勉強の仕方がわからない高校生|迷わずできる3ステップと科目別の正しい順番

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「勉強しなきゃいけないのはわかっている。
でも、机に向かった瞬間に何をすればいいかわからない」。
そんな焦りを感じて、気づけばスマホを触り、自己嫌悪でまた知恵袋を検索していませんか?
「やる気はあるのに動けない」その状態が、一番つらいですよね。
これまで27年以上、多くの高校生の相談に乗ってきましたが、特に高校1年生から「中学までと違って何から手をつければいいか全くわからなくなった」という悩みを非常によく聞きます。
あなたが動けないのはやる気がないからではなく、単に「初動のルール」が決まっていないだけです。 まずは、今日この瞬間の迷いを止めることから始めましょう。
今日やることを「極小の動作」に絞り込む
「時間」ではなく「終わらせる量」で評価する
中学時代の成功体験を捨てて「型」を更新する
迷いを物理的に断つ環境と仕組みを作る
Contents
結論|勉強の仕方がわからない高校生が今日やること

現場で多くの生徒を見てきて確信しているのは、「何をやるか」を考えること自体が、脳のエネルギーを奪うということです。
まずは、何も考えずに以下の3つの動作だけを、機械的にこなしてみてください。
- ワーク2ページを「作業」として埋める
- 解き直しをして「×」を「◯」に変える
- 明日のタスクを「3つ」だけ予約する
① 学校ワークを2ページ解く
・ 教科書を見ながらでOK
・ 2ページだけと決める
・ 終わりが見える量にする

② 間違えた問題だけやり直す
・ すぐ丸付けをする
・ できない問題に「×」をつける
・ 白紙の状態で再挑戦する

③ 明日のやることを3つ決める
・ 5分以内で終わるタスクにする
・ 具体的に書く(例:単語10個など)
・ 書いたメモを机の上に置く
勉強の仕方がわからなくなる3つの原因

なぜ、高校に入ってから急に「やり方」がわからなくなるのでしょうか。
それは、あなたの能力が落ちたからではなく、環境の変化に対して方法をアップデートできていないことが原因です。
- 中学時代の「暗記頼み」が通用しなくなった
- 「時間」を目標にしてダラダラ過ごしている
- ネットの情報に振り回されて「迷子」になった
中学までのやり方が通用しなくなった
中学までは、テスト直前にワークを埋めるだけの「作業」でなんとかなったかもしれません。
高校は科目数が多く、内容も一気に難しくなります。
これまで通りの「暗記頼み」や「直前の詰め込み」では、情報の洪水に飲み込まれてしまうのです。
現場でも、この「中学時代の成功体験」が足かせになっているケースを非常によく目にします。

「何をするか」より「何時間やるか」で考えている
「今日は3時間頑張る!」と目標を立てていませんか?
実は、「時間」を目標にすると、脳は無意識に「いかに時間を潰すか」を考えてしまいます。
その結果、ダラダラとノートを写すだけになり、達成感はあるのに模試では点が取れないという現象が起きます。
大切なのは、「何ができるようになったか」という「量」の視点です。

知恵袋や勉強垢を見すぎて迷っている
SNSでキラキラした勉強垢や、知恵袋の極端なアドバイスを見すぎて、「完璧な勉強法」を探す旅に出ていませんか?
「自分に合う方法」を探している間は、一歩も前に進んでいないのと同じです。
情報はあくまでヒントです。
「まず1ページやる」という実体験に勝る勉強法は、この世に存在しません。
何を勉強すればいいかわからない高校生へ【正しい順番】

迷ったときは、「一番近くて、一番薄いもの」から手をつけるのが鉄則です。
背伸びをして難しい参考書を買う前に、まずは足元を固めましょう。
- 手元にある「学校教材」を最優先で使い倒す
- 詰まったら勇気を持って「中学内容」まで戻る
- 新しい参考書は「今の1冊」を完璧にしてから
まずは学校教材を最優先にする
高校1・2年生にとって、最強の参考書は「学校の教科書とワーク」です。
定期テストはここから出ますし、大学入試の基礎もすべてここに詰まっています。
新しい本を買うのは、学校のワークを3周して、どの問題も自力で解けるようになってからで全く遅くありません。

基礎が曖昧なら中学内容に戻る
もし、高校の教科書が宇宙語のように感じるなら、勇気を持って中学の復習に戻ってください。
例えば、英語なら「不定詞」、数学なら「因数分解」など、つまずいている根本の原因は大抵中学時代にあります。
プライドを捨てて、薄い中学総復習ワークを一冊仕上げる方が、急がば回れで成績アップへの一番の近道になります。

余裕が出てから参考書を1冊追加する
学校の内容が完璧になり、もっと演習量を増やしたいと感じたら、初めて参考書を一冊だけ買い足しましょう。
このとき、「本屋さんで自分で中身を見て、半分以上理解できそうなもの」を選ぶのがポイントです。
人のおすすめが、必ずしも今のあなたに合うとは限りません。 一冊を使い倒す覚悟で選びましょう。
▶文部科学省:高等学校学習指導要領の改訂について
テスト勉強の仕方がわからない高校生の対処法

定期テストは、勉強の「型」を作る絶好の練習台です。
赤点を回避し、平均点をもぎ取るための戦略をお伝えします。
- 試験範囲を見て「できる・できない」を仕分ける
- 赤点回避は「教科書の例題」暗記に特化する
- 眺める時間を減らし「問題を解く時間」を増やす
テスト2週間前からやるべきこと
「仕分け」を意識して、以下の手順で進めましょう。
1. 試験範囲を一覧化する(何が必要か可視化する)
2. ワークを一周する(教科書を見てもOK)
3. できない問題に「印」をつける
4. 印がついた問題だけを繰り返し解く

赤点を回避する最低ライン
時間がなくて焦っているなら、「教科書の例題」と「ワークのA問題」だけに絞って3回繰り返してください。
応用問題や発展問題は一旦無視して構いません。
「誰もが解ける基本問題」を確実に正解するだけで、赤点は余裕で回避できます。

効率のいいテスト勉強の進め方
「アウトプット8割、インプット2割」の比率を意識しましょう。
教科書を眺める(インプット)時間は最小限にし、すぐに問題を解く(アウトプット)作業に移ります。
脳は「思い出そうとする時」に最も知識が定着します。
「テスト形式で自分を試す」回数を増やすことが、最も効率の良い方法です。
科目別|効率のいい勉強法と正しい順番

全科目を均等にやる必要はありません。 科目ごとの特性に合わせて、攻略の順番を守りましょう。
- 英語:単語から始めて「音読」で脳に定着させる
- 数学:最初は「解答の写経」から始めて型を掴む
- 他科目:用語の整理から「一問一答」で基礎を固める
英語|単語→文法→音読の順番
1. 単語を「1秒」で意味が言える状態にする
2. 文法の「型」を覚える
3. 意味が分かる英文を「5回音読」する
音読によって脳に英語の語順が染み込み、長文を読むスピードが劇的に上がります。

数学|例題理解→自力演習→間違い分析
1. 例題の解答を「書き写す(写経)」ことから始めてもOK
2. 何も見ずに自力で「再現」できるか試す
3. 間違えた原因(計算ミスか、公式の誤用か)を分析する
数学は「解き方のパターン」を再現できるまで繰り返すことが重要です。

国語|語彙→本文読解→設問処理
現代文は、まず言葉の意味(語彙)を知らないと戦えません。
文章を読みながら、接続詞(しかし、つまり等)に印をつける癖をつけましょう。
古典は、単語と助動詞の活用という「ルール」さえ覚えれば、パズルのように解けるようになります。

理科・社会|用語整理→基本問題→記述対策
これらは暗記が中心ですが、丸暗記はすぐ忘れます。
まずは、全体の流れや用語の意味を「自分の言葉」で説明できるか確認してください。
一問一答で基礎を固めたら、早めに図録や資料集でビジュアルと一緒に覚え、最後に問題演習で知識の漏れをチェックします。
高校生の勉強スケジュール|一日何時間勉強すればいい?

「毎日3時間」という理想を追いかけて挫折するより、「これだけは死守する」という現実的なラインを決めましょう。
- 時間ではなく「ノルマの量」で1日を評価する
- 帰宅後すぐ「15分」の初動で流れを作る
- 疲れた日は「単語を5分見る」だけでも継続する
「時間」ではなく「終わらせる量」で決める
スケジュール帳には、時間ではなく「やるべき項目(TO DO)」を書き込みます。
「今日は21時から勉強する」ではなく、「今日は単語30個とワーク3ページを終わらせる」と決めるのです。
早く終わればその分だけ自由時間が増えるというルールにすると、集中力が一気に高まります。

平日と休日の現実的なモデル例
平日は、帰宅後すぐの「15分」を大切にしてください。
鞄を置く前に、英単語帳を1ページだけめくる。
この初動の早さが、その後の1時間を左右します。
休日は「午前中に1つ、午後に2つ、夜に1つ」と、大きなタスクを分散して予約する「タイムボックス」形式がおすすめです。

部活がある日の最低限メニュー
部活でボロボロの日は、机に向かうことすら苦痛なはずです。
そんな日は、「寝る前の5分で単語を10個見る」か「今日学校でやったプリントを見返す」だけで合格です。
「0分の日を作らない」という継続こそが、最も大きな成果を生みます。
レベル別アドバイス|今のあなたに必要なこと

今のあなたの立ち位置に合わせて、優先すべきこと・後回しにしていいことを整理しました。
| レベル | やるべきこと | やらなくていいこと |
| 赤点・平均点以下 | 基本例題・太字の暗記 | 応用問題・発展問題への挑戦 |
| 偏差値50前後 | 1週間後の「解き直し」徹底 | 新しい参考書の追加 |
| 受験を意識し始めた層 | 英語・数学の基礎(英単語・計算)徹底 | 志望校レベルの難問演習 |
勉強法診断|あなたはどのタイプ?

「自分はどこで止まっているのか」を知るだけで、勉強は一気に楽になります。
| タイプ | ありがちな行動 | 改善策 |
| インプット型 | 参考書を「読んで」満足する | すぐ問題演習(テスト)を行う |
| ノートまとめ型 | 色ペンを使い「清書」して満足する | まとめは最小限。演習を3回繰り返す |
| 演習不足型 | 1回解いて「正解」したら終わりにする | ×印がなくなるまで3回解き直す |
■ 今日のチェックリスト
- [ ] 間違えた問題(×)をやり直した
- [ ] 明日のやることを3つ書いた
【Q&A】よくある疑問|知恵袋で多い質問に答えます

現場やネット上でよく受ける質問に、本音で回答します。
Q. 一日何時間勉強すればいい?
A. まずは15分で十分です。
無理な長時間設定は挫折の元です。
まずは毎日机に向かう習慣を作り、「15分集中してこれを終わらせる」という成功体験を積み上げてください。

Q. 勉強垢の人は何をしているの?
A. 多くの人は「モチベーションの維持」に使っていますが、罠も多いです。
他人の綺麗なノートを見て焦る必要はありません。
自分のスマホをタイムラプスで録画して、勉強をサボれない環境を作るという使い方なら、非常に効果的です。

Q. 参考書は買った方がいい?
A. 学校のワークがボロボロになるまで解いた後なら、大賛成です。
逆に、ワークが真っ白な状態で新しい本を買うのは、ただの「逃げ」になってしまいます。
まずは手元の1冊を完璧にすること。
それができたら、次の一歩へ進みましょう。

Q. ノートまとめは必要?
A. 「暗記のための整理」ならOK、「見栄えのための清書」なら不要です。
暗記したいことを殴り書きするのは効果的ですが、教科書を書き写すだけの作業は時間の無駄です。
ノートは「自分の弱点だけが詰まったメモ帳」にするのが理想です。
それでも迷う場合の対処法

どうしても一歩が踏み出せないとき、それは環境を変えるサインかもしれません。
- 「もし〜したら〜する」という公式で反射的に動く
- 自力で無理なら「塾の強制力」を借りるのも手
- 「決断」の回数を減らして行動を自動化する
自主学習で何をするか決められないとき
そんな時は、「If-Thenプランニング(もし〜したら、〜する)」という心理学のテクニックを使いましょう。
「もし帰宅したら、即ワークを開く」と、自分の動きを事前に予約しておくのです。
決断の回数を減らすことが、行動への近道です。

塾に行くべきか判断する基準
「自分一人では、スマホを触ってしまう」「何をやるか誰かに決めてほしい」という状態が続いているなら、塾の「強制力」を借りるのも賢い選択です。
自力で習慣化できない自分を責めるより、他人の手を使って環境を整える方が、結果的にあなたの未来を守ることになります。
まとめ:勉強の仕方がわからない高校生|迷わずできる3ステップと科目別の正しい順番

「勉強しなきゃ」という重い気持ちは、一旦横に置いておきましょう。
やる気は、動いているうちに後からついてくるものです。
1. 机の上を片付け、ワーク1冊だけを置く。
2. タイマーを15分かけ、2ページだけ埋める。
3. 間違えた問題を確認して、今日は終わりにする。
まずは、これだけで十分です。
「昨日より少しだけ前に進んだ」という実感が、あなたを次のステージへ連れて行ってくれます。
さあ、今この瞬間にスマホを置いて、ワークを開いてみませんか?
執筆者のプロフィール
【執筆者プロフィール】
予備校オンラインドットコム編集部

予備校オンラインドットコム編集部は、教育業界や学習塾の専門家集団です。27年以上学習塾に携わった経験者、800以上の教室を調査したアナリスト、オンライン学習塾の運営経験者、ファイナンシャルプランナー、受験メンタルトレーナー、進路アドバイザーなど、多彩な専門家で構成されています。高校生・受験生・保護者の方々が抱える塾選びや勉強の悩みを解決するため、専門的な視点から役立つ情報を発信しています。
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