総合型選抜の志望理由書の書き方完全ガイド|例文・自己PR・NG例まで解説
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「※この記事には一部PRが含まれます」
志望理由書の書き方がわからず、手が止まっていませんか。
総合型選抜では、志望理由書の完成度が合否を大きく左右します。
実際には、「何を書けばいいのか分からない」「例文を見ても自分の志望理由に当てはめられない」と悩む高校生が多いのが現実です。
志望理由書で大学が見ているのは、「なぜこの大学なのか」「大学で何を学びたいのか」「将来どう社会に貢献するのか」という一貫したストーリーです。
この記事では、総合型選抜の指導経験をもとに、
- 志望理由書の基本構成
- 合格につながる書き方
- 実際の例文
- よくある失敗例
をわかりやすく解説します。
「過去→現在→未来」の構成を理解すれば、志望理由書は必ず書けるようになります。
志望理由書に悩んでいる高校生は、この記事を読みながら自分の志望理由を整理してみてください。
「過去・現在・未来」をつなぐ一貫性
アドミッション・ポリシーへの深い適合
大学固有の強みを捉えた具体的な志望理由
面接試験を逆算した戦略的な書類作成
Contents
- 1 結論:総合型選抜の志望理由書は「過去→現在→未来」の順で書く
- 2 総合型選抜の志望理由書とは?役割と大学が評価する書き方のポイント
- 3 総合型選抜で志望理由書はいらない?提出が不要な大学のケース
- 4 総合型選抜の志望理由書はいつから準備する?スケジュールの目安
- 5 総合型選抜の志望理由書を書く前にやること
- 6 総合型選抜の志望理由書の基本構成
- 7 総合型選抜の志望理由書の書き方5ステップ
- 8 大学が評価する志望理由書のポイント
- 9 総合型選抜の志望理由書の例文
- 10 総合型選抜の志望理由書でよくあるNGワードと失敗例
- 11 志望理由書・自己PR・自己推薦書の違いと使い分け
- 12 総合型選抜の志望理由書を添削してもらう方法
- 13 総合型選抜の志望理由書に関するよくある質問
- 14 まとめ:総合型選抜の志望理由書の書き方完全ガイド|例文・自己PR・NG例まで解説
- 15 執筆者のプロフィール
結論:総合型選抜の志望理由書は「過去→現在→未来」の順で書く
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総合型選抜の志望理由書は、「過去(きっかけ)→現在(学びたいこと)→未来(将来の目標)」の順で書くと、説得力が大きく高まります。
この3つの流れを意識するだけで、大学側が最も見たい「一貫性」が生まれます。
志望理由書の書き方がわからないと感じている人は、まずこのフレームを頭に入れてください。
総合型選抜の志望理由書とは?役割と大学が評価する書き方のポイント
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志望理由書は、あなたの適性と意欲を証明する最重要書類です。
大学側は「学問への熱意」と「アドミッションポリシーへの適合性」を厳格に評価します。
二次試験の面接の質を左右する「対話の設計図」としての役割も持っています。
- 合否を左右する最重要の選考書類である
- 大学の求める学生像(アドミッションポリシー)との相性を示す
- 二次試験の「面接の台本」として機能する
志望理由書はなぜ総合型選抜で重要なのか
志望理由書とは、「なぜこの大学・学部でなければならないのか」を大学側に伝えるための書類です。
総合型選抜では、テストの点数だけでなく、受験生が大学の求める人物像に合っているかどうかを多角的に評価します。
志望理由書はその評価の中心となる書類であり、書類審査の合否を大きく左右します。
総合型選抜の指導現場では、「志望理由書の完成度が低いまま出願した受験生が、面接で挽回できずに不合格になる」ケースが多く見られます。
逆に、志望理由書がしっかり書けていれば、面接官の印象も大きく変わります。
大学が志望理由書で確認したいのは、次の3点です。
- – この大学・学部を選んだ明確な理由があるか
- – 高校時代の経験と学びたいことがつながっているか
- – 入学後に何を学び、卒業後にどう社会に貢献するか
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志望理由書と面接の関係
志望理由書は、面接試験にも直結します。
面接官は志望理由書を読んだ上で質問を作るため、志望理由書の内容がそのまま面接の質問になる傾向が高いです。
例えば、次のように質問されることが多いです。
- – 志望理由書に書いた経験を詳しく教えてください
- – なぜその分野に興味を持ったのですか
- – 他の大学ではなく、この大学を選んだ理由は何ですか
- – 大学で学んだことを将来どう活かしますか
志望理由書を書く段階で、「面接でこう聞かれたらどう答えるか」まで考えておくと、一貫性のある準備ができます。
答えにくい内容はあえて書かないという判断も、立派な戦略です。
志望理由書の内容は面接で深掘りされることがほとんどです。質問例や対策のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
総合型選抜で志望理由書はいらない?提出が不要な大学のケース
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「志望理由書不要」の入試も増えていますが、それは評価手法が「当日筆記」や「プレゼン」に変化しただけです。
早稲田や慶應などの最新事例を見ても、形式が変わるだけで「なぜこの大学か」を言語化する準備の重要性はむしろ高まっています。
- 一部の大学で「当日筆記」や「プレゼン」へ移行中
- 書類提出がなくても志望動機の準備は必須である
- 活動報告書やポートフォリオが代わりの評価基準になる
志望理由書が不要な入試方式
「総合型選抜 志望理由書 いらない」と検索する受験生も多いですが、実際に志望理由書の提出が不要な大学・方式は存在します。
代わりに、英語スコアや活動実績などの客観的な指標と、筆記試験・面接が重視されています。
「志望理由書が不要=対策が楽」ではありません。
書類がなくなる代わりに、面接やプレゼンでより直接的に志望動機や思考力を問われます。
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志望理由書の代わりに提出する書類
志望理由書が不要な場合でも、次のような書類の提出が求められるケースがほとんどです。
- – 活動報告書:高校時代の課外活動や実績をまとめた書類
- – 自己推薦書:自分の強みや適性をアピールする書類
- – ポートフォリオ:作品や研究成果をまとめた資料
- – エッセイ:大学が指定したテーマで書く小論文形式の書類
志望理由を問う形式が変わっているだけで、「なぜこの大学か」を伝える準備は変わらず必要です。
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総合型選抜の志望理由書はいつから準備する?スケジュールの目安
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志望理由書は早めに準備を始めることで完成度が大きく変わります。学年別の対策スケジュールについては、以下の記事で詳しく解説しています。
理想的な準備開始時期は、高校2年生の冬からです。
自己分析や実績作りには時間がかかるため、出願の3〜6ヶ月前には初稿を書き上げましょう。
複数回の添削と修正を繰り返す時間を逆算して、余裕のあるスケジュールを組むことが合格の秘訣です。
- 高校2年生から自己分析と実績づくりを始める
- 出願3〜6ヶ月前には初稿の執筆に着手する
- 複数回の添削と修正の時間を必ず確保する
高校2年生から始める準備
総合型選抜の志望理由書は、高校2年生の段階から準備を始めるのが理想です。
高校2年生のうちにやっておきたいことは次の通りです。
- – 自己分析:自分の強み・興味・将来の方向性を整理する
- – 大学・学部のリサーチ:気になる大学のアドミッションポリシーを調べる
- – 活動実績の積み上げ:志望理由に結びつく活動を意識して行う
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総合型選抜の対策についてより詳しく知りたい方は、[総合型選抜の対策はいつから始めるべき?]も参考にしてください。
出願3〜6ヶ月前にやるべき対策
出願3〜6ヶ月前は、志望理由書の執筆に本格的に取りかかる時期です。
この時期にやるべきことは次の3つです。
1. 志望理由書の下書きを作成する
2. 学校の先生や塾に添削を依頼する
3. 面接との一貫性を確認しながら修正する
多くの受験生が出願直前になって慌てて書き始めますが、志望理由書は1回書いて終わりではありません。
複数回の添削と修正を経てはじめて完成します。
余裕を持ったスケジュールで進めることが合格への近道です。
総合型選抜の志望理由書を書く前にやること
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なお、志望理由書の完成度は「受かる人」と「落ちる人」で大きな差が出ます。合格する受験生の特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
いきなり書き始めるのは失敗の元です。
まずは徹底した「自己分析」でエピソードを整理し、志望校の「アドミッションポリシー」を深く読み解きましょう。
大学のカリキュラムや教授の研究内容まで踏み込んだリサーチが、文章の説得力を決定づけます。
- 自己分析で自分の強みと経験を整理する
- アドミッション・ポリシーの背景まで深く調べる
- 具体的な教授名や授業名を特定し研究する
自己分析で志望理由の材料を整理する
志望理由書を書く前に、まず自己分析を行ってください。
自己分析とは、自分の経験・強み・価値観を整理する作業です。
次の問いに答えを書き出すところから始めましょう。
- – 高校時代に最も力を入れたことは何か
- – その経験を通じて何を感じ、何を学んだか
- – 将来どんな人になりたいか、どんな社会を作りたいか
- – なぜその大学・学部でなければならないのか
「活動実績が少ないから書けない」と感じている人も心配する必要はありません。
大切なのは活動の規模ではなく、その経験から何を感じたかです。
日常の小さな出来事でも、深く掘り下げることで十分な志望理由の材料になります。
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志望大学のアドミッションポリシーを調べる
アドミッションポリシーとは、大学が「どのような学生を求めているか」を示した方針のことです。
各大学のホームページに掲載されています。
志望理由書を書く前に、必ず志望大学のアドミッションポリシーを読んでください。
大学が求める人物像と自分の志望理由が一致していることを示すことが、合格する志望理由書の基本です。
アドミッションポリシーのキーワードをそのまま文章に貼り付けるだけではNGです。
キーワードが意味する価値観や背景を理解した上で、自分の言葉で表現することが大切です。
立教大学は、「立教大学の使命」「教育の理念」「教育の目的」に賛同し、正課教育および正課外教育において積極的に学ぶ意志があり、学士課程を4年間で修了するために必要な資質・能力を有する学生を求める。多様な学生を迎え、互いの学び合いを促すことを目指して、様々な入試種別を用意している。
例えば、立教大学がアドミッション・ポリシーの根底で「多様な学生が互いに学び合うこと」を求めている場合、単に「コミュニケーション力があります」と書くのでは不十分です。
具体的には、「〇〇という活動で自分とは異なる意見を持つ人々と議論を重ねた経験から、多様な視点を取り入れ、共に解決策を模索する大切さを学びました」といったエピソードを示し、大学での学びを活性化させる資質があることを証明するのが重要です。
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学部・学科で学べる内容を確認する
大学で何を学べるのかを具体的に把握することも、志望理由書の質を高める上で欠かせません。
大学のホームページや募集要項で、次の情報を確認しましょう。
- – カリキュラム(どんな授業があるか)
- – 教授の研究テーマ
- – ゼミ・研究室の内容
- – 卒業後の進路・就職実績
- – 留学制度やフィールドワーク
「この大学のこの授業で学びたい」「この教授の研究室で学びたい」という具体的な記述は、志望理由書の説得力を大幅に高めます。
他の大学にも通用するような内容ではなく、その大学でなければならない理由を書くことが合格の鍵です。
総合型選抜の志望理由書の基本構成
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志望理由書は「過去→現在→未来」の3つのパートで構成します。
次の表を参考にしてください。
| 構成要素 | 具体的な内容 | 執筆時の重要ポイント |
| 過去(きっかけ) | その分野に興味を持った原体験 | 抽象的な表現を避け、「いつ・どこで・何を感じたか」を具体的エピソードで書く。 |
| 現在(学びの内容) | 志望大学で取り組みたいこと | 公式サイトやシラバスを調べ、具体的な授業名・教授名・研究室名を明記する。 |
| 未来(将来の目標) | 卒業後のビジョンと社会貢献 | 「誰に対して・どんな価値を・どのように提供したいか」を、社会課題と結びつけて書く。 |
志望理由書の構成テンプレート
志望理由書は次のテンプレートで書くと整理しやすくなります。
①きっかけ(過去)
→ 〇〇という経験から、〜〜に興味を持ちました。
②大学で学びたいこと(現在)
→ 貴学の〇〇学部では、〜〜を学べると知り、志望しました。
特に〇〇教授の〜〜の研究に強く関心を持っています。
③将来の目標(未来)
→ 卒業後は〜〜として、〇〇という社会課題の解決に貢献したいと考えています。
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過去:志望分野に興味を持ったきっかけ
「過去」のパートでは、志望する学問や職業に興味を持つきっかけとなった経験を書きます。
ポイントは、具体的なエピソードを使うことです。
「子どもの頃から興味がありました」という抽象的な表現ではなく、「中学2年生のとき、祖父が入院した経験から医療に興味を持ちました」のように、いつ・何がきっかけで興味を持ったのかを明確にしましょう。
華々しい経験でなくても問題ありません。
日常の出来事、本との出会い、ニュースを見て感じたこと、何でも志望理由の材料になります。
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現在:大学で学びたいこと
「現在」のパートでは、その大学・学部で具体的に何を学びたいのかを書きます。
ここで重要なのは、自己分析で見えてきた「過去の経験」と、大学の学びを論理的につなげることです。
例えば、「祖父の入院をきっかけに医療に興味を持った(過去)→貴学の医学部では在宅医療に特化したカリキュラムがあり、地域医療のあり方を専門的に学べる(現在)」というつながりを作ります。
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未来:将来の目標と社会への貢献
「未来」のパートでは、大学卒業後にどのような社会貢献をしたいのかを書きます。
将来の目標を書くときは、次の3つを意識してください。
- – 誰に(対象となる人・社会・地域)
- – 何を(提供したい価値・解決したい課題)
- – どのように(具体的な手段・職業・活動)
「医師になりたい」だけでは弱く、「地域の高齢化が進む中で、在宅医療を普及させることで、患者が自宅で最期まで過ごせる社会を作りたい」のように書くと、説得力が大きく増します。
総合型選抜の志望理由書の書き方5ステップ
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志望理由書は、5つのステップで着実に作成しましょう。
自己分析から始まり、大学リサーチ、ストーリー構築、執筆、そして最後に必ず「第三者の添削」を受けます。
プロセスを一つずつ丁寧に踏むことが、未経験からでも合格書類を作る最短ルートです。
| ステップ | 実施内容 | 合格のためのアクション |
| STEP 1 | 自己分析で経験を整理する | 高校時代の活動を書き出し、志望分野に繋がる「原体験」を特定する。 |
| STEP 2 | 志望大学の特徴を調べる | アドミッション・ポリシー、カリキュラム、教授の研究内容を徹底的にリサーチする。 |
| STEP 3 | 志望理由のストーリーを作る | 「過去・現在・未来」を一本の線でつなぎ、論理的な一貫性(ロジック)を構築する。 |
| STEP 4 | 志望理由書の文章を書く | 結論ファーストを意識し、具体的な固有名詞を用いて下書きを完成させる。 |
| STEP 5 | 添削と修正を行う | 第三者(先生や専門塾)に客観的な視点でチェックしてもらい、最低3回は書き直す。 |
STEP1 自己分析で経験を整理する
まず、高校時代の経験を箇条書きで書き出してください。
部活動、委員会活動、ボランティア、趣味、読んだ本、印象に残った出来事など、思いつくものをすべて書き出します。
その中から、志望する学部・学科の学びと結びつけられる経験をピックアップします。
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STEP2 志望大学の特徴を調べる
志望大学のアドミッションポリシー、カリキュラム、教授の研究テーマ、就職実績を調べます。
「この大学でしか学べないこと」を最低1つ見つけることが目標です。
これが、志望理由書の核心部分になります。
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STEP3 志望理由のストーリーを作る
STEP1で整理した経験とSTEP2で調べた大学の特徴を結びつけ、「過去→現在→未来」のストーリーを作ります。
いきなり文章を書き始めるのではなく、まず箇条書きで流れを確認することをおすすめします。
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STEP4 志望理由書の文章を書く
ストーリーが固まったら、文章を書き始めます。
文章を書くときのルールは次の通りです。
- – 結論を先に書く(冒頭で「私が貴学を志望する理由は〜」と明示する)
- – 1文を短くする(1文は60字以内を目安にする)
- – 具体的な固有名詞を使う(「ある大学」ではなく「立教大学」と書く)
- – 自分の言葉で書く(アドミッションポリシーをコピーしない)
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STEP5 添削と修正を行う
志望理由書は、必ず第三者に読んでもらいましょう。特に次の人に読んでもらうと効果的です。
- – 高校の担任・進路指導の先生
- – 教科の先生(志望分野に近い科目)
- – 保護者
- – 総合型選抜に詳しい塾講師
自分では気づかない矛盾や、わかりにくい表現を発見してもらえます。
添削を受けたら、指摘をもとに修正し、再度読み直す。
このサイクルを最低3回は繰り返してください。
大学が評価する志望理由書のポイント
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評価の軸は「マッチング」と「論理」です。
掲げた目標が大学の教育方針と合致しているか、そして過去の行動がその目標を裏付けているかを確認してください。
具体的で、かつ社会への貢献意欲が感じられる将来像は、面接官に強い印象を残します。
- 自分の意志と大学の教育方針が一致しているか
- 過去の行動が将来の目標を裏付けているか
- 社会の課題解決に向けた高い志があるか
アドミッションポリシーとの一致
大学が最も重視するのは、受験生の志望理由が自大学のアドミッションポリシーと一致しているかどうかです。
アドミッションポリシーは各大学のホームページに掲載されています。
読む際は、キーワードを拾うだけでなく、「この大学はどのような人材を育てたいのか」という大きな方向性を理解するよう努めてください。
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志望理由と経験の一貫性
「過去の経験」と「大学で学びたいこと」が論理的につながっていることが重要です。
志望理由書でよくある失敗のひとつが、経験と志望理由がバラバラで一貫性がないことです。
例えば、「テニス部に所属していた」という経験から「心理学を学びたい」につなげる場合、そのままでは関連性が見えません。
「部員のモチベーション管理に悩んだ経験から、人の行動や心理に興味を持った」という橋渡しが必要です。
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将来の目標が具体的であること
将来の目標を書くときは、次の3つを意識してください。
- – 誰に:対象となる人・社会・地域を明確にする
- – 何を:解決したい課題・提供したい価値を書く
- – どのように:具体的な職業・手段・活動を書く
「社会に貢献したい」「人の役に立ちたい」という表現だけでは、評価者に響きません。
3つの要素を入れることで、将来像が具体的に伝わります。
志望理由書の内容が評価されない場合、不合格につながるケースも少なくありません。落ちる人の特徴や原因については、以下の記事で詳しく解説しています。
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総合型選抜の志望理由書の例文
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合格レベルの文章をイメージするために、例文を活用しましょう。
将来の夢を起点にするパターンと、社会問題を起点にするパターンの2つを紹介します。
これらを参考に、自分の経験をどのように学問的問いへと繋げるべきか、その構成を学んでください。
- 具体的なエピソードで独自性と真正性を出す
- 学問的な問いを大学の学びへスムーズに繋げる
- 将来の目標を「誰に・何を」の視点で明確にする
将来の目標から書く志望理由書の例文
以下は、教育学部を志望する受験生の例文です。
私が貴学教育学部を志望する理由は、インクルーシブ教育の専門知識を身につけ、すべての子どもが学びやすい教室を実現したいからです。
中学2年生のとき、クラスに発達障害のある同級生がいました。彼女は授業についていくのが難しく、孤立していることが多かったのですが、担任の先生がわかりやすい板書や個別の声かけを工夫することで、徐々にクラスに溶け込んでいきました。その姿を見て、教師のかかわり方が子どもの可能性を大きく変えることを実感しました。
貴学教育学部では、特別支援教育を専門的に学べるカリキュラムが整っており、特に〇〇教授の「インクルーシブ教育論」の授業に強い関心を持っています。また、小学校・特別支援学校の両方で教育実習ができる点も、貴学を志望する大きな理由です。
卒業後は小学校の教員として、障害の有無にかかわらずすべての子どもが安心して学べる教室づくりに取り組みたいと考えています。
この例文のポイントは、具体的な経験(中学時代のエピソード)→大学の具体的な学び(教授名・授業名)→将来の目標(インクルーシブ教育の実践)の流れが一貫していることです。
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社会問題から書く志望理由書の例文
以下は、社会学部を志望する受験生の例文です。
私が貴学社会学部を志望する理由は、日本の子どもの貧困問題の解決に向けて、社会政策の専門知識を学びたいからです。
高校1年生のとき、地域のこども食堂でボランティアをした経験があります。そこで出会った子どもたちの多くが、経済的な事情から学習機会を得られていないことを知り、社会の構造的な問題に強い関心を持つようになりました。この問題は個人の努力だけでは解決できず、社会全体の仕組みを変える必要があると考えています。
貴学社会学部では、社会政策論や貧困研究を専門的に学べるカリキュラムがあり、特に〇〇教授の研究室で子どもの貧困と教育格差の関係を研究したいと考えています。
卒業後はNPOや行政機関と連携しながら、子どもの貧困対策に関わる政策立案に携わりたいと考えています。大学での学びを通じて、すべての子どもが等しく教育を受けられる社会の実現に貢献したいです。
この例文のポイントは、社会問題(子どもの貧困)→自分の経験(こども食堂のボランティア)→大学での学び→将来の目標という流れで、社会への貢献が具体的に描かれていることです。
総合型選抜の志望理由書でよくあるNGワードと失敗例
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志望理由書でよく見られるNG表現と、なぜダメなのかを表にまとめました。
| NG表現(避けるべき言葉) | なぜダメなのか(大学側の視点) | 改善のアドバイス |
| 「貴学は伝統があり、魅力を感じました」 | 抽象的で、他のどの大学にも使い回せる表現だから。 | その大学独自の「教育理念」や「具体的な制度」に踏み込む。 |
| 「社会に貢献したいと思います」 | 具体性がなく、誰にでも書ける表面的な内容だから。 | 「誰に・どのような価値を・どう提供するか」まで具体化する。 |
| 「グローバルに活躍したいです」 | 言葉が広すぎて、志望学部での学びとの関連性が不明だから。 | その学部の専門知識を「どう国際社会に活かすか」を記述する。 |
| 「キャンパスが素晴らしいと感じました」 | 志望動機として弱く、学問への熱意が伝わらないから。 | 設備そのものではなく、その施設で「どのような研究がしたいか」を書く。 |
| 「一生懸命頑張ります」 | 単なる精神論であり、入学後の具体的な行動が見えないから。 | 根性論ではなく、「何を・どう学び・どう成長するか」の計画を示す。 |
抽象的すぎる志望理由
志望理由書で最も多い失敗が、抽象的な表現で終わってしまうことです。
「誰が・どんな経験から・何を・どのように学びたいのか」を常に具体的に書くことを意識してください。
上記のNG表現を使いそうになったら、「なぜ?」「具体的には?」と自問することで、深みのある表現に変えられます。
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他大学でも通用する内容
「貴学のキャンパスが素晴らしい」「留学制度が充実している」などの志望理由は、他の大学にも当てはまるためNGです。
「この大学でなければならない理由」を必ず1つ以上入れてください。
具体的な授業名、教授名、研究室名、独自のプログラム名などを使うことで、その大学への本気度が伝わります。
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自分の経験と志望理由がつながっていない
「バスケットボール部で3年間頑張りました。そのため、貴学の経済学部で学びたいと思います」という流れでは、経験と志望理由が全くつながっていません。
経験と志望理由をつなぐためには、「その経験から何を感じ、どんな問いが生まれたか」という橋渡しが必要です。
「バスケットボール部でチームの資金管理を担当した経験から、お金の流れや経済の仕組みに興味を持ち、経済学を学びたいと思うようになった」という形にすると、一貫性が生まれます。
総合型選抜では倍率や合格率だけでなく、書類の完成度が合否を左右します。合格率や倍率の実態については、以下の記事で解説しています。
志望理由書・自己PR・自己推薦書の違いと使い分け
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総合型選抜では、志望理由書の他にも自己PRや自己推薦書の提出を求められることがあります。
それぞれの役割は次の通りです。
| 書類名 | 主な記述内容 | 評価の重点(何を見られるか) |
| 志望理由書 | 「なぜこの大学・学部で学びたいのか」という動機。 | 大学での学びの計画と志望度の高さ。 |
| 自己PR | 「自分にはどのような強みや実績があるのか」という証拠。 | 受験生本人の能力・資質・継続力。 |
| 自己推薦書 | 「自分の強みが、いかに大学の求める学生像に合致するか」。 | 大学の教育方針(AP)とのマッチング(適合性)。 |
3つの書類は別々のものですが、内容に一貫性を持たせることが重要です。
自己PRや自己推薦書の詳しい書き方については、[自己PR記事]・[自己推薦書記事]もあわせてご覧ください。
志望理由書に自己PRをどう入れるか
志望理由書の中に自己PRの要素を入れる場合は、自分の強みが大学での学びや将来の目標にどう活かされるかを示す形で組み込みます。
例:「高校時代に培ったリーダーシップを活かし、貴学のグループ研究やフィールドワークでチームをまとめる役割を担いたいと考えています」
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自己PRと志望理由の一貫性を作るコツ
自己PRと志望理由書の内容が矛盾していると、面接で指摘される原因になります。
両方の書類を書き終えたら、「自分の強み」「大学で学びたいこと」「将来の目標」が一致しているかを必ず確認してください。
総合型選抜の志望理由書を添削してもらう方法
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志望理由書の完成度を高めるには、客観的な視点による添削が不可欠です。
学校の先生や、合格のノウハウを持つ専門塾の講師に依頼しましょう。
「なぜこの表現では伝わらないのか」を議論し、最低3回は修正を繰り返すことで、文章の精度は飛躍的に向上します。
- 信頼できる先生やプロの視点で矛盾を見つける
- 「なぜこの表現か」という意図を説明できるようにする
- 最低3回は修正を繰り返し、完成度を極限まで高める
学校の先生に添削してもらう
志望理由書の添削は、まず学校の担任の先生や進路指導の先生に依頼するのが基本です。
先生には総合型選抜の指導経験がある場合も多く、「この大学の傾向に合っているか」「文章として読みやすいか」を確認してもらえます。
先生によっては総合型選抜の専門知識が十分でない場合もあります。
アドバイスをうのみにせず、複数の人の意見を参考にすることをおすすめします。
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塾や専門サービスで添削を受ける
より専門的な添削を受けたい場合は、総合型選抜に特化した塾や添削サービスの利用を検討してください。
専門の講師は、合格する志望理由書のパターンと不合格になりやすい表現を熟知しています。 「
なぜこの表現ではいけないのか」「どう修正すればより伝わるのか」という具体的なフィードバックが得られます。
総合型選抜対策の塾選びについては、[総合型選抜おすすめオンライン塾]も参考にしてください。
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総合型選抜の志望理由書に関するよくある質問
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受験生が抱きやすい、文字数や文体、活動実績の不安について回答します。
文字数は指定の9割以上を埋めるのが鉄則であり、AIの使用やコピペは厳禁です。
実績の大小よりも、その経験から得た「気づき」の深さが評価されることを正しく理解しましょう。
Q.志望理由書は何文字くらい書けばいい?
A.大学によって指定字数は異なりますが、一般的には800〜1,200字程度が目安です。
指定字数がある場合は、最低でも指定字数の90%以上を埋めることを目標にしてください。
例えば1,000字以内と指定されていれば、900字以上が理想です。
字数が少なすぎると、熱意や情報量が足りないと評価される可能性があります。
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Q.志望理由書は「です・ます」と「だ・である」どちらが良い?
A.どちらでも構いません。
大学から指定がない場合は、「です・ます調」を選ぶ受験生が多い傾向があります。
最も重要なのは、文章全体で文体を統一することです。
「です・ます調」と「だ・である調」が混在すると、読みにくく雑な印象を与えてしまいます。
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Q.活動実績が少なくても志望理由書は書ける?
A.書けます。
総合型選抜の志望理由書で最も重要なのは、活動の規模ではなく「経験から何を感じ、何を学んだか」です。
部活動の全国大会出場や生徒会長の経験がなくても、日常の小さな出来事や読書体験、家族との会話から得た気づきでも、深く掘り下げることで十分な志望理由になります。
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活動実績が少ない場合の対策については、[自己PR記事]も参考にしてください。
Q.志望理由書はコピペやAIで作っても大丈夫?
A.避けることを強くおすすめします。
理由は2つあります。
まず、面接官は多くの志望理由書を読み慣れているため、コピペやAIで作った文章の「自分の言葉でない感じ」を見抜く可能性が高いです。
次に、志望理由書の内容は面接で深掘りされます。
自分で書いていない内容は面接で答えられず、その場で矛盾が生じます。
参考にする程度であれば問題ありませんが、最終的には必ず自分の言葉で書き直してください。
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Q.志望理由書を書くのが間に合わないときはどうする?
A.間に合わないと感じた場合は、次の順番で対応してください。
1. 出願締め切りを確認する
2. 学校の先生または塾にすぐ相談する
3. 志望理由を「過去・現在・未来」で箇条書きにする
4. 箇条書きをもとに下書きを作る
一人で抱え込まず、すぐにサポートを求めることが最優先です。
いきなり完成版を書こうとせず、箇条書きから始めると大幅に時間を短縮できます。
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Q.複数の大学に出願するとき志望理由書は使い回せる?
A.使い回しはNGです。
大学ごとにアドミッションポリシーや求める学生像が異なるため、志望理由書の内容も大学ごとに変える必要があります。
「過去の経験」や「将来の目標」の部分は共通して使える場合もあります。
大学ごとに変えるべき部分(大学固有の魅力・学び)と共通で使える部分を整理しながら作成すると効率的です。
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Q.志望理由書で書いてはいけないことはある?
A.次の内容は書かないようにしてください。
- – 他の大学と比較する表現(「〇〇大学より貴学の方が〜」)
- – ネガティブな動機(「一般入試が苦手なので総合型選抜にしました」)
- – 根拠のない誇張(実際には行っていない活動や経験)
- – 志望と無関係なエピソード(学部の学びにつながらない経験の羅列)
欠席日数や成績など、自分にとってネガティブな情報を無理に書く必要はありません。
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欠席日数が多い場合の対策については、[欠席日数と総合型選抜]も参考にしてください。
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まとめ:総合型選抜の志望理由書の書き方完全ガイド|例文・自己PR・NG例まで解説
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総合型選抜の志望理由書について、重要なポイントを整理します。
志望理由書の基本は「過去→現在→未来」の構成です。
きっかけとなった経験、大学で学びたいこと、将来の目標をこの順番でつなげることで、一貫性のある説得力の高い志望理由書が完成します。
書く前の準備として、自己分析とアドミッションポリシーの確認が欠かせません。
「この大学でなければならない理由」を最低1つ見つけることが、志望理由書の核心になります。
完成した志望理由書は、必ず第三者に添削してもらってください。
自分では気づかない矛盾やわかりにくい表現を修正することで、完成度が大きく上がります。
総合型選抜の合格率や全体的な対策については、[総合型選抜の落ちる確率]も合わせて参考にしてください。
志望理由書は、自分のこれまでの経験と将来の夢を大学に伝える大切な書類です。
焦らず、時間をかけて丁寧に仕上げてください。
あなたの言葉で書かれた志望理由書が、合格への扉を開きます。
執筆者のプロフィール
【予備校オンラインドットコム編集部:執筆者プロフィール】
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予備校オンラインドットコム編集部は、教育業界に長年携わってきた実務経験者を中心とした専門チームです。これまで27年以上にわたり学習塾・予備校の現場に関わり、800以上の教室を調査・分析してきました。
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