偏差値45はどのくらい?45・55・65の順位と割合を比較

偏差値45はどのくらい?45・55・65の順位と割合を比較

※この記事には一部PRが含まれます。

偏差値45は、平均の50より5ポイント低い位置です。

得点の分布が正規分布(平均付近に人が集まる左右対称の形)に近いと仮定すると、上位約69%、100人中69番目前後に当たります。

これは理論上の目安で、実際の順位は、受けた模試の得点分布や受験者集団によって変わります。

この記事では、偏差値45・50・55・65の順位と割合を同じ条件で比べます。

記事のポイント

  • 偏差値45は上位約69%が目安
  • 偏差値45・55・65の順位と割合を比較
  • 偏差値45は頭が悪いという意味ではない
  • 模試の成績表で確認すべきポイント

偏差値45はどのくらい?上位約69%・100人中69番目が目安

山型の正規分布グラフ上で、平均50の少し左に偏差値45の位置を示した図解

結論から言うと、偏差値45は平均50より5低く、正規分布を前提にすると上位約69%、100人中69番目前後が目安です。

ここでは、その数字の意味と、あくまで目安である理由を説明します。

偏差値45は平均50より5低い位置

偏差値の数直線で、平均の50から左へ5目盛り離れた45を強調した図

偏差値とは、受けたテストの受験者全体の平均点を50として、自分の得点が平均からどれだけ離れているかを表した数値です。

平均点を取れば偏差値は50になり、平均より高ければ50を上回り、低ければ50を下回ります。

偏差値45は、その平均から5ポイント低い位置を指します。

「平均以下と言ってよいのか」と迷う人もいるでしょう。数字の上では、50より低いので平均より下です。

偏差値10がばらつきの目安(標準偏差)1つ分にあたるため、5ポイントはその半分の距離です。

平均から大きく離れた位置ではありません。

数字から言えるのは「平均より少し下」というところまでです。

「大きく劣っている」「何か問題がある」といった評価は、偏差値の定義からは出てきません。

上位約69%は正規分布を仮定した目安

偏差値45が「上位約69%」と言われるのは、受験者の得点が正規分布に近い形で散らばっていると仮定したときの計算結果です。

正規分布は、平均付近に最も多くの人が集まり、高い側にも低い側にも離れるほど人数が減る、左右対称の分布を指します。

偏差値45は、平均から標準偏差の0.5個分だけ下にあります(標準得点で−0.5)。

標準正規分布表で調べると、その位置より上にいる人の割合は約69.15%です。

100人で並べると、上から69番目前後になります。

実際の模試では、得点が高い側や低い側に偏ることがあります。

同じ点数の受験者が何人もいることもあります。

理論値と成績表の実際の順位は一致しないことがあります。

この記事では、「69番目前後」を、自分の位置をつかむための目安として扱います。

▶総務省統計局|推測統計・正規分布の性質

偏差値45は頭が悪い?数字だけで能力は判断できない

「偏差値45は頭が悪いのでしょうか」という疑問は、検索で最もよく見かける不安の一つです。

結論として、偏差値は知能や人柄を測る数値ではありません。

特定のテストを受けた集団の中での、相対的な位置を示す数字です。

私は27年間の指導の中で、偏差値45という数字への不安を、生徒本人や保護者から相談されてきました。

私は、本人の能力や知能を否定する数字ではなく、受験者集団の中での相対的な位置として説明していました。

偏差値から分かること・分からないことを分けると、次のとおりです。

  • 分かること:そのテストを受けた集団の中での、おおよその位置
  • 分からないこと:知能、人柄、努力の量、将来の可能性
  • 分からないこと:どの問題で失点したのか、どの科目に偏りがあるのか

数字は位置を教えてくれますが、本人の評価まではしません。

評価に進む前に、どの集団での数字かを見る必要があります。

偏差値45・55・65はどのくらい違う?順位と割合を比較

正規分布の曲線上に偏差値45・55・65の位置を並べて示した比較図

45と55・65の違いは、同じ正規分布の条件で並べると分かりやすくなります。

ここでは、順位と割合を表で比べたうえで、47や53など、成績表でよく見る周辺の数値も載せます。

偏差値45・50・55・65の順位と割合の比較表

次の表は、得点が正規分布に従うと仮定した場合の理論値です。

偏差値ごとの標準得点、上位からの割合、100人中の順位を並べています。

偏差値標準得点(zスコア)上位割合の理論値100人中の順位
65+1.5上位 約6.68%約7番目
55+0.5上位 約30.85%約31番目
500.0上位 50.00%約50番目
45−0.5上位 約69.15%約69番目

表のとおり、偏差値50は真ん中で、45はその少し下、55は少し上、65は上位約7%の位置です。

実際の模試の順位は、得点分布によってこの理論値とずれます。

偏差値55は上位約31%、偏差値65は上位約7%

偏差値55は上位約31%、100人中31番目前後です。

偏差値45との差は10ポイントで、上位割合は約69%から約31%へ、約38ポイント分動きます。

偏差値65は上位約7%、100人中7番目前後です。

偏差値55との差は同じ10ポイントでも、上位割合は約31%から約7%へ、約24ポイント分の移動です。

同じ10ポイントの差でも、割合の変わり方は一定ではありません。

受験者が平均付近に多く集まる分布だからです。

正規分布を仮定して100人に換算すると、偏差値45と55の間には約38人分の位置の差があります。

理論上の比較であり、実際の順位変動や成績の上げやすさを表すものではありません。

どちらが良い・悪いという評価でもありません。

偏差値の現在地を確認したうえで、次に成績を上げる方法を知りたい場合は、偏差値40から50に上げるための大学受験の勉強法で、必要期間や最初に取り組むことを解説しています。

偏差値40〜70の早見表|47・53・54・60も確認

模試の返却時に出やすい数値を、偏差値40〜70の範囲で並べました。

成績表の偏差値がどのあたりに当たるかを調べるときの参照用です。

全整数を載せるのではなく、よく目にする数値に絞っています。

偏差値標準得点(zスコア)上位割合の理論値100人中の順位
70+2.0上位 約2.28%約2番目
65+1.5上位 約6.68%約7番目
60+1.0上位 約15.87%約16番目
55+0.5上位 約30.85%約31番目
54+0.4上位 約34.46%約34番目
53+0.3上位 約38.21%約38番目
500.0上位 50.00%(中央値)50番目
47−0.3上位 約61.79%約62番目
45−0.5上位 約69.15%約69番目
40−1.0上位 約84.13%約84番目

例えば、偏差値45と47の差は、100人中でおよそ7人分です。

数字が2違っても、順位の感覚は大きくは変わりません。

早見表の数値はすべて理論値なので、実際の席次は成績表で見てください。

偏差値45は5教科で何点?平均点と標準偏差によって変わる

5教科の合計点と、平均点・標準偏差の関係を矢印でつないだ図解

偏差値45に対応する得点は、一つには決まりません。

平均点と標準偏差が決まって初めて計算できます。

その理由と計算例、通知表の評定との関係を説明します。

偏差値45を500点満点の決まった点数には換算できない

偏差値は、次の式で計算されます。

偏差値=50+10×(自分の得点-平均点)÷標準偏差

式の中に、テストの満点は入っていません。

500点満点か100点満点かではなく、そのテストの平均点と標準偏差(得点のばらつき)で決まります。

「偏差値45は5教科で何点」という答えは、条件がなければ出せません。

平均点が高い易しいテストでは、偏差値45でも高い得点になります。

難しくて平均点が低いテストでは、偏差値45でも低い得点です。

「5教科でこの点数なら偏差値45」という早見表を見かけたら、それがどのテストの平均点と標準偏差を前提にしているかを見てください。

平均250点のテストで偏差値45になる点数の計算例

500点満点で平均点が250点のテストを仮定します。

標準偏差が違うと、偏差値45になる得点は次のように変わります。

いずれも仮定の例で、実際の模試の数値ではありません。

条件平均点標準偏差偏差値45になる得点
テストA250点50225点
テストB250点70215点

計算は、250+標準偏差×(45−50)÷10です。

標準偏差50なら250−25で225点、70なら250−35で215点になります。

平均点が同じでも、得点のばらつきが大きいテストでは、偏差値45までの点数差が広がります。

点数の目安をネットで調べたときは、自分の模試の平均点と標準偏差が分かる成績表で計算し直す方が、正確です。

偏差値45は通知表の評定「2」「3」と直接換算できない

「偏差値45は通知表の3くらい」「2に近い」といった説明を見かけることがあります。

偏差値45を評定の2や3に直接換算することはできません。

二つは、評価の考え方が別だからです。

指標評価の性質具体的な基準・意味
模試の偏差値相対的な指標(集団準拠)テストを受けた受験者集団の中での相対的な位置
通知表の評定目標に準拠した評価(絶対評価)学習指導要領の目標達成度(観点別学習状況の評価)

評定は、かつては集団内の順位をもとに割り振る相対評価が使われていました。

現在は目標への到達度で評価されるため、評定3や2が一定の割合の人数を意味するものではありません。

学校によっても評価の基準は異なります。

評定と偏差値の食い違いに戸惑ったときは、どちらかが間違っているわけではなく、測っているものが違うと考えると整理できます。

▶文部科学省|中学校の指導要録に記載する事項等

同じ偏差値45でも模試によってレベルが違う理由

同じ偏差値45でも、異なる受験者集団の中では位置が変わることを表す人の集まりの図

偏差値は、受けた模試の受験者集団の中での位置を示します。

受験者集団が違えば、同じ45でも意味が変わります。

ここでは、受験ステージごとの違いと、典型的な誤解を説明します。

中学受験・高校受験・大学受験では母集団が違う

中学受験・高校受験・大学受験では、模試を受ける学年や受験目的が異なります。

模試の区分 主な対象者(受験者) 母集団の特徴
中学受験の模試 中学受験を予定する小学生など 中学受験を予定する小学生などが参加し、模試によって受験者層が異なる
高校受験の模試 高校受験を予定する中学生など 高校受験を予定する中学生などが参加し、地域や模試によって受験者層が異なる
大学受験の模試 大学受験を予定する高校生・既卒生など 大学受験を予定する高校生・既卒生などが参加し、模試によって受験者層が異なる

模試の偏差値は、その模試を受けた受験者(母集団)の中での位置です。

同じ受験段階でも、模試の種類によって参加する受験者集団は異なります。

私は成績表を確認する際、中学受験、高校受験、大学受験の模試で受験者集団が異なることを前提にしていました。

偏差値45という数字を比較するときは、進学率のような一般的な数字ではなく、実際に受けた模試の種類と受験者集団を見る必要があります。

高校受験と大学受験の偏差値を直接比較できない

高校受験時の偏差値と、大学受験模試の偏差値は、同じ物差しではないため、そのまま比べて学力の上がり下がりを判断することはできません。

母集団が違うことに加え、模試の目的も違います。

河合塾の全統模試、駿台の模試、ベネッセの進研模試など、大学受験模試にも複数の種類があります。

模試によって受験者集団が異なる場合があるため、偏差値を比較する際には、それぞれの主催団体が公表している対象者や成績資料を見る必要があります。

比べるときの注意点は次の3つです。

確認項目 確認内容 注意すべき理由
1. 模試の種類 異なる模試の偏差値をそのまま比較しない 模試によって出題内容や受験者集団が異なり、同じ偏差値でも意味が変わるため
2. 受験者集団 成績表で比較対象の集団と受験者数を確認する 偏差値はその模試の受験者の得点分布を基準に計算されるため
3. 受験の段階 高校受験と大学受験の偏差値を同じ尺度で比較しない 高校受験と大学受験では対象となる受験者集団が異なり、偏差値を比較する基準が変わるため

変化を知りたいときは、できるだけ同じ模試を続けて受け、その中での推移を見る方が、数字の意味が揃います。

高校受験60・大学受験45を比較して不安になった保護者の相談

私が進路相談を担当していた際、高校受験時の偏差値60と、高校進学後に受けた大学受験模試の偏差値45を比較し、成績が大幅に下がったのではないかと心配する保護者から相談を受けたことがあります。

保護者が不安になるのは自然なことです。

高校受験の60と、大学受験模試の45が、同じ物差しの数字に見えるからです。

私は高校受験と大学受験では模試の受験者集団や目的が異なるため、数字の差をそのまま学力の低下として判断できないことを説明しました。

比較項目 高校受験の模試 大学受験の模試
受験者集団 高校受験を予定する中学生などが受験する 大学受験を予定する高校生・既卒生などが受験する
テストの目的 高校受験に向けた学力の確認や志望校判定 大学受験に向けた学力の確認や志望校判定
偏差値の見方 その模試を受けた集団の得点分布を基準に、自分の位置を示す その模試を受けた集団の得点分布を基準に、自分の位置を示す

下がり幅が一般にどのくらいかを示す統計的な根拠はなく、一律の数字で換算することもできません。

見るべきなのは、その模試の中で、どの問題を落としたかです。

偏差値45の成績表はどこを見る?塾指導27年の確認ポイント

模試の成績表を広げ、確認する項目に印を付けた様子を描いたイラスト

偏差値の数字は、成績表の一部にすぎません。

ここでは、私が成績表を確認する際に、偏差値とあわせて見ていた項目を紹介します。

模試の種類・受験者数・平均点を確認する

私は成績表を確認する際、偏差値の数字に加えて、模試の主催団体、受験者集団、受験者数、平均点などを確認していました。

確認項目具体的な確認内容確認する理由・目的
模試の主催団体どの団体の、どの種類の模試かテスト全体の出題傾向や作問難易度のベースを把握するため
受験者集団の学力層どんな層が受けている模試か標準的な母集団か、難関大志望者が集中する母集団かを区別するため
受験者数偏差値の算出元になった人数算出された偏差値や順位の統計的な信頼性を確認するため
平均点テスト全体の難易度(易化・難化)素点の高低に惑わされず、テスト自体の難しさを客観視するため

これらを見る理由は、偏差値の意味が、母集団と平均点で変わるからです。

成績表の様式は模試によって異なり、項目の名前や載っている場所も違います。

分からない項目があれば、模試の案内資料で確認してください。

数字だけを見て「45だった」と受け止めるのと、「この母集団で、この平均点の中の45だった」と受け止めるのとでは、その後の判断が変わります。

問題別正答率と自分の正誤状況を照合する

偏差値とあわせて、特に重視していたのが、受験者全体の問題別正答率と、本人の正誤状況を照合することです。

成績表には、受験者全体の正答率と、自分が正解したかどうかを示す欄があります。

とくに見ていたのは、次の2点です。

  1. 受験者全体の正答率が50%以上の問題を落としていないか
  2. 難しい問題に時間を使いすぎて、解ける問題を落としていないか

同じ偏差値45でも、正答率の高い問題を取りこぼして45になった場合と、難問が取れずに45になった場合とでは、見直すべき点が違います。

私の指導上の着眼点で、偏差値45の人全員に当てはまるわけではありません。

数字の裏にある失点の中身を見る、という考え方です。

総合偏差値45でも科目別偏差値や評定によって状況は異なる

総合の偏差値が45でも、科目ごとに見ると状況は同じではありません。

仮の例ですが、ある科目は50を超え、別の科目は大きく下回っていて、総合で45になることがあります。

総合偏差値は、模試で指定された科目の総合得点などをもとに算出される数値です。

科目別偏差値を単純に平均した数字ではなく、学校の評定とも別のものです。

総合偏差値45という結果だけでなく、科目別の得点や偏差値、通知表の評定をそれぞれ見る必要があります。

進路の相談では、総合偏差値のほかに、科目間の成績差と学校の評定も見ていました。

受験方式の攻略や勉強法には、この記事では進みません。

英語の模試結果から科目別の改善方法を知りたい場合は、英語の偏差値を上げる方法|単語・文法・解釈の正しい順番を参照してください。

偏差値45の結果を見た後に確認するチェックリスト

成績表を受け取ったら、次の項目を順に見てください。

順序 チェック項目 具体的な確認内容 確認する理由・目的
STEP 1 模試名と母集団 模試の種類と、比較対象となる受験者集団を確認する どの集団を基準に算出された偏差値なのかを把握するため
STEP 2 受験者数と平均点 偏差値の算出対象となった受験者数と、全体の平均点を確認する 比較対象の人数と、自分の得点が平均からどのくらい離れているかを把握するため
STEP 3 全体正答率50%以上の問題 受験者の半数以上が正解した問題で、自分が失点していないか確認する 多くの受験者が正解している問題での取りこぼしを把握するため
STEP 4 科目別の偏差値と評定 科目ごとの得意・不得意と、学校での評定をそれぞれ確認する 総合偏差値だけでは分からない科目間の成績差や学校での評価を把握するため
STEP 5 実際の席次(順位) 成績表に順位が記載されていれば、その数値を確認する 正規分布による理論上の順位ではなく、その模試での実際の順位を把握するため

この5つを見たうえで、偏差値45が自分にとってどういう意味を持つのかを判断します。

一つでも欠けていれば、判断は仮のものとして置いておいて構いません。

偏差値45で大学・高校を判断できる?志望校偏差値との違い

自分の模試偏差値と、志望校の偏差値を左右に並べて見比べる様子のイラスト

志望校を考えるとき、模試の偏差値と学校の偏差値は、別のものとして扱う必要があります。

ここでは、その違いと、偏差値以外に見る項目を説明します。

自分の模試偏差値と学校の偏差値は同じ意味ではない

自分の模試の偏差値は、受けたテストでの現在の位置です。

大学や高校の偏差値は、模試を実施する団体が、過去の入試結果や模試のデータをもとに示している入試難易度の目安です。

例えば、河合塾のKei-Netでは、ボーダーラインを「合格可能性が50%になる分岐点」として示しています。

ボーダー偏差値は、大学の入試方式や配点に応じて算出されます。

主催団体ごとに、算出の方法や基準も異なります。

  • 自分の偏差値:今回のテストで、受験者集団の中のどこにいるか
  • 学校の偏差値:合格できる可能性の目安として、主催団体が設定した基準

数字が同じ45でも、性質は別です。学校の偏差値45と自分の偏差値45を並べて、「ちょうど合う」「届かない」と決める前に、どの団体のどの基準かを見てください。

合格可能性は科目配点・入試方式なども確認する

進路の相談で、私は模試の偏差値だけを根拠にすることはありませんでした。

偏差値に加えて、次の項目を見ていました。

確認項目具体的な確認内容確認する理由・合否への影響
学校の評定通知表・調査書での評価推薦選抜の出願資格や、一般入試での調査書点の有無を確認するため
科目間の成績差得意科目と苦手科目の開き方総合偏差値に隠れた強み・弱みを把握し、勝負科目を明確にするため
志望校の科目配点得意科目の比重が大きいか傾斜配点など、得意科目を生かして逆転合格できる配点かを調べるため
過去問との相性出題の形式や傾向が本人に合うか模試の判定に関わらず、記述・マークや時間配分への適性を測るため
入試方式の選定共テ・個別試験比率や英検利用など複数方式を組み合わせることで合格可能性を最大化するため

同じ偏差値でも、配点や入試方式によって、合格に必要な得点の取り方は変わります。

偏差値は入口の目安で、合格の可能性は、これらを合わせて見て初めて判断できます。

個別の受験方式の戦略や、特定の大学の対策は、この記事の範囲を超えるため扱いません。

志望校選びの考え方は、大学の選び方|何から始める?後悔しない志望校の決め方で別に扱っています。

偏差値45という数字だけでなく、今の学習状況を踏まえて勉強の進め方を相談したい方は、逆転コーチングの公式サイトも確認してみてください。

「友だち追加」で無料コーチング
勉強計画を無料で作成
↓↓↓

「逆転コーチング」公式サイト

友だち追加

【Q&A】偏差値45についてよくある質問

吹き出しで質問と回答がやり取りされる様子を描いた、Q&Aのイメージイラスト

本文で扱った内容のうち、読後に残りやすい疑問を3つに絞りました。

詳しい説明は各章に書いてあるため、ここでは状況に合わせて短く答えます。

Q. 偏差値45の高校に進むと、将来は不利になりますか?

A. 学校の偏差値だけで、卒業後の将来を決めることはできません。

高校卒業後の進路は、大学・短大への進学、専門学校への進学、就職など、多岐にわたります。

入学時の偏差値だけで、進路の選択肢が決まるわけではありません。

学校ごとに入試の難易度や、入学後の環境が違うのは事実です。

私は進路相談で、偏差値のほかに、入学後の学習環境も見るようにしていました。

「必ず不利になる」とも「関係ない」とも言えないので、学校の情報と本人の状況を合わせて見てください。

Q. 模試で偏差値45が1回出ただけで学力を判断してよいですか?

A. 1回の結果だけで判断するのは、おすすめできません。

模試の結果には、出題された範囲との相性や、その日の体調など、一時的な要因が含まれます。

1回の数字より、同じ模試を続けて受けたときの推移の方が、状況を表します。

問題別の正答率と、自分の正誤の状況も見てください。

本文で紹介したチェックリストのとおり、模試名や母集団、平均点を揃えたうえで比べると、数字の変化の意味が分かりやすくなります。

Q. 成績表の順位と「100人中69番目」はどちらを優先しますか?

A. 成績表に載っている実際の順位(席次)を優先してください。

「100人中69番目」は、得点が正規分布に従うと仮定した理論値です。

実際の模試では、得点の分布が偏ったり、同じ点数の人が重なったりして、理論値とずれます。

理論値は、自分の位置の感覚をつかむための目安として使い、判断には、受験者数や順位が載った成績表の数字を使います。

成績表に順位がない場合は、偏差値と理論値を目安として見る形で構いません。

まとめ:偏差値45はどのくらい?

ここまでの要点を、付箋のように短くまとめて並べたイメージイラスト

偏差値45は平均50より5低く、正規分布を前提にすると上位約69%の位置です。

数字の意味は、受験者集団や得点分布で変わります。

重要なポイントと判断基準、次の行動を整理します。

記事の重要ポイント

この記事の要点は、次の5つです。

着眼点要点(結論)押さえておくべき本質
位置の目安平均50より5低く、上位約69%・100人中69番目前後正規分布を仮定した理論上の大まかな目安
他数値との比較偏差値55は上位約31%、偏差値65は上位約7%中央(50)に人が集まるため、同じ10差でも割合の幅は異なる
得点との関係テストの平均点と標準偏差によって変動し、一律には決まらない素点だけで良し悪しを判断することはできない
母集団の違い模試の種類や受験段階(高校・大学など)で集まる層が異なる同じ「45」でも母集団の学力帯によって難易度の意味が変わる
数値の評価受検者集団における相対的な位置を示す数字にすぎない本人の知能・人柄・努力量や将来の可能性を否定するものではない

数字の意味を正しく受け止めることが、必要以上に悲観しないための土台になります。

迷ったときの判断基準と次の行動

迷ったときは、次の順で見てください。

偏差値45がどの模試の、どの受験者集団での数字なのかを見ます。

次に、平均点と受験者数、全体正答率が50%以上の問題での失点、科目別の偏りと評定を見ます。

進路を考えるときは、志望校の偏差値が何の基準かも、あわせて見てください。

そのうえで、次に知りたいことに合わせて、関連記事に進んでください。

偏差値45は、現在地を知るための数字の一つです。

成績表の中身まで見たうえで、次の一歩を決めてください。

執筆者プロフィール

進路アドバイザー朝倉美緒

※この記事は、大手個別指導塾で27年間、小学生・中学生の学習指導や進路指導に携わってきた「予備校オンラインドットコム」編集長・橘誠一郎が執筆しています。長年の教育現場で培った経験と知見をもとに、記事内容をわかりやすくお伝えしています。

予備校オンラインドットコム:公式サイト、公式Instagram

姉妹サイトのご案内

中学受験や高校受験に向けた塾選びや学習方法については、姉妹サイト「塾オンラインドットコム」でも情報を発信しています。

小学生・中学生向けに、学年や学習段階に合わせた勉強法や進路情報を発信しています。

▶ 小・中学生の塾選び・勉強法なら!塾オンラインドットコム