重要 |
共通テストでは、山川の教科書や資料集を使って歴史の「流れ」を幅広く理解することが重要です。
二次試験では、より深い知識と論理的な思考力が求められるため、山川の一問一答や論述問題集などを活用して応用力を鍛える必要があります。
「詳説日本史B」は今も使える?探究版との違いに注意
すでに旧課程の教科書「詳説日本史B」を持っている方もいるかもしれません。
結論から言うと、基本的には使えますが、いくつかの注意点があります。
新課程の教科書「詳説日本史探究」は、近現代史を「歴史総合」に移行し、代わりに古代史や中世史の記述をより充実させています。
探究的な学びを促す構成になっている点も大きな違いです。
旧版の教科書を使う場合は、新課程で追加された範囲や、新課程に対応した問題集の併用を検討する必要があります。
山川の日本史シリーズは何がある?6冊の特徴を徹底比較!
山川出版からは、新課程に対応した様々な日本史参考書が出版されています。
「教科書」「ワーク」「一問一答」など、それぞれに役割と使い方があります。
ここでは、大学受験に必須の山川シリーズ6冊をピックアップし、それぞれの特徴と最適な活用法を解説します。
山川 日本史 ワーク:詳説日本史ノートの効果的な使い方
山川 日本史 一問一答:基礎〜難関まで対応するアウトプット本
山川 日本史 用語集:語彙力強化&スキマ時間に最適な活用法
山川 日本史 問題集:論述・記述対策に使えるおすすめ教材
山川の歴史総合参考書:1年生必修「歴史総合」対策に使える1冊
山川 日本史 教科書:詳説日本史探究の構成と活用法
【詳説日本史探究の基本情報】
項目 | 内容 |
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発売日 | 2023年1月1日 |
対応レベル | 高校日本史探究(新課程対応)・基礎〜難関大レベルの教科書 |
特徴・メリット | ・令和5年度改訂の文部科学省検定済教科書 |
向いている人 | ・日本史を体系的に学びたい高校生全般・共通テスト ・私大・国公立の受験に備えたい人 |
勉強時間の目安 | 約60〜90時間(通読+要点整理) |
分類 | インプット系(教科書・通史解説) |
山川の「詳説日本史探究」は、受験日本史の土台となる教科書です。
単なる事実の羅列ではなく、歴史の背景や因果関係が丁寧に記述されています。
活用法としては、まずはこの教科書を丁寧に読み込み、歴史の「流れ」を理解することが大切です。
具体的な使い方は、時代ごとの出来事を把握し、なぜその出来事が起きたのかを考えるように読むことです。
東大毎日塾の指導では、この教科書に自分なりの注釈や補足情報を書き込み、自分だけのオリジナル参考書にすることを推奨しています。
山川 日本史 ワーク:詳説日本史ノートの効果的な使い方
【詳説日本史ノートの基本情報】
項目 | 内容 |
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発売日 | 2023年3月28日 |
対応レベル | 高校日本史探究(教科書「詳説日本史」準拠)・共通テスト〜難関大対策 |
特徴・メリット | ・教科書『詳説日本史(日探705)』の流れに完全準拠した書き込み式ノート ・自学自習にも対応した設計 ・「史料チェック」や「探究コーナー」で思考力も養える |
向いている人 | ・『詳説日本史』を使って授業や独学をしている人 ・知識の定着と同時に、史料の扱いや探究的な視点も身につけたい人 |
勉強時間の目安 | 約70〜90時間(教科書と併用して使用した場合) |
分類 | アウトプット系(書き込み式ノート・確認用ワークブック) |
「詳説日本史ノート」は、教科書の内容を穴埋め式で確認できるワークです。
教科書とセットで使うことで、知識の定着を図ることができます。
教科書を読んだ後、その章のノートを解くというサイクルが効果的です。
特に、教科書を読みっぱなしで終わってしまいがちな人にとって、このノートは非常に役立つでしょう。
手を動かしながら覚えることで、記憶の定着率が大幅に向上します。
詳説日本史ノートについて知りたい方、詳説日本史ノート「最強の使い方&勉強法」で成績UP!高校生・受験生必見の完全ガイド
山川 日本史 一問一答:基礎〜難関まで対応するアウトプット本
【日本史:一問一答の基本情報】
項目 | 内容 |
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発売日 | 2024年1月24日 |
対応レベル | 高校日本史探究(共通テスト〜難関大入試レベル) |
特徴・メリット | ・『詳説日本史(日探705)』の章立てに沿った構成 ・『日本史用語集』の頻度(重要度)をもとに★マーク付きで強弱がわかる ・赤シート&チェック欄付きでくり返し学習に最適・巻末に用語索引あり |
向いている人 | ・定期テスト対策から共通テスト ・難関大対策まで、知識を効率よく確認したい人 ・教科書『詳説日本史』や用語集を併用して学びたい人 |
勉強時間の目安 | 約50〜80時間(全問に繰り返し取り組む場合) |
分類 | アウトプット系(知識確認・暗記用問題集/一問一答形式) |
山川の「日本史一問一答」は、大学受験で問われる重要用語を網羅したアウトプット本です。
レベル別にA(基礎)、B(標準)、C(難関)と分かれており、志望校に合わせて取り組むことができます。
教科書やノートでインプットした知識が定着しているか確認するために使いましょう。
毎日少しずつ反復することで、知識を盤石なものにすることができます。
東大毎日塾の生徒の多くは、この一問一答を毎日継続することで、着実に成績を上げています。
一問一答の使い方を知りたい方:山川【日本史一問一答】の使い方を知って日本史の偏差値アップ
山川 日本史 用語集:語彙力強化&スキマ時間に最適な活用法
【日本史用語集の基本情報】
項目 | 内容 |
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発売日 | 2023年12月22日 |
対応レベル | 高校「日本史探究」全般(共通テスト〜難関大) |
特徴・メリット | ・全7社の「日本史探究」教科書に対応し、約9,800語を収録・教科書掲載数に基づく【頻度1〜7】を表示し、重要語は赤字で視覚的に区別可能 ・『詳説日本史』に準拠した配列で関連語が探しやすい |
向いている人 | ・入試対策で重要語を効率的に押さえたい人 ・教科書や一問一答と併用して用語の意味を深めたい人 |
勉強時間の目安 | 辞書的使用が前提だが、通読するなら50時間以上 |
分類 | インプット系(用語辞典・日本史語句の理解用) |
「日本史用語集」は、教科書に出てくる用語の意味を詳しく解説した辞書的な存在です。
教科書や問題集で分からない言葉が出てきたときに調べるのはもちろん、スキマ時間にパラパラと眺めるだけでも知識が身につきます。
関連する用語や出来事も併記されているため、用語集を活用することで横断的な知識が身につき、探究学習に役立つというメリットもあります。
東大毎日塾では、重要な用語にマーカーを引いたり、付箋を貼ったりして、自分なりの工夫を凝らすことを指導しています。
日本史用語集の使い方を知りたい方、山川の日本史用語集の使い方!【ポイント3つ】日本史の暗記が効率的に!
山川 日本史 問題集:論述・記述対策に使えるおすすめ教材
【日本史論述問題集の基本情報】
項目 | 内容 |
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発売日 | 2015年4月10日 |
対応レベル | 国公立大学・難関私大の二次試験対策 |
特徴・メリット | ・論述力を鍛えるための基礎〜発展問題を掲載 ・山川出版社が発行する信頼性の高い論述対策教材 ・コンパクトながら要点を押さえた構成 |
向いている人 | ・論述対策を初めて行う人・共通テスト後の国公立2次対策に集中したい人 |
勉強時間の目安 | 約20〜30時間(全体を通して演習+復習を行った場合) |
分類 | アウトプット系(論述対策・記述演習) |
【書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集の基本情報】
項目 | 内容 |
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発売日 | 2021年7月27日 |
対応レベル | 高校日本史(探究)・共通テスト記述対策・中堅〜難関大学の記述問題対策 |
特徴・メリット | ・Basic問題40題で記述の型を学び、Advanced問題108題で応用力を養成 ・教科書ベースで「考えて→書く」訓練ができる・表現力・思考力を伸ばせる |
向いている人 | ・記述式の対策をこれから始めたい人・教科書の内容を深く理解し、文章で表現できるようになりたい人 |
勉強時間の目安 | 約30〜40時間(全問実施+復習を含む) |
分類 | アウトプット系(記述・論述・表現トレーニング) |
山川出版の「日本史論述問題集」や「書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集」は、実践的な演習を通して実力を高めるための問題集です。
論述・記述問題は、単に知識を問うだけでなく、歴史的な因果関係や背景を論理的に説明する力が求められます。
教科書や一問一答でインプットした知識を、実際に解答する力に変換するために、これらの問題集に取り組みましょう。
東大毎日塾の指導経験上、論述対策は高3の秋からでも間に合います。
山川の歴史総合参考書:1年生必修「歴史総合」対策に使える1冊
【歴史総合 要点チェックの基本情報】
項目 | 内容 |
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発売日 | 2022年2月28日 |
対応レベル | 高校1年生向け(新課程「歴史総合」) |
特徴・メリット | ・教科書『歴史総合 近代から現代へ』(歴総707)に準拠・短文+空欄補充で重要語句を確認 ・流れを意識しながら用語を押さえられる |
向いている人 | ・高校1年生で歴史総合の基礎をしっかり身につけたい人 ・教科書の流れを整理しながら復習したい人 |
勉強時間の目安 | 約8〜12時間(1単元あたり15〜20分×全単元) |
分類 | インプット+確認系(基礎用語・流れチェック・穴埋め) |
山川出版の「歴史総合 要点チェック」は、新課程の必修科目である「歴史総合」の学習を効率的に進めるための教材です。
「歴史総合 要点チェックは、日本史と世界史の近現代史を横断的に理解することを目的としています。
教科書の内容が簡潔なQ&A形式でまとめられているため、知識の抜け漏れがないかを確認するのに最適です。
使い方のポイントは、教科書や授業で学んだ後にすぐ取り組むことです。
単元ごとに「要点チェック」と「確認問題」を繰り返すことで、効率的に知識を定着させることができます。
例えば、「第一次世界大戦の背景」を学習したら、すぐに該当ページの問題を解いてみましょう。
「日本と世界史のつながり」を意識した構成になっているため、関連事項を同時に確認することで、歴史の横のつながりが理解しやすくなります。
定期テスト対策から共通テストの基礎固めまで幅広く活用できる一冊です。
山川の参考書はどう選ぶ?目的別おすすめルート
山川シリーズは種類が多いため、どのように組み合わせればよいか迷う人も多いでしょう。
ここでは、あなたのレベルや目的に合わせて最適な学習ルートを提案します。
自分の現状と志望校の傾向を考え、効率的に学習を進めることが合格への近道です。
共通テスト・マーク試験中心:一問一答+用語集で知識を固める
論述・記述が出る大学志望:問題集と教科書の往復学習
学校の授業だけでは不安な人:山川+市販講義系との併用ルート
初心者向け:まずは教科書+ノートで流れをつかむ
日本史の学習を始めたばかりの人は、いきなり問題集に手を出さないことが重要です。
まずは「詳説日本史探究」を読み込み、「詳説日本史ノート」で確認するサイクルを繰り返しましょう。
これにより、歴史の大きな流れと各時代の特徴を掴むことができます。
土台が固まっていない状態で知識を詰め込んでも、すぐに忘れてしまうため、焦らずに基礎固めを徹底してください。
参考記事:日本史探求の最強勉強法!歴史総合もこれで完璧【おすすめ参考書8選】
共通テスト・マーク試験中心:一問一答+用語集で知識を固める
共通テストや私立大学のマーク式試験が中心の場合、正確な知識を素早く引き出す力が求められます。
このタイプの試験対策には、「日本史一問一答」と「日本史用語集」が非常に有効です。
教科書で流れを理解した後は、一問一答でひたすらアウトプット練習を重ねましょう。
用語集は、一問一答ではカバーしきれない用語の意味を確認するために使います。
東大毎日塾では、一問一答を反復しながら、用語集で関連用語を深掘りする指導を行っています。
参考記事:【2025年】MARCH日本史おすすめ参考書25選!基礎から合格まで完全網羅
論述・記述が出る大学志望:問題集と教科書の往復学習
難関大学を目指し、論述や記述問題対策が必要な人は、「日本史論述問題集」や「書いて深める日本史: 思考して表現する記述問題集」に取り組みましょう。
解答を記述する際は、なぜその答えになるのか、根拠を教科書に戻って確認することが大切です。
これを繰り返すことで、ただの暗記ではない、論理的な思考力が身につきます。
東大毎日塾の指導では、この往復学習を徹底することで、生徒の記述力が飛躍的に向上しました。
参考記事:【歴史総合の勉強法】これで完璧!定期テストも大学受験も怖くない!
学校の授業だけでは不安な人:山川+市販講義系との併用ルート
学校の授業が山川の教科書中心でも、もっと分かりやすく歴史の流れを理解したいという方もいるかもしれません。
そのような場合は、市販の講義系参考書(金谷俊一郎の「なぜ」と「流れ」がわかる本など)と山川シリーズを併用するのがおすすめです。
講義系で大まかな流れを掴んだ後に山川の教科書を読むことで、理解が格段に深まります。
日本史の成績アップ!山川シリーズ参考書の効果的な使い方
「山川シリーズをなんとなく使っているけれど、なかなか成績が上がらない…」という悩みを持つ方もいるかもしれません。
ここでは、漫然と学習するのではなく、効率的に成績を伸ばすための具体的な使い方を3つのステップと注意点に分けて解説します。
東大毎日塾の個別指導でも実践している、効果的な学習法です。
山川 日本史 勉強法② 用語集・一問一答で知識を整理&強化
山川 日本史 勉強法③ 過去問や模試で「得点力」に転換する方法
山川 日本史 使い方の注意点とよくある失敗例
山川 日本史 勉強法① 教科書ベースで「流れ」と背景を理解
日本史の学習で最も大切なことは、歴史の「流れ」を理解することです。
ただ年号や人名を暗記するだけでは、応用問題に対応できません。
「詳説日本史探究」を読み、その時代に何が起きて、それが次の時代にどう影響したのかを考えながら学習しましょう。
例えば、なぜ室町時代に下剋上が盛んになったのか、その背景にある社会の変化を理解することが重要です。
山川 日本史 勉強法② 用語集・一問一答で知識を整理&強化
流れを理解した後は、「日本史一問一答」や「日本史用語集」で知識の整理と強化を行います。
一問一答で知識の抜け漏れがないか確認し、分からなかった用語は用語集で詳しく調べましょう。
この段階では、単に答えを覚えるのではなく、その用語がどの時代、どの出来事と関連しているかを意識することが重要です。
参考記事:大学受験日本史!おすすめ参考書&問題集17選!レベル別×合格への最強ルート
山川 日本史 勉強法③ 過去問や模試で「得点力」に転換する方法
インプットと基礎固めが終わったら、いよいよ「過去問」や「模試」を使って実戦演習に入ります。
問題形式に慣れるだけでなく、時間を測って解答する練習をすることで、本番での得点力を高めることができます。
間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析し、教科書や用語集に戻って復習することが、最も効率的な学習法です。
山川 日本史 使い方の注意点とよくある失敗例
山川シリーズを使う上で、よくある失敗例は以下の通りです。
・教科書を読んだだけで満足してしまう:インプットだけでなく、必ずアウトプットをセットで行いましょう。
・一問一答をひたすら解くだけ:歴史の流れを無視した暗記は、応用が利きません。
これらの落とし穴を避け、計画的に学習を進めることが、成績アップへの第一歩です。
他社の参考書と比べてどう?山川シリーズの強みと注意点
山川シリーズは受験日本史の定番ですが、他にも様々な出版社から参考書が出ています。
ここでは、他社の参考書と比較して、山川シリーズの強みと注意点、そして偏差値別の最適な活用法について解説します。
日本史 勉強法 参考書:講義系・漫画系との相性と使い分け
山川 日本史 偏差値別おすすめ活用術:偏差値50〜70を狙うには
大学受験 日本史 教科書 比較:実教出版・浜島書店との違い
山川の『詳説日本史探究』は、客観性と網羅性に優れた教科書で、多くの高校や予備校、問題集の基準になっています。
実教出版や浜島書店の教科書も視覚的でわかりやすく、授業向けに工夫された構成が特徴です。
ただし、大学受験対策を意識するなら、山川の教科書は予備校テキストや模試との相性がよく、学習を効率的に進めやすいというメリットがあります。
日本史 勉強法 参考書:講義系・漫画系との相性と使い分け
山川の教科書はやや硬派な印象があるため、日本史が苦手な人や初学者には、金谷俊一郎の「なぜ」と「流れ」がわかる本のような講義系参考書や、マンガ日本の歴史のような漫画系参考書との併用がおすすめです。
講義系で全体像をざっくりと掴んだ後に山川の教科書を読むことで、より深い理解につながります。
山川 日本史 偏差値別おすすめ活用術:偏差値50〜70を狙うには
偏差値50を目指すなら、教科書とノートで基礎を固めることが最優先です。
偏差値60を目指すなら、一問一答で知識を定着させ、用語集で補強すると良いでしょう。
偏差値70以上を目指すなら、論述問題集や過去問演習で応用力を養うことが不可欠です。
自分の偏差値と志望校のレベルを考慮して、適切な教材を選ぶことが成功の鍵です。
偏差値帯 | 状況の目安 | おすすめ教材 | 活用ポイント |
---|---|---|---|
偏差値50未満 | ・用語の意味が曖昧 ・「流れ」が理解できていない | ・詳説日本史探究(教科書) ・詳説日本史ノート(準拠ワーク) | ・まずは教科書通読で時代の流れをつかむ ・ノートで要点を整理して定着させる |
偏差値50〜55 | ・知識にムラがある ・細かい違いでよく間違える | ・教科書+用語集+一問一答 | ・教科書を読みながら用語集で重要語をチェック ・一問一答はまず★付きの基本語句だけ反復 |
偏差値55〜60 | ・共通テストで6〜7割レベル ・時代の因果関係を整理できていない | ・教科書+一問一答+論述問題集(簡易) | ・一問一答は★★以上を中心に復習をルーティン化 ・因果関係や制度の背景をノートにまとめる |
偏差値60〜65 | ・知識はあるが応用が弱い ・論述が伸び悩む | ・教科書+一問一答(完答)+論述問題集 | ・過去問を使いながらアウトプット重視 ・用語を説明できる力を養う |
偏差値65〜70以上 | ・難関国公立・私大レベルを狙う ・論述・思考型問題対策が必要 | ・教科書(繰り返し)+論述問題集(発展)+資料集 | ・歴史の流れを自分の言葉で説明できるように ・テーマ史や比較史を意識して学習 |
モチベ維持×合格戦略!勉強が続く日本史学習ロードマップ
日本史の受験勉強は長期戦です。モチベーションを維持し、着実に合格へ近づくためには、明確な学習計画を立てることが大切です。
ここでは、高校2年生から受験直前期までの効果的な学習ロードマップをご紹介します。
高3夏〜直前期の対策:過去問・模試での弱点克服法
スランプを乗り越える方法:伸び悩み対処&やる気管理のコツ
高2秋〜高3春の過ごし方:インプットとアウトプットのバランス
この時期は、基礎固めに集中する大切なタイミングです。
【おすすめの勉強法】
・山川の「詳説日本史探究」と「ノート」で、流れをつかみながら学習
・教科書を読んだら、自分の言葉でまとめたり、簡単な問題に取り組むなどインプットとアウトプットを交互に行う
・時代ごとのつながりや因果関係を意識して読むと、記憶に残りやすい
【ポイント】
・無理に詰め込まず、ペース重視でコツコツ続けることが成功のカギ
・「全体像」をつかむことで、後の応用や過去問対策がスムーズになる
高3夏〜直前期の対策:過去問・模試での弱点克服法
夏以降は実践モードに切り替え、得点力を高めていく時期です。
【この時期にやるべきこと】
・過去問や模試を定期的に解いて、出題パターンや時間配分に慣れる
・間違えた問題は必ず分析し、山川の教科書や一問一答で弱点を復習
【弱点克服の例】
・文化史の問題で失点 → 「詳説日本史探究」や「用語集」で文化史だけ集中的に学習
【ポイント】
・弱点分野は「まとめノート」や「苦手リスト」で可視化すると復習しやすい
・復習は「苦手>頻出」の順に優先度をつけると効率アップ
スランプを乗り越える方法:伸び悩み対処&やる気管理のコツ
勉強しても伸び悩むことは、誰にでもあります。
【スランプ対処法】
・一度、学習法を見直してみる(覚えるだけになっていないか?理解できているか?)
・勉強時間ではなく「勉強の質」に注目する
【やる気を保つコツ】
・「なぜ日本史を勉強するのか」という目的を再確認する→ 例:「志望校に合格するため」「日本の歴史を理解したいから」
・気分転換に、歴史をテーマにしたドキュメンタリーや映画を見るのも効果的
【ポイント】
・完璧を目指しすぎず、「少しずつ前進していればOK」と自分に言い聞かせる
・小さな成功体験を積み重ねることが、やる気アップにつながる
山川の日本史参考書・問題集に関するよくある質問【Q&A】
山川の日本史シリーズは、教科書から一問一答、用語集まで種類が多く、どれをどう使えばいいのか迷う人も多いはず。
ここでは、よくある疑問に答える形で、それぞれの教材の特徴や使い方、レベル感をわかりやすく解説します。
自分に合った参考書選びの参考にしてください。
山川日本史教科書のレベルは?
日本史スピードマスターは何日で終わる?
山川日本史教科書のレベルは?
山川一問一答でどこまで覚えればよいですか?
日本史の一問一答でおすすめの本は?
山川一問一答日本史は何問ありますか?
山川の『日本史一問一答【完全版】』は、約4,400問の問題が収録されています。
用語の重要度に応じて★マークが付けられており、特に★や★★の基本用語から重点的に覚えるのが効果的です。
問題数が非常に多いため、分野ごとに分けて何周かに分けて取り組むのがおすすめです。
山川日本史教科書のレベルは?
『詳説日本史探究』は、大学受験に対応した標準〜やや難レベルの教科書です。
通史を網羅し、因果関係や制度の背景まで解説されているため、難関大学の論述対策にも使える内容です。
自分で要点を整理しながら読む力が求められるため、詳説日本史ノートの併用がおすすめです。
日本史スピードマスターは何日で終わる?
『日本史スピードマスター』は、1日2〜3単元進めれば、約30〜40日で一周できます。
まとめ形式でインプットを効率よく進められるのが特徴ですが、山川の教科書のような深い解説は少なめなので、補助教材として使うのが効果的です。
復習を前提に複数回の活用をおすすめします。
山川一問一答でどこまで覚えればよいですか?
まずは★マークの基本用語(★・★★)を正確に覚えることが重要です。
★★★は難関私大や記述試験を目指す人向けなので、志望校に応じて取捨選択をしましょう。
「用語を覚えるだけ」でなく、その意味や背景まで説明できるように意識すると得点力が上がります。
日本史の一問一答でおすすめの本は?
定番はやはり『山川 一問一答 日本史【完全版】』です。
収録数が多く、用語の重要度が分かりやすく整理されており、共通テストから難関大学まで対応できます。
基礎から始めたい人には『金谷の日本史一問一答(東進ブックス)』も人気があり、講義的な解説がついていて理解しやすいです。
まとめ:【大学受験】山川シリーズ日本史の超鉄板おすすめの参考書6冊
この記事では、新課程に対応した山川シリーズの参考書と、合格に向けた最適な学習ルートを解説しました。
最後に、日本史を得点源にするために最も大切なことをまとめます。
自分のレベル・目的に合った参考書を選ぶ
山川シリーズには様々な種類があるため、自分のレベルや志望校の出題傾向に合わせて教材を選ぶことが非常に重要です。
「詳説日本史探究」で流れを掴み、「日本史一問一答」で知識を定着させるという基本のサイクルを大切にしましょう。
継続的な復習サイクルと教材の使い分けがカギ
日本史の知識は、一度覚えただけでは定着しません。
教科書、ノート、一問一答、用語集を組み合わせて、継続的に復習するサイクルを作ることが大切です。
特に、インプットとアウトプットをセットで行うことを意識してください。
日本史を得点源に変える「正しい努力」の積み重ねが合格への近道
単なる暗記に頼るのではなく、歴史の因果関係を理解し、思考力を養う「正しい努力」を積み重ねることが、新課程での合格の鍵となります。
山川シリーズを正しく使いこなし、日本史を得点源にしていきましょう。
本記事の内容は、難関大学合格を目指す受験生を応援する「東大毎日塾」が監修しています。東大毎日塾は、個別指導と学習管理を通じて多くの生徒の学力向上をサポートしており、最適な学習法についての知見を基に記事を作成しました。参考書の詳しい使い方や自分にあった参考書をお探しの方は、志望校への合格率が高い!東大毎日塾にお問い合わせください。
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