模試の服装は高校生なら制服・私服どっち?外部模試の注意点とNG例

模試の服装は高校生なら制服・私服どっち?外部模試の注意点とNG例

※この記事には一部PRが含まれます。

高校生の模試の服装は、学校や模試主催者から指定がなければ、制服でも私服でも大丈夫です。

迷ったら、普段から着慣れていて、長時間座っても疲れにくい服装を選びましょう。

普段から制服を着慣れている人や、入試本番も制服で受験する予定の人には制服、私服の方が楽に過ごせる人や、温度調節を優先したい人には私服が向いています。

学校経由で申し込んだ模試では、校外会場でも制服着用を指定される場合があります。

この記事では、制服と私服の選び方、校外模試で気をつけること、避けたいNG服装、夏冬の温度調節までを順に整理します。

私は大手個別指導塾で27年間、受験指導に携わってきました。

教室長時代に生徒へ伝えていた服装のアドバイスも、あわせて紹介します。

記事のポイント

  • 模試の服装は指定がなければ制服も私服もOK
  • 校外模試でも迷わない服装の選び方
  • 英字やロゴ入りの服で気をつけたいこと
  • 夏も冬も快適に受けるための服装の工夫

模試の服装は高校生なら制服と私服どっち?

制服を着た高校生と私服を着た高校生を並べ、模試当日の服装の選択肢を示したイラスト

制服と私服のどちらを選ぶか迷ったら、まず普段の着心地を基準に考えましょう。

制服・私服のメリットと注意点を比較し、学校や主催者の指定も確認したうえで、自分が集中しやすい服装を選ぶことが大切です。

制服・私服は学校や模試主催者の指定がなければ選べる

駿台予備学校の『駿台模試 会場受験の手引き』(2026年度)には、現役生は制服の着用について学校から指定がなければ、制服・私服のどちらを着用してもよいという趣旨の案内があります。

駿台模試では、現役生について、学校から制服着用の指定がなければ制服・私服のどちらでもよいと案内されています。

これは駿台模試で確認できた内容です。

他の模試は、それぞれの受験案内で確かめてください。

年度が変わると案内も更新されるため、受験する年度の最新版を見ることが前提です。

服装は、次の4ステップで決めると迷いにくくなります。

順番確認すること具体的な判断ポイント
1服装の指定を確認 学校経由なら学校の配布物、個人申込みなら模試主催者の受験案内を確認。学校・主催者の両方に指示がないか確かめる。
2制服か私服を選ぶ 指定がなければ、本番で着る予定の服装や普段の着心地を基準に選ぶ。周囲の制服・私服の割合だけで決めない。
3温度調節と着心地 脱ぎ着できる上着を用意する。長時間座っても苦しくないか、動いたときに服の音が気にならないか確認する。
4プリント・注意事項 英字・数式・地図・ロゴなどのプリントを確認。受験する模試の規則に従い、判断に迷う場合は無地に近い服を選ぶ。

この順番で考えれば、「周りが何を着ているか」を気にしなくても、自分で服装を決められます。

制服と私服のメリット・デメリットを比較

制服と私服には、それぞれメリットと注意点があります。

次の表は、着心地、温度調節、本番を想定した準備、服装指定の4つの観点でまとめたものです。

比較項目制服私服
着心地 着慣れていれば安心感がある一方、制服によっては長時間座ると肩やウエストに窮屈さを感じる場合がある。 着慣れた服や伸縮性のある服を選べる。ただし、締め付けの強い服は避けたい。
温度調節 シャツやセーター、ブレザーなどを組み合わせて調節できる。学校の服装規定も確認する。 インナーやカーディガンなどを組み合わせやすく、会場の冷暖房に対応しやすい。
本番を想定した準備 入試本番も制服を着る予定なら、長時間の着心地や温度調節のしやすさを確かめられる。 入試本番も私服を着る予定なら、実際に着る服の快適さや動きやすさを確かめられる。
服装指定 学校から制服着用を指定されている場合に対応できる。模試主催者の注意事項も確認する。 学校や模試主催者から制服指定がなければ選択肢になる。服のプリントなどの注意事項も確認する。

制服と私服のどちらを選ぶ場合も、長時間座ったときの着心地を確認しましょう。

私服を選ぶ場合は、前日までに着る服を決めておくと当日の朝に迷わずに済みます。

私は教室長時代、周囲の服装だけに合わせるのではなく、模試を受ける目的や本人の着心地を考えて選ぶよう、生徒にアドバイスしていました。

指定がなければ、本番を想定して制服を選ぶことも、長く座っても疲れにくい私服を選ぶことも、どちらも判断の選択肢になります。

入試本番であっても必ず制服で受験しなければならないわけではなく、試験に最も集中できる服装を選ぶことが大切です。

制服と私服はどちらが多い?周囲から浮く心配は?

今回確認した駿台や河合塾などの公式資料では、制服と私服の全国的な着用割合を示すデータは見つかりませんでした。

ネット上の「○割が制服」といった数字については、調査対象や根拠が示されているか確認する必要があります。

割合が分からないのは、会場の種類(高校、予備校、大学)、申込みの方法、既卒生がどれくらい混ざるかによって、周囲の服装が変わるためです。

私は、外部模試で周囲と違う服装になることを心配する生徒や保護者から、相談を受けてきました。

多数派を探すより先に、学校や主催者の指定を確認するよう伝えています。

指定がなければ、制服でも私服でも規則上の問題はありません。

周囲がどう見るかまでは分かりませんが、気になる場合は、自分が試験に集中できる服装を優先してください。

外部模試・校外模試の服装は?公開会場での注意点

制服姿と私服姿の高校生が、学校外にある模試の公開会場へ向かって歩いているイラスト

外部模試や校外模試でも、基本は同じで、学校や主催者の指定を先に確認します。

校外会場だから私服でよい、とは言い切れません。

学校経由の申込みでは制服指定がないか確認する

会場が予備校や大学であっても、学校経由で申し込んでいる場合は、学校から制服着用の指示が出ていることがあります。

「外部会場だから私服で行く」と決める前に、学校の配布物を見てください。

申込みの方法で、確認する場所が変わります。

申込方法確認すること
学校経由の申込み 学校から配布されたプリントや連絡事項で、制服着用などの指定がないか確認する。
個人申込み 受験票や模試の受験案内を確認し、服装に関する指定や会場ごとの注意事項を調べる。
どちらにも共通 模試主催者の最新の案内で、持ち物・禁止事項・英字や地図などが入った服への注意点を確認する。

私は教室長時代、模試の前に「学校経由の申込みか、個人申込みか」「受験案内に注意事項は書かれていないか」を確認するよう、生徒に指導していました。

服装の指定を確認せずに選ぶと、当日になって困る可能性があります。

学校からの案内が見当たらない場合は、担任の先生や進路指導の先生に確認しましょう。

河合塾の全統模試・駿台模試・東進模試の服装

主催者ごとの服装に関する案内を、次の表にまとめました。

公式資料で確認できた内容と、確認先を分けています。

模試(主催者)公式資料で確認できた内容確認先・注意点
駿台模試
(駿台予備学校)
2026年度の会場受験の手引きでは、現役生は学校から制服着用の指定がなければ、制服・私服のどちらでもよいと案内。脱ぎ着できる服装や、英文字・地図などのプリントにも注意を促している。 駿台模試公式サイト
2026年度「会場受験の手引き」を確認。
全統模試
(河合塾)
公式の受験準備案内では、会場によって冷暖房の効き方が異なるため、脱ぎ着できる上着などの持参を推奨。制服・私服について一律の指定は、確認した案内には記載されていない。 河合塾公式・受験準備案内
学校・会場ごとの指示も確認。
東進模試
(東進ハイスクール・東進衛星予備校)
今回確認した資料では、各模試に共通する制服・私服の指定を確認できていない。服装自由と断定せず、受験する模試の案内に従う。 受験票・模試の受験案内・実施校舎の連絡事項を確認。

表の内容は、確認した公式資料に基づいています。

服装の指定が確認できなかった模試もあるため、受験する年度の案内や実施会場の注意事項を確認してください。

受験票に同封される案内を読んでください。

表の内容は、年度や会場によって変わる可能性があります。

必ず、自分が受ける模試の最新の案内で確かめてください。

模試で避けたいNGな服装とは?

無地のシャツと文字入りの服、音が出やすい上着を並べ、模試の服装で注意したい点を示すイラスト

NGな服装には、試験の規則として定められているものと、私が「避けたほうが無難」と考えるものがあります。

この2つを分けて読むと、必要以上に不安にならずに済みます。

英字・数式・地図・ロゴ入りの服は注意事項を確認

英字・数式・地図などがプリントされた服の扱いは、受験する試験の規則によって異なります。

大学入学共通テストでは、大学入試センターの『受験上の注意』に、英文字や地図等がプリントされた服等は着用しないでほしいという趣旨の記載があり、着用していると脱ぐよう求められることがあるとされています。

これは共通テスト本番の規則です。

すべての模試にそのまま当てはまるわけではありません。

模試については、駿台模試の手引きに、英文字や地図のプリント服への注意が示されています。

他の模試は、それぞれの受験案内で確認が必要です。

公式の規則と、私の判断を分けると、次のようになります。

区分服装に関する内容
公式に確認できること 大学入学共通テストでは、英文字や地図などがプリントされた服の着用について注意事項が定められている。駿台模試の会場受験の手引きにも同様の注意がある。ただし、共通テスト本番の規則がすべての模試に適用されるわけではない。
編集長の判断 小さなブランドロゴがすべての模試で一律に禁止されているとは限らない。服のプリントについて判断に迷う場合は、受験案内を確認し、無地に近い服を選ぶと安心。

服のプリントについて判断に迷う場合は、前日までに受験案内を確認し、無地に近い服を選んでおくと安心です。

音が出る服や締め付けが強い服は避ける

静かな試験室では、衣擦れの音や締め付けが、思った以上に気になります。

長く座ることを考えて、服を選んでください。

避けたい服の例は、次のとおりです。

避けたい服装理由・確認ポイント
シャカシャカ音のする服 ナイロン製のウィンドブレーカーなど、腕や体を動かすたびに衣擦れ音が出る服。静かな試験室では音が気になる場合があるため、動いたときの音を確認する。
締め付けが強い服 タイトなシャツやスキニーパンツなど、首回りや腹部を締め付ける服。長時間座ると窮屈に感じることがあるため、座った状態で着心地を確認する。
着慣れていない服 買ったばかりでサイズ感や着心地を確かめていない服。試験中に違和感が出る可能性があるため、普段から着慣れた服を優先する。

私は教室長時代、模試では着慣れた服を選ぶよう生徒に伝えていました。

模試は、1回で数時間座り続けます。

おしゃれよりも、集中を邪魔されない服を優先してください。

夏・冬の模試におすすめの服装は?

無地のシャツと文字入りの服、音が出やすい上着を並べ、模試の服装で注意したい点を示すイラスト

夏も冬も、考え方は同じで、脱ぎ着で調節できる服を選びます。

会場の室温は、自分では変えられないからです。

夏は冷房対策に脱ぎ着しやすい上着を用意する

夏は、半袖だけで行くと、会場によっては寒く感じることがあります。

河合塾の案内にも、会場により冷暖房の効き方が異なるため、体温調節のために脱着できる上着などを持参するとよいという趣旨の記載があります。

おすすめは、薄手のカーディガンや前開きのパーカーです。

かばんに入れておけば、暑ければ使わず、寒ければ羽織れます。

冷房の強さは会場ごとに違い、どれくらい寒いかは事前に分かりません。

「寒かったら羽織る」という備えを持っておくことが大切です。

冬は暖房に合わせて温度調節できる服を選ぶ

冬は、厚着しすぎると、暖房の効いた会場で暑くなり、脱げずに困ることがあります。

厚手のニット1枚や、裏起毛のプルオーバー1枚だけだと、調節がしにくくなります。

インナー、長袖のトップス、前開きのカーディガンやジップジャケットの3つを重ねる方法をすすめます。暑いときは上着を脱ぎ、寒いときは着るだけで調節できます。

私は教室長時代、重ね着で調節できることと、着慣れた服を選ぶことを生徒に伝えていました。

会場の室温が分からないことを前提に、脱ぎ着で細かく調整できる服を選んでください。

模試当日に服装と一緒に確認したい持ち物

受験票、筆記用具、腕時計、上着、スマートフォンを机に並べ、模試前に確認する持ち物を示したイラスト

模試当日の持ち物は、受験票・筆記用具・腕時計・上着の4つを中心に確認しましょう。

服装とあわせて、前日までに次のチェック表で準備しておくと安心です。

チェック持ち物確認するポイント
□受験票紙の受験票が必要か、受験案内で確認する。受験番号の提示方法も確認する。
□筆記用具模試で指定された鉛筆・消しゴムなどを用意する。使用できる筆記用具は受験案内に従う。
□腕時計使用できる時計の種類や機能を確認する。通信・計算・アラーム機能などの制限にも注意する。
□上着会場の冷暖房に対応できるよう、脱ぎ着しやすいカーディガンなどを用意する。
□ひざ掛け
(必要な場合)
会場での使用が認められているか、試験監督への事前の申し出が必要か確認する。
□スマートフォン電源の切り方を事前に確認し、試験中の保管方法や使用禁止のルールを受験案内で確認する。

腕時計やひざ掛けの使用条件は、模試主催者によって異なります。

チェック表を使い、受験案内で使用できるものを確認してください。

大学入学共通テストでは、ひざ掛けの使用に試験監督者への事前の申し出が必要とされていますが、模試でも同じ規則とは限りません。

スマートフォンについては、実際に生徒から相談を受けたことがあります。

最近、私が生徒から受けた報告に、模試で電源を切って袋に入れるように指示されたものの、電源の落とし方がわからずに焦ったというケースがありました。

当日に慌てないためにも、前日までに電源の切り方を確認しておきましょう。

試験中に指示どおり操作できない場合は、自己判断せず、試験監督に申し出てください。

服装や持ち物の準備ができたら、勉強面でも前日にやることを絞っておきましょう。

模試前日にノー勉でも今からできることで、前日に優先する勉強と避けたい行動を確認できます。

▶大学入試センター「令和9年度試験情報」

高校生の模試の服装に関するよくある質問【Q&A】

制服と私服を見比べながら、模試に着ていく服や身だしなみについて考えている高校生のイラスト

Q. 制服のない高校では何を着ればいい?

A. 学校や主催者から指定がなければ、着慣れた私服で問題ありません。

スーツのような服を用意する必要はありません。

無地に近いTシャツやパーカー、伸縮性のあるパンツなど、温度調節しやすい服を選んでください。

英字や地図などのプリントがないかだけ、前日に見直します。

Q. 浪人生は私服で模試を受けてもいい?

A. 浪人生・既卒生も、模試主催者から服装の指定がなければ、私服を選べます。

高校時代の制服を用意する必要は通常ありません。

受験する模試の最新の案内は確認してください。

服のプリントや温度調節については、現役生と同じ注意が当てはまります。

Q. 模試ではメイク・髪型・靴・かばんにも決まりがある?

A. 学校や主催者からの案内があれば、それが優先されます。

指定がない場合も、試験中に気にならず、必要な本人確認に支障のない身だしなみを意識すると安心です。

メイクや髪型は、学校・模試主催者の案内を確認してください。

大学入学共通テストでは写真票との照合がありますが、これは共通テスト本番の規則であり、すべての模試に共通するルールではありません。

靴は、座っていても脱げにくく、歩きやすいものを選びます。

かばんは、机の下や座席の周りに収まる、使い慣れたものが無難です。

まとめ|模試の服装は指定を確認して制服・私服を選ぼう

服装指定の確認、制服と私服の選択、温度調節、プリント入りの服への注意を整理したチェックリストの図解

模試の服装は、学校や主催者から指定がなければ、制服・私服のどちらでも選べます。

どちらにするか迷ったら、普段から着慣れていて、試験に集中しやすい方を選びましょう。

周囲の制服・私服の割合に合わせる必要はありません。

重要なポイントは、次の4つです。

確認項目服装選びのポイント
服装の指定 学校経由なら学校の配布物、個人申込みなら模試の受験案内を確認する。校外会場でも学校から制服着用を指定される場合があるため、学校と主催者の両方の注意事項を確認する。
制服か私服か 指定がなければ、本番で着る予定の服装や普段の着心地を基準に選ぶ。制服・私服のどちらでも、長時間座ったときの快適さと温度調節のしやすさを確認する。
温度調節 夏は冷房対策として薄手の上着を用意する。冬はインナー・長袖トップス・前開きの上着を重ね、暖房に合わせて脱ぎ着できる服装にする。
NG服装の確認 英字・数式・地図・ロゴなどがプリントされた服は、受験する模試の注意事項を確認する。判断に迷う場合は、無地に近い服を選ぶと安心。

前日までに服装の指定を確認し、着る服と上着を準備しておけば、当日の朝に迷わず、模試に集中しやすくなります。

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執筆者プロフィール

進路アドバイザー朝倉美緒

※この記事は、大手個別指導塾で27年間、小学生・中学生の学習指導や進路指導に携わってきた「予備校オンラインドットコム」編集長・橘誠一郎が執筆しています。長年の教育現場で培った経験と知見をもとに、記事内容をわかりやすくお伝えしています。

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