【2025年】歴史総合・日本史探求おすすめ参考書20選!レベル別に紹介
本記事の監修者:逆転コーチング
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大学受験に向けて、新課程「歴史総合」と「日本史探求」の対策は万全ですか?
どの参考書を選べばいいのか、情報が少なくて不安に感じている高校生も多いのではないでしょうか。
この記事では、あなたの現在の学力レベルや志望校に合わせて、最適な日本史参考書を厳選して20冊ご紹介します。
効率的な学習で、志望校合格を目指しましょう!
・新課程「歴史総合」と「日本史探求」対策の重要性
・歴史総合・日本史探求の参考書選びで失敗しないための3原則
・目的・レベル別おすすめ参考書20選
・「合格への参考書ルート」モデルケースとよくある疑問
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Contents
はじめに:新課程「歴史総合」と「日本史探求」対策の重要性
新学習指導要領の導入により、大学受験の歴史科目は大きな変化を迎えました。
特に「歴史総合」は全高校生の必修科目となり、日本史と世界史を統合的に学ぶ視点が求められます。
ここでは、新課程の主な変更点と、それぞれの科目で求められる学習目的、そして具体的な対策のポイントを詳しく解説していきます。
新課程の変更点と大学受験における影響
「歴史総合」と「日本史探求」それぞれの学習目的と対策のポイント
新課程の変更点と大学受験における影響
2022年度から導入された新課程では、従来の「日本史B」などが廃止され、「歴史総合」が必修化されました。
これにより、主に18世紀後半から現代までの近現代史を、日本史と世界史を統合して学ぶことが求められます。
大学入学共通テストでも、世界史と日本史の知識を融合した問題が出題される見込みであり、単なる暗記だけでなく、「横のつながり」を意識した学習が不可欠になっています。
「歴史総合」と「日本史探求」それぞれの学習目的と対策のポイント
「歴史総合」は近現代史を中心に、現代社会の課題を歴史的視点から考察する力を養うことが目的です。
「日本史探求」は、原始から現代までの日本史全体を深く掘り下げ、多角的に分析する能力を育みます。
共通テストでは「横のつながり」が重視され、二次試験では歴史的思考力や資料を活用する能力が問われるため、それぞれの科目の特性を理解した対策が必要です。
歴史総合・日本史探求の参考書選びで失敗しないための3原則
大学受験において、参考書選びは学習の効率を大きく左右します。
しかし、多くの受験生が「どの参考書を選べばいいか分からない」、あるいは「買ったものの使いこなせない」といった悩みを抱えています。
ここでは、そんな失敗を防ぎ、あなたに最適な一冊を見つけるための重要な3つの原則と、よくある失敗例とその具体的な対策について詳しく解説します。
原則2:学習の目的(通史理解・知識定着・アウトプット・共通テスト・二次試験)を明確にする
原則3:講義系参考書でインプット後、問題集でアウトプットを徹底する
参考書選びで失敗しがちなケースと対策
原則1:自分の現在のレベルを正確に把握する
参考書選びで最も大切なのは、自分の現在の学力レベルを客観的に把握することです。
たとえば、偏差値40なのに難関大学向けの参考書に手を出しても、内容が理解できずに挫折してしまう可能性が高いでしょう。
模試の成績や学校の定期テストの結果、過去問の得点などを参考に、自分がどのレベル(初学者・中級者・上級者)にいるのかを冷静に判断することが最適な参考書選びの第一歩です。
原則2:学習の目的(通史理解・知識定着・アウトプット・共通テスト・二次試験)を明確にする
次に、参考書を使う「目的」を明確にすることが重要です。
「漠然と日本史の勉強をしたい」と考えていても、講義系の参考書、一問一答集、問題集など、それぞれ役割が異なります。
たとえば、通史の流れを掴みたいなら講義系、用語を暗記したいなら一問一答、共通テスト形式に慣れたいなら共通テスト対策問題集といったように、目的に合わせた種類を選びましょう。
原則3:講義系参考書でインプット後、問題集でアウトプットを徹底する
日本史の学習は、知識の「インプット」と「アウトプット」の繰り返しが非常に重要です。
講義系参考書で歴史の流れや背景を理解して知識をインプットしたら、必ず問題集でアウトプットを行いましょう。
インプットした知識が使えるものになっているかを確認し、知識の定着度を高めることができます。
このサイクルを繰り返すことで、効率的に実力を伸ばすことが可能です。
参考書選びで失敗しがちなケースと対策
多くの受験生が陥りやすいのが、参考書選びでの失敗です。
「せっかく買ったのに活用できない」「勉強が進まない」といった悩みを抱えているなら、以下の失敗例に当てはまっていないか確認してみてください。
適切な対策を講じることで、効率的な学習に繋がります。
失敗例1:いきなり難しい参考書に手を出す
自分の実力に見合わない、難しすぎる参考書を選んでしまうと、解説が理解できずに挫折感を味わいやすくなります。
「日本史標準問題精講」のように、基礎が固まっていないと歯が立たない問題集もあります。
対策として、まずは自分のレベルに合った基礎的な参考書から始め、確実に理解が進んでから徐々にステップアップしていくことが重要です。
書店で実際に中身を確認し、解説が自分にとって分かりやすいかを確かめてから購入しましょう。
失敗例2:参考書を買いすぎる(参考書マニア化)
「この参考書も良さそう」「あれもこれも必要かも」と、次々に新しい参考書を買い集めてしまう「参考書マニア」になる受験生は少なくありません。
しかし、これでは結局どの参考書も中途半端になり、知識が定着せず時間と労力の無駄になってしまいます。
対策は「1冊を完璧に」する原則です。
厳選した1冊を何度も繰り返し解き、内容を完全に自分のものにすることが、知識の定着と復習効率の向上に繋がります。
失敗例3:アウトプット不足またはインプットとアウトプットの混同
講義系参考書ばかり読んで満足し、問題演習(アウトプット)を怠ってしまうケースもよく見られます。
知識はインプットだけでは「使える知識」にはなりません。
用語集と問題集など、目的の異なる参考書を混同して非効率な学習をしてしまうこともあります。
対策としては、インプットとアウトプットのバランスを意識し、定期的に問題演習を行い、知識の定着度を確認することが不可欠です。
「なぜ間違えたのか」を徹底的に分析し、曖昧な知識をなくしていきましょう。
【目的・レベル別】歴史総合・日本史探求初心者・基礎固め向けおすすめ参考書
日本史の学習をこれから始める高校生や、「日本史が苦手で何から手をつければいいか分からない」という受験生(偏差値~50程度)に最適な参考書をご紹介します。
まずは、歴史の全体像を掴み、基本的な用語と流れを理解することを目的とした教材を選びましょう。
・講義系参考書:流れと全体像を掴む
歴史の学習は、まず「流れ」を理解することが重要です。年号や用語を単に暗記するだけでなく、なぜその出来事が起こったのか、その結果どうなったのかという因果関係を把握することで、知識が有機的に繋がり、記憶に定着しやすくなります。
きめる!共通テスト 歴史総合+日本史探求
■きめる!共通テスト 歴史総合+日本史探求
項目 | 詳細情報 |
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書名 | きめる! 共通テスト 歴史総合+日本史探求 |
著者 / 出版社 | 鈴木和裕 / Gakken |
対象レベル | 初級者向け:共通テスト対策、日本史初学者が基礎固めをするのに最適 |
種類 / 目的 | 講義系参考書:共通テスト攻略に必要な知識に特化し、時代の流れを追いながら効率的に理解する |
特徴・強み | 新課程「歴史総合・日本史探究」に完全対応。人気予備校講師による丁寧な解説で、初学者にも理解しやすい。図解や写真・地図が豊富で、記憶にも残りやすく、共通テスト対策の土台固めに最適。 |
注意点・弱み | 共通テスト特化型のため、難関私大・国公立大の二次試験対策には情報量が不足する可能性あり。より深い理解が必要な場合は、ハイレベル参考書との併用が望ましい。 |
効果的な使い方 | 初学者はまず通読し、日本史全体の流れをつかむことからスタート。同著者の用語集(例:『時代と流れで覚える日本史用語』)と併用すると効果的。史料対策には別途問題集を活用して実戦力を養うとよい。 |
一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書
■一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた |
著者 / 出版社 | 山﨑圭一 / SBクリエイティブ |
対象レベル | 初級者~共通テストレベル:日本史の学び直し、大学受験の基礎固め、社会人の教養にも対応 |
種類 / 目的 | 読み物型講義本:ストーリー形式で歴史の流れと因果関係を理解でき、日本史を楽しく学ぶ導入書 |
特徴・強み | 現役高校教師・YouTuberが執筆。ストーリー仕立てで古代~現代までを一気通読可能。歴史の「暗記」から「理解」へ導く新感覚の入門書。動画授業との相性も良く、幅広い年代の読者に支持されている。 |
注意点・弱み | 詳細な用語や入試レベルの演習には向かないため、本格的な受験対策には他の参考書との併用が必要。あくまで導入・概観をつかむ目的に適した内容。 |
効果的な使い方 | 日本史の全体像をストーリーで理解する導入書として最適。まずは通読して歴史の流れを掴み、その後に一問一答や問題集で知識を補強すると学習効果が高い。苦手意識のある人の学び直しや教養としてもおすすめ。 |
金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 シリーズ
■金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 シリーズ
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 シリーズ(原始・古代史、中世・近世史、近現代史、文化史) |
著者 / 出版社 | 金谷俊一郎 / 東進ブックス |
対象レベル | 初級者~中級者向け:高校基礎〜私大標準レベル。日本史が初めての人、苦手な人におすすめ |
種類 / 目的 | 通史理解の講義系参考書:歴史の因果関係と流れをストーリーとして理解することを重視 |
特徴・強み | 出来事の「なぜ」と「流れ」に焦点を当てた丁寧な解説が特徴。語り口調で読みやすく、日本史の入門書として最適。新課程「日本史探究」に対応し、社会経済史・外交史を強化した「実力アップ講義」「深掘り!」コーナーも搭載。音声CD付きで、耳からの学習にも対応。日本史を納得して理解できる構成になっており、初心者に非常に親しみやすい。 |
注意点・弱み | 基礎中心のため、難関私大や国公立大の入試には情報量がやや不足。応用的な問題演習や他教材との併用が必要。通史が複数巻に分かれており、復習を怠ると前の巻の内容を忘れやすい傾向もある。 |
効果的な使い方 | 1周目は歴史の流れを意識して通読し、全体像を把握する。2周目以降で重要用語に注目し、ノートやマーカーで整理。各巻の読後は復習日を設け、知識の定着を図る。一問一答や問題集と併用しアウトプットも行うと効果的。音声CDを通学などのスキマ時間に活用すると、多角的な学習が可能になる。 |
30日完成 スピードマスター日本史問題集
■30日完成 スピードマスター日本史問題集
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 30日完成 スピードマスター日本史問題集 |
著者 / 出版社 | 東京都歴史教育研究会(編集) / 山川出版社 |
対象レベル | 初級者〜中級者向け:共通テスト・定期テスト対策、短期間で知識を整理したい受験生向け |
種類 / 目的 | 問題演習型参考書:30日間で全体を仕上げるスケジュールで、知識の整理と確認を効率的に進める |
特徴・強み | 新課程「日本史探究」に対応。30テーマ構成で、前半は表形式で要点整理(Summary)、後半は確認問題(Speed Check!)で構成。紙面が見やすく、繰り返し学習しやすいチェックボックス付き。短期間で効率的に日本史の基礎を固められる。 |
注意点・弱み | あくまで基礎固め・知識整理を目的としており、難関私大や国公立二次試験レベルの深い理解・論述力を身につけるには不十分。他の詳しい講義系参考書や問題集との併用が必要。 |
効果的な使い方 | 1日1テーマのペースで学習を進め、Summaryで要点を整理した後、Speed Check!で確認問題に取り組む。繰り返しチェックして知識を定着させ、スキマ時間の復習にも活用可能。基礎を固めた後は、応用問題集や共通テスト対策問題集と組み合わせて得点力を伸ばすのがおすすめ。 |
・問題集:基礎演習で定着度確認
講義系参考書でインプットした知識が、きちんと頭に入っているかを確認し、定着させるためには、基礎的な問題演習が不可欠です。アウトプットを通じて、「わかったつもり」を防ぎ、確実な知識として身につけていきましょう。
中級者・共通テストレベル向けおすすめ参考書
共通テストで高得点を目指したい方、あるいは中堅私立大学や国公立大学を志望する方(偏差値50~60程度)に特におすすめの参考書をご紹介します。
このレベルでは、基礎知識の確実な定着に加え、応用力や実践力を養うことが目的となります。
・一問一答・用語集:頻出事項の徹底暗記
中級レベルでは、基礎知識の抜け漏れをなくし、共通テストや中堅大学で頻出する用語を徹底的に暗記することが重要です。単なる丸暗記ではなく、歴史の流れの中で用語を理解することを意識して取り組みましょう。
東進日本史一問一答 完全版
■東進日本史一問一答 完全版
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 東進日本史一問一答 完全版 |
著者 / 出版社 | 金谷俊一郎 / 東進ブックス |
対象レベル | 中級者〜上級者向け:共通テスト、一般私大〜難関私大まで対応 |
種類 / 目的 | 用語暗記の一問一答問題集:知識の網羅と定着を目的とする |
特徴・強み | 6000問超の問題を収録し、共通テスト〜難関私大・マニアレベルまで対応。問題ごとに難易度や重要度が4段階で示され、学習の優先順位がつけやすい。圧倒的な問題数により、必要な知識量が可視化され、難関大志望者に最適。暗記特化型ながらもレベル別の演習で効率的に実力アップが可能。 |
注意点・弱み | 問題量が非常に多いため、共通テストや中堅私大志望者には過剰になりがち。暗記中心の構成で歴史の流れや因果関係の理解は不十分。講義系参考書で補う必要あり。単調な暗記作業に偏る危険性も。 |
効果的な使い方 | 1問あたり数秒で解く高速周回を意識し、間違えた問題には印をつけて復習。『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』などで通史を理解しながら併用すると効果的。志望校レベルに応じて問題の難易度を調整し、段階的に学習。スキマ時間も有効活用して知識の定着とアウトプット訓練に使うとよい。 |
山川の日本史一問一答
■山川の日本史一問一答
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 山川の日本史一問一答 |
著者 / 出版社 | 山川出版社 |
対象レベル | 中級者向け:山川の教科書を使用している受験生に特におすすめ |
種類 / 目的 | 用語暗記の一問一答問題集:山川の教科書内容の定着確認を目的とする |
特徴・強み | 山川の教科書と同じ目次構成で、対応する範囲が一致しているため復習しやすい。約4600語を収録しており、網羅性も高く、一問一答としての完成度が高い。教科書に準拠した形式で知識を整理しやすく、定着度のチェックに適している。 |
注意点・弱み | 一問一答形式のため、単純作業に陥りやすく、飽きやすい傾向がある。流れや因果関係を理解していないと実戦で知識を活かせない可能性がある。著者名の明記がなく、執筆者の背景情報が不明。 |
効果的な使い方 | 山川の教科書とセットで使うと効果的。教科書で全体の流れを理解した後に、一問一答で用語の確認を行うと知識が定着しやすい。間違えた問題は教科書に戻って内容を振り返り、流れの中で用語を理解し直すことが重要。復習と併用して繰り返し解くことで記憶の強化にも役立つ。 |
一問一答 日本史ターゲット4000
■一問一答 日本史ターゲット4000
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 一問一答 日本史ターゲット4000 |
著者 / 出版社 | 旺文社 |
対象レベル | 中級者向け:基礎からレベル別に順序立てて学びたい人におすすめ |
種類 / 目的 | 用語暗記の一問一答問題集:基礎〜難関レベルまでの知識定着を目的とする |
特徴・強み | 「日常学習」「共通テスト」「難関私大」など難易度別に構成されており、レベルに応じた学習がしやすい。分野ごとに整理されているため、得意・苦手の確認やピンポイントでの対策に活用できる。図解資料や史料問題も含まれており、出題形式に幅があるのも特長。 |
注意点・弱み | 著者情報が明記されておらず、解説の執筆者が不明。一問一答形式のため、単純作業になりやすく、歴史の流れや因果関係の理解には不向き。また、長文形式の問題に弱い可能性もある。 |
効果的な使い方 | 志望校に応じて段階的に難易度を上げて学習を進める。苦手分野を集中的に復習したり、図解や史料問題を通じて資料問題への対応力を養うと効果的。他の通史参考書や講義系教材と併用することで、理解と暗記のバランスが取れた学習が可能。 |
・共通テスト対策問題集:形式慣れと時間配分
共通テストで求められるのは、単なる知識の有無だけでなく、資料の読み解きや思考力、そして時間配分です。以下、新課程に対応した共通テスト対策に特化した問題集をご紹介します。
共通テスト新課程攻略問題集 歴史総合,日本史探究
■共通テスト新課程攻略問題集 歴史総合,日本史探究
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 共通テスト新課程攻略問題集 歴史総合,日本史探究 |
著者 / 出版社 | 教学社編集部 / 教学社 |
対象レベル | 中級者向け:共通テスト対策、基礎から思考力を養いたい人に適している |
種類 / 目的 | 共通テスト対策問題集:新課程で重視される思考力・資料読解力の養成 |
特徴・強み | 2025年以降の共通テストに対応。多様な資料(史料・絵図・レポートなど)を用いた問題を多数収録しており、実戦的な練習が可能。各単元ごとに学習でき、過去問に取り組む前の導入教材としても適している。まとめや演習問題も充実しており、自学自習向きの構成。 |
注意点・弱み | 2023年6月時点の情報を基にしており、最新情報は大学入試センター等で別途確認が必要。また、実際の過去問ではなく、対策問題集である点に注意が必要。 |
効果的な使い方 | まず「分析と対策」セクションで共通テストの全体像をつかみ、その後に時代別やテーマ別の問題に取り組む。弱点単元を重点的に対策するのも効果的。特に資料読解問題を丁寧に解くことで、思考力・分析力を実戦レベルまで引き上げられる。 |
2025実戦攻略 歴史総合,日本史探究 大学入学共通テスト問題集
■2025実戦攻略 歴史総合,日本史探究 大学入学共通テスト問題集
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 2025実戦攻略 歴史総合,日本史探究 大学入学共通テスト問題集 |
著者 / 出版社 | 実教出版編修部 / 実教出版 |
対象レベル | 中級者向け:共通テスト対策に最適 |
種類 / 目的 | 共通テスト対策問題集:語彙の復習と形式慣れ、実戦力アップ |
特徴・強み | 新課程「歴史総合・日本史探究」に完全対応。時代別の語彙復習ができ、共通テストの新傾向にも対応した形式の問題が収録されている。解説も比較的丁寧で、初めての受験生でも理解しやすい内容になっている。 |
注意点・弱み | 志望校によっては、記述や論述対策が必要になる場合があるため、本書だけでは対応しきれないことも。記載情報も少ないため、補助教材との併用が推奨される。 |
効果的な使い方 | 講義系参考書で基本知識を押さえたうえで、本書を使って演習を繰り返し、出題形式に慣れるのが効果的。解説を丁寧に読み、曖昧な点は復習ノートにまとめるなどして知識の定着を図る。共通テストのアウトプット練習として使うのがおすすめ。 |
・問題集:基礎から入試対策までの幅広いレベル
このカテゴリでは、基礎の確認から、少しずつ入試レベルの問題演習へと移行したい中級者におすすめの問題集をご紹介します。着実にステップアップしたいというあなたの要望に応える一冊です。
大学入試 全レベル問題集 日本史(日本史探究) 1 基礎レベル 新装新版
■大学入試 全レベル問題集 日本史(日本史探究) 1 基礎レベル
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 大学入試 全レベル問題集 日本史(日本史探究) 1 基礎レベル 新装新版 |
著者 / 出版社 | 太田尾智之 / 旺文社 |
対象レベル | 初級者向け~中級者向け:日本史が苦手な人、受験対策の第一歩におすすめ |
種類 / 目的 | 問題集:基礎から入試対策までの幅広いレベルに対応 |
特徴・強み | 高校基礎~入試対策レベルまで対応。過去問から厳選された問題を収録し、時系列順に25テーマ構成。丁寧でわかりやすい解説により、日本史が苦手な人でも理解しやすい。重要事項の「流れ」がつかみやすく、初学者にも使いやすい構成。 |
注意点・弱み | 基礎レベル中心の内容のため、難関大を目指す場合は上級レベルの問題集が必要。使用法の詳細なガイドが少なく、自己管理が求められる。 |
効果的な使い方 | 通史学習と並行し、問題演習を進めながら基礎知識を定着させる。解説を読み込み、「なぜその答えになるのか」を理解することが重要。苦手な時代・テーマを重点的に演習することで効率的な弱点克服が可能。 |
・資料集:視覚的な理解促進と知識補強
歴史の学習において、資料集は単なる図版集ではありません。複雑な歴史の流れや文化、出来事を視覚的に理解し、知識を補強するための重要なツールです。特に新課程では、史料問題への対応も重要視されています。
詳説日本史図録
■詳説日本史図録
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 詳説日本史図録 |
著者 / 出版社 | 山川出版社 |
対象レベル | 全レベル対応:教科書と併用するすべての受験生に適している |
種類 / 目的 | 資料集:視覚的な理解促進、知識の補強、史料・図版対策 |
特徴・強み | 図解・イラストが豊富で、歴史の流れや因果関係が視覚的に整理されており、学習内容を直感的に把握できる。教科書で扱いきれない美術作品や資料も掲載されており、相関図や地図など復習にも有効。試験対策における理解の深まりに貢献する。 |
注意点・弱み | 資料集としての役割に特化しているため、単体では教科書レベルの知識習得が難しく、必ず教科書・問題集との併用が必要。インプット中心の教材であり、アウトプット(演習)には不向き。 |
効果的な使い方 | 教科書や講義参考書で学んだ内容を視覚的に整理する際に活用。特に試験直前の復習や、年表・図解を使った要点確認に有効。史料問題対策として図版・イラストの読解練習にも活用できる。不明な語句や出来事を辞書的に検索する使い方もおすすめ。知識の定着と理解促進に役立つ。 |
上級者・難関大学向けおすすめ参考書
難関国公立大学の二次試験や早慶上智などの難関私立大学を志望する方(偏差値60以上)におすすめの参考書をご紹介します。
このレベルでは、高度な知識の定着はもちろん、論述力や実践的な問題演習が合否を分けます。
・講義系参考書:より深い理解と詳細知識の習得
難関大学では、単なる知識の有無だけでなく、歴史の深い背景や因果関係、多角的な視点からの理解が問われます。より詳細な知識をインプットし、思考力を養うための講義系参考書をご紹介します。
日本史探究授業の実況中継 シリーズ(全4冊)
■日本史探究授業の実況中継 シリーズ
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 日本史探究授業の実況中継 シリーズ |
著者 / 出版社 | 語学春秋社 |
対象レベル | 上級者向け:早慶・東大・京大など難関大学志望者向け |
種類 / 目的 | 講義系参考書:予備校の日本史授業を文字起こししたスタイルで、深い理解と網羅的知識を得るための教材 |
特徴・強み | 予備校講師の実際の授業を文字に起こした形式で、難解なテーマも平易に解説。文化史や史料対策にも強く、史料には現代語訳とルビ付きで丁寧に説明。頻出史料と出題パターンの把握にも役立つ。全4巻(各巻約400ページ)で非常に情報量が豊富で、難関大レベルまで網羅。 |
注意点・弱み | 情報量が多いため、時間がない受験生や初学者には不向き。基礎が身についていない段階で取り組むと挫折する可能性がある。通読に時間がかかるため、計画的な学習が必要。 |
効果的な使い方 | まずは全体を通読して歴史の大きな流れと因果関係(=記憶の幹)をつかむ。その後、章ごとに史料や文化史、重要事項を整理・復習しながら知識の定着を図る。アウトプット用問題集と併用して、インプットと実践演習をバランスよく進めるのが効果的。 |
読んで深める 日本史実力強化書
■読んで深める 日本史実力強化書
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 読んで深める 日本史実力強化書 |
著者 / 出版社 | 駿台文庫 |
対象レベル | 中級者〜上級者向け:国公立大学受験者、論述対策を重視する受験生 |
種類 / 目的 | 講義系参考書:教科書の背景や因果関係を深く理解し、論述問題にも対応できる実力を養う |
特徴・強み | 教科書の「行間」を丁寧に解説し、歴史の背景や因果関係を深掘りする構成。政治・国際関係・文化といったテーマごとの推移も把握しやすく、「タテ(時系列)」と「ヨコ(分野別)」の関連性を明確に理解できる。各講義の冒頭に要旨があり、流れの先読みも可能。論述問題対策にも有効。 |
注意点・弱み | 初学者にはやや難解な部分があるため、要旨から先に読むなどの工夫が必要。一問一答や用語集など、他の教材との併用が推奨される。 |
効果的な使い方 | まずは各分野の要旨を先に読み、全体の流れを理解。その後、本文で因果関係や背景を深掘りし、並行して一問一答や問題演習を通じて知識を定着させると効果的。論述対策の下地作りとしても非常に優れており、知識の体系化と応用力の養成に最適。 |
・問題集:実践的な思考力・表現力養成
難関大学の入試では、単に知識があるだけでなく、それを使いこなして思考し、記述する力が求められます。実践的な問題演習を通じて、高得点を狙うための応用力と表現力を養う問題集をご紹介します。
日本史標準問題精講
■日本史標準問題精講
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 日本史標準問題精講 |
著者 / 出版社 | 石川晶康 / 旺文社/発売日:2019/7/11 |
対象レベル | 中級者〜上級者向け:偏差値60~65程度、MARCH・早慶・難関国公立の二次試験対策 |
種類 / 目的 | 問題集:実戦形式で実力をつける応用問題中心の演習書 |
特徴・強み | 実際の入試問題をもとに構成され、基礎固め後の「実戦力」を鍛えるのに最適。特に「精講」と呼ばれる丁寧な解説があり、問題の考え方やアプローチを吸収しやすい。少数精鋭で効率よく演習でき、並び替え問題対策用の年表など、復習しやすい工夫も充実している。 |
注意点・弱み | 難関大の問題が中心のため、基礎知識が固まっていない段階で使うと難易度が高すぎる可能性がある。基礎用語や通史の理解が不十分なまま取り組むと、効果が出にくい。 |
効果的な使い方 | 問題をまず自力で解いてみて、間違えた問題は「精講」を熟読して理解を深める。何が足りなかったかを明確にし、教科書や参考書に戻って補強することが大切。通史や用語の知識がある程度身についてから、本書でアウトプットを重ねることで、応用力と得点力を高められる。 |
実力をつける日本史100題
■実力をつける日本史100題
項目 | 詳細情報 |
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書名 | 実力をつける日本史100題 |
著者 / 出版社 | Z会出版編集部 / Z会/発売日:2013/3/8 |
対象レベル | 中級者~上級者向け:MARCH~早慶レベル、記述式中心で基礎がある程度完成している人向け |
種類 / 目的 | 問題集:記述式中心の実戦演習で応用力を鍛える |
特徴・強み | 実際の入試に近い問題を収録し、特に記述式が多く、表現力や理解力が問われる内容。選択肢問題だけでなく、記述や論述形式の練習ができ、難関私大や国公立の入試対策に有効。基礎がある人の実力養成に適している。 |
注意点・弱み | 初学者には不向きで、基礎知識が定着していないと正答が難しい。記述式中心のため、知識を曖昧に覚えていると対応できない。まずは通史や用語をしっかり固めてからの使用が推奨される。 |
効果的な使い方 | 基礎知識をしっかり固めた後に取り組み、記述式の問題でアウトプット練習を行う。間違えた問題や不正確だった表現は必ず解説で確認し、なぜ間違えたかを分析。参考書や教科書を併用しながら、知識の穴を丁寧に補っていくことが実力向上に直結する。 |
HISTORIA[ヒストリア] 日本史精選問題集
■HISTORIA[ヒストリア] 日本史精選問題集
項目 | 詳細情報 |
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書名 | HISTORIA[ヒストリア] 日本史精選問題集 |
著者 / 出版社 | 学研プラス |
対象レベル | 中級者〜上級者向け:GMARCH〜早慶レベルの受験生 |
種類 / 目的 | 問題集:実戦的なアウトプットを通じた得点力強化 |
特徴・強み | 問題と解説のボリュームが同等で、非常に丁寧な解説が特徴。実際の入試問題形式に即しており、短答・選択・正誤・並び替えなど多様な形式で演習可能。用語の難易度が明示されているため、自分のレベルに応じて効率よく学習できる。周辺知識の理解にも役立つ。 |
注意点・弱み | 基礎知識があることが前提のため、初学者がいきなり取り組むのは非効率。インプットが不十分な状態では、難易度の高い問題に対応しきれない可能性がある。 |
効果的な使い方 | まずは問題を何も見ずに解き、アウトプット力を測定。その後、解説を熟読して知識の定着を図る。基礎が固まった後に取り組むことで、実戦形式に慣れ、得点力を磨ける。解いた後は間違えた箇所を復習し、同じミスを防ぐよう対策することが重要。 |
・史料問題・論述対策:専門的な対策
難関大学、特に国公立大学の二次試験では、史料問題や論述問題が合否を大きく左右します。これらの問題は、単なる知識の暗記だけでは対応できません。歴史的事象の背景や因果関係を深く理解し、論理的に記述する力が求められます。
日本史史料一問一答【完全版】2nd edition
■日本史史料一問一答【完全版】2nd edition
項目 | 詳細情報 |
---|---|
書名 | 日本史史料一問一答【完全版】2nd edition |
著者 / 出版社 | 東進ブックス |
対象レベル | 中級者~上級者向け:史料問題に苦手意識がある人~難関私大・国公立志望者 |
種類 / 目的 | 一問一答形式の問題集:史料問題に特化した知識確認・演習用 |
特徴・強み | 過去30年分の大学入試史料問題を徹底分析し、頻出史料を網羅。史料問題が苦手な人に向けて、必要な問題を選んで学習できる設計で、効率よく得点アップが狙える。史料の読み取りスキルと背景知識を集中して鍛えることができる。 |
注意点・弱み | 本書は史料に特化しており、歴史的文脈や「なぜ・どうして」の因果関係を深く解説するものではない。通史や背景知識の補強には、別途講義系参考書の併用が必要。 |
効果的な使い方 | 通史の学習と並行して活用し、史料に触れる回数を増やして慣れていく。間違えた問題は必ず解説や教科書で確認し、史料の背景や関連事項まで整理して覚える。演習を繰り返すことで、共通テストや私大の史料問題にも対応できる読解力を育成する。 |
スタートアップ日本史論述問題集ー日本史探究のためにー
■スタートアップ日本史論述問題集ー日本史探究のためにー
項目 | 詳細情報 |
---|---|
書名 | スタートアップ日本史論述問題集-日本史探究のために- |
著者 / 出版社 | 塚原哲也・高橋哲 / 駿台文庫 |
対象レベル | 初級者向け:論述対策に不安がある人、論述の基礎力を身につけたい人 |
種類 / 目的 | 論述問題集:教科書の進度に沿ったテーマ学習と論述対策 |
特徴・強み | 単元ごとに整理された問題構成で、教科書の進度に合わせて取り組みやすい。大学入試の過去問から50〜120字前後の論述問題を厳選し、分量も控えめで初学者でも無理なく取り組める。探究型学習にも活用可能。 |
注意点・弱み | 難関大学向けの本格的な論述演習には対応しておらず、あくまで論述の「入門書」としての位置づけ。より深い論述力をつけたい場合は、上級レベルの問題集との併用が必要。 |
効果的な使い方 | 通史学習と並行して取り組むことで、内容の理解を深めながら論述の基礎力を養える。問題を解いた後は、なぜその構成・キーワードが必要だったのかを解説と照らし合わせて確認し、論述の書き方や思考の組み立て方に慣れていくことが重要。 |
“考える”日本史論述
■“考える”日本史論述
項目 | 詳細情報 |
---|---|
書名 | “考える”日本史論述 |
著者 / 出版社 | 河合出版/発売日:2009/12/11 |
対象レベル | 中級者向け〜上級者向け:国公立大学志望者、論述問題に本格的に取り組みたい受験生向け |
種類 / 目的 | 論述問題集:国公立大レベルの実践的な論述力養成 |
特徴・強み | 国公立大学の過去問を中心に構成され、実際の入試形式に即した演習が可能。論述問題の「考え方」「解答の構成」「キーワードの使い方」など、解説が非常に丁寧でわかりやすく、論述が苦手な人でも安心して学べる内容。 |
注意点・弱み | 問題のレベルは発展的であり、ある程度の通史理解や基礎用語の定着が前提となる。知識が不足している状態で取り組むと、解答の構築が難しく感じる可能性あり。基礎が固まっていない初学者には不向き。 |
効果的な使い方 | まずは一通り通史を学んだ後、論述問題に取り組み、丁寧に解説を読み込みながら「なぜこのように答えるのか」「どこが評価ポイントになるのか」を理解する。繰り返し演習し、自分なりの論述パターンを構築していくと効果的。 |
日本史論述研究 ―実践と分析―
■日本史論述研究 ―実践と分析―
項目 | 詳細情報 |
---|---|
書名 | 日本史論述研究 ―実践と分析― |
著者 / 出版社 | 駿台文庫/発売日:2011/1/9 |
対象レベル | 上級者向け:東京大学・一橋大学など難関国公立大学志望者向け |
種類 / 目的 | 論述問題集:東大入試を中心とした高難度論述問題の情報選択力を養成 |
特徴・強み | 実際の東大入試や東大模試の問題を使用し、解答に必要な背景知識や論述の採点基準を詳しく解説。情報を取捨選択して要点をまとめる訓練に最適で、東大入試に必要な「情報の選択力」を高められる。 |
注意点・弱み | 東大や一橋大学など特定大学に特化しているため、他の大学の論述対策にはやや過剰で効率が悪くなる可能性あり。基礎レベルの理解が未定着な受験生や、他大学志望者には不向き。 |
効果的な使い方 | 東京大学や一橋大学の過去問と並行して演習し、論述で何をどこまで書くべきか、どのように情報を選んで構成するかを学ぶ。特に、採点基準を読み込み、減点されるパターンや加点されるポイントを理解して答案作成力を高めるとよい。 |
・用語集:用語の意味確認、知識の補完
歴史の学習において、用語の意味を正確に理解することは非常に重要です。「この用語、どういう意味だっけ?」「この人ってどんな功績があったの?」といった疑問をすぐに解決できるのが用語集です。
日本史用語集
■日本史用語集
項目 | 詳細情報 |
---|---|
書名 | 日本史用語集 |
著者 / 出版社 | 山川出版社 |
対象レベル | 中級者〜上級者向け:共通テスト〜難関私大・国公立受験者まで幅広く対応 |
種類 / 目的 | 用語集:日本史学習における辞書的役割、知識の補完 |
特徴・強み | 約1万語以上を収録し、非常に高い網羅性を誇る。重要語は赤字表記+重要度を数字でランク付けしており、自分に必要な用語が見つけやすい。講義系参考書や問題集と併用することで学習の理解が深まる。辞書としての信頼性が高い。 |
注意点・弱み | 通史の流れや歴史の因果関係は扱っておらず、本書単体で日本史を学ぶのは難しい。辞書的利用が前提であり、講義系参考書や問題集との併用が必須。 |
効果的な使い方 | 学習中に分からない用語が出てきたらすぐに調べて理解を深める。特に論述対策や一問一答の補足として活用すると効果的。自分が使っている参考書や問題集とリンクさせ、必要に応じて繰り返し参照する習慣をつけると良い。 |
歴史総合・日本史探求「合格への参考書ルート」モデルケース
数ある参考書の中から、自分に合った最適なルートを見つけるのは大変です。
ここでは、「基礎から着実に力をつけたい」受験生と、「難関大学を目指して盤石な対策をしたい」受験生の二つのケースに分けて、具体的な参考書ルートを提案します。
ぜひ、あなたの学習計画の参考にしてください。
【初学者向け】基礎から共通テストまで盤石ルート
【難関大志望向け】共通テストから二次対策まで網羅する最強ルート
【初学者向け】基礎から共通テストまで盤石ルート
日本史の学習をゼロから始める方、あるいは苦手意識がある方が、基礎を固めて共通テストで安定して高得点を取るためのルートです。
■【初学者向け】基礎から共通テストまで盤石ルート例
時期(目安) | 使用参考書名 | 学習目的・使い方の概要 |
---|---|---|
高1の夏〜秋 | 教科書よりやさしい日本史 | 日本史全体の流れをざっくり把握。イラストや図解を通して視覚的に理解する。興味を持ちながら「通史の地図」をつかむ導入期におすすめ。 |
高1の冬〜高2前半 | スピードマスター 日本史問題集 | 空欄補充形式で基礎用語の暗記を開始。反復演習で知識の定着を図る。初期のアウトプット練習に効果的。 |
高2の夏〜秋 | 金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 シリーズ | 通史の流れと因果関係を深く理解。「なぜその出来事が起こったのか」に着目し、背景知識をストーリーで習得する中期の通史理解に最適。 |
高2の冬〜高3の春 | 山川の日本史一問一答 | 本格的な暗記フェーズ。教科書の内容と連携して使い、用語を繰り返しアウトプット。ミスした問題は教科書に戻って確認、理解の深掘りを図る。 |
高3の夏〜直前期 | 共通テスト新課程攻略問題集 歴史総合 日本史探究2025実戦攻略 歴史総合 日本史探究 共通テスト問題集 | 新課程対応の共通テスト演習で実戦力を養成。資料・図表・レポートの読解力を鍛え、形式に慣れる。弱点単元を集中的に演習して得点力UPを目指す。 |
通年(補助的に使用) | 日本史用語集 | 学習中に出てくる不明な用語・知識をその都度調べるための辞書的活用。必要な情報を自分のレベルに合わせて補強し、知識の抜け漏れを防ぐ。 |
このように、「高1:導入」→「高2:通史理解+用語定着」→「高3:実戦演習」という流れで取り組むと、共通テストに向けて効率よく仕上げられます。
【難関大志望向け】共通テストから二次対策まで網羅する最強ルート
共通テストで高得点を狙いつつ、難関国公立大学の二次試験や早慶上智などの難関私立大学の日本史で、高得点を目指すためのルートです。
■【難関大志望向け】共通テストから二次対策まで網羅する最強ルート例
学習時期 | ステップ | 使用参考書 | 学習目的・内容 |
---|---|---|---|
高2冬〜高3春 | ① 通史理解 | 金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 シリーズ | 通史をストーリーで理解し、歴史の背景や因果関係を把握する。基礎〜標準の土台を固める。 |
高3春〜夏 | ② 用語暗記 | 東進日本史一問一答 完全版 一問一答 日本史ターゲット4000 | 高難易度まで網羅された一問一答で、知識の穴をなくす。高速周回で暗記強化。 |
高3春〜 | ③ 図解・視覚補助 | 詳説日本史図録 | 人物・文化財・史料などの視覚的情報を補完し、記憶の定着を図る。常に手元に置く。 |
高3夏 | ④ 応用講義 | 日本史探究授業の実況中継 シリーズ | 詳細な知識、文化史・史料、論述のベースを予備校形式で学ぶ。 |
高3夏〜秋 | ⑤ 教科書補完 | 読んで深める 日本史実力強化書 | 教科書の行間を埋める知識で因果関係の理解を深め、論述力の下地を作る。 |
高3秋〜冬 | ⑥ 実践問題 | 日本史標準問題精講 実力をつける日本史100題 HISTORIA 日本史精選問題集 | 難関大レベルの問題に取り組み、思考力・表現力を鍛える。多様な出題形式に慣れる。 |
高3秋〜直前期 | ⑦ 論述対策 | スタートアップ日本史論述 → “考える”日本史論述 → 日本史論述研究 | 論述力を段階的に育成し、最難関国公立の記述問題にも対応。 |
通年 | ⑧ 確認・補完 | 日本史用語集 | 不明な語句を辞書的に確認し、背景や定義を正確に把握する。復習や論述の補助にも有効。 |
高3冬〜入試直前 | ⑨ 最終演習 | 志望校の過去問 | 実戦形式で実力を試し、時間配分や出題傾向に慣れる。 |
このように時期に沿って参考書を使い分けることで、インプット・アウトプット・論述対策をバランスよく行えます。
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【Q&A】歴史総合・日本史探求の参考書に関するよくある疑問
新課程への移行や、参考書選びの多さに、「これで本当に大丈夫かな?」と不安に感じることもあります。
ここでは、多くの受験生が抱きがちな疑問にお答えします。
あなたの疑問や懸念を解消し、安心して学習に取り組めるようサポートします。
結局、歴史総合と日本史探求、それぞれ何冊くらい参考書が必要?
旧課程の日本史Bの参考書は、新課程「歴史総合」「日本史探求」で使える?
歴史総合・日本史探求の学習はいつから始めるべき?
山川出版社の参考書は「歴史総合」に対応している?
定期テスト対策と受験勉強、どう両立すればいい?
結局、歴史総合と日本史探求、それぞれ何冊くらい参考書が必要?
「何冊も参考書を買わないといけないの?」という不安を抱える方は多いですが、一概に「何冊」とは言えません。
重要なのは「1冊を完璧に」することです。
・歴史総合:必修科目であり、近現代史と日本・世界の横のつながりが重要です。まずは『きめる!共通テスト 歴史総合+日本史探求』のような新課程対応の講義系参考書1冊と、共通テスト対策問題集1冊があれば十分です。
・日本史探求:通史の深い理解と探究的な学習が求められます。『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』シリーズや『日本史探究授業の実況中継』シリーズから自分に合った講義系を1冊(複数巻の場合あり)、一問一答1冊、そしてレベルに合わせた問題集1~2冊が目安です。
合計で、基礎固めから共通テストレベルであれば3~5冊程度、難関大学まで目指すのであれば5~7冊程度が効果的でしょう。
多すぎる参考書は、かえって学習効率を下げてしまう可能性があるので注意してください。
旧課程の日本史Bの参考書は、新課程「歴史総合」「日本史探求」で使える?
「手元にある旧課程の参考書がムダにならないか心配…」という懸念をお持ちの方もいるでしょう。
結論から言うと、旧課程(日本史B)の参考書は、新課程の「日本史探究」の学習に大きな問題なく使用できます。
これは、「日本史探究」が旧課程の「日本史B」と比べて、暗記すべき出来事や学習内容が大きく変わらないためです。
しかし、新課程では単なる知識の習得に留まらない、より深い学習が求められます。
新課程と旧課程の主な違い
旧課程の日本史Bと新課程の歴史総合・日本史探究の主な違いを以下の表にまとめました。
■新課程と旧課程の主な違い(日本史)
項目 | 旧課程(日本史B) | 新課程(歴史総合) | 新課程(日本史探究) |
---|---|---|---|
科目区分 | 選択科目 | 全ての高校生の必修科目 | 歴史を深く学びたい生徒のための選択科目 |
学習目標 | 通史理解と知識の習得 | 近現代の大きな流れを理解し、現代社会を歴史的に考察する力を育てる。グローバル視点重視。 | 日本の歴史を深く探究し、多角的に分析する力、資料活用や歴史的思考力の高度な発展を目指す。 |
学習する時代と範囲 | 原始〜現代までの日本史全体 | 主に近現代史(18世紀後半~現代)を中心に、現代につながる重要テーマを学習 | 原始〜現代までの日本史全体。変化や連続性を重視 |
学習内容とアプローチ | 出来事や人物の暗記中心 | 日本史と世界史を統合して学ぶ(日本:世界=1:2)。世界の中の日本という視点を重視 | 日本史中心に、世界との関わりも踏まえて深く探究。社会の特質や変遷を重点的に扱う |
学習方法 | 講義中心の伝統的スタイル | 講義中心だが、テーマ別学習を実施 | 資料の活用・問いの設定など、探究的な学習を多く取り入れ、生徒自身の掘り下げが重視される |
単位数(目安) | 標準2単位(週2時間程度) | 標準2単位(週2時間程度) | 標準3単位(週3時間程度) |
旧課程の参考書が使えるケースと注意点
通史や用語のインプット教材としては、旧課程の参考書も引き続き有効です。
『詳説日本史図録』のような資料集も、新旧問わず活用できます。
しかし、新課程では「日本史探究的な目線」が重要視されており、これは現代の日本に繋がる視点や、課題解決能力、そして資料を参照して歴史的事象と結びつける作業がより一層求められることを意味します。旧課程の参考書は、この「統合」と「深化」の視点が不足している可能性があります。
特に近現代史は「歴史総合」の主要範囲であり、世界史との関連性が強く問われるため、旧課程の近現代史の参考書だけでは、新課程が求める多角的な視点や深い考察に対応しきれない場合があります。
新課程に対応した参考書では、経済や外交など、新課程で入試頻出となるテーマが加筆されている場合が多く、より効率的な学習に繋がる可能性があります。
特徴的で他にない利点がある旧課程の参考書以外は、新課程に対応した参考書の使用が推奨されます。
共通テストや二次試験で「歴史総合」が出題される場合は、その対策を怠らないことが合格への鍵となります。
歴史総合・日本史探求の学習はいつから始めるべき?
「いつから日本史の受験勉強を始めれば間に合うの?」という焦りを感じている方もいるかもしれません。
理想的には、高校2年生の夏頃から基礎固めを始めるのが良いでしょう。
■日本史受験勉強の始め方:学年別おすすめ学習プラン
学年 | 学習内容の概要 | 使用参考書例 |
---|---|---|
高校1年生 | 学校の授業を大切にしながら、日本史に興味を持ち、大まかな流れをつかむ | 『教科書よりやさしい日本史』 など |
高校2年生 | 受験を意識し始め、通史のインプットを本格化。基礎用語の定着も並行して進める | 『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』シリーズ、『スピードマスター 日本史問題集』 など |
高校3年生 | 共通テスト・二次試験対策を本格化。アウトプット中心に演習を強化 | 『きめる!共通テスト 歴史総合+日本史探求』、一問一答や論述問題集など志望校レベルに合った教材 |
山川出版社の参考書は「歴史総合」に対応している?
山川出版社は歴史の教科書で非常に有名なので、「山川の参考書も新課程に対応しているのか」と疑問に思う方もいるでしょう。
はい、山川出版社も新課程「歴史総合」「日本史探究」に対応した参考書を多数出版しています。
たとえば、『山川の日本史一問一答』は、山川の教科書と同じ目次構成で作られており、教科書の内容定着に非常に効率的です。
『詳説日本史図録』も、多くの高校で使用されている資料集であり、新課程の学習にも引き続き非常に有用です。
山川の教科書を使用している場合は、同じ出版社の参考書を選ぶことで、内容の連携がスムーズで、学習効率を高めることができます。
購入する際は、必ず「新課程対応」の表示があるかを確認しましょう。
定期テスト対策と受験勉強、どう両立すればいい?
「定期テストと受験勉強、どっちを優先すればいいの?」というジレンマを抱える方もいるかもしれません。
定期テストは日々の学習の定着度を確認する場であり、受験勉強の基礎を固める大切な機会です。
無理なく両立させるためのポイントをご紹介します。
・定期テスト範囲を完璧に:定期テストの範囲は、受験日本史の通史の一部です。テスト範囲を徹底的に理解し、高得点を目指すことが、そのまま受験勉強の基礎固めに繋がります。
・基礎的な参考書を定期テスト対策にも活用:『教科書よりやさしい日本史』や『スピードマスター 日本史問題集』などは、定期テスト対策にも十分活用できます。
・復習を意識した学習:定期テストが終わったら、そこで学んだ内容を受験勉強の知識として定着させるために、定期的に復習する習慣をつけましょう。『一問一答 日本史Bターゲット4000』の「日常学習レベル」などを活用するのも良いでしょう。
定期テストで培った知識は、必ず受験で活きてきますので、目の前の学習も大切にしてください。
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まとめ:【2025年】歴史総合・日本史探求おすすめ参考書20選!レベル別に紹介
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回の記事、「【2025年】歴史総合・日本史探求おすすめ参考書20選!レベル別に紹介」は参考になりましたか?
まとめ:あなたにぴったりの参考書を見つけて、歴史総合・日本史探求を攻略しよう!
新課程「歴史総合・日本史探求」における大学受験の成功は、適切な参考書選びと、それを最大限に活用する学習戦略にかかっています。
まず、最も重要なのは、自分の現在の学力レベル、志望校の出題傾向、そして自身の学習スタイルに合った参考書を選ぶことです。難易度が合わない参考書を選んでしまうと、学習効率が低下し、モチベーションの維持も困難になります。
新課程では、単なる歴史用語の暗記に留まらず、歴史の「なぜ」と「流れ」、そして日本と世界の「横のつながり」を理解する力が強く求められます。旧課程の参考書も引き続き活用できる部分はありますが、新課程の視点を意識し、必要に応じて最新の教材や資料集で補完していく柔軟な姿勢が重要です。特に、近現代史や世界史との融合問題への対応は、新課程対応版の参考書が持つ強みと言えるでしょう。
学習の基本原則としては、「1冊を完璧に」という意識を持つことが挙げられます。多くの参考書に手を出すよりも、厳選した1冊を徹底的にやり込むことで、知識の定着が深まり、復習効率も格段に向上します。また、インプット(知識の理解・暗記)とアウトプット(問題演習)のバランスを重視した学習を心がけましょう。知識は、問題を解くことで初めて定着し、使えるものとなります。定期的に問題演習を行い、知識の定着度を定量的にチェックし、間違えた問題は徹底的に克服することが、得点力向上に直結します。
参考書はあくまで学習をサポートするツールに過ぎません。最も大切なのは、与えられたツールを使い、どれだけ深く考え、どれだけ粘り強く学習を継続できるか、という受験生自身の姿勢です。学習の途中で不安を感じたり、行き詰まったりした際には、信頼できる先生や先輩に相談し、適切なアドバイスを得ることも、効果的な学習を継続するための重要な要素となるでしょう。戦略的に参考書を選び、計画的に学習を進めることで、新課程の日本史学習を乗り越え、志望校合格を掴み取ることができるはずです。
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