高校英語のわかりやすい参考書5選|苦手でも理解できる選び方

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高校英語の勉強を始めたとき、「参考書を読んでもよくわからない」と感じたことはありませんか。
授業についていけず、問題集も解けないまま、「どの参考書を使えばいいのか迷っている」という高校生はとても多いです。
保護者の方からも「子どもに合う参考書がわからない」という相談をよくいただきます。
実際に、27年以上の指導経験の中で見てきた多くのケースでは、英語が苦手な原因の多くは「能力」ではなく「参考書の選び方」にあります。
難しすぎる教材や、自分の理解段階に合っていない参考書を使っていると、どれだけ時間をかけても成果につながりません。
この記事では、高校英語が苦手な人でも理解できる「わかりやすい参考書」と、失敗しない選び方を具体的に解説します。
自分に合う1冊を見つけて、今日から正しいスタートを切れるようにまとめています。
記事のポイント
1. 自分のレベルより「少し易しい」1冊を選ぶ
2. 暗記ではなく「理由の理解」を最優先する
3. 中学英語の土台を軽視せず完璧にする
4. 復習を仕組み化して「説明できる」状態を作る
高校英語が苦手でもわかる参考書5選|初心者でも理解できる選び方も解説
Contents
- 1 結論:高校英語のわかりやすい参考書を利用する理由
- 2 高校英語が「わからない」のは才能のせいじゃない!挫折の原因と共通点
- 3 高校英語がわからない人に多い参考書の失敗パターン
- 4 失敗しない!高校英語の参考書を「わかりやすさ」で選ぶ3つの基準
- 5 高校英語が苦手な人におすすめの参考書5選
- 6 あなたにぴったりの1冊はどれ?おすすめ参考書比較一覧
- 7 レベル別おすすめ参考書ルート
- 8 最短で偏差値を上げる!参考書を最大限に活かす使い方
- 9 参考書だけで伸びない人の特徴
- 10 参考書で解決しない場合の次の選択肢
- 11 高校英語の参考書に関するよくある質問
- 12 まとめ:高校英語のわかりやすい参考書5選
- 13 執筆者プロフィール
結論:高校英語のわかりやすい参考書を利用する理由

高校英語が理解できない原因の多くは、「英語の才能がない」ことではありません。
参考書の選び方を変えるだけで、理解は一気に進みます。
自分のレベルと目的に合った1冊を選ぶことが、最初の正しい一手です。
- 少し易しいと感じる本を選ぶ
- 正しい1冊で理解を劇的に変える
自分に合う参考書を選べば理解は一気に進む
参考書を変えただけで、英語への苦手意識がなくなったという生徒を何人も見てきました。
以前、偏差値44だった高校生が『大岩のいちばんはじめの英文法』を使い始めて2週間後、「今まで英語はパズルのように単語を並べるだけだと思っていましたが、全ての単語に居場所があることがわかりました」と話してくれたことがあります。
それまでの参考書が難しすぎただけで、本人の理解力に問題はありませんでした。
自分のレベルより少し易しいと感じる参考書こそ、実力が伸びる正しい選択です。
難しい参考書より「わかりやすさ」を優先する
「有名な参考書」「難関校合格者が使っている参考書」が自分に合うとは限りません。
偏差値が高い生徒が使う参考書は、すでに基礎知識がある人向けに作られています。
基礎が固まっていない段階では、わかりやすさを最優先にして1冊選ぶことが最短ルートです。
高校英語が「わからない」のは才能のせいじゃない!挫折の原因と共通点

英語が苦手な高校生のほとんどは、「英語センスがない」のではなく、「勉強の方法か参考書の選び方に問題がある」だけです。
原因がわかれば、対処法は明確になります。
- 情報過多な本で脳をパンクさせない
- 丸暗記を捨てて理屈で理解する
- 中学英語の復習を最優先にする
教科書や参考書が「理解できない」と感じる理由
理解できない主な理由は以下です。
- 情報量が多すぎる
- 一度に理解しようとしている
- 自分のレベルに合っていない
一度に処理できる情報量には限りがあります。
1冊に1,000問以上が詰め込まれた問題集を最初から使おうとすると、脳が情報を処理しきれず、「読んでいるけど頭に入らない」状態になります。
難しく感じる参考書を使い続けることは、時間の無駄になるだけでなく、自信も奪ってしまいます。
偏差値が伸び悩む高校生の共通パターン
800以上の教室を調査してきた経験から、偏差値が伸び悩む高校生にはある共通したパターンがあります。
- 解答の丸暗記をしているが、理由を説明できない
- 問題集を1周して終わりにしている
- レベルが合っていない参考書を使い続けている
理解ではなく暗記に頼った勉強は、少し問題が変わるだけで対応できなくなります。
根拠を説明できる理解が、偏差値を安定して上げる唯一の方法です。
中学英語の理解不足が高校で響く理由
高校英語は、中学英語の知識を前提として説明されています。
中学で「be動詞」「一般動詞」「基本の文型」が曖昧なまま進むと、高校の授業が最初から理解できない状態になります。
実際に指導してきた生徒の中にも、中学英語の基礎からやり直しただけで、3ヶ月で偏差値を10以上伸ばしたケースが複数あります。
「中学内容をやり直すのは恥ずかしい」という気持ちはわかりますが、遠回りに見えてそれが最速の近道です。
高校英語がわからない人に多い参考書の失敗パターン

参考書選びには、多くの高校生が繰り返す「失敗の型」があります。
自分が当てはまっていないか確認してみてください。
参考書の失敗 vs 正しい選び方
| NG選び方 | 正しい選び方 |
|---|---|
| 難しい本を選ぶ | 少し簡単な本を選ぶ |
| 有名だからで選ぶ | 自分のレベルで選ぶ |
| 問題集から始める | 解説書から始める |
レベルが合っていない参考書を選んでいる
合っていない参考書の特徴は以下です。
- 説明を読んでも理解できない
- 解説を読んでも納得できない
- ページを開くと半分以上がわからない
「難しい参考書をやれば力がつく」という考えは、英語学習においては逆効果になることがほとんどです。
参考書は、ページを開いたときに半分以上が「なんとなくわかる」レベルのものが最適です。
有名だからという理由で選んでいる
「みんなが使っているから」「有名進学校の生徒が使っているから」という理由だけで選ぶのは危険です。
偏差値60以上の生徒が使う参考書は、すでに基礎が固まっている人が「漏れを確認するため」に使うものです。
初学者が同じ参考書を使うのは、基礎のない状態で応用問題を解こうとするのと同じです。
参考書は「自分のレベル」を起点に選ぶことが大前提です。
問題集ばかりで基礎理解が不足している
参考書を読まずに問題集から始めてしまう高校生は多くいます。
文法の仕組みを理解していない段階で問題を解いても、正解しても理由がわからず、不正解の理由も分析できません。
まず「なぜそうなるのか」を理解する参考書で基礎を作り、そのあとに問題集で確認するという順番が正しいアプローチです。
失敗しない!高校英語の参考書を「わかりやすさ」で選ぶ3つの基準

参考書を選ぶときに「人気がある」「分厚くて内容が多い」という基準で選ぶのは失敗のもとです。
以下の3つの基準で選べば、自分に合う1冊を見つけられます。
- 専門用語が少なく日常語で書かれた本
- 図解やイラストで直感的にわかる本
- 数週間で完走できる薄い本
日常の言葉で説明されているか
わかりやすい参考書の特徴は以下です。
- 専門用語が少ない
- 日常の言葉で説明されている
- 読んでイメージできる
文法の説明が専門用語ばかりで書かれている参考書は、基礎が固まっていない人には向いていません。
「現在完了形とは何か」を説明するときに「完了・結果・経験・継続の4用法があり…」と始まる参考書より、「今の時点と過去をつなげて考える表現です」と日常の言葉で説明されている参考書のほうが、理解のスタート地点に立ちやすくなります。
説明を読んで「なんとなくイメージできた」と感じられるかどうかが判断の基準です。
図やイメージで理解できるか
英語の文法には、言葉だけでは伝わりにくい概念が多くあります。
たとえば「前置詞のニュアンスの違い」や「時制の流れ」は、図や矢印で視覚的に説明されているほうが記憶に定着しやすくなります。
参考書を選ぶとき、説明のページに図・イラスト・色分けが使われているかを確認してください。
文字だけで埋まっているページが多い参考書は、初学者には負担になります。
無理なく読み切れる構成か
「1冊読み切った」という体験は、次の学習へのモチベーションになります。
逆に、分厚すぎて途中で止まってしまう参考書は、自信を損なうだけです。
最初の1冊は、2〜4週間で1周できるボリュームのものを選びましょう。
薄くてシンプルな参考書を完璧に理解するほうが、分厚い参考書を途中で諦めるより、はるかに実力がつきます。
高校英語が苦手な人におすすめの参考書5選

ここでは、偏差値40〜55の高校生が「わかった」と感じながら学習を進められる参考書を5冊紹介します。
各冊の特徴と、どんな人に向いているかを解説します。
- 超入門書で英語の核をまず掴む
- 映像や図解で文法の理由を納得する
- 基礎後に解説の詳しい演習書へ進む
英語が全くわからない人向けの入門参考書
『大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』(大岩秀樹 著)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参考書名 | 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 |
| 著者 | 大岩秀樹 |
| 発売日 | 2014年2月28日 |
| ページ数 | 約240ページ |
| ランク | 超基礎レベル(中学英語〜高校基礎・偏差値40〜50向け) |
| 学習内容 | 中学英語からやり直しながら、英文法の基本を講義形式で理解する |
| 特徴 | 講義形式でやさしく解説/図解・レイアウトが見やすい/超初心者でも理解しやすい構成 |
| 所要時間(1周目目安) | 約15〜25時間 |
| 学習目安(分解) | 〈理解(講義読み)〉約10〜15時間 / 〈復習・音読〉約5〜10時間 |
英語の基礎がほとんどない高校生が最初に手にすべき1冊です。
最大の特徴は、高校英文法を全て網羅しようとせず、「英語の骨格を理解するための核だけ」に解説を絞っている点です。
「品詞」と「基本5文型」を徹底的に丁寧に説明し、すべての文法をそこから理解させる構成になっています。
分詞構文も「接続詞を消して動詞を分詞に変えるだけ」とシンプルに説明されており、専門用語への恐怖心が取り除かれます。
- こんな人に向いている: 中学英語に自信がない、授業についていけない、英語をゼロから始めたい人
- 使い方のポイント: 2週間で1周を目標に、説明を声に出して読みながら進める
文法をやさしく理解したい人向けの参考書
『肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』(肘井学 著)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参考書名 | 改訂版 大学入試 肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本 |
| 著者 | 肘井学 |
| 発売日 | 2023年12月8日 |
| ページ数 | 328ページ |
| ランク | 基礎〜標準レベル(高校基礎〜共通テスト・偏差値45〜60向け) |
| 学習内容 | 文法用語から丁寧に理解し、英文法の全体像と基礎力を身につける |
| 特徴 | 文法用語をゼロから解説/全体像がつかめる「見取り図」あり/フルカラーで読みやすい/ドリルと音声で定着できる |
| 所要時間(1周目目安) | 約20〜35時間 |
| 学習目安(分解) | 〈理解(講義+図解)〉約15〜25時間 / 〈演習・復習〉約5〜10時間 |
スタディサプリの人気講師が書いた参考書で、「なぜそうなるのか」という文法の理由を丁寧に説明しています。
たとえば自動詞と他動詞の違いを「主語だけで完結する動作か、対象が必要な動作か」と日常感覚で説明しており、丸暗記ではなく理解で学べる構成です。
カラーレイアウトと図解により、見やすさも高いレベルで設計されています。
- こんな人に向いている: 文法を暗記で乗り越えようとしてうまくいっていない人、理由から理解したい人
- 使い方のポイント: 1節読むたびに、自分の言葉で内容を要約してみる
解説が丁寧で理解しやすい参考書
『動画でわかる英文法〔読解入門編〕』(旺文社)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参考書名 | 大学入試 Basic Lecture 動画でわかる英文法[読解入門編] |
| 著者 | 岡﨑修平 |
| 発売日 | 2023年8月23日 |
| ページ数 | 176ページ |
| ランク | 基礎〜標準レベル(英文解釈入門・偏差値45〜55向け) |
| 学習内容 | 英文を前から正確に読むための文法的判断力と読解の基礎を身につける |
| 特徴 | 書籍+動画で理解できる/英文の読み方の思考プロセスを解説/オールカラーで見やすい/音声付きで復習可能 |
| 所要時間(1周目目安) | 約10〜20時間 |
| 学習目安(分解) | 〈理解(講義+動画)〉約7〜12時間 / 〈音読・復習〉約3〜8時間 |
テキストと動画を組み合わせた現代的な参考書です。
時制のような「時間の流れ」や、前置詞のような「空間的なイメージ」は、文字だけでは伝わりにくい概念です。
動画の動的な解説によって、テキストだけでは理解しにくい部分が補完される設計になっています。
関係代名詞も「2つの文をつなぐ接着剤で、後ろの文に何か欠けている」と図解と動画で視覚的に示されており、構造の理解が進みます。
- こんな人に向いている: 文字を読むのが苦手、映像や図で学ぶほうが頭に入りやすい人
- 使い方のポイント: 動画を1.5倍速で見て、気になった箇所だけ通常速度に戻す
基礎から演習まで対応できる参考書
『英文法ポラリス1 標準レベル』(関正生 著)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参考書名 | 大学入試問題集 関正生の英文法ポラリス[1 標準レベル] |
| 著者 | 関正生 |
| 発売日 | 2017年7月22日 |
| ページ数 | 308ページ |
| ランク | 標準レベル(共通テスト〜日東駒専・偏差値50〜60向け) |
| 学習内容 | 大学入試で頻出の英文法・語法問題を演習形式で身につける |
| 特徴 | 入試問題ベースの実践演習/頻出パターンを徹底分析/問題集ながら解説が丁寧 |
| 所要時間(1周目目安) | 約25〜40時間 |
| 学習目安(分解) | 〈演習〉約15〜25時間 / 〈解説理解・復習〉約10〜15時間 |
スタディサプリ講師の関正生氏が、近年の入試問題を分析して作成した問題集です。
掲載問題を約375問に厳選しており、「これだけやれば入試の基礎は固まる」という設計になっています。
全ての英文にSVOCの構文が振られており、文法の知識を読解に直結させる構成が特徴です。
「何問あるか」ではなく「何を理解するための問題か」という視点で設計されています。
- こんな人に向いている: 基礎の理解が進んできた人が、入試レベルの演習に移行するとき
- 使い方のポイント: 1問解くごとに「なぜこの答えになるか」を自分の言葉で説明できるか確認する
大学受験に向けた土台作りに最適な参考書
『入門英文問題精講』(竹岡広信 著)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 参考書名 | 入門英文問題精講 4訂版 |
| 著者 | 竹岡広信 |
| 発売日 | 2019年7月18日 |
| ページ数 | 本冊176ページ+別冊80ページ |
| ランク | 基礎〜標準レベル(英文解釈入門〜共通テスト・偏差値50前後向け) |
| 学習内容 | 英文読解に必要な基礎力と、正しく読むための視点を問題演習で身につける |
| 特徴 | 厳選された72題の英文/1文ごとの丁寧な解説/音声・講義動画付きで理解を深められる |
| 所要時間(1周目目安) | 約20〜35時間 |
| 学習目安(分解) | 〈精読・解説理解〉約15〜25時間 / 〈音読・復習〉約5〜10時間 |
文法の知識を「英語を読む力」へ変えていくための橋渡しとなる1冊です。
単なる和訳ではなく、「なぜここにコンマがあるのか」「このwhichの先行詞はどこか」という問いを学習者が自問自答しながら進む構成になっています。
QRコードから竹岡氏の動画講義にアクセスでき、独学でも迷わず進められる工夫が施されています。
文法を「知識」から「読むための武器」に変えたい高校生に最適な1冊です。
- こんな人に向いている: 文法は理解できてきたが、長文が読めない・英文の構造が取れない人
- 使い方のポイント: 和訳を見る前に、自分で文の構造を図示してから答え合わせをする
あなたにぴったりの1冊はどれ?おすすめ参考書比較一覧

- 現在のレベルと弱点を再確認する
- 学習目的と本の強みを一致させる
- 迷ったら一番簡単な本から始める
レベル・特徴・向いている人の違い
| 参考書 | レベル | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 大岩のいちばんはじめの英文法 | 超基礎 | 品詞・5文型に特化。核だけに絞った構成 | 英語がほぼゼロ、中学内容が不安な人 |
| 肘井学のゼロから英文法 | 基礎 | 「なぜ」を丁寧に解説。図解・カラー豊富 | 暗記でなく理由から理解したい人 |
| 動画でわかる英文法 | 基礎〜標準 | テキスト+動画のマルチ学習 | 映像・図で学ぶほうが得意な人 |
| 英文法ポラリス1 | 標準 | 厳選375問。全文にSVOC完備 | 基礎→入試演習に移行したい人 |
| 入門英文問題精講 | 標準〜入試 | 精読・構造理解に特化。動画連動 | 文法知識を読解力に変えたい人 |
自分に合う参考書を選ぶチェックポイント
以下の質問に答えて、自分に合う1冊を確認してください。
- 中学英語に自信がない → 大岩のいちばんはじめの英文法
- 文法の理由がわからないまま丸暗記している → 肘井学のゼロから英文法
- 文字を読むより映像で学ぶほうが頭に入る → 動画でわかる英文法
- 基礎はわかってきた、次に演習をしたい → 英文法ポラリス1
- 文法は理解できるが英文が読めない → 入門英文問題精講
レベル別おすすめ参考書ルート

参考書は1冊で完結させるのではなく、順番につなげていくことで力が積み上がります。
自分の状況に近いルートを確認してください。
- 参考書を正しい順序で接続する
- 復習日を設けて着実に積み上げる
- 頻出分野に絞り最短で仕上げる
高校1年生・基礎からやり直す人向けルート
学校の授業と並行しながら、英語の土台をじっくり作るプランです。
STEP1:『大岩のいちばんはじめの英文法』→ 文の骨格(SVOC)と品詞を2週間でマスター
STEP2:『肘井学のゼロから英文法』→ 文法の理由を理解し、暗記を最小化(1ヶ月)
STEP3:『英文法ポラリス1』→ 厳選された問題で、文法が入試でどう出るかを体得
STEP4:『肘井学の読解のための英文法 必修編』→ 文法を「読むための武器」へ変換
4日進んで2日戻るペースで進めると、理解が定着しやすくなります。
週に4日は新しいページを進め、残り2日は前の週の内容を復習することで「わかったつもり」を防げます。
大学受験に向けた基礎固めルート
入試まで時間が限られており、即効性のある得点力を求めている人向けのプランです。
STEP1:『大岩のいちばんはじめの英文法』→ 基礎の核を3日間で一気におさらい
STEP2:『英文法ポラリス1』→ 375問を3週間で3周し、全問の根拠を説明できる状態にする
STEP3:『入門英文問題精講』→ 動画を活用しながら、短期間で精読の土台を作る
入試では頻出の2割が得点の8割を決めます。
すべてを完璧にしようとせず、頻出事項に絞って確実に仕上げることを優先してください。
英文法が苦手な人の最短ルート
英語への苦手意識が強く、まず「わかる体験」を積み重ねたい人向けのプランです。
STEP1:中学英語の参考書(『中学英語をひとつひとつわかりやすく。』など)→ 全範囲を10日間で概観
STEP2:『大岩のいちばんはじめの英文法』→ 高校英語への橋渡し
STEP3:『動画でわかる英文法』→ 映像サポートを受けながら学習習慣を作る
中学英語の復習を軽視せず、まず「わかった」という喜びを体験することが重要です。
この体験が次への学習意欲をつくります。
最短で偏差値を上げる!参考書を最大限に活かす使い方

参考書を選んだあとの「使い方」も、成果を左右する大きな要素です。
正しい使い方を実践することで、同じ参考書でも吸収率が大きく変わります。
- 1周目は立ち止まらず全体を把握
- 自分の言葉で中身を説明してみる
- タイミングを意識した復習を徹底
1周目は理解を重視する
周回ごとの目的を意識することで、学習の効率が大きく変わります。
| 周回 | 目的 |
|---|---|
| 1周目 | 全体の流れとつながりを把握する |
| 2周目 | わからなかった箇所を定着させる |
| 3周目 | 応用・入試問題への対応力をつける |
1周目から完璧を目指す必要はありません。
わからない箇所で立ち止まりすぎず、まず1冊を通して読み切ることを優先してください。
1周目に全体像が見えると、2周目から急速に理解が深まります。
わからなかった箇所には印をつけて、2周目以降で重点的に取り組む方法が効率的です。
自分の言葉で説明できるか確認する
1節・1章を読み終えたら、「今読んだ内容を、何も見ずに自分の言葉で説明できるか」を確認してください。
説明できたらその知識は定着しています。
説明できない場合は、もう一度読み直すサインです。
人に教えられるレベルの理解が、本番の入試でも使える実力になります。
この方法を実践すると、1日の学習量は少なくなりますが、定着率が大幅に上がります。
復習のタイミングを工夫する
復習は、タイミングを意識するだけで記憶への定着率が大きく変わります。
| タイミング | 目的 |
|---|---|
| 翌日 | 忘却防止 |
| 3日後 | 定着 |
| 1週間後 | 長期記憶化 |
1日2時間学習する場合、朝の15分を前日の復習、夜の45分を新しい内容の学習に充てる配分が現場では推奨されています。
記憶は睡眠中に整理されるため、就寝前の復習は特に効果的です。
参考書だけで伸びない人の特徴

参考書を正しく選んでいても、取り組み方によっては成果が出ないことがあります。
以下に当てはまる場合は、方法を見直す必要があります。
伸びない人の共通点
- 解説を読んで終わりにしている
- 答えの理由を説明できない
- 自分の弱点を把握できていない
解説を読んでも理解できていない状態
参考書の解説を「読んだ」だけで理解したと思い込んでいるケースがあります。
解説を読んでいるときに「なんとなくわかった気がする」という感覚と、「人に説明できる」という感覚は全く別物です。
「わかった気がする」で次に進むと、問題を解くときに根拠を説明できず、同じミスが繰り返されます。
解説を読むたびに「これを使う条件は何か」を言語化する習慣をつけてください。
自分の弱点を把握できていない
「全体的に英語が苦手」という認識のまま学習を進めると、力が分散してなかなか点数に結びつきません。
問題集を使う際は、間違えた問題の「種類」を記録してください。
「時制を毎回間違える」「関係代名詞の問題が全滅している」など、パターンが見えると、次に何をするべきかが明確になります。
参考書で解決しない場合の次の選択肢

参考書を正しく使っても成果が出ない場合は、学習の方法そのものを見直すタイミングかもしれません。
- 成果が出ない時は早めに手法を変える
- 客観的な指摘で理解のズレを直す
- 限界を感じたらプロの指導を頼る
独学の限界に気づくサイン
2つ以上当てはまる場合は要注意です。
- ☐ 参考書を変えても、同じ箇所で毎回つまずく
- ☐ 問題集の解説を読んでも、なぜ正解かわからない
- ☐ 1ヶ月以上、模試の点数に変化がない
- ☐ 勉強する気力が続かず、参考書を開けない日が続いている
これは能力の問題ではなく、学習の方法や環境の問題です。
一人で抱え込まず、外部のサポートを検討することが有効です。
塾やオンライン指導を検討するタイミング
参考書での独学は「理解と演習の繰り返し」には向いていますが、「自分の誤った理解の修正」には限界があります。
自分では気づけない思い込みや、解釈のクセは、第三者に見てもらうことで初めて気づけます。
塾やオンライン指導は「わからないことを聞く場所」ではなく、「自分では発見できない問題を発見してもらう場所」として活用することで、効果が大きく変わります。
高2の終わりまでに共通テストレベルの文法・読解を終えるのが理想とされています。
そのペースから大幅に遅れている場合は、指導を検討するサインです。
高校英語の参考書に関するよくある質問

高校英語の学習に関する代表的な疑問に、27年の指導経験をもとに回答します。
多くの生徒が迷いやすい「人気の参考書」や「先取り学習のコツ」など、最短で成果を出すための考え方をQ&A形式で詳しく解説します。
Q.高校英語の参考書で人気なのはどれですか?
英語が苦手な高校生に人気の参考書としては、『大岩のいちばんはじめの英文法』と『肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』がよく選ばれています。
どちらも「なぜそうなるのか」という文法の理由をわかりやすく説明しており、初学者が最初の1冊として手に取りやすい設計になっています。
基礎が少し固まってきた段階では『英文法ポラリス1』が演習用として多く選ばれています。
Q.高校英語の先取りにおすすめの参考書は?
中学生や高校1年生が先取り学習をする場合は、『大岩のいちばんはじめの英文法』から始めるのが最適です。
この参考書は高校英文法の核を絞り込んで解説しており、中学英語の知識があれば取り組める内容になっています。
先取りの目標は「高2の終わりまでに共通テストレベルの文法・読解を終えること」です。
焦って難しい参考書に進まず、1冊ずつ確実に理解を積み上げることを優先してください。
Q.英語がペラペラになるまでどれくらいかかりますか?
「ペラペラ」の定義によって異なりますが、大学受験で通用する英語力(共通テスト8割レベル)を目指す場合、文法の基礎固めだけで一般的に約100〜150時間が目安とされています。
現在の理解度や学習効率によって必要な時間は個人差が大きくなります。
1日2時間の学習であれば約2〜3ヶ月の計算ですが、あくまで目安として参考にしてください。
大切なのは「何時間やったか」ではなく「何を理解したか」で進捗を測ることです。
Q.大学受験で英語が苦手な人におすすめの参考書は?
大学受験を控えていて英語が苦手な人には、まず『大岩のいちばんはじめの英文法』で基礎の核を確認し、次に『英文法ポラリス1』で入試頻出問題の演習に進むルートが最短です。
時間が限られている場合は、入試の頻出事項に絞って集中することが重要です。
すべての文法事項を完璧にしようとせず、頻出の文法パターンを確実に理解できている状態を目指してください。
まとめ:高校英語のわかりやすい参考書5選

高校英語が苦手な高校生の多くは、英語の才能がないのではなく、自分のレベルに合っていない参考書を選んでいることが原因です。
この記事でお伝えしてきたポイントをまとめます。
- 有名・網羅的な参考書より「わかりやすさ」を最優先にして1冊選ぶ
- 日常の言葉で説明されている・図が多い・読み切れるボリュームを基準にする
- まず1冊を完全に理解してから次に進む
- 理解できたかどうかは「自分の言葉で説明できるか」で判断する
- 独学で限界を感じたら、外部サポートを検討する
27年以上の教育現場の経験から確信していることがあります。
それは、適切な参考書との出会いが、英語への苦手意識を根本から変えるということです。
偏差値40台から大学受験に逆転合格した生徒を何人も見てきましたが、その多くは「正しい参考書を選び直した」ことがきっかけでした。
今日やること
☐ 自分のレベルを確認する
☐ この記事を参考に参考書を1冊選ぶ
☐ 今日中に1ページ読んでみる
最初の1冊を選んで開くことが、英語力を変える最初の一歩です。
執筆者プロフィール

予備校オンラインドットコム編集部は、教育業界に長年携わってきた実務経験者を中心とした専門チームです。これまで27年以上にわたり学習塾・予備校の現場に関わり、800以上の教室を調査・分析してきました。
編集部には、オンライン学習塾の運営経験者、受験メンタルトレーナー、進路アドバイザー、ファイナンシャルプランナーなどが在籍しています。実際の受験指導経験や保護者からの相談対応、各塾の公式資料や最新情報の確認など、一次情報をもとにした中立的な情報発信を行っています。
高校生・大学受験生・保護者の方が、塾選びや勉強方法で後悔しない判断ができるよう、専門的な知見をわかりやすく整理してお届けしています。
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