大学受験が不安でたまらない人へ|「受かるか不安」な時に読んでほしい

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「このままで、本当に大学に受かるのだろうか」「不安でたまらないのに、誰にも弱音を吐けない」
大学受験を前に、「受かるか不安」という気持ちが頭から離れなくなるのは、ごく自然なことです。
それは、これまで真剣に向き合い、努力を重ねてきたからこそ生まれる感情でもあります。
ただ、不安が強くなりすぎると、何をどう考えればいいのか分からなくなり、「このままで大丈夫なのか」という思いだけが膨らんでしまうこともあります。
このページは、今感じている不安を無理に消したり、すぐに前向きになろうとしたりする場所ではありません。
まずは、「なぜ、ここまで不安になっているのか」「その不安は、どこから来ているのか」を一度整理し、落ち着いて受験と向き合うための視点を整えるための記事です。
受験生本人はもちろん、支える保護者の方にとっても、「どう関わればいいのか分からない」と感じたときの判断材料として使っていただけるよう、大学受験特有の不安が生まれる背景と、考え方の整理軸をまとめています。
不安はあなたが「本気」で挑んでいる証拠
動けないのは脳が心を守ろうとする防衛反応
「今日をやり過ごすこと」を最優先にする
合格の成否であなたの人間的価値は変わらない
Contents
「受かるか不安」でたまらなくなり、ここに来たあなたへ

今、このページを読んでいるあなたは、おそらく「もう自分ではどうしようもないほどの不安」のなかにいるはずです。
模試の結果、周りの進捗、親の期待。それらがすべて重石のようにのしかかり、逃げ場を失っているのではないでしょうか。
現場で多くの受験生を見てきましたが、この「受かるか不安」という波は、実はあなたが本気で自分自身の未来と戦っているからこそ押し寄せるものです。
ここでは、無理に前を向く必要はありません。
まずは今のあなたの重たい気持ちを、そのままここに置いていってください。
大学受験が不安でたまらない、その気持ちは自然なもの

多くの受験生が「不安を感じる自分は弱い」と思い込んでいますが、それは違います。
受験という未知の、しかも結果が約束されていないものに挑むとき、心が揺れ動くのは人間として極めて正常な反応です。
- 誰にも見えないところで、ライバルも同じ恐怖と戦っている。
- 模試の判定はただのデータであり、あなたの価値ではない。
- 親への申し訳なさは、あなたの優しさと感謝の裏返し。
「受かる気がしない」と感じるのは、あなただけではない
毎年、何万人という受験生が「自分だけが受かる気がしない」という孤独な暗闇に落ち込みます。
成績が順調に見えるライバルも、実は夜中に同じようにスマホで「大学受験 不安」と検索し、震えていることが少なくありません。
あなたが見ている「自信満々な誰か」も、実は見えないところで必死に恐怖と戦っています。
一人で抱え込んでいるその感覚は、実は受験生全員が共有している痛みなのです。

模試の結果や判定を見て、足が震えてしまうとき
紙に印刷された「E判定」という文字や、偏差値の数字。
それが自分の人間としての価値を否定しているように感じてしまうことがあります。
模試の結果はあくまで「その日の、その問題に対するデータ」でしかありません。
現場でよく見かけるのは、判定に打ちのめされて脳がフリーズしてしまう状態です。
足が震えるほどのショックを受けるのは、それだけあなたがこれまで積み重ねてきた時間を大切に思っている証拠なのです。

親にお金をかけてもらっている申し訳なさと、全落ちへの恐怖
「塾代も受験料も出してもらっているのに、全落ちしたらどうしよう」という申し訳なさが、不安をさらに増幅させることがあります。
多くの受験生が、次のような気持ちを同時に抱えています。
- 塾代や受験料を出してもらっている申し訳なさ
- 期待に応えられなかったらどうしようという恐怖
- 全落ちした後の家の空気を想像してしまう不安
その優しさゆえのプレッシャーは、自分自身を追い詰める大きな原因になります。
あなたが感じているその罪悪感は、裏を返せば周囲への感謝があるからこそ生まれるものです。
全落ちという恐怖を、一人で背負いすぎて心がつぶれてしまわないよう、少しだけその荷物を降ろす必要があります。
なぜ「受験が怖い」「逃げたい」という感情が止まらないのか

「逃げたい」と思う自分を、どうか責めないでください。
私たちの脳には、強いストレスを感じたときに自分を守ろうとする仕組みが備わっています。
| 起きていること | 実際に意味していること |
| 不安で頭が真っ白になる | 脳が危険から守ろうとしている |
| 逃げたい気持ちが出る | 心が限界を知らせている |
| 何もできなくなる | 能力不足ではなく防衛反応 |
不安が強いのは、合格に本気で向き合っている証拠
もし、あなたが受験を「どうでもいい」と思っていたら、これほどまで苦しくなることはありません。
不安の大きさは、そのままあなたの「合格したい」という熱量の大きさに比例します。
これまで多くの相談を受けてきたなかで感じるのは、不安で泣いている生徒ほど、実は心の一番深いところで合格を諦めていないということです。
今の苦しさは、あなたが自分の人生を本気で更新しようとしている「成長痛」のようなものかもしれません。

脳が危険信号を出しているだけで、能力の問題ではない
不安で頭が真っ白になるのは、あなたの能力が低いからではありません。
強いストレスによって脳の扁桃体という部分が過剰に反応し、一時的な「エラー」を起こしているだけです。
いわば、火災報知器が敏感になりすぎて、熱い情熱に反応してベルを鳴らしているような状態です。
限界を感じて動けなくなるのは、脳が「一度休んで」とあなたを守ろうとしている防衛本能であり、知性や才能の欠如とは全く関係がないのです。

期待と現実のギャップが、孤独感を生みやすい
SNSを開けば「1ヶ月で偏差値20アップ」といった理想的な話が溢れ、それと自分を比較してしまうことで孤独感は深まります。
例えば、次のような情報に触れるほど、不安は強くなりがちです。
短期間で偏差値が大きく上がったという体験談
「余裕です」と言っている同級生の言葉
成功例だけが並ぶSNSや動画
現場で見守っていると、多くの受験生がこの情報の毒に当てられて疲弊しています。
現実のあなたは、情報のなかにある虚像と戦う必要はありません。
今の自分を見つめるだけで、十分なのです。
今この瞬間の「受かるか不安」を少しだけ軽くする考え方

不安をゼロにすることは難しくても、その「重さ」を少しだけ調整することは可能です。
遠い未来の合否ではなく、もっと手元にある小さな時間軸に意識を戻してみましょう。
- 自信満々で合格する人は少なく、今日をやり過ごせれば満点。
- 全落ちの恐怖は、脳がリスク回避のために見せている映画。
- 過去や他人の進捗にシャッターを下ろし、今だけに集中する。
自信は「持つ」ものではなく、今日をやり過ごせれば十分
「自信を持たなきゃ」と思う必要はありません。
受験本番まで一度も自信が持てないまま合格していく受験生もたくさんいます。
大事なのは、無理にポジティブになることではなく、今日の数時間をなんとかやり過ごすことです。
机に向かうのが辛ければ、温かい飲み物を飲むだけでもいい。
今日を生き抜いたという事実だけで、受験生としては満点です。自分を強く見せる必要はないのです。

「もし全落ちしたら?」という最悪の想像が止まらない理由
脳は生き残るために、常に「最悪の事態」を想定する癖があります。
全落ちした後の人生を想像して怖くなるのは、脳がリスクを回避しようとシミュレーションを繰り返しているからです。
その想像は単なる「脳内の映画」であり、現実ではありません。
恐怖が止まらないときは、「今、脳が映画を流しているな」と少し客観的に眺めてみてください。
想像のなかの最悪な未来に、今のあなたの体まで乗っ取られる必要はないのです。

他人の進捗や過去の結果に、今のあなたが縛られなくていい理由
今のあなたが変えられないものは、たくさんあります。
- 過去の模試の結果
- 他人の勉強時間や成績
- すでに終わった出来事
これらはすべてコントロール不能なものです。
現場でよく伝えるのは、「意識のシャッターを下ろす」ことです。
他人の声や過去の失敗からシャッターを下ろし、今、目の前にある空気の温度や自分の呼吸にだけ集中してみてください。
それだけで、張り詰めた心が少しずつ緩んでいきます。
何もできない夜に、思い出してほしいこと

不安が強くなりすぎると、夜に何も手につかなくなったり、考えが同じところをぐるぐる回ってしまうことがあります。
今、「気持ちが限界に近い」「何もできないほどつらい」と感じているなら、無理に読み進めなくて大丈夫です。
▶ すでに心が限界に近い状態の方は、「受験でメンタルがボロボロなときに読む記事」で、今の気持ちをそのまま受け止めています。
- 勉強ができないのは怠慢ではなく、心が休息を求めているサイン。
- 感情を紙に書き出すことで、脳のパンパンなメモリを解放する。
- 「5分だけ」の極小ステップが、脳を動かす唯一のスイッチ。
不安で手が止まるのは、心が限界に近づいているサイン
「気持ちをどう整理すればいいか分からない」と感じているなら、次のような方法が助けになることもあります。

感情を紙に書き出すことで、頭の中を一度空にする
頭の中が不安でいっぱいになっているときは、それをそのまま紙に書き出すだけでも、少し気持ちが落ち着くことがあります。
言葉として外に出すことで、考えが整理され、頭の重さが和らぐ場合があります。
うまく書こうとしなくて大丈夫です。
思いついた言葉を、そのまま並べるだけで構いません。

「一番簡単なこと」だけに意識を向ける
もし何か一つだけできそうだと感じたら、「5分だけ参考書を開く」など、一番負担の小さいことを選んでみてください。
それでも難しければ、今日は何もしないという選択も間違いではありません。
一歩も動けない夜があってもいい。
その自分を否定せず、静かに休むことも、立派な選択肢です。
受験のプレッシャーで泣いてしまう、心が限界に近いあなたへ

涙が止まらないときは、我慢せずに思い切り泣いてください。涙を流すことは、ストレスを体の外へ逃がすための大切なデトックス機能です。
- 涙は弱さではなく、ストレスを排出する心のデトックス。
- 「逃げたい」と思う自分を否定せず、親友のように優しく接する。
- 信頼できる誰かに不安を分かち合うことで、重荷は半分になる。
涙が出るほど追い詰められるまで、頑張ってきた証拠
あなたは今日まで、本当によく頑張ってきました。
泣けてくるのは、それだけあなたが自分を追い込み、真剣に受験と向き合ってきたからです。
現場で泣いている生徒を見るたび、私はその情熱の深さに敬意を感じます。
弱さゆえの涙ではなく、全力で走り続けた心からのサインです。
泣いた後は、少しだけ心が軽くなっているはずです。
その感覚を大切にしてください。

▶感情が爆発して、自分でもどうしようもないパニックに近い状態の方は、まず心を立て直すことだけを考えましょう。
「逃げたい」と思う自分を責めなくていい
「受験から逃げたい」と考えるのは、あなたがそれだけ大きな壁に挑んでいる証です。
生存本能として、苦しい場所から離れたいと思うのは当然の反応であり、甘えではありません。
逃げたい気持ちを否定せず、「今はそう思うくらい辛いんだね」と、親友にかけるような言葉を自分自身にかけてあげてください。
感情を否定しないことで、不思議と少しずつ心が落ち着きを取り戻していきます。

一人で抱えきれない不安は、誰かと分けてもいい
受験は一人で戦うものだと思われがちですが、不安まで一人で抱え込む必要はありません。
話す相手は、次のような人で十分です。
- 学校や塾の先生
- 同じ受験をしている友人
- 家族の中で一番話しやすい人
助けを求めることは、決して恥ずかしいことではありません。
言葉にして誰かに手渡すことで、その不安は半分になります。
私たちは、あなたがその荷物を分け合ってくれるのを、ずっと待っています。

もし、親の存在がプレッシャーになっているなら

親との関係は、受験生のメンタルに最も大きな影響を与えます。
家庭が安らげる場所になっていないのなら、少しだけ視点を変えてみましょう。
- 親の言葉が刺さるのは、あなたが誠実に応えようとしているから。
- 親の期待に応えることよりも、自分自身の心を大切にする。
- 合否に関わらず、あなたの存在価値は1ミリも損なわれない。
親の期待と、あなたの本音がすれ違うとき
親がかける「頑張って」「あなたなら大丈夫」という言葉が、時にプレッシャーという刃物になってあなたに刺さることがあります。
親もまた、一人の人間としてあなたの将来を不安に思っているだけなのですが、その表現がうまく伝わらないことが多いのです。
期待に応えられない自分を責める必要はありません。
あなたは親の夢を叶えるための道具ではなく、あなた自身の人生を生きる一人の人間なのですから。

▶親御さんもまた、あなたを想うあまりに不安を抱えている場合があります。もし余裕があれば、この記事を親御さんのスマホに送ってみてください。
完璧な受験生でいなくても、あなたの価値は変わらない
たとえ試験の結果がどうであれ、あなたの人間としての価値は1ミリも損なわれません。
世の中には「合格すれば勝ち、不合格なら負け」という空気がありますが、それはあまりにも狭い考え方です。
現場で27年見てきて確信しているのは、受験の結果よりも、この苦しい時期に自分の心とどう向き合ったかの方が、その後の人生で大きな力になるということです。
ありのままの自分を、どうか大切にしてください。
【Q&A】大学受験の不安について、よくある悩み

現場で受験生からよく寄せられる、切実な問いに答えます。
正論ではなく、今のあなたの心に寄り添う言葉として受け取ってください。
Q.受験が怖くて「助けてほしい」と思うのは甘えですか
いいえ、全く甘えではありません。
それはあなたの心が発している緊急事態のアラームです。
むしろ、そのサインを無視して無理を続けることの方が、心にとってはリスクが大きいです。
助けてと言えることは、自分の限界を正しく理解できている「強さ」の証でもあります。
早めに誰かに頼ることで、最悪の事態を防ぐことができるのです。

Q.全落ちしたら人生が終わる気がしてしまいます
全落ちという言葉は非常に重く響きますが、それで人生が終わることは絶対にありません。
今のあなたには信じられないかもしれませんが、別の道から思わぬ幸せに辿り着いた人を、私は27年の経験の中で数え切れないほど見てきました。
脳が「生存の危機」だと錯覚しているだけで、現実はリカバリーの道が無数に存在しています。
世界は、あなたが思っているよりもずっと広く、優しい場所です。

Q.不安で泣いてしまい、勉強に手がつきません
泣きながら無理に勉強しなくても大丈夫です。
今は勉強よりも「心を落ち着かせること」があなたの最優先の課題です。
自分を抱きしめるように肩に手を置くスージングタッチなどをして、まずは呼吸を整えてください。
落ち着いた後に、気が向けば5分だけ何かをする。
できなければ、そのまま眠る。
自分を労わることを、何よりも優先してください。

Q.受験から逃げたら、あとで後悔するのでしょうか
「後悔するかどうか」は、逃げたかどうかではなく、その後の自分がどう生きたかで決まります。
もし、今この瞬間に心が壊れそうなら、自分を守るための選択をすることは決して間違いではありません。
後悔を恐れて自分を壊しては元も子もありません。
今の自分にとっての最善を自分で選ぶこと。
その勇気こそが、将来の自分を納得させる唯一の鍵となります。
▶受験当日までの過ごし方や、直前期の不安との付き合い方については、以下の記事にまとめています。
まとめ:大学受験が不安でたまらない人へ|「受かるか不安」な時に読んでほしい

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
少しだけ、肩の力が抜けましたか。
受験の不安は、無理に消そうとしなくていいのです。
不安を抱えたまま、震える足で一歩ずつ進んでいく。
それが、大学受験という壁に挑むすべての人のリアルな姿です。
完璧に前向きな人なんて、どこにもいません。
27年の現場経験から、最後にお伝えしたいことがあります。
この苦しい時間は、いつか必ず終わります。
そして、今あなたが感じているその痛みや、自分と向き合った経験は、合格した後のどの講義よりもあなたを強く、優しくしてくれるはずです。
今日はもう、スマホを置いて、ゆっくり休んでください。
不安なままでも、あなたは今日という日を立派に生き抜きました。
それだけで、十分すぎるほど価値があるのです。
執筆者のプロフィール
【執筆者プロフィール】
予備校オンラインドットコム編集部

予備校オンラインドットコム編集部は、教育業界や学習塾の専門家集団です。27年以上学習塾に携わった経験者、800以上の教室を調査したアナリスト、オンライン学習塾の運営経験者、ファイナンシャルプランナー、受験メンタルトレーナー、進路アドバイザーなど、多彩な専門家で構成されています。高校生・受験生・保護者の方々が抱える塾選びや勉強の悩みを解決するため、専門的な視点から役立つ情報を発信しています。
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