高校2年生の英語勉強法|何から始める?受験に間に合う正しい順番

※この記事には一部PRが含まれます。
模試の英語が低く、単語・文法・長文・リスニングのどこから手をつければよいか分からないまま、焦りだけが大きくなっていませんか。
高2から英語を立て直す基本は、「英単語→英文法→長文読解」の順番を守ることです。
単語や中学英語が曖昧なまま長文問題を増やしても、解説を読むだけで終わりやすく、多くの高校生がここでつまずきます。
この記事では、語彙不足・文法不足・中学英語の抜けを見分ける方法、高2のうちに目指したい到達点、部活と両立する時間の使い方を解説します。
まずは、自分がどこまで戻るべきかを確認していきましょう。
記事のポイント
- 高2からは単語文法長文の正しい順番でやり直す
- 自分に合ったスタート地点がセルフチェックで分かる
- 通学時間の30分を単語暗記の専用時間に固定する
- 家で勉強が進まないなら自習室など環境を変えて試す
高校2年生の英語の勉強は何から始めれば間に合うか

何から手をつけるかを迷っている時間はもったいない期間です。
まず結論と、立て直すための考え方を整理します。
【結論】英単語→英文法→長文読解の順で進める
結論から言うと、高2から立て直すなら「英単語→英文法→長文読解」の順番で戻るのが基本です。
長文が読めない原因の多くは、単語の意味を知らないことや、文の構造を理解していないことにあります。
単語というパーツを先に増やし、そのパーツを並べるルールとして文法を理解して初めて、1文ずつ正確に訳せるようになります。
そのうえで、文の集合体である長文を論理的に読み解く段階に進みます。
指導現場でも、この順番を守らずにいきなり長文演習へ進んだ生徒ほど、伸び悩む期間が長引く傾向があります。
今の自分がどの段階にいるかを先に見極めることが、遠回りに見えて一番の近道です。

英語が壊滅的でも高2から立て直せる
模試の英語が低い点数で推移していると、「自分には英語のセンスがない」と感じてしまいがちです。
その状態は能力の限界ではなく、単語と文法という基礎知識が積み上がっていないために起きている、単語や文法の抜けであることがほとんどです。
英語という科目は、暗記とルールの適用が結果に大きく影響します。
焦って難しい長文問題集に手を出すより、「英単語→英文法」の順番を高2の残り期間で守るほうが、着実に結果へつながっていきます。
指導現場で伝えているのは、「今の点数はこれまでの積み上げ方の結果であって、今日からの積み上げ方を変えれば、着実に結果に結びついていく」ということです。
責めるべきは過去のやり方であって、今の自分そのものではありません。

長文演習を増やす前に原因を確認する
点数が伸びない生徒がやりがちなのが、「とにかく長文問題集をもう1冊解く」という選択です。
しかし長文が読めないという同じ症状でも、原因はまったく異なります。
- 単語の意味が分からない:語彙不足が原因のケース
- 単語は分かるが文の構造を説明できない:文法理解の不足が原因のケース
- 単語も文法も分かるが訳せない:精読の経験不足が原因のケース
- be動詞や時制が怪しい:中学英語の抜けが原因のケース
原因が違えば、やるべき対策もまったく違います。
問題演習の量を増やす前に、まず自分のつまずきがどれに当てはまるかを確認してみましょう。
どこからやり直すか分かるセルフチェック

自分がどの段階でつまずいているかを、短い英文を使って確認します。
当てはまる項目から、最初に取り組むべき内容が決まります。
英文中の単語や熟語が分からない
教科書や模試に出てくる平易な一文を見たとき、意味がすぐに出てこない単語が目立つ場合は、語彙不足が最優先の課題です。
指導現場でよく見られるのが、単語の意味を推測でごまかしながら長文を読み進める生徒です。
この状態でどれだけ高度な文法解釈や読解テクニックを学んでも、文章の論理展開を正確に追うことはできません。
まずは語彙の穴を埋めることを優先してみてください。

単語は分かるが文法を説明できない
単語をつなぎ合わせれば、なんとなくストーリーは推測できる。
ただし「この不定詞は名詞的用法か形容詞的用法か」と聞かれると答えられない。
これは、感覚だけで読んでいる状態です。
受動態や不定詞、分詞が複雑に絡んだ文章に出会うと、主語と目的語を逆に読んでしまうことも珍しくありません。
文法問題の正解番号を覚えているかどうかではなく、文中での役割を自分の言葉で説明できるかどうかが判断基準です。
説明できなければ、英文法の基礎固めに戻る段階にいます。

単語と文法は分かるが文全体を訳せない
単語も知っていて、文法用語の意味も分かる。それでも2行以上ある英文を正確に訳せない場合は、精読の経験不足が原因です。
長い英文の骨格(S・V・O・C)と修飾関係を見抜く訓練が足りていない状態なので、いきなり長文の多読に進む段階ではありません。
まずは1文〜3文程度の短い英文を丁寧に分解し、構造を確認する練習が必要です。

中学英語から戻るべき兆候がある
高校英語の授業についていけないと感じている生徒の多くが、実は高校教材ではなく、その前提となる中学英語の段階でつまずきを抱えています。
以下に当てはまる場合は、中学範囲まで戻る判断が必要です。
- □ be動詞と一般動詞の使い分けを誤ることがある
- □ 過去形、現在完了形、過去完了形の違いを説明できない
- □ 基本的な助動詞や不定詞の働きが曖昧なままになっている
指導現場では、高校用の問題集を無理に進めるより、中学範囲を扱う薄いテキストを短期間で復習したほうが、結果的に高校英語を理解しやすくなるケースを何度も見てきました。
教材を変えるより先に、戻る判断を優先してみてください。
現在の状態から、最初に取り組むべき内容を一覧で整理します。
| 現在の状態 | 不足している可能性 | 最初の行動 |
|---|---|---|
| 英文中の単語が分からない | 語彙 | 単語・熟語の暗記を優先する |
| 単語は分かるが構造が分からない | 文法 | 基本文法の役割を確認する |
| 中学文法も説明できない | 中学英語 | 中学範囲へ一度戻る |
| 単語と文法は分かる | 読解経験 | 短い英文の精読から始める |
複数当てはまる場合は、上から順に取り組むための優先順位としても使えます。
語彙と中学英語の両方に不安がある場合は、まず語彙から手をつけて構いません。
【ステップ1】英単語と英熟語を最優先で覚える

セルフチェックで語彙不足が疑われた場合、最初に取り組む内容を具体的に示します。
- 単語力がないと長文の解釈に集中できない
- 単語や文法は長文を読み解く道具と捉える
- 通学時間30分を単語の暗記時間に固定する
単語を覚えず長文へ進むと伸びにくい
指導現場で最も多く見られる失敗が、単語暗記という地味な作業を避け、長文問題のシャドーイングや多読ばかりに時間を使ってしまうパターンです。
単語力がない状態で長文を読み進めると、単語を調べるだけで時間が取られ、本来使うべき文構造の把握や論理展開の理解に力が回りません。
結果として、どれだけ読んでも内容が頭に残らず、疲れるだけで実力が伸びません。
長文の量を増やす前に、単語の穴を埋めることが先です。

受験英語は暗記だけで解ける科目ではない
「受験英語は暗記ゲームだ」という受け取り方は半分正しく、半分誤解です。
英単語や英文法を覚えることは、それ自体がゴールではなく、長文を論理的に読み解くための道具をそろえる作業にすぎません。
暗記した語彙や文法ルールを、実際の読解のなかでどう使うかまでセットで練習して初めて、覚えた知識が得点力に変わります。
「覚えれば終わり」ではなく「覚えたものを使いこなす」という次の段階まで意識してみてください。

高2のうちにターゲット1400を一通り学習する
到達目標の一例として、指導現場では『英単語ターゲット1400[5訂版]』を高2のうちに一通り終わらせることをすすめています。
旺文社が公式に示す難易度区分では、ターゲット1200が中学〜共通テスト基礎レベル、1400が共通テスト〜中堅私大レベル、1900が難関国公立・私立レベルとされています。
1400は見出し語1400語、100語単位14セクションの構成で、共通テストから中堅私大までのカバー率が高く、高2の到達目標として選びやすい水準です。
ここで言う「一通り」とは、完璧な即答を求めるものではありません。
赤シートで隠したときにある程度の語の意味が思い浮かぶ状態を、目安として考えてください。
完璧さを求めすぎて挫折するより、まず1周を終える意識のほうが継続しやすくなります。
連動アプリもあり、机に向かう時間がなくてもスキマ時間の反復に使える環境です。
具体的な使い方やアプリの機能については、ターゲット1400の使い方、おすすめの単語勉強法と詳しい活用手順を参照してください。
通学30分は単語と熟語の時間に固定する
暗記学習で一番の壁になるのは、「机に向かって単語帳を開く」という最初の一歩です。
この壁を取り除くのが、時間の固定化です。
部活動で忙しい生徒でも、通学の往復にあたる時間帯は確保しやすい場合が多くあります。
この時間を「単語と熟語専用の時間」とあらかじめ決めてしまい、アプリで1セクションを確認する習慣にすると、机の上の勉強時間を奪わずに語彙を積み上げられます。
指導現場でも、「通学時間は単語、机の上の時間は文法と長文」と役割を分けた生徒のほうが、暗記が着実に定着していく傾向があります。
【ステップ2】英文法の基本を理解して長文へつなぐ

語彙が積み上がってきたら、次は文法をどう理解し、どう長文につなげるかを整理します。
文法用語の暗記だけで終わらせない
文法問題集を繰り返し解いて、四択の答えと文法用語の定義だけを覚えて満足してしまうのは、よくあるつまずきです。
大学受験のゴールは文法用語に詳しくなることではなく、初見の長文を正確に読み解くことです。
時制や関係詞のルールを覚えるときは、それが英文のなかでどんな役割を果たしているかまで、あわせて確認してみましょう。

高校教材が難しいなら中学英語へ戻る
学校で配られる、あるいは受験対策として定評のある網羅系の英文法書は、基礎が不安定な状態でそのまま進めると挫折しやすい教材です。
高校の文法解説が難しく感じる根本的な原因は、中学レベルの品詞理解や基本文型の概念が抜けていることにあるケースが多くあります。
理解できない教材にしがみついて時間を使うより、中学英語の基本を扱う薄い参考書を1冊完了させるほうが、結果的に高校教材を理解する近道になります。
教材を難しいものへ変えるのではなく、易しいものへ一度戻る判断も選択肢に入れてみてください。

中学英語を確認したうえで、今使っている高校英文法の教材が難しすぎると感じる場合は、英語が苦手な高校生向けのわかりやすい英文法参考書から、自分に合う難易度を確認できます。
高2で習う範囲と自分の復習範囲は分ける
高2の学校の授業では、分詞、分詞構文、関係代名詞・関係副詞、比較など、長文解釈に直結する重要単元が集中して登場します(学校や教科書によって進度は前後します)。
これは受験基礎を固めるうえでも避けて通れない範囲です。
自分の学力不足を埋めるための遡り学習、例えば高1で習った時制や助動詞、不定詞の復習、あるいは中学英語への遡りは、学校の進度とは別のタスクとして時間管理するのが現実的です。
学校の授業には予習・復習で食らいつきながら、自分の穴を埋める時間は別枠で確保する、という棲み分けを意識してみてください。

詳しい文法単元は一覧記事で確認する
高校英語には関係詞、仮定法、比較など多種多様な文法単元があり、それぞれの体系的な学習手順や規則をこの記事だけで詳しく解説することはしません。
各単元の一覧や、高1・高2・高3でどの順番に習うのかを詳しく確認したい場合は、高校英語文法一覧|高1・高2・高3の単元と習う順番を整理した記事を参照してください。
今の自分がどこを復習すべきかを把握する手がかりになります。
【ステップ3】基礎が整ったら長文読解へ進む

単語と文法の土台ができてきたら、いよいよ長文に進みます。
ただし、進み方を間違えると再びつまずきます。
最初から難しい長文問題を選ばない
基礎知識が身についてくると、焦りから共通テストの予想問題集や難関大レベルの長文にいきなり手を出してしまう生徒がいます。
基礎が完全でない状態で語彙レベルが高く長い文章を解くと、文の構造が分からなくなり、推測に頼った雑な読み方が癖になってしまいます。
最初の1冊は、語数が少なく、構文解釈やSVOCの解説が手厚く載っている、難易度の低いテキストから段階的に選んでください。

短い英文を正確に読めるか確認する
長文の多読に本格的に進む前に、必ず挟んでほしいのが短文精読の段階です。
150〜200語程度の短い文章を使い、辞書なしで1文ごとの構造、つまりどの語がどの句・節を修飾していて、主語と動詞はどれかを、自信を持って書き出せるかを確認します。
これがクリアできて初めて、速読や多読に移る土台ができたと言えます。

読めない原因を単語と文法へ戻して確認する
長文問題を解いたあとに、解答や和訳を読んで「分かったつもり」で次に進んでしまうと、実力はなかなか伸びません。
間違えた文、あるいはスピードが極端に落ちた1文を抽出し、原因が単語・熟語の意味の不徹底なのか、文法や構文の認識ミスなのかを特定してみてください。
長文の間違いは、長文だけで直そうとせず、ステップ1・ステップ2の基礎に戻って確認する習慣をつけることが大切です。

リスニングは語彙と文法の学習に並行して補う
共通テストではリーディングとリスニングの配点比率が高い大学も多く、リスニングの重要性は増しています。
ただし、高2の時点でリスニング単独の対策に多くの時間を割く必要はありません。
読んで理解できない英文は、聞いても意味を処理しにくいというのが基本的な考え方です。
リスニング専用の学習に時間を割くより、単語帳や文法例文の音声を聞き流したり、音読やオーバーラッピングをしたりする形で、日々の語彙・文法学習に組み込むのが現実的な位置づけです。
▶【大学入試センター】共通テスト英語のリーディング・リスニングに関するQ&A
高2のうちに目指したい英語の到達点

高2の残り期間で、どこまで到達すればひとまず安心できるのかを具体的に示します。
ターゲット1400を一通り学習している
共通テストや中堅私大レベルの入試において、語彙面での不安を減らすために、『ターゲット1400』が一通り頭に入っている状態を高2修了時の目標として設定します。
即答できる暗記を理想としつつも、過剰な基準で挫折しないよう、赤シートで隠したときにある程度の語が思い浮かぶ水準を、現実的な目安として考えてください。

基本文法の意味を自分の言葉で説明できる
高2終了時点で理想的な文法の理解度は、四択問題集の答えの番号を覚えていることではありません。
関係代名詞と関係副詞の違い、分詞構文が持つニュアンスなどを、自分の言葉で他人に説明できる状態です。
この理解の深さが、高3以降に出会う複雑な長文の精読力に直結します。

短い英文を根拠を確認しながら読める
単語の意味、修飾関係、文法構造のすべてに「なぜそうなるのか」という根拠を持って、一文一文を読み下せる状態を到達点とします。
速読のスピードを追い求めるのは高3の春以降で十分です。
高2の残り期間は、勘に頼らない正確な読解力を作ることに徹してみてください。

学校の英語と受験の基礎学習を並行できる
学校の授業(教科書の長文読解、定期テスト対策)と、受験のための自学自習(ターゲット1400の暗記など)を、両立できている状態を目指します。
教科書の英文をただ丸暗記して定期テストを乗り切るのではなく、自分が学んだ受験用の基礎知識を試す場として教科書を活用できると、学校の勉強と受験勉強が対立せずに済みます。
部活が忙しい高2が英語時間を確保する方法

時間がないことを理由に立ち止まらないための、現実的な時間の使い方を整理します。
勉強時間は長さより使い道を先に決める
「毎日3時間勉強する」という抽象的な目標は、部活で疲れて帰宅したあと、「さて何から始めよう」と考えている時点で挫折しやすくなります。
大切なのは時間の長さより、あらかじめタスク単位で使い道を決めておくことです。
「最初の15分でターゲット1400を2セクション確認し、次の15分で文法講義を1チャプター視聴する」といった形で、机に向かう前に何をするかを決めておいてください。

通学・帰宅後・休日で役割を分ける
1日のなかで、頭の疲労度と使える時間の性質は大きく変わります。
それぞれの時間帯に合ったタスクを配置すると、限られた時間を無駄にしません。
| 時間・場所 | 優先する学習 |
|---|---|
| 通学30分 | 単語・熟語の反復 |
| 帰宅後の短時間 | 映像授業などでの文法確認 |
| 休日のまとまった時間 | 短い英文の精読・長文演習 |
| 自宅で続かない場合 | 自習室や塾を利用する |
朝や通学時間のような、疲れておらずまとまった時間が取りにくい場面には単語の反復。部活後で疲労が強い時間帯には、受動的に視聴できる映像授業での文法確認。
休日のまとまった時間には、頭がフレッシュな状態で精読や文法の理解を深める、という配置が現実的です。
自宅で続かないなら勉強する場所を変える
学習が続かない一番の原因は、意志の弱さではなく、自宅にある誘惑(スマートフォン、ゲーム、ベッドなど)にあることがほとんどです。
意志の力で誘惑を断ち切ろうとするアプローチは、うまくいかないと自己嫌悪を生むだけで終わってしまいます。
自宅で始められないなら、学校の自習室や図書館、塾の自習ブースなど、勉強せざるを得ない環境に身を移すほうが現実的な解決策です。
指導現場でも、「意志で解決しようとせず、場所で解決する」という声かけをよくしています。

塾や自習室を使うべき状態を見分ける
すべての高2に塾が必要というわけではありません。
自分でスケジュールを立てて淡々と進められる生徒には、追加の費用をかける必要は薄いはずです。
一方で、次のような状態が続いている場合は、管理型の環境を検討する目安になります。
- □ 計画は立てるものの数日で止まってしまうことが多い
- □ 分からない文法に出会うと、1人でなかなか進められない
- □ スマートフォンの使用時間を自分でコントロールできない
こうした状態が続いているなら、進捗を管理してもらえる個別指導や通信教育のサポートを検討する価値があります。
スタディサプリのようにコーチが進捗を管理してくれるコースや、東大毎日塾のような自習管理型の塾など、選択肢はいくつかあります。
自分に合うかどうかは、料金やシステムを含めて公式サイトで確認してみてください。
高校2年生の英語学習で避けたい失敗

指導現場で繰り返し見られる失敗パターンを整理します。
当てはまるものがないか、今の自分の勉強法を振り返ってみてください。
単語を覚えず長文問題ばかり解く
単語暗記を地味な作業として避け、「共通テスト対策」や「レベル別長文」の問題集ばかりを買い込んで解き進める生徒は少なくありません。
語彙が欠けたまま長文演習を重ねても、解説を丸暗記しているだけの状態になりがちです。
どれだけ時間をかけても、実力としては積み上がりません。
長文を増やす前に、単語の穴を確認してみましょう。

中学英語が曖昧なまま高校教材を続ける
「学校の進度が高校用教材だから」「周りの友人が受験用の文法書を始めたから」という理由だけで、自分の実力を超えた教材にしがみつき、内容を理解できないまま挫折していくケースがあります。
教材を変える前に、中学レベルの英語、例えば時制や助動詞の理解に抜けがないかを一度確認してみてください。
そこに戻る判断が、結果的に高校教材を理解できるようになる近道になります。

参考書や勉強アプリを次々に増やす
ネットやSNSの情報を見て、「ターゲット1400が良いと聞けば買い、システム英単語が良いと聞けば乗り換え、有料アプリを同時にいくつも使う」という教材を増やしすぎるやり方は、どれも消化不良になりやすい失敗です。
指導現場ですすめているのは、教材を増やすことではなく、決めた1冊・1つのアプリを繰り返し、仕上げていくことです。
教材選びに迷う時間があるなら、今持っている1冊を仕上げることに時間を使ってみてください。

計画だけ立てて勉強場所を決めない
「明日から毎日3時間頑張る」という計画は、どこで勉強するかまで決めないまま立てると、ほぼ実行されません。
実行できるかどうかを左右するのは、強い意志でも緻密なスケジュール表でもなく、「その時間に自分がどこにいるか」という場所の確保です。
計画を立てるときは、必ず「いつ・どこで」までセットで決めてみてください。
【Q&A】高校2年生の英語の勉強法でよくある質問

高校2年生の英語学習で多くの生徒が抱える疑問や不安をまとめました。
勉強時間や教科書の活用法、参考書選びなど、スムーズに学習を進めるためのヒントをQ&A形式でわかりやすく解説します。
Q.高校2年生は一日何時間勉強すべきですか
ベネッセ教育総合研究所などが実施した学習に関する調査では、大学進学を目指す非受験学年の高校2年生の平均家庭学習時間は1日あたりおおむね70分〜90分とされています(※あくまで目安の数値です。最新の調査は各社公式サイトをご確認ください)。
この平均値のままでは、模試の英語で苦戦している状態からの立て直しには足りない場合もあります。
部活動がある平日は、通学30分と帰宅後60分を合わせた90分を確保し、部活動のない休日には3時間〜4時間ほどを単語・文法・短文精読にまとめて使う、という時間設計が現実的です。

Q.高2で学ぶ英語の内容と範囲は何ですか
高2で学ぶ英語コミュニケーションII・論理・表現IIには、分詞・分詞構文、関係代名詞・関係副詞、仮定法など、長文読解の核になる重要単元が多く含まれています(学校や教科書によって進度は異なります)。
これらは高1で習う5文型、品詞、時制、助動詞といった基礎文法を前提に成り立っています。
単元ごとの詳しい一覧や習う順番を確認したい場合は、高校英語文法一覧|高1・高2・高3の単元と習う順番を整理した記事を参照してください。

Q.学校の教科書だけで受験に対応できますか
学校の検定教科書は、語彙の配置やテーマの社会性、構文の丁寧さといった点で教材価値の高いものです。
教科書だけでは志望校別の演習量や出題パターンが不足しやすく、受験対応としては十分とは言えません。
教科書を全訳・構文解釈できるレベルまで丁寧に消化したうえで、語彙暗記用の単語帳や文法参考書を別途補うことが、大学受験対策としては現実的です。

Q.参考書や勉強アプリは必要ですか
教科書や学校のプリントだけでは、自分の現在地(中学英語レベルなのか、高校基礎レベルなのか)に合わせたオーダーメイドの学び直しが難しいのが実情です。
参考書やアプリを何冊も何個も並行させると、どれも中途半端になりがちです。
判定表で特定した自分の弱点を解決するために必要な1冊・1つのアプリだけを絞り込んで導入することが、効率的です。

Q.リスニング対策は高2から始めるべきですか
共通テストではリスニングの配点比率が高く、対策の重要性自体は高まっています。
ただし、リーディング力に不安が大きい状態で、リスニング問題集を毎日何時間も解く対策は非効率です。
高2のうちは、読んで意味が分かる語彙・文法力を優先しつつ、単語帳や文法例文の音声を聞き流す、あるいはオーバーラッピングする程度を、日々の語彙・文法学習に付随させる形で十分です。
まとめ:高校2年生の英語勉強法|何から始める?受験に間に合う正しい順番

高校2年生の英語勉強法の重要ポイント
模試の英語で苦戦していても、それはセンスの限界ではなく、単語・文法という基礎知識の積み上げ方がずれているだけのことがほとんどです。
長文演習の量を増やす前に、自分のつまずきが語彙・文法・中学英語のどこにあるかをセルフチェックで確認してみてください。
学習の順番は「英単語→英文法→長文読解」。
この順番を守りながら、高2のうちにターゲット1400を一通り仕上げることを一つの到達目標とし、自宅で続かない場合は塾や自習室といった環境も選択肢に入れてみてください。
迷ったときの判断基準と今日からの行動
どこから手をつけていいか分からなくなったときは、判定表に自分の状態を当てはめ直してみてください。
原因が特定できれば、次にやることは自然と決まります。
複数の参考書選びや塾探し、アプリのインストールに時間を使う前に、まずは今日の通学時間の往復30分を、ターゲット1400を確認する時間として固定することから始めてみてください。
詳しい覚え方をさらに知りたい場合はターゲット1400の使い方、おすすめの単語勉強法と詳しい活用手順を、基礎固め全体の3ヶ月スケジュールを知りたい場合は大学受験英語の基礎固めは何から始める?3ヶ月で固める勉強順と参考書選びをあわせて確認してください。
高校2年生の英語勉強法を解説した執筆者のプロフィール

※この記事は、学習塾で長年にわたり高校生への英語指導を担当してきた藤堂直樹が執筆しています。英単語・英文法・長文読解・英作文など、英語が苦手な生徒にもわかりやすい学習法を発信しています。
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