高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

※この記事には一部PRが含まれます。

不定詞の問題で、「動詞の後ろだから名詞的用法かな?」「名詞の後ろだから形容詞的用法?」と考えたのに、答えを見ると間違っていた。

そんな経験はありませんか?

高校英語の不定詞は、訳だけや単語の並びだけで判断すると、定期テストや模試で一気に混乱しやすくなります。

この記事では、「不定詞が文の中でどんな役割をしているか」を軸に、3用法を迷わず見分けるコツを整理します。

学習塾で高校生の英語指導を続けてきた藤堂直樹が、実際によくある誤答例や、つまずきやすいポイントも交えながら、問題で使える判別方法をわかりやすく解説します。

記事のポイント

位置の丸暗記に頼らない正しい見分け方がわかる

文の役割に注目する簡単な3ステップを解説

模試や定期テストで間違えやすい罠を先回り攻略

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Contents

高校英語の不定詞は「意味」ではなく「役割」で見分ける

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

不定詞の用法は、日本語の訳から逆算しようとするとうまくいきません。

「文の主役になるのか、名詞を説明するのか、動詞や形容詞を説明するのか」という役割を確認することが、判別の出発点になります。

  • 位置だけで判断して失点する思い込みを根本から正す
  • 訳す前に不定詞が何を説明しているか見抜く重要性
  • 初動の数行でつまずきを無くす本質的なアプローチ

結論|不定詞の3用法は「何を説明しているか」で判別する

不定詞の3用法は、「文の中で何を説明しているか(修飾しているか)」を確認することで判別できます。

訳を先に作ろうとするのではなく、修飾先の品詞を確認するのが正しい順序です。

用法文法的な役割どこを見る?訳の目安
名詞的用法主語(S)・目的語(O)・補語(C)になる文の骨格に必要かどうか〜すること
形容詞的用法直前の名詞を後ろから修飾する直前の名詞との関係〜するための、〜すべき
副詞的用法動詞・形容詞・文全体を説明する名詞以外の要素との関係〜するために、〜して

不定詞だけでなく、高校英語で学ぶ文法単元の全体像を整理したい場合は、学年別・単元別の流れも確認しておくと理解しやすくなります。

高校英語の文法一覧と習う順番を確認する

動詞の後ろにある不定詞でも副詞的用法になる理由

「動詞の直後にある不定詞は名詞的用法」という覚え方は、完全に誤りです。

動詞の後ろにあっても、副詞的用法になるケースは頻繁にあります。

判別のカギは、動詞に「何を?」と聞き返せるかどうかです。

例えば “ran”(走る)という動詞に「何を走ったの?」とは聞けませんよね。

このように「何を?」と聞けない動詞(自動詞)は、それだけで動作が完結するため、後ろに目的語を置くことができません。

“I ran to escape from the enemy.” では、”to escape” は目的語ではなく「逃げるために」という目的を説明する副詞的用法になります。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

名詞の後ろにある不定詞でも形容詞的用法とは限らない

名詞のすぐ後ろにto 不定詞がある場合でも、その名詞を修飾しているとは限りません。

見た目の位置だけで判断するのは危険です。

例えば “I went to the airport to see my uncle off.” という文では、”to see” は名詞 “airport” の直後にありますが、「おじさんを見送るための空港」ではありません。

「おじさんを見送るために(空港に)行った」という、動詞 “went” にかかる目的の副詞的用法です。

その名詞と不定詞の動詞が「どんな関係にあるか」を線で結んで確認することが大切です。

▶文部科学省「高等学校学習指導要領解説 外国語編・英語編」

不定詞の3用法を高校英語向けに整理しよう

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

中学では「〜すること」「〜するために」という訳の公式を覚えれば乗り切れた不定詞も、高校では文型や修飾関係の理解と結びつけて考える力が必要になります。

ここでは、判別に必要な3用法の基本をしっかり整理します。

  • 高校英語で必須となる3用法の基礎知識を徹底網羅
  • 定期テストや模試の問題を解く際の実戦的な判定法
  • 視覚的な図解を用いて要点だけをシンプルに解説

名詞的用法|主語・目的語・補語になる不定詞

名詞的用法とは、to 不定詞のカタマリが文の中で「名詞」として働く用法です。

具体的には、主語(S)・目的語(O)・補語(C)のいずれかの位置に置かれます。

文中の位置例文判別ポイント
主語(S)To study English is my dream.文頭から始まり、”is” の前の主語として機能
目的語(O)I want to learn English.他動詞 “want” の目的語として「〜することを」
補語(C)My dream is to travel.主語とイコール関係(夢=旅行すること)

形容詞的用法|直前の名詞を説明する不定詞

形容詞的用法とは、to 不定詞が直前の名詞を後ろから修飾して、「〜するための」「〜すべき」という意味を加える用法です。

基本的に名詞の直後に置かれます。

重要なのは、修飾される名詞と不定詞の動詞の間に、「SV関係(名詞が主語)」「VO関係(名詞が目的語)」「同格関係」のいずれかが成立していることです。

“I have a lot of work to do.” では、”do work”(仕事をする)というVO関係が成り立つため、形容詞的用法と判断できます。

形容詞的用法を指導する際に「後ろスライド検証法」を使って説明しています。

修飾される名詞を不定詞の動詞の後ろに持ってきて確認する方法で、”I have a pencil to write with.” の場合、”write a pencil”(×)とはならず、”write with a pencil”(○)となるため、前置詞 “with” が必要だと気づけます。

「後ろスライド検証法」を理解した生徒は、英作文での前置詞書き忘れミスが大きく減りました。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

副詞的用法|目的・原因・判断理由を表す不定詞

副詞的用法は、動詞・形容詞・文全体を修飾する用法です。

3用法の中で最も誤答が多く、「目的」以外の訳し分けまで含めて理解する必要があります。

用法よく出る形例文見分けるサイン
目的(〜するために)動詞+to 不定詞He studied hard to pass the test.直前の動詞を修飾、”in order to” と言い換え可
感情の原因(〜して)感情形容詞+to 不定詞I was glad to see you.glad, happy, surprised など感情形容詞が直前
判断の理由(〜するとは)評価形容詞+to 不定詞She must be kind to help them.kind, wise, foolish など評価形容詞または must be が直前

▶文部科学省「外国語教育について知る」

高校生が不定詞の見分け方でつまずく3つの原因

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

定期テストや模試で不定詞の問題に失点してしまう生徒には、共通した「思考のパターン」があります。

自分がどれに当てはまるか確認してみてください。

  • 構造を無視して訳を先に作ってしまう典型的なミス
  • 文全体を見ずに直前の単語の並びだけで決める盲点
  • 〜するために以外の感情原因や判断根拠を見落とす壁

「訳だけ」で判断してしまう

訳から用法を逆算しようとすると、「形容詞的とも副詞的とも訳せてしまう」という場面で必ず行き詰まります。

ある生徒が “I bought a map to guide me.” を持ち込み、「『私を案内するための地図』と訳せるから形容詞的用法ですよね?」と聞いてきました。

「そう訳せる。でも『私を案内してもらうために、私は地図を買った』という副詞的用法(目的)とも訳せるよね。

この1文だけだと『私を案内してくれる地図(SV関係)』という形容詞的用法と、目的を表す副詞的用法のどちらの可能性もある。

だからこそ訳だけで決め打ちせず、長文全体の文脈や文構造から役割を絞り込む視点が大切なんだ」と、文構造から柔軟に判断する方法を伝えました。

訳は最初ではなく、最後に使う確認の道具です。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

英文法を丸暗記で進めていると、不定詞のような単元で判断に迷いやすくなります。文法の考え方から見直したい場合はこちらを参考にしてください。

英文法の勉強法と覚え方の基本

「単語の並び」だけで判断してしまう

「動詞のすぐ後ろは名詞的、名詞のすぐ後ろは形容詞的」という位置での丸暗記は、高校英語の複雑な構文の前では通用しません。

「動詞の後ろだから名詞的用法」というルールを過信していた生徒が、”I ran to escape from the enemy.” を「逃げることを走った」と誤読して定期テストで大きく失点してしまいました。

「”ran” が『何を?』と聞けない動詞だから副詞的用法になる。

単語の隣り合わせだけで判断する癖を今すぐ捨てて、文全体の構造(S, V, O, C)を捉えるマインドに切り替えよう」と指導し、位置に依存した勉強法から決別させました。

  • このミスを防ぐチェックポイント: 動詞に「何を?」と聞けるかどうかを先に確認してから、to 不定詞の用法を判断しましょう。
高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

副詞的用法を「目的」だけだと思っている

副詞的用法は「〜するために」という目的の意味しかないと思っている生徒が非常に多く、これが失点の大きな原因になっています。

大学受験クラスの長文読解で “She grew up to be a doctor.” が出てきた際、ある生徒が「彼女は医者になるために成長した」と訳しました。

「人間は特定の職業に就く目的を持って身長を伸ばすわけじゃないよね。

これは成長した結果、医者になったという『結果』の副詞的用法。

目的という1つの意味だけで副詞的用法を片付けようとすると、長文読解が崩れてしまうよ」と説明し、副詞的用法の幅広さを整理しました。

  • このミスを防ぐチェックポイント: 副詞的用法は「目的・感情の原因・判断の理由・結果」の4つがあります。直前の動詞や形容詞がどのタイプかを確認する習慣をつけましょう。

▶大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト問題作成方針」

不定詞の用法を迷わず判別する3ステップ

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

用法を確実に見分けるには、以下の3ステップを順番に実行する習慣を作ることが大切です。

まずこの流れを頭に入れてから、各ステップの詳細を確認してください。

  • Step1:不定詞のカタマリが何を説明しているかまず探す
  • Step2:文の中で名詞・形容詞・副詞のどれか役割を絞る
  • Step3:最後に自然な日本語で訳して不自然さがないか確認

Step1:to 不定詞が何を説明しているか探す

まず、to 不定詞が作るカタマリ(句)の範囲を確定し、そのカタマリが文の中のどの単語に向かって説明を投げかけているかを探します。

塾では、「to 不定詞のカタマリに[カッコ]を書き、そこから修飾先に向かってボールペンで矢印を引く」というルールを徹底させています。

“I want [to study English].” のように括ってから、「このカタマリは want の方向を向いているよね」と視覚的に確認します。

この矢印引きをするだけで、英文を意味ある構造として捉えられるようになります。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

Step2:文の中で名詞・形容詞・副詞のどれか考える

修飾先や配置のポジションから、カタマリが「名詞(S/O/C)」「形容詞(名詞を修飾)」「副詞(名詞以外を修飾)」のどれに当たるかを確認します。

判断の流れは次の順序で考えると整理しやすくなります。

  1. 文の骨格に必要か?
    • to 不定詞のカタマリを取り除くと文が成り立たなくなる(主語・目的語・補語が欠ける)場合は、名詞的用法です。
  2. 直前の名詞を説明しているか?
    • カタマリを除いても文は成り立つが、直前の名詞との間に「主辞・述辞(S+V)」「動詞・目的語(V+O)」「同格」の関係が綺麗に成り立つ場合は、形容詞的用法です。
  3. 動作や感情・判断の理由を足しているか?
    • ステップ1・2のどちらにも当てはまらない(文の骨格でも名詞修飾でもない)場合は、すべて副詞的用法(目的、感情の原因、判断の根拠など)と判断します。

ステップ3:最後に訳して不自然さがないか確認する

ステップ1・2で論理的に導き出した用法に基づいて、最後に代表的な訳を当てはめて「検算(答え合わせ)」を行います。

必ず「構造判定が先、訳は最後」の順番を徹底してください。

【例文での検証】

I ran [to escape from the enemy].

  • 間違った手順(訳が先):「敵から逃げることを走った」などと無理に訳を作ってしまい、「〜すること」だから名詞的用法だと勘違いして大失点する。
  • 正しい手順(構造が先):
    1. カタマリを隠しても I ran(私は走った)で文が成立する。⇒ 名詞的ではない
    2. 直前に説明する名詞もない。⇒ 形容詞的でもない
    3. 消去法で「副詞的用法」と判定。
    4. 最後に、副詞的の代表訳「〜するために」を当てはめて「敵から逃げるために走った」となり、意味が完璧に通ることを確認(検算)する。

このように、訳は最初から作りにいくのではなく、自分の出した判定が合っているかを最後に確かめる「道具」として使うことで、模試や入試のひっかけ問題でのミスは劇的に減少します。

上記の解説で理解できない場合は、専門家に指導してもらうのもおすすめです。

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不定詞の見分け方を例文で確認しよう

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

3つの用法の判定基準を定着させるためには、例文を「解剖」する練習が欠かせません。

ここでは各用法の典型例を使いながら、3ステップを実際に当てはめて確認していきます。

  • 厳選された例文から3用法の正確な見分け方を学ぶ
  • 頻出動詞をセットで主語や目的語になる形を掴む
  • 目的や感情の原因など実戦で狙われるパターンを習得

名詞的用法の例文と判別ポイント

名詞的用法の例文は、to 不定詞が主語・目的語・補語のいずれかの位置に置かれています。

例文見るポイント
To study English is my dream.文頭から始まり、”is” の前の主語(S)として機能
She decided to visit Japan.他動詞 “decide” の目的語(O)として「〜することを決めた」
To love is to understand.主語と補語がイコール関係(愛すること=理解すること)

【主語になる名詞的用法と書き換え】

To travel abroad is exciting. (海外を旅行することはワクワクする)

この文のように、to 不定詞のカタマリ(To travel abroad)は文の主語(S)にすることができますが、実際の入試や模試、英作文ではこのまま使われることはあまりありません。

  • 形式主語 “It”への書き換え:英語は「主語が長くなること」を嫌う性質があるため、長い主語を後ろに回し、代わりに仮の主語 It を置く「It-to構文(形式主語構文)」に書き換えるのが一般的です。
    • 書き換え後: It is exciting [to travel abroad].
  • 出題されるポイント:定期テストや模試の「書き換え問題」では、この2つの文を相互に変換させるパターンが頻出します。「主語になる名詞的用法」を学ぶときは、必ずこの It-to 構文への書き換えとセットで押さえておきましょう。

形容詞的用法の例文と判別ポイント

形容詞的用法の例文は、to 不定詞が直前の名詞との間にSV・VO・同格の関係を持っています。

例文見るポイント
I have a lot of work to do.“do work”(仕事をする)というVO関係が成立
I have friends to help me.「友達が私を助ける」というSV関係が成立
I want something to drink.“drink something”(何かを飲む)というVO関係が成立

【形容詞的用法の訳し方と構造の罠】

I want something to drink.

形容詞的用法を直訳しようとすると、「飲むための何かが欲しい」となり、日本語として少し不自然に感じてしまうことがあります。

ここで最も重要なのは「訳」ではなく、名詞と to 不定詞の間の構造(役割)を見抜くことです。

  • 裏側に隠された「動詞+目的語(V+O)」の関係:この文では、直前の名詞(something)とto 不定詞の動詞(drink)の間に、「drink something(何かを飲む)」という「動詞+目的語」の関係が綺麗に成り立っています。
  • 正しい解釈の手順:
    1. 構造チェック:名詞の直後にあり、後ろから「V+O」の関係で修飾しているため、論理的に「形容詞的用法」だと判定する。
    2. 訳の調整:構造が正しく見抜けていれば、直訳にこだわらず「飲むものが欲しい(飲み物が欲しい)」と自然な日本語に意訳して問題ありません。

「日本語訳が綺麗に作れるか」だけで用法を決めようとすると迷宮入りしてしまいます。

まずは直前の名詞との間に、主述関係(S+V)や動詞・目的語関係(V+O)がカチッと成立しているかどうかを真っ先に確認しましょう。

副詞的用法の例文と判別ポイント

副詞的用法の例文は、文の主要素以外の部分に置かれ、動詞や形容詞、文全体を修飾します。

例文見るポイント
He ran fast to catch the bus.動詞 “ran” を修飾し、走った目的(〜するために)を表す
She was happy to receive the gift.感情形容詞 “happy” の原因(〜して)を表す
She must be kind to help them.評価形容詞 “kind” の判断根拠(〜するとは)を表す

【副詞的用法の意味を見分ける「直前ターゲット確認法」】

副詞的用法には複数の訳(目的・感情の原因・判断の根拠など)があるため難しく見えますが、実は「to 不定詞の直前にある単語」を見るだけで、どの意味になるかが自動的に決まるという明確なルールがあります。

以下の3つの組み合わせ(ターゲット)を機械的にチェックしましょう。

  • パターン1:【一般動詞】 + to 不定詞 ⇒ 「目的」
    • 例文:I ran to catch the train.
    • ran(走った)という一般動詞の目的を説明しているので、「列車に間に合うために(走った)」という動作の目的になります。(※動詞とto 不定詞の間に副詞や目的語が挟まることもあります。)
  • パターン2:【感情を表す形容詞】 + to 不定詞 ⇒ 「感情の原因」
    • 例文:I am glad to see you.
    • 直前が glad(うれしい)や surprised(驚いた)などの感情形容詞なので、「あなたに会えて(その結果)うれしい」という原因・理由になります。
  • パターン3:【評価・性質を表す形容詞】 + to 不定詞 ⇒ 「判断の根拠」
    • 例文:He must be kind to help her.
    • 直前が kind(親切な)や careless(不注意な)などの評価を表す形容詞なので、「彼女を助けるなんて、彼は親切だ(と判断した根拠)」になります。

副詞的用法は文脈から無理に訳をひねり出すのではなく、「直前にある単語の性質」を目視で特定するだけで、誰でも迷わず正確に仕分けることができます。

副詞的用法で迷いやすいパターンを整理

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

副詞的用法は修飾対象の多様性から、高校英語で最も混乱しやすい用法です。

4つのパターンを一覧で整理しておくことで、実戦での迷いをなくすことができます。

パターン直前のシグナル単語訳の目安代表的な例文
目的一般の動詞〜するためにHe studied hard to pass the test.
感情の原因glad, happy, sad, surprised など〜してI was glad to see you.
判断の理由kind, wise, foolish, careless など/must be〜するとはShe must be kind to help them.
結果grow up, live など(無意志動詞)〜して、その結果…She grew up to be a doctor.

「目的」を表す副詞的用法

目的を表す副詞的用法は、主節の主語が行う動作の意図を説明し、「〜するために」と訳します。

動詞を修飾するのが基本です。

“He studied hard to pass the test.”(テストに合格するために一生懸命勉強した)が典型例です。

長文では “in order to pass” や “so as to pass” という形でも頻出するため、これらを見たら目的の副詞的用法だとすぐ気づけるように準備しておきましょう。

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「感情の原因」を表す副詞的用法

感情の原因を表す副詞的用法は、直前に感情を表す形容詞(glad, happy, surprised, sorry, excited など)がある場合に成立します。

感情形容詞が見えたら、この用法を最初に疑いましょう。

“I’m glad to see you.”(あなたに会えて嬉しい)が典型例です。

「嬉しい(glad)という感情のスイッチが入ったのは、あなたに会った(原因)から。

感情形容詞の直後にあるto 不定詞は、その感情の原因を表す」と覚えておくと、目的用法との混乱が防げます。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

「判断の理由」を表す副詞的用法

判断の理由を表す副詞的用法は、「〜するとは(〜に違いない)」と訳し、評価形容詞(kind, careless, wise, foolish)や “must be” とセットで登場します。

“He must be crazy to say such a thing.”(そんなことを言うなんて、彼はどうかしているに違いない)が典型例です。

「評価形容詞や must be の後ろにあるto 不定詞は、その判断の根拠(証拠)を説明している」と押さえておきましょう。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

「4つ目の用法」と言われるものの正体

参考書に「結果用法」「独立不定詞」という表現が出てきても、怖がる必要はありません。

これらは新しい用法ではなく、高校英語の学習では副詞的用法の発展として整理すると理解しやすいパターンです。

結果用法(”grow up to be…”, “live to be 100″)も独立不定詞(”to tell the truth”, “so to speak”)も、名詞以外を修飾しているため、副詞的用法の大きな棚の中に入ります。

「まず名詞・形容詞・副詞の3つの大枠で考え、動詞にかかるものとして結果用法を位置づければOKだよ」と、文法書で不安になった生徒に伝えています。

学習塾で実際に多かった不定詞の誤答パターン

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

長年の指導の中で、生徒が不定詞の問題を間違えるときには、判断プロセスに明確なパターンが存在します。

自分の思考のクセに気づくことが、失点を防ぐ大きな近道です。

  • 多くの高校生が本番で陥りがちなリアルなミスを知る
  • 動詞や名詞の後ろだからと無意識に決める癖を無くす
  • 長文でも不定詞を見失わないための正しい区切り方

「動詞の後ろだから名詞的」と決めつける

“I ran to escape from the enemy.” の文で、動詞の直後にto 不定詞があるため名詞的用法と誤判定してしまうパターンです。

定期テストを終えた生徒が「動詞の後ろにあるto 不定詞は全部名詞的用法だと思っていました」と間違いノートを見せてくれました。

「学校のワークで出てきたのは、”wants to V” や “decides to V” のような、後ろに目的語を必要とする動詞の直後に置かれたパターンでした。

動詞の後ろにある不定詞に出会ったら、その動詞に『何を?』と聞けるかどうかを確認する習慣をつけよう。

“wants” や “decided” は聞けるけれど、”ran” は聞けない動詞だよ」と、動詞の性質への注意を促しました。

  • このミスを防ぐチェックポイント: 動詞に「何を?」と聞けなければ、後ろのto 不定詞は副詞的用法を疑いましょう。
高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

「名詞の後ろだから形容詞的」と決めつける

名詞の直後にto 不定詞があるため、無条件に形容詞的用法と判断してしまうパターンです。

“I went to the airport to see my uncle off.” を「おじさんを見送るための空港に行った」と形容詞的用法で解釈してバツをもらった生徒から、「名詞の後ろにあるのになぜ形容詞的用法じゃないんですか?」という質問を受けました。

「形容詞的用法になるには、名詞と不定詞の間にSV・VO・同格のどれかが成立しないといけない。空港がおじさんを見送るわけではないし、空港をおじさんが見送るわけでもない。関係が成立しない場合は、名詞を飛び越えて動詞(went)にかかる副詞的用法になるんだよ」と、3つの関係性チェックを徹底させました。

  • このミスを防ぐチェックポイント: 直前の名詞と不定詞の動詞の間に「SV・VO・同格」のどれかが成立するか、必ず線を引いて確認しましょう。
高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

長文になると不定詞を見失う

短い文法問題では判別できる生徒でも、1文が長くなると不定詞がどこにかかっているか分からなくなり、意訳に逃げてしまうパターンです。

難関大の英語長文対策で複雑な一文に苦戦する生徒に、「to 不定詞が出てきたら、周りの関係代名詞節や前置詞句をすべて[カッコ]に入れて隠してごらん。

文を骨と皮だけに削ぎ落とせば、to 不定詞が文全体の主語や目的語なのか、動詞にかかるおまけの飾りなのかが、短文と同じくらい簡単に分かるようになるよ」とアドバイスしました。

  • このミスを防ぐチェックポイント: 長文では余分な修飾語句を[カッコ]でくくって一時的に隠し、主語・動詞・目的語だけのシンプルな骨格を先に確認しましょう。

不定詞の用法は理解できても、長文になると見つけにくくなることがあります。英文の読み方から整理したい場合はこちらも参考になります。

大学受験英語長文の読み方と勉強法

不定詞と動名詞の違いも最低限押さえよう

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

不定詞の用法をマスターする上で、動名詞(-ing)との比較は避けて通れません。

この記事では詳しい動名詞の学習には踏み込まず、不定詞の見分けに必要な範囲に絞って整理します。

  • 不定詞とあわせて狙われる動名詞の識別も同時に攻略
  • 高校生が最も混乱しやすい定番の比較例で意味を掴む
  • 試験での判別に必要な最頻出動詞だけに集中して覚える

stop to do と stop doing の違い

“stop to do” と “stop doing” は、高校生が最も混乱しやすい組み合わせの一つです。

構造の違いを理解すれば、二度と間違えなくなります。

表現構造意味
stop to do動詞 stop(立ち止まる)+副詞的用法の不定詞〜するために立ち止まる
stop doing動詞 stop(〜をやめる)+動名詞(目的語)〜するのをやめる
高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

stop to dostop doing の識別で最も効果的なのは、to の前で文をハサミで区切れるかどうか」という視点を持つことです。

  • He stopped / to look at his phone. (区切るパターン)
    • stopped の後ろで一度文が切れます。「彼は(歩くのを)止めた」。何のために?「スマホを見るために(副詞的用法)」。つまり、「〜するために立ち止まる」という意味になります。
  • He stopped looking at his phone. (区切らないパターン)
    • 途中で区切らずに一つのカタマリとして捉えます。「スマホを見ているという現実の行為(動名詞)」を完全に止める。つまり、「〜する行為をやめる」という意味になります。

to の前には見えない壁(区切り)がある」という構造のイメージを1つ持っておくだけで、訳を混同することは完全になくなります。

不定詞だけを取る動詞・動名詞だけを取る動詞

to 不定詞のみを目的語に取る動詞と、動名詞のみを目的語に取る動詞があります。

丸暗記ではなく、それぞれが持つ「時間のイメージ」と結びつけて覚えると定着しやすくなります。

種類代表的な動詞時間のイメージ
to 不定詞のみwant, decide, hope, promise, refuse, plan未来志向・これからすること
動名詞のみmind, enjoy, give up, avoid, finish, escape, stop, deny, admit現在・過去志向・すでに起きていること
高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

不定詞(to)と動名詞(-ing)の使い分けに迷ったときは、動詞一覧を丸暗記するのではなく、それぞれの持つ「コアイメージ」で捉えるのが最も効果的です。

  • to のイメージ:未来・これから向かう方向(→)
    • これから先のことや、まだ実現していない未来に向かうベクトルを持ちます。
    • 例:want to do(これから〜したい)、decide to do(これから〜することに決める)
  • -ing のイメージ:現実・今やっていること・過去の事実
    • 頭の中の想像ではなく、今まさに進行している現実の行為や、すでに経験した過去の事実を表します。
    • 例:finish doing(今やっている作業を終わらせる)、enjoy doing(今現実にやっていることを楽しむ)

この「未来の to」と「現実・過去の -ing」という本質的なイメージさえ押さえておけば、模試や入試で初めて見る動詞に出会ったときでも、どちらを選ぶべきかを論理的に判断できるようになります。

不定詞の見分け方を練習問題で確認しよう

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

ここまで学んできた考え方を、実際の問題で使えるかを確認しましょう。

答えだけでなく、「なぜその用法になるのか」を3ステップで考えながら解いてみてください。

  • プロの思考プロセスが身につく詳しい解説付き演習
  • 3ステップの判別フローを実戦問題に適用する方法
  • 定期テストや模試で狙われやすいオリジナル問題

基本問題|3用法を見分ける

次の3文のto 不定詞の用法(名詞的・形容詞的・副詞的)を答えてください。

  1. To travel around the world is my final goal.
  2. I bought a new book to read on the train.
  3. She ran to the station to catch the first train.

【注意すべき例文】

I ran to the station [to catch the first train].

この英文を見ると、station という名詞の直後に to catch があるため、一見「形容詞的用法」のように思えるかもしれません。

しかし、見た目だけで判断するのは非常に危険です。

  • なぜ形容詞的用法ではないのか? 形容詞的用法であるならば、直前の名詞との間に強いペア(修飾関係)が成り立つ必要があります。しかし、この文で「始発列車に乗るための駅」と訳すのは不自然です。
  • 正しい構造の捉え方: 「始発列車に乗るために、駅へ走った(ran)」というように、動詞の「目的」を説明しているおまけのパーツ(副詞的用法)だと判断するのが正解です。

このように、「名詞の直後にあるから」という位置だけで無条件に形容詞的用法だと決めつけず、本当にその名詞を詳しく説明しているか(修飾関係があるか)を必ず確認する習慣をつけましょう。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

応用問題|副詞的用法を見抜く

次の3文のto 不定詞を、副詞的用法の中でどの意味か(目的・感情の原因・結果)まで答えてください。

  1. I was deeply surprised to hear that she had won the prize.
  2. He grew up to be a world-renowned scientist.
  3. They work hard every day to support their big family.

【注意すべき例文】

He grew up to be a scientist.

この文を「彼は科学者になるために成長した」と訳してしまうと、日本語として非常に不自然になります。

  • なぜ「目的(〜するために)」ではないのか? grew up(成長した)や live(生きる)、awake(目が覚める)といった動詞は、人間の意志ではコントロールできない「無意志動詞」と呼ばれます。「科学者になるために(意志を持って)身長を伸ばしたり大人になったりする」わけではないため、目的の訳は当てはまりません。
  • 正しい構造の捉え方(結果用法): 無意志動詞の後ろにある to 不定詞は、前から後ろへ時間が流れるように「成長して、その結果~になった」という「結果」を表す副詞的用法として処理します。
    • 正しい解釈:「彼は成長して、(その結果)科学者になった」

このように、動詞が「人間の意志でコントロールできるものかどうか」をチェックすることが、結果用法を正確に見抜くための最大のポイントです。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

解説|3ステップフローで答えを確認する

【基本問題の解答と解説】

問題1:To travel around the world is my final goal.

答え:名詞的用法

Step1:[To travel around the world] が文頭に置かれたカタマリです。

Step2:「文の骨格に必要か?」を確認します。カタマリの後ろに動詞 “is” が来ているため、このカタマリ全体が主語(S)として機能しています。

主語になれるのは名詞だけなので、名詞的用法です。

Step3:「世界中を旅することは、私の最終目標だ」となり、自然な訳になります。

問題2:I bought a new book to read on the train.

答え:形容詞的用法

Step1:[to read on the train] がカタマリです。

Step2:「直前の名詞を説明しているか?」を確認します。

直前の名詞 “book” を修飾していて、”read a book”(本を読む)というVO関係が成立しています。名詞を修飾するので、形容詞的用法です。

Step3:「私は電車の中で読むための新しい本を買った」となり、自然な修飾関係です。

問題3:She ran to the station to catch the first train.

答え:副詞的用法(目的)

Step1:[to catch the first train] がカタマリです。

Step2:カタマリを取り除いても “She ran to the station.”(彼女は駅へ走った)という完全な文が成立します。

直前に “station” はありますが、名詞との間にSV・VO・同格の関係が成り立たないため、駅へ走った目的を説明して動詞 “ran” を修飾している副詞的用法(目的)です。

Step3:「彼女は始発列車に乗るために駅へ走った」となり、目的の関係が自然に成立します。

【応用問題の解答と解説】

問題1:I was deeply surprised to hear that she had won the prize.

答え:副詞的用法(感情の原因)

Step1:[to hear that she had won the prize] がカタマリです。

Step2:直前に感情形容詞 “surprised”(驚いた)があります。

感情形容詞を説明するのは副詞の役割なので、副詞的用法(感情の原因)です。

Step3:「私は彼女がその賞を受賞したと聞いて、深く驚いた」となり、因果関係が自然です。

問題2:He grew up to be a world-renowned scientist.

答え:副詞的用法(結果)

Step1:[to be a world-renowned scientist] がカタマリです。

Step2:動詞 “grew up”(成長した)は主語の意志で制御できない動詞です。

このタイプの動詞の後ろのto 不定詞は目的ではなく、副詞的用法(結果)になります。

Step3:「彼は成長し、その結果、世界的に有名な科学者になった」となり、時間の流れに沿った自然な訳になります。

問題3:They work hard every day to support their big family.

答え:副詞的用法(目的)

Step1:[to support their big family] がカタマリです。

Step2:カタマリを取り除いても “They work hard every day.”(彼らは毎日一生懸命働いている)という完全な文が成立します。

毎日働くという動作の目的を説明して動詞 “work” を修飾しているので、副詞的用法(目的)です。

Step3:「彼らは大家族を養うために、毎日一生懸命働いている」となり、行動の目的が自然に表れています。

【Q&A】不定詞の用法と見分け方でよくある質問

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

指導の現場で生徒から繰り返し聞かれる質問をまとめました。

一問一答で整理しているので、自分のギモンに当てはまるものを確認してみてください。

Q.不定詞の3用法はどう覚える?

訳の公式を丸暗記するのではなく、それぞれが文の中で果たす「品詞の役割」と結びつけて覚えるのが最も効果的です。

用法文中の役割覚え方のポイント
名詞的用法主語・目的語・補語(文の骨格)文の主役エリアに座っているか
形容詞的用法直前の名詞を後ろから修飾直前の名詞との関係(SV・VO・同格)が成立するか
副詞的用法動詞・形容詞・文全体を修飾直前のシグナル単語(感情形容詞・評価形容詞など)を確認

用法の名前がなかなか覚えられないという生徒に「役割のキャラクター化」を教えています。

名詞的用法は文の主役エリアに座る存在、形容詞的用法は直前の名詞をいつも後ろから追いかける存在、副詞的用法は名詞以外のさまざまな場所を自由に飾る存在というイメージで、3つの違いが自然に頭に入っていきます。

Q.不定詞の見分け方を簡単にするコツは?

「修飾先を探す→役割(品詞)を決める→最後に訳で確認する」という順序で考えることが、最も確実なコツです。

迷ったときは「セルフ疑問詞判定」も役立ちます。直前の動詞や文脈に向かって「何を?(名詞的)」「何のための?(形容詞的)」「なぜ?(副詞的)」と心の中で問いかけるだけで、脳が自然に正しい用法へ導いてくれます。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

Q.副詞的用法が難しいのはなぜ?

中学で習う「〜するために(目的)」以外に、「感情の原因」「判断の根拠」「結果」などの意味があるため、1つの訳の型では対応できないからです。

指導現場では、まず「目的」と「感情の原因」でつまずく生徒が多い印象です。

2つを確実に押さえ、感情形容詞や “grew up” などの無意志動詞といった「シグナル単語」と出会ったときにその都度確認していく方法がおすすめです。

「これだけやればいいんだ」と整理できた生徒は、苦手意識をずいぶん軽くしています。

高校英語の不定詞の用法と見分け方|3用法を迷わず判別する簡単なコツ

Q.中学生の不定詞と高校英語の不定詞は何が違う?

中学は短い定型表現の暗記が中心ですが、高校では文全体の構造を分析して用法を判断する力が必要になります。

高校の最初の模試で英語の偏差値が下がってショックを受けていた高校1年生に、「中学の英語はフレーズの暗記だけで乗り切れたけれど、高校の英語は文の構造(S, V, O, C)を読む力が必要。不定詞も文全体を捉え直すことで、高校の内容に対応できるようになる。

今こそ勉強の方法を切り替えるタイミングだよ」と伝えたことがあります。

その生徒は自分のつまずきの原因に気づき、偏差値をしっかり回復させてくれました。

高校英文法が急に難しく感じる場合は、自分のレベルに合う参考書を選ぶことも大切です。基礎から理解し直したい人はこちらを確認してください。

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まとめ|高校英語の不定詞の用法と見分け方

まとめ

この記事で伝えてきたことの本質は、「単語の並びや直感的な訳に頼った判断から卒業し、to 不定詞が文の中で果たしている品詞の役割を、文法的なロジックに基づいて決定する」ことです。

不定詞の判別が得意になった生徒に共通しているのは、「訳から入るのをやめ、文法構造から用法の仮説を立てる」という思考を習慣にしていたことです。

この「役割で考える癖」は、これから学ぶ分詞・関係代名詞・関係副詞など、高校英語のあらゆる単元を読み解くための土台になります。

最後に、判別の3ステップを再確認しておきましょう。

【Step1】 to 不定詞が作るカタマリの範囲を確定し、文の中でどの単語と繋がっているか(修飾先)を探す

【Step2】 「文の骨格に必要か?」「直前の名詞を説明しているか?」「動作や感情の理由を足しているか?」の順で役割を決定する

【Step3】 決定した品詞に対応する日本語訳を当てはめ、文脈的に不自然さがないかを最終確認する

この3ステップを手順通りに実行すれば、どんな文の不定詞でも迷わず判別できるようになります。

まずはこの記事の練習問題に戻って、1問だけ3ステップで解いてみるところから始めてみてください。

不定詞以外の英文法も含めて、大学受験に向けた参考書を選びたい場合は、レベル別に確認しておくと迷いにくくなります。

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不定詞の用法と見分け方を解説した執筆者のプロフィール

予備校オンラインドットコム

※この記事は、学習塾で長年にわたり高校生への英語指導を担当してきた藤堂直樹が執筆しています。英単語・英文法・長文読解・英作文など、英語が苦手な生徒にもわかりやすい学習法を発信しています。

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