【大学受験】英語の勉強法 完全ガイド|レベル別・順番・参考書まで全解説

「※この記事には一部PRが含まれます」
英語の勉強、何から始めればいいのか迷っていませんか?
「単語だけやっていて大丈夫?」「文法や長文はどの順番でやるの?」と不安に感じている受験生は少なくありません。
実際、これまで多くの受験生を見てきた中でも、勉強のやり方や順番が分からないまま時間だけが過ぎてしまうケースが多く見受けられます。
大学受験の英語は、やみくもに勉強しても伸びません。
正しい順番で進めることが、最短で成績を上げるポイントです。
単語・文法・長文はそれぞれ役割があり、順番を間違えると効率が大きく下がってしまいます。
この記事では、「大学受験 英語 勉強法」をテーマに、
- 何から始めるべきか
- レベル別の正しい勉強の順番
- おすすめ参考書と具体的な進め方
を、初めての人でも分かるように整理しています。
読み終えたときには、「今日から何をやればいいか」がはっきり分かる状態になるように解説していきます。
成績アップの最短ルートは「勉強の順番」が9割
「単語・文法・解釈」の基礎固めを長文より優先する
2026年入試に必要な「速読力」の正体を知る
今の偏差値に合わせた「レベル別参考書ルート」を完走する
Contents
- 1 結論:大学受験の英語は「順番×レベル別」で迷わず伸びる
- 2 大学受験の英語、何から始めれば良い?迷いをなくす全体像
- 3 【最重要】失敗しない大学受験英語の勉強法ロードマップ
- 4 【レベル別】大学受験英語の勉強法ロードマップ
- 5 英単語の勉強法とおすすめ参考書|最短で語彙力を伸ばす
- 6 英文法の勉強法とおすすめ参考書|理解して使える力をつける
- 7 英語長文スキル別対策|読める解けるを実現する
- 8 志望校別の英語対策|合格に直結する戦略
- 9 実践!大学受験英語のスケジュールと毎日やること
- 10 注意!やってはいけない英語の勉強法【失敗パターン】
- 11 大学受験英語の勉強法よくある質問(Q&A)|知恵袋の疑問を完全解決
- 12 まとめ:【大学受験】英語の勉強法 完全ガイド|レベル別・順番・参考書まで全解説
- 13 執筆者のプロフィール
結論:大学受験の英語は「順番×レベル別」で迷わず伸びる

大学受験の英語は、正しい順番とレベルに合った教材を選べば、着実に伸ばせる科目です。
英語の勉強は「単語→文法→英文解釈→長文→過去問」の順番で進めることが大原則です。
この順番を守ることで、一つひとつの学習が次のステップの土台になり、無駄なく力がついていきます。
逆に、この順番を飛ばして長文演習ばかりやっても、読める文と読めない文がバラバラなままで伸び悩みます。
まずは「自分が今どのステップにいるか」を確認することから始めましょう。
大学受験の英語、何から始めれば良い?迷いをなくす全体像

英語の勉強で「何からやればいいかわからない」という状態は、全体の地図が見えていないことが原因です。
このセクションでは、迷わずスタートするための全体像を整理します。
- 5ステップの最短ルートを把握する
- 単語暗記だけでは長文は読めないと知る
- 模試の偏差値から今やるべき事を決める
英語の勉強は「順番」が命!最短ルートを進むための鉄則
英語は「単語→文法→英文解釈→長文→過去問」の順番で進めるのが最短ルートです。
各ステップでやることを確認してください。
- 英単語:文章を読むために必要な語彙の意味を覚える
- 英文法:文のルールを理解し、正確に読む力をつける
- 英文解釈:1文の構造(主語・動詞など)を正確に読み取る
- 英語長文:文章全体の流れをつかみ、設問に答える力をつける
- 過去問:志望校の形式・難易度に慣れ、本番に対応する
この順番には明確な理由があります。
英単語の意味がわからなければ文法のルールが活かせず、文法がわからなければ英文の構造が読み取れません。
英文の構造が読めなければ、長文を読んでも意味がとれない——というように、英語の力は階段状に積み上がっていくからです。
実際によくあるのが、単語帳を少しやって「なんとなく長文をやってみる」という進め方です。
この順番を守ることが、最短で成績を上げる方法です。

単語だけで大丈夫?知恵袋でよくある不安と正しい答え
単語だけでは長文は読めるようになりません。単語は必要ですが、それだけでは不十分です。
Yahoo!知恵袋などでよく見られる質問に「単語をやれば長文が読めるようになりますか?」というものがあります。
答えはNOです。
単語の意味を知っていても、文の構造(どれが主語でどれが動詞か)がわからなければ、文全体の意味はとれません。
たとえば、「単語は全部わかるのに文の意味がつかめない」という状態がまさにこれです。
単語・文法・解釈の3つをこの順番でセットで進めることが大切です。

偏差値別今の自分の現在地を正確に確認する方法
模試の偏差値を確認して、今すぐやるべきことを決めてください。
| 偏差値 | 状態 | 今すぐやること |
| 40以下 | 基礎が不足している | 中学英語の復習 + 基礎単語 + 基礎文法 |
| 40〜50 | 土台を作る段階 | 単語帳1冊 + 文法 + 英文解釈 |
| 50〜60 | 応用に進む段階 | 英文解釈の完成 + 長文演習 |
| 60以上 | 仕上げの段階 | 志望校の過去問演習 |
模試を受けていない場合は、手元の単語帳を開いて、パッと見て1秒以内に意味が出る単語が7割以上あるかどうかを確認してください。
7割を下回るなら、まず単語から始めるのが正解です。
【最重要】失敗しない大学受験英語の勉強法ロードマップ

英語で失敗する受験生のほとんどは、ロードマップなしに勉強を始めています。
このセクションでは、合格に直結する正しい全体計画を解説します。
- 単語から過去問までの5段階を順守する
- 土台となる基礎学習に時間を割く
- 2026年入試に必要な速読力を意識する
英語は「単語→文法→解釈→長文→過去問」で進める
英語の勉強は「単語→文法→英文解釈→長文読解→過去問演習」の5ステップで進めます。
- 英単語:文章を読むための語彙力の土台をつくる
- 英文法:文の仕組みを理解し、正確に読む力をつける
- 英文解釈:1文を正確かつ速く読む技術を身につける
- 英語長文:文章全体の論旨をとらえ、設問に答える力をつける
- 過去問演習:志望校の形式・難易度に慣れ、得点力を磨く
このステップを飛ばしたり順番を逆にしたりすると、後のステップで必ず行き詰まります。
たとえば、英文解釈を飛ばして長文に入ると「なんとなく読んでいるが意味がとれない」状態が続きます。
一つひとつ確実に積み上げることが、最終的な近道です。

英語学習の黄金バランスと崩れると伸びない理由
単語・文法・長文を並行して進める場合は、以下の比率を目安にしてください。
- 単語:4(毎日必須。語彙は英語の土台)
- 文法:3(土台。理解なしに長文は読めない)
- 長文:3(応用。基礎が固まってから取り組む)
よくある失敗は、「単語だけに集中してしまう」か「長文ばかりをこなしてしまう」かのどちらかです。
これまで多くの受験生を見てきた中で、長文演習に偏りすぎて基礎が定着しないまま模試を迎えてしまうケースが非常に多いと感じています。
単語・文法・解釈の3つが固まってから、長文演習に移ってください。

基礎固めが9割と言われる本当の意味
「基礎固めが9割」とは、基礎の完成度が合否のほぼすべてを決めるという意味です。
大学入試の英語は、難関大であっても問われているのは「基礎の正確な運用」がほとんどです。
難しく見える問題の多くは、単語・文法・英文解釈の基礎が組み合わさったものです。
伸びない人に多いのは、基礎を「なんとなくわかった」で済ませてしまうことです。
次の基準を目安にしてください。
- 単語:見た瞬間に1秒以内で意味が出る
- 文法:なぜその答えになるかを自分の言葉で説明できる
- 解釈:1文のどれが主語・動詞かをすぐに特定できる
このレベルまで仕上げることが、基礎固めの本当の意味です。

2026年入試で求められる速読力と情報処理力
2025年度からの新課程入試の傾向を踏まえると、2026年度も「速く読む力」と「複数の文章を読み比べる力」が引き続き重要です。
共通テストのリーディングは、試験時間80分で5,500〜6,000語前後の英文を読みながら設問に答える形式です(※大学入試センターの公表データより)。
設問を解く時間を含めると、1分間に100語以上を正確に処理し続ける必要があります。
新課程入試で定着しつつある「複数の資料を読み比べて答える問題」や「文章の構成を整える推敲型問題」は、単なる読解を超えた力を求めています。
速く読む力をつけるためには、眼球を速く動かすのではなく、単語・文法・解釈の基礎を繰り返し練習して「考えなくても読める」状態にすることが先決です。▶大学入学共通テストの実施方針と過去の試験結果
【レベル別】大学受験英語の勉強法ロードマップ

今の偏差値によって、やるべきことは違います。自分の現在地に合ったロードマップで進めることが、最短で成績を上げるコツです。
- 偏差値40以下は中学英語の復習を徹底する
- 偏差値40〜50は英文解釈を飛ばさない
- 偏差値50以上は志望校別の演習へ進む
【偏差値40以下】英語ゼロからの勉強法と中学レベルのやり直し
偏差値40以下の場合は、中学英語の基礎からやり直すことが最短ルートです。
高校英語の勉強を進める前に、中学レベルの単語・文法が定着しているかを確認してください。
「be動詞と一般動詞の違いがあいまい」「過去形・過去分詞の区別がわからない」という状態では、高校英語の教材を開いても理解できません。
まず次の順番で進めてください。
1. 中学英語の単語・文法を1冊の薄い参考書でまとめて復習する
2. 高校基礎レベルの単語帳(ターゲット1200など)を始める
3. 『大岩のいちばんはじめの英文法』で高校文法の基礎を理解する
「中学に戻るのは恥ずかしい」と感じる必要はありません。
土台のない状態で高校英語を進めるほうが、時間を無駄にします。
まず土台を固めることが、最速の近道です。

【偏差値40〜50】単語・文法から英文解釈へ進む最重要フェーズ
偏差値40〜50の段階は、英語の土台が決まる最重要フェーズです。単語と文法を固めながら、英文解釈に進みます。
このフェーズでやるべきことは次の3つです。
1. 英単語帳(ターゲット1900またはシステム英単語)を1冊、最初から最後まで繰り返す
2. 英文法(大岩の英文法→英文法ポラリス1)で基礎から標準レベルを固める
3. 英文解釈(肘井の読解のための英文法)でSVOCの把握を練習する
このフェーズは地味に見えますが、ここでの完成度が偏差値55〜60への突破口を決めます。
実際によくあるのが「単語はある程度やったから長文に進もう」と焦って英文解釈を飛ばしてしまうケースです。
英文解釈を飛ばすと、長文で必ずつまずきます。
このフェーズを丁寧にこなしてください。

【偏差値50〜60】英語長文を得点源にするための演習戦略
偏差値50〜60の段階は、長文読解の演習を本格化させて得点力を高めるフェーズです。
単語・文法・解釈の土台が固まったら、長文演習に移ります。
ここでのポイントは「演習量より復習の質」です。
具体的な進め方は以下の通りです。
- 初見で6割程度解ける難易度の長文問題集を選ぶ
- 解いた後は「なぜ読めなかったか」の原因を特定する(単語・構文・論理・設問形式・速度のどれか)
- 読めなかった文は音読を10回以上繰り返し、スムーズに読めるようにする
おすすめ教材は『英語長文ハイパートレーニング』や『英語長文ポラリス』です。
解いて終わりにするのではなく、1つの長文から最大限を学ぶ復習を習慣にしてください。

【偏差値60以上】志望校別対策と過去問中心の仕上げ
偏差値60以上の段階は、志望校の過去問を中心に仕上げる段階です。
基礎力が十分ある状態なので、ここからは志望校の出題形式・難易度に特化した対策を進めます。
- 早慶志望:高度な語彙力の強化と、英文和訳・論述の対策
- MARCH志望:英語長文の速読力と、選択肢の精度を上げる演習
- 共通テスト重視:複数資料の読み比べ・推敲問題・アウトライン作成の練習
過去問は最低でも5年分を解き、「なぜ間違えたか」を毎回分析してください。
正答率だけを追うのではなく、解くプロセスの精度を上げることが合格につながります。
英単語の勉強法とおすすめ参考書|最短で語彙力を伸ばす

英単語は英語学習の土台です。正しい覚え方と繰り返しのサイクルで、最短で語彙力を伸ばす方法を解説します。
- 自分に合う1冊を9割以上覚えるまで回す
- 書かずにスピード重視で反復回数を増やす
- 1秒以内に意味が出る反射速度を目指す
英単語帳の選び方とレベル別おすすめ参考書
英単語帳は、自分のレベルに合った1冊を選び、最後までやり切ることが最優先です。
| レベル | おすすめ単語帳 | 目標語彙数の目安 |
| 初心者(偏差値40以下) | ターゲット1200 | 中学〜高校基礎レベル |
| 標準(偏差値40〜55) | ターゲット1900 / システム英単語 | 大学受験の標準レベル |
| 上級(偏差値55以上難関大志望) | 鉄壁 | 難関大に対応した高い語彙力 |
複数の単語帳を並行してやる必要はありません。
まず1冊を9割以上覚えてから、次の単語帳に進んでください。

忘れない英単語の覚え方と復習サイクル
英単語は「短い間隔で何度も見直す」復習サイクルが最も効果的です。
エビングハウスの忘却曲線などの研究が示すように、人間の記憶は時間が経つと急激に薄れるため、復習をしないと多くの単語を忘れてしまいます。
一度覚えた単語も、1週間放置すれば大半を忘れます。次の復習サイクルを守ってください。
- 覚えた翌日に1回目の復習
- 3日後に2回目の復習
- 1週間後に3回目の復習
1日100語を「見る→意味が出る→出なければ確認する」のサイクルで進めると、語彙が増えていきます。
書いて覚える必要はありません。
スピードを意識して何度も目を通すことが、単語習得の近道です。

ターゲット1900システム英単語の正しい使い方
ターゲット1900とシステム英単語は、どちらも「何周もすること」を前提に使う単語帳です。
■ターゲット1900の使い方
1. まず1〜500の頻出単語を集中的に固める
2. 赤シートを使い、日本語を隠して英語を見て意味を言う練習をする
3. すぐに意味が出なかった単語にチェックをつけ、チェック箇所を重点的に繰り返す
■システム英単語の使い方
1. ミニマルフレーズ(短い例文)ごと覚えることで、文の中で単語を記憶できる
2. フレーズを声に出して音読することで定着率が上がる
どちらも「1秒以内に意味が出るかどうか」を判断基準にして進めてください。
英文法の勉強法とおすすめ参考書|理解して使える力をつける

英文法は暗記ではなく「理解」が大切です。
なぜそのルールになるのかを理解することで、初めて読解に使える力になります。
- 理解用と演習用の2冊をセットで使う
- 正解の根拠を説明できるまで深く理解する
- 文法を長文で使うための練習を積む
英文法参考書の選び方と最適な組み合わせ
英文法の参考書は「理解用の参考書」と「問題演習用の参考書」をセットで使うのが最適です。
| レベル | 理解用 | 演習用 |
| 基礎 | 大岩のいちばんはじめの英文法 | 英文法ポラリス1 |
| 標準 | 英文法ポラリス1 | Vintage / Next Stage |
| 難関 | Vintage / Next Stage | 志望校の過去問(文法問題) |
参考書の組み合わせは2冊以内にとどめてください。
3冊以上になると、どれも中途半端になります。

VintageやNextStageを「作業」にしない勉強法
VintageやNext Stageは「解説を読んで理解する」ことを中心に使わないと、作業になって終わります。
これまで多くの受験生を見てきた中で、Vintageを「ただこなすための問題集」として使っている生徒が多いと感じています。
選択肢を選んで答え合わせをして終わり——これでは力はつきません。
正しい使い方は次の通りです。
1. 問題を解く前に、その単元のルールを自分の言葉で言えるか確認する
2. 問題を解いたら、正解不正解に関わらず解説を読む
3. 「なぜその答えになるか」を声に出して説明できるまで理解する
「説明できない知識は、入試本番では使えない」という基準で取り組んでください。

文法を長文読解につなげるアウトプットのやり方
英文法は、長文を読むときに「この構造はこの文法だ」とすぐに気づける状態まで仕上げることが目標です。
文法の知識が長文読解につながっていない受験生は多くいます。
文法問題を解くだけでは不十分で、実際の英文の中で文法を認識する練習が必要です。
具体的な方法は次の通りです。
- 英文解釈の参考書の例文に、習った文法のラベルを書き込む(「これは仮定法」「これは関係代名詞」など)
- 長文を読むときに、知っている文法パターンを意識しながら読む
- 解いた長文の中から構造が複雑な文を1日1文ピックアップして、文の構造を分析する
文法は「問題を解くためのルール」ではなく「英文を正確に読むための道具」です。
長文の中で使えるようになることを目標にしてください。
英語長文スキル別対策|読める解けるを実現する

長文は英語の集大成です。読める力と解ける力を別々に鍛えることで、得点が安定します。
- 段落ごとの要点をつかみ論理的に読む
- 基礎が固まってから長文演習へ移行する
- 精読した英文を音読して速読力を鍛える
英語長文の読み方と論理的に理解するコツ
英語長文は「段落ごとの要点をつかみながら読む」ことが、論理的に理解するコツです。
長文を頭から全部丁寧に読もうとすると、時間が足りなくなります。
英語の文章は「最初と最後の段落に筆者の主張が集中する」という構造が多いため、段落の最初の1文を意識して読む習慣をつけましょう。
具体的な読み方の手順は次の通りです。
1. タイトルと第1段落でテーマと主張をつかむ
2. 各段落の最初の1文でその段落の要点を把握する
3. 設問に関係する箇所を丁寧に読み直す
全部を丁寧に読もうとするのではなく、「全体の流れをつかみながら、必要な箇所を深く読む」メリハリが大切です。

英熟語・英文解釈をやるタイミングと優先順位
英熟語は単語と並行して進め、英文解釈は文法の基礎が固まってから始めるのが正しいタイミングです。
英熟語は単語帳と別に1冊用意する必要はありません。
ターゲット1900やシステム英単語には重要熟語も含まれているので、それを活用してください。
英文解釈を始めるタイミングの目安は次の通りです。
- 単語帳の7割以上の単語をパッと見て即答できる
- 基礎文法(品詞・時制・接続詞など)を自分の言葉で説明できる
この2つが揃った段階で英文解釈に進んでください。
この2つが不十分なまま英文解釈に入ると、例文の意味がとれずに途中で止まります。

リスニング対策はいつから?音読の効果的なやり方
リスニング対策は、英文解釈が一通り終わった段階(偏差値50前後)から本格的に始めるのが適切です。
音読は最初の段階から取り入れてください。
単語帳の例文や文法の例文を声に出して読むだけで、リスニングの土台になります。
音読の手順は以下の通りです。
1. まず英文の意味を理解した状態にする
2. 音声を聞いて、発音リズムを確認する
3. 音声に合わせて声に出して読む(オーバーラッピング)
4. 意味を意識しながら10回以上繰り返す
音読は1つの英文を10回以上繰り返すことで、英語のリズムと構造が身についていきます。
リスニングの問題形式の練習は、この土台ができてから始めると効果が上がります。
志望校別の英語対策|合格に直結する戦略

志望校によって必要な力は違います。自分の志望校に合わせた対策を知ることで、無駄なく準備が進みます。▶各大学が公表する入学者選抜要項(文部科学省資料)
- 早慶は高い語彙力と論理的記述力を磨く
- MARCH以下は標準レベルの基礎を固める
- 共通テストは時間配分と資料読解を訓練する
早稲田・慶應レベルの英語対策と必要な力
早慶レベルの英語では、高い語彙力と英文を論理的に理解して記述する力が必要です。
近年の早慶入試では、語彙の難易度が上がっています。
英検準1級レベル(約7,500〜9,000語)の学習では対応しきれない問題が増えており、複数の予備校の分析でも、難関私大では英検1級レベルに近い語彙力が求められると指摘されています。
ただし、必要語彙数は学部や年度によって異なるため、志望学部の過去問を直接確認することが重要です。
対策のポイントは次の3つです。
1. 語彙:『鉄壁』など語源から覚えられる単語帳で高い語彙力を目指す
2. 長文:1,000語以上の英文を時間内に正確に読み切る練習を積む
3. 英作文・和訳:自分の言葉で論理的に書く練習を週に複数回行う
英検の外部試験利用を検討している場合は、志望学部が求めるスコアを志望校の入試要項で事前に確認してください。

MARCH・日東駒専・大東亜帝国の最短合格ルート
MARCH・日東駒専・大東亜帝国レベルは、英語の基礎を確実に固めた上で、標準〜やや難しい長文に対応できれば合格ラインに届きます。
各レベルで必要なことは次の通りです。
| 志望校レベル | やるべきこと |
| 大東亜帝国 | 中学〜高校基礎レベルの単語・文法を完成させる。基礎的な長文を速く読む練習を積む。 |
| 日東駒専 | 標準レベルの単語(ターゲット1900の前半〜中盤)と文法を固める。標準的な長文問題集を1冊仕上げる。 |
| MARCH | ターゲット1900を全体的に定着させ、英文解釈まで丁寧に完成させる。やや難しめの長文演習(英語長文ポラリス2〜3)に取り組む。 |
どのレベルでも「基礎の徹底」が合否を分けます。
難しい問題集に手を出す前に、基礎レベルの問題を9割以上正解できる状態を作ってください。

共通テスト英語で8割を超えるための対策
共通テストで8割を超えるためには、速く読む力と、複数の文章を読み比べる力が必要です。
共通テストは読む量が非常に多く、「スピード」が最大の課題です。速読力を上げるためには、次の3点を実践してください。
1. 音読の反復:精読した長文を何度も音読し、読むスピードを上げる
2. 複数資料の読み比べ練習:2〜3つの短い英文を読んで、共通点・相違点をまとめる練習をする
3. 時間を計って解く習慣:本番の80分を意識して、時間内に解く練習を積む
推敲型問題(文章の構成を修正する問題)は、「序論・本論・結論」の文章構造を意識して英文を読む習慣があると解きやすくなります。
実践!大学受験英語のスケジュールと毎日やること

計画なしの勉強は、方向を決めずに走るようなものです。
学年別・日別の具体的な計画を立てることで、勉強の質が大きく変わります。
- 学年ごとの優先順位を守って計画を立てる
- 1日1時間は必ず英語をやる習慣を作る
- 暗記は寝る前、思考は午前中に配分する
高1・高2・高3の学年別おすすめ勉強スケジュール
学年によって優先すべき内容は異なります。以下の表を目安にスケジュールを組んでください。
| 学年時期 | 優先事項 | 具体的な内容 |
| 高1 | 基礎固め | 中学英語の復習 + 高校基礎単語 + 学校の文法授業を理解優先で進める |
| 高2 | 土台の構築 | 単語帳(ターゲット1900など) + 英文法(ポラリス1・Vintage) + 2年冬〜3年4月に英文解釈を開始 |
| 高3(4〜7月) | 解釈・長文の本格化 | 英文解釈の完成 + 長文演習のスタート |
| 高3(8〜10月) | 演習の強化 | 長文演習の本格化 + 共通テスト対策を並行 |
| 高3(11月〜) | 仕上げ | 志望校の過去問演習を中心に仕上げ |
高3から始める場合は、基礎の抜けを最初の1〜2か月で集中的に埋めることが最優先です。

英語は毎日何をやるべきか?具体的な勉強内容
英語は毎日継続することが大切です。1日の最低ラインは「単語30分+文法または長文30分」の計60分です。
毎日の勉強に取り入れてほしい内容と目的は次の通りです。
- 単語(毎日必須):語彙力を増やし、読める単語の数を増やす
- 文法(単語習得中は並行して):英文を正確に読むルールを身につける
- 英文解釈(文法完成後):1文の構造を素早く把握できるようにする
- 長文(解釈完成後):文章全体を読んで得点する力をつける
「英語を毎日やる」という習慣が最も大切です。
週に1回まとめて5時間勉強するより、毎日1時間継続するほうが記憶の定着率は高くなります。

1日の勉強時間と効率を最大化する学習習慣
1日の英語学習時間は、高1・高2で1〜2時間、高3で2〜3時間を目安にしてください。
時間より大切なのは「集中できているかどうか」です。
スマートフォンを手の届かない場所に置き、25分勉強5分休憩のサイクルで進めると、集中力を維持しやすくなります。
勉強する時間帯も意識してください。
- 単語の暗記:寝る前に行うと、睡眠中に記憶が整理されやすくなります
- 長文読解など思考力を使う作業:午前中や集中力の高い時間帯に行うと効率的です
毎日の勉強時間と内容を記録するノートをつけると、振り返りやすくなります。

成績が伸び悩んだときの改善ポイント
成績が伸び悩む原因のほとんどは、「基礎の抜け」か「復習不足」のどちらかです。
次の質問でセルフチェックをしてください。
- 単語帳の基本語を見た瞬間に意味が出るか?
- 文法のルール(時制・関係詞・仮定法)を自分の言葉で説明できるか?
- 長文で詰まるときの原因がわかっているか?(単語・構文・論理・速度のどれか)
「NO」が1つでもあれば、そこに戻って復習してください。
これまで多くの受験生を見てきた中で、伸び悩む時期に新しい参考書に手を出してしまうケースが非常に多いと感じています。
新しい参考書を増やす前に、今使っている1冊を完璧にすることが先決です。
注意!やってはいけない英語の勉強法【失敗パターン】

やり方を間違えると、時間をかけても成績が上がりません。
よくある失敗パターンを知っておくことで、無駄な遠回りを避けられます。
- 単語や長文だけに偏った学習を避ける
- 英文解釈を飛ばして感覚で読まない
- 参考書を増やさず1冊の完成度を高める
単語だけやる勉強法の落とし穴
単語だけを続けても、長文は読めるようにはなりません。
単語の暗記は英語学習の出発点ですが、それだけでは文の構造がわからないため、文章を読む力にはつながりません。
実際によくあるのが「単語帳を3周したのに長文が読めない」という状態です。
単語と並行して文法・英文解釈を進めてください。
単語だけに集中する期間は最初の1〜2か月までにとどめ、その後は文法と並行して進めてください。

長文ばかりやるNGパターン
基礎ができていない段階で長文ばかりやっても、読解力はつきません。
「長文をたくさん解けば英語が伸びる」という考え方は危険です。
単語・文法・英文解釈の土台がない状態で長文を解いても、正確な理解には至りません。
長文は「基礎を完成させた後に演習する場所」です。
偏差値50以下の段階では、長文よりも単語・文法・解釈に時間を使うことを優先してください。

英文解釈を飛ばすと伸びない理由
英文解釈を飛ばすと、長文を読んでも「なんとなく」しか理解できない状態が続きます。
英文解釈は、1文の構造(主語・動詞・目的語など)を正確に把握する練習です。
これをやっていないと、長くて複雑な文になったときに意味がとれなくなります。
難関大の英語ほど、1文1文が長く複雑です。
英文解釈を飛ばして長文演習に進んだ受験生が、難関大の過去問で行き詰まるのはこのためです。
英文解釈は「地味だけど絶対に必要なステップ」です。
飛ばさずに取り組んでください。

参考書を増やしすぎる「参考書コレクター」
参考書を増やせば増やすほど、1冊あたりの完成度が下がります。
「この参考書も良さそう」と思って次々と買いたくなる気持ちはわかります。
参考書は何冊やったかではなく、1冊をどれだけ完成させたかが重要です。
英語は「単語1冊・文法1〜2冊・解釈1冊・長文1〜2冊」で十分です。
今使っている参考書が9割以上仕上がっていない段階で次の参考書に手を出すのは失敗パターンの典型です。
今持っている参考書を完璧にすることに集中してください。
大学受験英語の勉強法よくある質問(Q&A)|知恵袋の疑問を完全解決

受験生からよく寄せられる疑問に、シンプルに答えます。不安を解消してから勉強を始めましょう。
Q.英語は何からやればいいですか?
まず英単語から始めてください。
単語が読めなければ、文法も長文も理解できません。
ターゲット1900またはシステム英単語を1冊用意して、今日から1日50〜100語のペースでスタートしてください。
単語と並行して、文法の基礎参考書(大岩の英文法など)も進めると効率的です。

Q.英単語だけで長文は読めるようになりますか?
なりません。単語だけでは長文は読めません。
単語の意味がわかっても、文の構造(主語・動詞・修飾関係)が読み取れなければ文全体の意味はとれません。
単語を進めながら、文法と英文解釈もセットで進めることが必要です。

Q.英単語と英文法はどちらを先にやるべきですか?
単語を先に始め、ある程度進んだら文法を並行して進めてください。
最初の1〜2週間は単語だけに集中し、50〜100語が即答できるようになったら文法の参考書を開始するとスムーズです。
どちらか一方だけに絞る必要はありません。

Q.英語は毎日どれくらい勉強すればいいですか?
高3は毎日2時間、高1・高2は1時間を目安にしてください。
時間よりも「毎日続けること」が大切です。
まずは毎日30分の単語練習からスタートして、習慣をつくることを最初の目標にしてください。
まとめ:【大学受験】英語の勉強法 完全ガイド|レベル別・順番・参考書まで全解説

英語は「何をやるか」よりも「どの順番でやるか」が成績を左右します。
順番を守り、自分のレベルに合った教材で進めることが、最短で力をつける方法です。
今日からやるべきことチェックリスト
まず今日から始めてほしいことを確認してください。
- [ ] 直近の模試の偏差値を確認し、自分のレベルを把握する
- [ ] 手元に単語帳がなければ、ターゲット1900またはシステム英単語を今日中に用意する
- [ ] 今日から1日50語の単語練習をスタートする
- [ ] 文法参考書(大岩の英文法または英文法ポラリス1)を1冊決める
- [ ] 英文解釈の参考書(肘井の読解のための英文法など)を次のステップとして把握しておく
志望校合格までの最短ルートの確認
全体の流れを最後に確認してください。
1. 単語(ターゲット1900 / システム英単語)を繰り返して固める
2. 文法(大岩→ポラリス1)で理解を深める
3. 英文解釈(肘井の読解のための英文法)でSVOCを把握する
4. 長文読解(The Rules / 英語長文ポラリス)で演習を積む
5. 志望校の過去問を5年分以上解いて仕上げる
この順番を守ることが、合格への最短ルートです。
途中で迷ったら、この流れに戻って「今どのステップにいるか」を確認してください。
次に読むべき記事と具体的な行動ステップ
この記事を読んで「何からやるか」は明確になりましたか?次の行動に移ってください。
1. 今日中に:単語帳を1冊決めて、今日から50語スタートする
2. 今週中に:文法参考書を1冊決めて、第1章を読む
3. 今月中に:単語100語を即答できる状態にして、文法を3単元進める
英語は毎日の積み重ねで、着実に力がついていきます。
正しい順番と正しいやり方で進めれば、今の偏差値に関係なく伸ばしていくことができます。今日この瞬間から、一歩を踏み出してください。
この記事は、予備校オンラインドットコム編集部が、27年以上の学習塾予備校の現場経験と、800以上の教室調査をもとに作成しています。最新の入試動向をもとに、中立的な立場からお届けしています。
執筆者のプロフィール
【予備校オンラインドットコム編集部:執筆者プロフィール】

予備校オンラインドットコム編集部は、教育業界に長年携わってきた実務経験者を中心とした専門チームです。これまで27年以上にわたり学習塾予備校の現場に関わり、800以上の教室を調査分析してきました。
編集部には、オンライン学習塾の運営経験者、受験メンタルトレーナー、進路アドバイザー、ファイナンシャルプランナーなどが在籍しています。実際の受験指導経験や保護者からの相談対応、各塾の公式資料や最新情報の確認など、一次情報をもとにした中立的な情報発信を行っています。
高校生・大学受験生・保護者の方が、塾選びや勉強方法で後悔しない判断ができるよう、専門的な知見をわかりやすく整理してお届けしています。
予備校オンラインドットコム:公式サイト、公式Instagram
中学受験や高校受験に向けた塾選び、日々の家庭学習でお悩みの方には、姉妹サイトの「塾オンラインドットコム」がおすすめです。小中学生向けの効率的な勉強法や、後悔しない塾の選び方など、保護者さまが今知りたい情報を専門家が分かりやすく解説しています。ぜひ、あわせて参考にしてください。
